【CD購入録】TEN「STORMWARNING」(2011)

  • 2011/05/17(火) 00:00:00

【CD購入録】
STROMWARNING.jpg
TEN「STORMWARNING」(2011)

Gary Hughes(Vo)率いる英国産メロディック・ロックバンドTENが4年振りにリリースした9作目を買いました。実はこのバンドを熱心に聴いていたのはVinny Burns(G)が在籍していた6th「FAR BEYOND THE WORLD」(2002)までだったので、僕がTENの新譜を聴くのは約10年振りということになります。本作を聴いてみて印象に残ったのは、中音域をメインにGaryが歌う煮え切らないメロディとそこに絡む叙情ギターというバンドのアイデンティティがデビューして15年近く経つ今でもしっかり保たれているという点です。僕はここ最近の2作品は聴いてはいないものの余り良い評判を耳にしなかった2代目ギタリストChris Francisに代わって本作から加入したNeil Fraser(G)のプレイも好印象。今のお気に入りはギターメロディがツボの哀愁メロディックチューン⑨Destinyですね(僕はこの曲のメインメロディを聴いてテトリスのBGMを思い出しました)。それ以外にも派手さこそないものの、じんわり胸に沁みるGary節ともいえる美旋律がたっぷり楽しめる1枚だと思います。

それにしてもGaryはかなりルックスイメージが変わりましたね…。

TEN「TEN」(1996)

  • 2008/10/30(木) 17:50:35

TEN
【No.063】
★★★★(1996)
年間ベスト1996年第2位

英国人シンガーGary Hughes(Vo)Vinny Burns(G/ex-DARE)を中心とした、湿り気のあるメロディアス・ハードロックバンドのTENデビュー作。この時点ではバンドというよりもGaryのソロプロジェクトの色合いが濃く、上記2人とGreg Morgan(Ds/ex-DARE)を除いてはセッションミュージシャンがバックをかためています。

これまでGary Hughesというアーティストは知りませんでしたが、彼の生み出す楽曲はやや暗さと儚さをを感じさせる哀愁のメロディ満載で、FAIR WARNINGのような突き抜けた爽快感というよりは胸にジンワリ広がる美旋律が味わい深いですね。全10曲どれも好きですが勢いのあるアップテンポ⑤Stay With Me⑨Lamb To The Slaughter、ポップフィーリング溢れる⑦Eyes Of A Child、⑧Can’t Slow Downもあれば、メロディアスなサビが秀逸なミドル②After The Love Has Goneそして甘美なメロディに酔いしれるバラード⑥Close Your Eyes And Dreamや10分の大作⑩Soliloquy~The Loneliest Place In The Worldと楽曲のバリエーションも豊富で幅の広さを見せつけてくれます。特に⑨~⑩へと展開するアルバム終盤は素晴らしい流れです。

そして、本作をより魅力的にしているのがもう1人の主役Vinny Burnsのギターです。②でのメロディアスかつ印象的なリフワーク、⑥での甘く優しいギタートーン、⑩の後半で炸裂する強烈な泣きのギターソロなど、どの楽曲でも彼のギターが大活躍。Garyのロウトーンを主体としたマイルドな歌声と、情感溢れるVinnyのギターの相性は抜群です。この後、TENは正式なバンドとしてコンスタントにアルバムをリリースしてますが、僕が一番好きなのは本作ですね。

【音源紹介】
・After The Love Has Gone