【CD購入録】GALNERYUS「ULTIMATE SACRIFICE」(2017)

  • 2017/09/28(木) 00:00:00

【CD購入録】
ULTIMATE SACRIFICE
GALNERYUS「ULTIMATE SACRIFICE」(2017)

バンド初のコンセプトアルバムだった前作「UNDER THE FORCE OF COURAGE」(2015)の続編にあたるGALNERYUSの11作目を買いました。ストーリーは前作の主人公の息子を軸としたものとなっていて、今回もブックレットに物語の内容が書かれています。なんとなく僕が小学生〜中学生の頃にハマっていたシミュレーションゲーム「ファイアーエムブレム」を思い出しました。アルバムの場面設定を英語でナレーションする導入パート①Enter The New Gateで幕を開けるや②Heavenly Punishmentがいきなりのハイライトチューンで大きな盛り上がりを見せてくれます。それ以降も濃密なGALNERYUS流メロディックメタル曲が矢継ぎ早に繰り出され、ラスト2曲の⑧Burutal Spiral Of Emotions、⑨Ultimate Sacrificeはどちらも10分越えの大作ということもあって聴き終える頃にはお腹いっぱいです(笑)。そんな中、歌謡曲風で懐かしさを感じる⑥Wherever You Areは一息つかせる役割を担っていますね。楽曲単位では泣きまくりの⑨がお気に入りです。ブックレットを読む限り続編がありそうな気もしますね。デビュー作「FLAG OF THE PUNISHMENT」(2003)から3rd「BEYOND THE END OF DESPAIR…」(2006)までは3部作という位置づけだったので、前作から始まったシリーズがGALNERYUSのコンセプトアルバム3部作となる可能性があるのかもしれません。

【CD購入録】GYZE「NORTHERN HELL SONG」(2017)

  • 2017/03/31(金) 00:00:00

【CD購入録】
NORTHERN HELL SONG
GYZE「NORTHERN HELL SONG」(2017)

Ryoji(Vo、G、Key)率いる北海道出身のトリオ編成メロディック・デスメタルバンドGYZEの3作目を買いました。バンドは本作からワールドワイドな活動を始めていて3月末現在は目下ヨーロッパツアー中のようです。CHILDREN OF BODOMが2nd「HATEBREEDER」(1999)当時のサウンドのまま進化したたのような音楽性を持つGYZE最大の武器は泣きまくりギターメロディにあると思っているのですが、本作ではその傾向が更に強くなっていてギターがボーカル以上に目立っていますね。また今回はアルバムジャケットに神社の鳥居が描かれていたり、曲名にアイヌの言葉を用いていたりと北海道のバンドであることを前面に出しているのも印象的。お気に入りは今後バンドの表題曲になりそうなタイトルトラック⑪Northern Hell Songですね。過去2作品同様、今回も慟哭のメロデスが堪能できる力作となっています。

【CD購入録】KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「AT THE GATES OF A NEW WORLD」(2015)

  • 2017/03/26(日) 00:00:00

【CD購入録】
AT THE GATES OF A NEW WORLD
KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「AT THE GATES OF A NEW WORLD」(2015)

約12年振りのオリジナルアルバム「BLIND FAITH」(2014)で復活を果たしたKELLY SIMONZ'S BLIND FAITHの4作目を買いました。このブログでは自主制作盤「SIGN OF THE TIMES」(1998)を1stアルバムとみなし、「SILENT SCREAM」(1999)はKelly Simonzのソロ名義なのでBLIND FAITHの作品にはカウントしていません。Kellyは日本屈指のネオクラシカル系ギタリストにして様々な楽器とボーカルもこなすマルチプレイヤーなのですが、前作からはリズム隊を迎えたバンド形態となっていて今回もゲストボーカルのYama-B(ex-GALNERYUS)を含め基本的に同じラインナップで制作されています。この手のアーティストの定番とも言える序曲①The Journey To The Gatesから挨拶代わりの疾走チューン②At The Gates Of A New Worldに至る流れは燃えるし、その後をメロハータイプの③In The Name Of Loveが受け継ぐのもKellyらしいですね。それ以降もワイルドなハードロックや美麗バラード、そして彼の作品に欠かせないインストゥルメンタルなどバリエーションに富んだ楽曲群が楽しめます(⑧Nobody Is The SameDEEP PURPLEBurnにかなり似てますが/苦笑)。2017年4月5日には早くも新作「OVERTURE OF DESTRUCTION」をリリース予定だそうで、ここに来てKELLY SIMONZ'S BLIND FAITHの動きが活発になってきましたね。

【CD購入録】GACHARIC SPIN「確実変動-KAKUHEN-」(2016)

  • 2016/11/27(日) 00:00:00

【CD購入録】
確実変動 -KAKUHEN-
GACHARIC SPIN「確実変動-KAKUHEN-」(2016)

2016年に結成7周年を迎えた全力エンターテイメント・ガールズバンドGACHARIC SPINの通算4作目を買いました。メジャーデビュー盤でもあった前作「MUSIC BATTLER」(2015)リリース後も精力的に活動し、先行シングルにもなった③「シャキシャキして!!」がハウスウェルネスフーズの「メガシャキ」のCMタイアップ曲に選ばれるなど、確実にステップアップしている彼女達ですが本作は「歌モノ」をテーマにした1枚となっています。CMタイアップを通して、これまで以上に幅広い層のリスナーがGACHARIC SPINの音楽に触れるこのタイミングだからこそボーカルメロディを重視したというメンバーの言葉通り、キャッチーなメロディに溢れている反面、前作の「デジタルフィクション」、「常識デストロイヤー」、「赤裸ライアー」のようなガチャガチャしたサウンドは控えめですね。ガツンと来る決めの1曲こそないように思いますが④「ゴー!ライバー」、⑥「パラリヤハッピー」のような元気いっぱいのアゲアゲ(死語?)チューンは聴いていると理屈抜きで楽しくなってきます。またTOMO-ZO(G)がギターは勿論、ボーカルからセリフまで八面六臂の活躍を見せる⑦「恋愛スイッチ」、③とともにシングルになったハイテンションソング⑫「アルブスの少女」もお気に入りです。ちなみに後者の曲名の元ネタは勿論「アルプスの少女ハイジ」で「おしーえてー おじいさーん♪」という歌詞も登場します(笑)。また4秒の無音トラックが続いた後にシークレットトラックとして77曲目に「ニコリン星の通勤ラッシュ」というインストが収録されていて、フザけた曲名とは裏腹に楽器陣のテクニカルな演奏が楽しめるナンバーになっているのもGACHARIC SPINらしいですね。

【CD購入録】GACHARIC SPIN「MUSIC BATTLER」(2015)

  • 2016/11/23(水) 00:00:00

【CD購入録】
MUSIC BATTLER
GACHARIC SPIN「MUSIC BATTLER」(2015)

インディーズで2枚のフルアルバムを発表するなどして着々とステップアップしてきた実力派ガールズバンドGACHARIC SPINのメジャーデビューアルバムを買いました。メジャーデビューして最初にリリースしたインディーズ時代のベスト盤「ガチャっとBEST<2010 - 2014>」(2014)がオリコンで20位を記録した勢いそのままの1枚となっていますね。オレオレオナ(Key)が歌う歌謡曲テイストもある失恋ソング①「ノスタルジックブルー」はオープニングとしては大人しめですが②「デジタルフィクション」、③MUSIC BATTLER、④「常識デストロイヤー」のガチャピンらしい濃密ソングの畳み掛けはインパクト抜群。スキャットのパートが新鮮な⑥「ガンバンバダンサー」、過去2作でもあったTOMO-ZO(G)が歌うファンタジーシリーズの最終曲⑦「ファイナルなファンタジー」もいいアクセントになっていますが、本作のハイライトは⑧「夢喰いザメ -Album ver.-」ですね。勇ましくもキャッチー、それでいて哀愁も感じさせてくれるサビメロが堪りません。後半のしっとり系バラード⑩「またね」からGACHARIC SPINというバンドの魅力をギュッと凝縮したダンスロック⑪「赤裸ライアー」に繋がる対比もお見事。なお⑫Don’t Let Me Downはアニメ「ドラゴンボール改」のエンディング曲です。我が家の子供達もドラゴンボールが好きで毎週日曜朝に欠かさず見ているのですが、テレビで初めてこの曲を聴いた時に「GACHARIC SPINもここまできたか」と感慨深くなりましたね(アルバムの中でこの曲だけ外部ライターによるものですが)。

【CD購入録】GALNERYUS「UNDER THE FORCE OF COURAGE」(2015)

  • 2015/12/10(木) 00:00:00

【CD購入録】
UNDER THE FORCE OF COURAGE
GALNERYUS「UNDER THE FORCE OF COURAGE」(2015)

前作「VETELGYUS」(2014)リリース時から「次作はコンセプトアルバムになる」とメンバーが語っていたGALNERYUSの10作目を買いました。僕にとって生涯のアルバムはDREAM THEATER「METROPOLIS PT.2 : SCENES FROM A MEMORY」(1999)、次点がROYAL HUNT「PARADOX」(1997)なので GALNERYUS初のコンセプトアルバムと聞いて期待が高まっていましたが、その期待にしっかり応えてくれる1枚となっていそうですね。①Premonitionが序曲と語り、②The Time Before Dawnがインストなので本編開始までにヤキモキしてしまいますがリーダートラック③Raise My SwordがGALNERYUSらしい疾走曲で一気に引き込まれました。それ以降もバラードを基調としつつテクニカルなインストやグロウルパートもある⑤Rain Of Tears、14分に及ぶ圧巻の大作で大団円を迎える⑨The Force Of Courageなど濃密なガルネリワールドが全開となっています。ストーリーの概要が書かれているブックレットを片手にしばらく聴き込みたいと思います。

【CD購入録】CROSS VEIN「ROYAL ETERNITY」(2015)

  • 2015/07/13(月) 00:00:00

【CD購入録】
ROYAL ETERNITY
CROSS VEIN「ROYAL ETERNITY」(2015)

インディーズ時代にシングル4枚、フルアルバム1枚を発表していたシンフォニック・メタルバンドCROSS VEINのメジャーデビュー作を買いました。前作「BIRTH OF ROMANCE」(2012)は荒削りながらもクサメロがキラリと光る充実盤だったのですが「メタル貴族の舞踏会」という謎のコンセプト(笑)で制作された本作はクワイアが登場する場面がグッと増え、荘厳な印象が強くなっていますね。今回はアニソン的な要素がこれまで以上に強くなっていてシングルにもなった⑧Maid Of Lorraine(Album Mix Ver.)はまるでDRAGON GUARDIANのようです。現時点でのお気に入りは②Eternal Dream、③Precious Libertyやジャーマンメタル風の爽系メロディを持つ⑪Brightest Hopeのような疾走曲ですね。あとはエンディングを飾る⑫Last Melodyもツボでした。JULIA嬢(Vo)に注目が集まりがちなバンドですが⑦Suite Museumのようなジャジーなパートを盛り込んだインストもこなす演奏陣もこのバンドの強みでしょうね。今後の成長が楽しみです。

【CD購入録】GYZE「THE BLACK BRIDE」(2015)

  • 2015/02/26(木) 00:00:00

【CD購入録】
BLACK BRIDE
GYZE「THE BLACK BRIDE」(2015)

イタリアのCoroner Recordsと契約して2013年にリリースしたデビュー作「FASCINATING VIOLENCE」が好評を博し、翌年には国内盤も発売された北海道出身のメロデスバンドGYZEの2作目を買いました。前作では逆輸入デビューという形でしたが今回は日本先行発売となっている点にバンドの勢いを感じますね(今回もDISARMONIA MUNDIの中心人物Ettore Rigottiがバックアップしています)。プレイボタンを押して①BLACK BRIDEのイントロが流れてきた時点で「今回もいける!」と確信しました。バンドの持ち味である劇メロ、哀メロをふんだんに取り入れた楽曲が次から次へと繰り出されます。新生面としては曲名に日本語を取り入れている点でしょうか。⑨「菜の花」は全編日本語で歌っています(内容が聞き取れない箇所も多いですが/苦笑)。とにかくデビュー作から順当すぎるほどに成長した姿を見せてくれる充実盤で嬉しくなりますね。

【CD購入録】GAUNTLET「BIRTHPLACE OF EMPEROR」(2014)

  • 2014/11/15(土) 00:00:00

【CD購入録】
BIRTHPLACE OF EMPEROR
GAUNTLET「BIRTHPLACE OF EMPEROR」(2014)

福岡出身のパワーメタルバンドGAUNTLETの1stアルバムを買いました。カッチリしたメロパワサウンドの上に勇壮かつクサいメロディが乗り、それを熱いボーカルが歌い上げるというスタイルはYAMA-B(Vo)在籍時のGALNERYUSを連想させます。イントロダクションの後に疾走曲を繰り出すメタルの定石を踏んだリーダートラック②Beyond The Wall、過去にシングルとして発売された④Arising For The Faith、GALNERYUSっぽさが色濃く表れている⑦Garden Of Vengeance、YAMA-BとAkira(Vo/AZRAEL)がゲスト参加した⑨Spread Your Wings (BoE Ver.)などなどクサくて速いメタルチューンが目白押し。個々の楽曲としては強力ながら押し一辺倒な感は否定できないしYu-ta(Vo)の歌唱法はクセがあり好き嫌いが分かれそうですが、この辺りは今後の成長に期待ですかね。本作は既発のデモやシングル収録曲の再録もいくつか含まれているようなので、そういった過去のマテリアル抜きで制作される次作がバンドにとって重要な1枚となりそうです。

【CD購入録】GALNERYUS「VETELGYUS」(2014)

  • 2014/09/25(木) 00:00:00

【CD購入録】
VETELGYUS.jpg
GALNERYUS「VETELGYUS」(2014)

2003年のメジャーデビューから約10年が経過し、今や国産メタル界のトップランナーとしての地位を確立したGALNERYUSの9作目を買いました。海外を見渡しても彼等ほど安定感のあるバンドはほとんど見当たらないので今回も試聴することなく購入。第一印象としては「流石はGALNERYUS」という気持ちと、「これくらいはやってくれるだろう」という気持ちが半々といったところでしょうか。過去に数々の名盤を生み出してきたGALNERYUSだからこそ若干ハードルが高くなってしまいますね…。本作ではこれまで以上にモダンな電子サウンドを取り入れた③There's No Escape、ライブで盛り上がりそうな手拍子パートもある⑨Secret Loveなどで新味を感じさせてくれる一方で、有無を言わせないキラーチューンと呼べるものはないようにも思います。数回リピートした今の時点ではこのような感想ですが、既に⑪I Wishのようなお気に入りナンバーも確かに存在するので聴き込むうちにどのような味わいが出てくるのか楽しみでもあります。

CONCERTO MOON「FRAGMENTS OF THE MOON」(1997)

  • 2014/09/17(水) 00:00:00

FRAGMENTS OF THE MOON オリジナル
【No.407】
★★(2004)

島 紀史(G/ex-CRYSTAL CREAR)尾崎 隆雄(Vo/ex-ZENITH)の2人が中心となって結成された日本産ネオクラシカルメタルバンドCONCERTO MOONがインディーズ時代に発表したデビュー作。このアルバムがリリースされた1997年といえばANTHEMBOW WOWといったかつての人気バンドは解散(どちらも後に再結成)、陰陽座GALNERYUSもデビュー前ということもあり日本のメタルバンド不遇の時代という印象でした。そんな中、BURRN!誌の広瀬編集長イチオシのバンドとして紹介されていたこのCONCERTO MOONこそ、僕が初めて聴いた国産メタルバンドです。本作は後にリマスターを施し、ボーナストラックとして2nd「FROM FATHER TO SON」(1998)収録曲のライブテイク3曲を追加した紙ジャケ版がリリースされています。その再発に伴って何故かオリジナル盤6曲目のSave My Own Lifeがカットされていて、現在一般的に流通しているのは本編8曲+ライブ3曲のリマスターバージョンのようですね。

本作は何と言っても冒頭とラストに配された①Alone In The Paradise⑨Take You To The Moonの2曲が強力。特に①は期待を煽る荘厳なオルガンの後に切れ味鋭く入ってくるギターリフと尾崎のシャウトが文句なくカッコいいのに加えて、歌メロも充実したバンドの代表曲です(⑨のアウトロがオープニングに再び繋がっていきそうなオルガンサウンドだというのもグッド)。聴き始めの頃は上記2曲以外は微妙かと思っていましたがネオクラ系バンドの2曲目にありがちなタイプながらメロディはなかなか魅力的なミドル②Run To The Sky、美しいアカペラで幕を開ける③Cry For Freedom、メロウな雰囲気に包まれたスローチューン④Holy Child辺りはなかなかの佳曲ですね。リーダーでもある島のギタープレイはこの当時から強烈な輝きを放っていて、そのYNGWIE MALMSTEEN直系の速弾きスタイルはバンドの大きな武器となっています。僕は同時期(90年代後半)のYNGWIEよりも本作における島のギターの方が好きですね。そんな島の相棒、尾崎の歌唱も若干のパワー不足と不安定さが感じられるものの、デーモン小暮閣下(Vo/聖飢魔Ⅱ)を連想させるクリアなハイトーンを響かせてくれています。

ただし僕の場合、バンドのメジャーデビュー作となったセカンドアルバムでCONCERTO MOONと出会い、6th「AFTER THE DOUBLE CROSS」(2004)までを聴いた後に本作をチェックしたので、聴き劣りする部分があるのも事実(リアルタイムで本作に触れていれば違う感想を持ったのかもしれませんが…)。本作ではひとつの曲に日本語/英語の歌詞が混在しているのですが、日本語詞では気恥ずかしくなるほどのクサい世界観が、英詞では尾崎の発音の拙さが気になりますね。またリマスターに際して追加されたThe Last Betting、One And Only、Into The Fireのライブ音源3曲はどれも好きなナンバーだし、The Last Betting以外の曲は現時点でCONCERTO MOONが発表しているライブアルバムに収録されていないのでリマスター盤をレンタルして聴いてみました。オリジナル盤にのみ収録されているSave My Own Lifeがあまり琴線に触れなかったこともあって、僕はリマスター盤の方が好きですね。

【音源紹介】
・Alone In The Paradise

【CD購入録】CRYING MACHINE「REVOLUTION」(2013)

  • 2014/07/22(火) 00:00:00

【CD購入録】
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CRYING MACHINE「REVOLUTION」(2013)

前作「THE TIME HAS COME」(2012)がかなりツボだった国産ハードロックバンドCRYING MACHINEの3作目を買いました。オーソドックスなハードロックとJ-POPに通じる親しみやすさを融合させた彼等らしいサウンドが今回も楽しめます。その中でも一際輝いているのがMASHA(G)のギタープレイでUli Jon Roth(G)、Helge Engelke(G/FAIR WARNING)がその使い手として知られるスカイギターを連想させる場面も。そんなMASHAと並んでCRYING MACHINEサウンドのカギを握っているのが多彩な音色で楽曲を彩るキーボード奏者にしてMASHAの実兄でもあるYOSISI(Key)でしょう。個々の楽曲のインパクトは前作に一歩譲るような気もしますが、今回も愛聴盤になりそうな予感がしています。

【CD購入録】GACHARIC SPIN「WINNER」(2014)

  • 2014/06/18(水) 00:00:00

【CD購入録】
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GACHARIC SPIN「WINNER」(2014)

リードボーカル離脱という危機にも負けず、2013年3月にダンサー2名を加えた新体制で初のフルアルバムをリリースしたガチャピンことGACHARIC SPINの2作目を買いました。今回もこのバンドならではの持ち味をしっかりと出してくれていて、まずは①WINNER、②「ダンガンビート」と続く冒頭の畳み掛けで掴みはOK。前作「DELICIOUS」(2013)はインパクトのある曲が序盤に集中している印象を受けましたが、今回は後半にも僕好みの曲が並んでいます。本作随一のガチャサウンドを叩きつけるハードチューン⑥「運命さえも変える言葉 -Album Ver-」、情感を込めて歌い上げる⑦「脳内エラー」としっとり聴かせる⑨「宝物」という2曲のバラードの間に配されたデジタル色の強いダンスポップ⑧「オトナ少女」などが気に入っています。シンガーとしては微妙ながら歌声に不思議な魅力があるTOMO-ZO(G)は今回も⑤「週末ファンタジー」でリードボーカルを担当していて、前作の「メロメロファンタジー」と比べると成長の跡が窺えますね。バンドの個性でもあるガチャガチャした音の詰め込み度合いもパワーアップしているため、リピートしていると聴き疲れする感は否めませんが、全体的にはデビュー作以上に手応えが感じられます。

【CD購入録】GACHARIC SPIN「DELICIOUS」(2013)

  • 2014/06/15(日) 00:00:00

【CD購入録】
DELICIOUS.jpg
GACHARIC SPIN「DELICIOUS」(2013)

これまでシングルを4枚、ミニアルバムを1枚リリースしてきたガールズバンドGACHARIC SPIN初のフルレンスアルバムを買いました。7曲入りのミニ「VIRGIN-A」(2011)を最後にArmmy(Vo)が脱退、4thシングル「ヌーディリズム」(2012)からはドラマーのはなオレオレオナ(Key)がボーカルも兼任する体制となっていて、初めてのフルアルバムに際して専任ボーカルを迎えるのかと思いきや新たに加入したのはガチャダンサーズと呼ばれるダンサー2名のみだったのは意外でした。メンバーによると「複数のシンガーを試してみたもののはな、オレオレオナのツインボーカルを上回る人材に出会えなかった」とのことですが、確かに2人は良いパフォーマンスを披露してくれていますね。楽曲面でも彼女達の持ち味であるガチャガチャしたサウンドと早口でまくし立てるサビが独特の緊縛感を生み出す①NEXT STAGE、その勢いを引き継いで弾ける②「爆弾娘(ボンバーガール)」、キャッチーな歌メロが耳をとらえて離さない③「今を生きてる~2013年 春~」と続くアルバム序盤は強力。その後もダンサー達を活かすことを念頭に置いたかのようなダンスチューン⑤GS★PLANET、アルバム終盤には上手いとは言えないけれど不思議と癖になるTOMO-ZO(G)のリードボーカルをフィーチュアしたガールズポップ⑨「メロメロファンタジー」もあり、なかなか多彩な楽曲が並びます。ただし現時点でのお気に入りは冒頭の3曲かな。これまでの作品を聴いて抱いていた期待感やFuki(Vo/LIGHT BRINGER)と合体する形で誕生したDOLL$BOXXと比較すると物足りない気もしますが、愛聴盤となることは間違いなさそうです。

【CD購入録】KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「BLIND FAITH」(2014)

  • 2014/04/07(月) 00:00:00

【CD購入録】
BLIND FAITH
KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「BLIND FAITH」(2014)

「伝説の超絶シュレッド・ギタリスト」(レーベルのアルバム紹介文から拝借しました)にしてマルチプレイヤーのKelly SimonzKELLY SIMONZ'S BLIND FAITH名義で放つ新作、オリジナルアルバムとしては12年振りとなる作品を買いました。10分にも及ぶアルバムトレイラーを聴いた時点でKellyではない何者かが数曲でリードボーカルを務めているのは明白だったので、誰なのか気になっていたのですが正体はYAMA-B(Vo/ex-GALNERYUS)だったんですね。なおYAMA-Bは本作に収録されているボーカル入りの7曲中4曲を歌っているほか①N.W.O、⑧Revelationでは作詞を手掛けるなど大きく貢献しています。Kellyは産業ロックタイプの②Burning In My SoulSTRATOVARIUSの名曲Foreverが頭をよぎるバラード④Requiemなどを歌っていて、ハードなナンバーはYAMA-Bに委ねている印象です(ボーナストラックのセルフリメメク⑬Now Your Turnもグッド)。アルバム構成としては前半に歌もの、後半にインストを集中させていて自主制作による1st「SIGN OF THE TIMES」(1998)を彷彿とさせます。インストナンバーで注目すべきは島 紀史(G/CONCERTO MOON)とKellyの教え子のTaka Minaminoというギタリストがゲスト参加してKellyと熱いバトルを繰り広げる⑪Allegro Maestosoですね。第一線から身を引いてしまったのかと思う時期もあったKellyがこうして戻ってきてくれたことが素直に嬉しいです。

KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「SIGN OF THE TIMES」(1998)

  • 2014/03/25(火) 00:00:00


SIGN OF THE TIMES
【No.395】
★★★(1999)

まるで外国人のような名前だけどれっきとした日本人のギタリスト/マルチプレイヤーKelly Simonz(本名は島津 和博さんだそう)がKELLY SIMONZ'S BLIND FAITH名義で発表した自主制作1stアルバム。彼のプロフィールを簡単に書くと、14歳でギターを始めるや僅か3年でLOUDNESSのオープニングアクトを決めるオーディションに見事合格し、LOUDNESSと同じステージに立つなど注目を集める存在となる。高校卒業後は単身で渡米し現地のミュージシャン養成学校に通ってPaul Gilbert(G/MR.BIG)らの元で音楽を学びながらセッションプレイヤーとしても活動。アメリカ音楽シーンの波に揉まれる中でそれまでの速弾き/テクニック重視だけでなくカントリーやウエスタン、R&Bなどへの造詣も深めていくと同時にボーカルやドラムもこなすマルチプレイヤーへと成長していった後に帰国して完成させたのが本作です。

聴き手の期待感を煽るパイプオルガンの音色から一転して鋭いギターが切れ込んで来る幕開けがカッコいい疾走曲①Eternal Flame、ネオクラシカル系バンドの2曲目によくあるタイプのミドル②Cry For Loveまでを聴いて、それまで国産メタルバンドと言えばCONCERTO MOONくらいしか知らなかった僕は「日本からこの手のアーティストが出て来てくれたのは嬉しいけれど総体的に見れば可もなく不可もなくかな」という感想だったのですが、続く大陸系バラード③I'll Never Say Goodbyeには驚かされました。ネオクラシカル一辺倒かと思いきやアメリカ滞在中に培った多様性が感じられるだけでなくメロディも秀逸なんですよね。そんな彼の特徴がよく表れているのがネオクラメタルを下地にしつつ1曲の中に様々な要素を詰め込んだ⑤Blind Faithでしょうか。また本作は全10曲中4曲がインストナンバーなのですが物悲しいアコギによる小品④Solitude、ネオクラの王道を行くスピードチューン⑥Sign Of The Times、クラシックを取り入れた⑦Suite In B Minor BWV1067Gary Moore(G)からの影響も感じられる泣きまくりナンバー⑧Cry For Youなど曲調が多彩なのでダレません。そんなアルバムの中で一番好きなのはパッヘルベルのカノンのメロディをフィーチュアしたバラード⑩Stay In My Heartですね。

なかなかの好盤に仕上がっている本作ですが、リリース当時に話題となったことが2つあります。まずは「一人様式美」と称されるKellyのマルチプレイヤー振り。ギターは勿論、ボーカルや他の楽器(ドラムはプログラミングのようですが)を含めて全てをこなしてしまうKellyの才能には脱帽です。賛否が分かれるボーカルパフォーマンスについては、確かにハードな曲を歌う分には線が細いとは思いますがバラードで一段と映える独特の甘い歌声は大きな武器となっていますね。そしてもうひとつは本作が1998年当時はまだ一般的ではなかったインターネットを介して販売されていたという点です。今でこそネット注文が当たり前となっていますがインターネットを使い始めた当時の僕にとっては驚きでしたね。ちなみに僕はネット注文する勇気がなかったので神戸のメタル専門ショップブルーベルレコードさんで買いました。

【音源紹介】
・Stay In My Heart

【CD購入録】CROSS VEIN「BIRTH OF ROMANCE」(2012)

  • 2013/10/03(木) 00:00:00

【CD購入録】
BIRTH OF ROMANCE
CROSS VEIN「BIRTH OF ROMANCE」(2012)

女性ボーカルJULIAを擁する国産シンフォニックメタルバンドCROSS VEINの1stアルバムを買いました。高音域で力みがちになるJULIA嬢の歌声は好みが分かれそうですが歌唱力としては確かなものがあるしメロパワやネオクラシカル、アニソン、歌謡曲など様々な要素を巻き込みながらクサメロを連発するシンフォメタルはなかなか強力です。②Noble Scar、⑤Protect The Core、⑥Moon Addict、⑧Hidden Starといったスピードチューンを軸としつつDRAGON GUARDIANばりの語りをフィーチュアした④Incomplete Requiem、JULIAが情感たっぷりに歌い上げるミドル⑦ever after、妖しげなムードが支配的な⑨The Mysterious Roomなど楽曲がバラエティに富んでいる点も好印象。メインソングライターのYoshi(G)は注目の逸材かもしれません。そんな中でも一番のお気に入りは曲間なく畳み掛けてくる⑤~⑥の流れですね。

【CD購入録】CRYING MACHINE「THE TIME HAS COME」(2012)

  • 2013/09/16(月) 00:00:00

【CD購入録】
THE TIME HAS COME
CRYING MACHINE「THE TIME HAS COME」(2012)

キーボード奏者を含む5人編成のジャパニーズ・ハードロックバンドCRYING MACHINEの2作目を買いました。本作のライナーノーツをKelly Simonz(G)が書き、バンドの中心人物MASHA(Emotional Guitar)を称えているようにミュージシャンの間からも評価も高いバンドのようですが、僕としてはアップテンポや甘美なバラード、ミディアムチューンなど曲調は変われど魅力的なメロディを聴かせ続けてくれる作曲センスに惹かれました。そして、その歌メロに乗る日本語詞がストレートに胸に響いてきます。⑤Endless Night等では90年代前半期B'zのようなメロディ運びもあり、歌謡曲の要素が濃いのも個人的には嬉しい点です。本作の音楽性においては若干浮いているように感じるものの、悶絶必至の爽系メロパワチューン⑧Sail Away!のインパクトが絶大で聴く度に気持ちが高揚しますね。これから応援していきたい日本のバンドがまたひとつ増えました。

GALNERYUS「ANGEL OF SALVATION」(2012)

  • 2013/08/04(日) 00:00:00

ANGEL OF SALVATION
【No.383】
★★★★(2012)
年間ベスト2012年ノミネート作品

小野 正利(Vo)が加入して以降「RESURRECTION」(2010)、「PHOENIX RISING」(2011)と立て続けに名盤をリリース、しかもそれぞれのアルバム後にライブ作品も発表するなど快進撃を続け今や国内のみならず海外も含めて屈指のメタルバンドへと成長したGALNERYUSの8作目。3年連続でオリジナルアルバムを出すというハイペースを維持しながら、依然として質の高さをキープしているバンドにはただただ脱帽です。今回はYuhki(Key)が自身のバンドALHAMBRAの新作発表で忙しかったせいか、全10曲中9曲をSyu(G)が手がけていますがメロパワの王道から勢い重視のハードチューン、キャッチー系など楽曲のバリエーションも豊富(バラードを除く)で今のSyuがソングライターとして脂が乗っていることが窺えます。

荘厳なムードを放ちつつ終盤にSyuのデスっぽい声が入ってくる序曲①Reach To The Sky、前任のYama-B(Vo)最後の作品となった5th「REINCARNATION」(2008)収録のFlag Of Reincarnation以来となるFlagシリーズの復活曲②The Promised Flag、そこから間髪入れずに続くいかにもYuhkiらしい壮麗さを持った③Temptation Through The Nightの流れは求心力が高く一気に引き込まれました。GALNERYUSファンならば注目せずにいられないFlagシリーズの②は勇壮で熱いイメージが強かったYama-B時代のFlag曲に比べて爽やかなムードが強い点に違和感があるものの、楽曲単体としてはいかにもGALNERYUSらしいスピードチューンとなっています。そんなFlagシリーズの復活さえも霞んでしまうほどのインパクトを誇っているのが、バンド史上最長の14分に渡る大作にしてアルバムのメインディッシュでもある表題曲⑨Angel Of Salvationとそれを泣きのギターインストにアレンジした⑩Longingですね。⑨は僕が大作曲に期待する激しい起伏や場面転換はありませんが「チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35」を導入したことで醸し出される優雅さ、メロパワ好きには堪らない突き抜けたメロディ、テクニカルな演奏が一体となって押し寄せてくるバンドの新たな名曲だし、その余韻に浸らせてくれる⑩もお見事。こういう曲を聴くとSyuによる泣きのギターインスト作品を聴いてみたくなりますね。アルバム冒頭と終盤が強力なため、その間に配された曲のインパクトが薄くなってはいますが、アニメ「HUNTER×HUNTER」のエンディング曲に採用された先行シングル⑥Hunting for Your Dreamや前曲以上にアニソンっぽいキラーメロディを持った⑦Lamentなど、キャッチーな歌モノの充実振りも見逃せません(特に後者はかなり即効性が高いです)。

今回のアルバムを聴いて今のGALNERYUSがバンドとして安定期にいることを改めて感じたし、2012年に聴いたメロディックメタル作品の中でも屈指の1枚です。とにかくメロディアスでテクニカル、音がギッシリ詰め込まれた濃密なサウンドである一方で歌謡曲的な要素もあって聴きやすいGALNERYUS流のメタルは今回も健在なので満足しつつも、ここ最近のアルバムと比較すると僕の琴線に触れるメロディがやや少ないように思うのも事実だったりします(特に歌メロ)。また「小野 正利と言えばYou're The Only…」というイメージが強い僕としてはバラードが収録されていないというのも少し残念かな…などバンドへのハードルが高いだけに物足りなさもありますが、バンドの更なる活躍を期待させてくれる力作であることは間違いありません。

【音源紹介】
・Angel Of Salvation(Edit)


【CD購入録】GYZE「FASCINATING VIOLENCE」(2013)

  • 2013/08/01(木) 00:00:00

【CD購入録】
FASCINATING VIOLENCE
GYZE「FASCINATING VIOLENCE」(2013)

元々はSUICIDE HEAVENという名前で活動していた北海道出身のメロデスバンドGYZE(ギゼ)の1stアルバムを買いました。プレイボタンを押した途端に流れてくる激しくもドラマティックなサウンドとその中で炸裂する劇メロ、哀メロの数々が僕の琴線に触れまくりです。本作はシンプル極まりないデジパック仕様でブックレットもないので詳しいことはわかりませんが、ほぼ全曲でClaudio Ravinale(Vo/DISARMONIA MUNDI)が激しい咆哮を響かせ、プロデュースにはEttore Rigotti(G/DISARMONIA MUNDI)が関わっています。そんなDISARMONIA MUNDI組のサポートもあってか本作はこれがデビューアルバムとは思えないほど質の高い作品に仕上がっています。泣きメロを奏でるメロデスと言えば神戸のSERPENTが思い浮かびますが、このGYZEはその上を行っているかもしれませんね。強力なナンバーが並ぶ本作の中でも⑨Day Of The Funeralのメロディが耳に残っています。

【CD購入録】GACHARIC SPINのシングル4作品

  • 2013/04/15(月) 00:00:00

【CD購入録】
3月6日に1stフルアルバム「DELICIOUS」(2013)を発表した4人組ガールズロックバンドGACHARIC SPIN(通称ガチャピン)がインディーズ時代にリリースしたシングル4枚をまとめ買いしました。

LOCK ON!!
GACHARIC SPIN「LOCK ON!!」(2010)
記念すべきデビューシングル。ガチャピンの代名詞でもあるFチョッパーKOGA(B)のスラップベースが終始うねりまくるロックチューン①Lock On!!、前曲の勢いを引き継ぐアップテンポ②More Power、どっしりミドルの③「Existence~あなたという存在~」という構成です。ちなみに①のリメイクバージョンが「DELICIOUS」に収録されている模様。

ハンティングサマー
GACHARIC SPIN「ハンティングサマー」(2010)
タイトルや6月というリリース時期から予想できる通り夏をテーマにしたアゲアゲ(死語?)チューン① 「ハンティングサマー」、早口で捲し立てるサビが耳に残る②L.I.B(Love Is Blindの略でしょうか)、バラード系も魅力的だということを示してみせた③「虹」という3曲どれも気に入っています。

雪泣くメロディー
GACHARIC SPIN「雪泣く~setsunaku~メロディー」(2010)
これまでは、いいオトコを「狙う」「捕まえる」という肉食系女子な歌詞が多かった彼女達にしては珍しい失恋ソングがシングルとなった3枚目。歌謡曲っぽいメロディを切なく歌う①「雪泣く~setsunaku~メロディー」、ピュアバラード②「ピアス」に新鮮味を感じます。かと思えば④Broken Loverのような勢いたっぷりのロックソングも収録されていて楽しめました。

ヌーディリズム
GACHARIC SPIN「ヌーディリズム」(2012)
体調不良のためArmmy(Vo)が脱退、オレオレオナ(Key、Vo)が加入してはな(Ds、Vo)とボーカル分け合う新体制となって初めての作品。本作は何と言ってもタイトル曲①「ヌーディリズム」がツボですね。僕がこれまで聴いたガチャピンの楽曲の中で一番好きかもしれません。あとの2曲もその影に隠れがちではあるものの、なかなかの良曲だと思います。ちなみに①はDOLL$BOXXでリメイクしていますが、僕はガチャピンバージョンの方が好きですね。歌詞のテーマが恋愛ものではなく、これまでよりもシリアスになっているのはメンバーチェンジの影響でしょうか?

以上シングル4枚、11曲を通して聴いてみるとシングル曲は勿論、それ以外にもお気に入り曲が多数あるのでフルレンスアルバムもいつか聴いてみたいと思います。

【CD購入録】GACHARIC SPIN「VIRGIN-A」(2011)

  • 2013/01/28(月) 00:00:00

【CD購入録】
VIRGIN-A.jpg
GACHARIC SPIN「VIRGIN-A」(2011)

昨年末にその存在を知った4人編成のガールズロックバンドGACHARIC SPINの1stミニアルバム(7曲入り)を買いました。ガチャピンと略されることの多いバンド名には「ガチャガチャな4人が作り出す高速スピンサウンド」という意味が込められているそうです(ウィキペディア参照)。ダンサブルなデジタルビートにエフェクトのかかったボーカルが乗る①JUICY BEATSには意表を突かれましたが、メロディは耳に残りますね。ドライヴ感に溢れたロックチューン②LosT AngeL、③「どうする事もできない愛の行方」 、⑥「Alive 〜がんばれ!日本〜」は聴いていて気持ちいいし、別れた恋人への心情を歌ったJ-POP風バラード④「イヤリング」、教則DVDを出すほどの腕前を持つ演奏陣のプレイを前面に出しつつ、途中でモーツァルトのトルコ行進曲やArmmy(Vo)によるコミカルな台詞をフィーチュアしたインスト⑤Ben-Jan-Danなど、楽曲もなかなか多彩です。本作リリース後にArmmyが健康上の問題を理由に脱退、オレオレオナ(Key)が加入しており現在ははな(Ds)とオレオレオナがボーカルも兼任するという体制になっているようです。

GALNERYUS「PHOENIX RISING」(2011)

  • 2012/12/27(木) 00:00:00

PHOENIX RISING
【No.359】
★★★★★(2011)
年間ベスト2011年第2位

創設メンバーでもあったYama-B(Vo)離脱という事態を後任に小野 正利(Vo)を迎えることで乗り切っただけでなく、シンガー交代によってメジャー感が増してバンドとしてワンランク成長した印象もあるGALNERYUSの7thアルバムで小野の加入後としては2枚目となる作品。6th「RESURRECTION」(2010)リリース後もツアーを積極的に行い、ライブDVD「LIVE IN THE MOMENT OF THE RESURRECTION」(2010)を発表するなど精力的に活動していたにも関わらず前作から僅か1年のスパンでこうして新作が届けられたことにバンド状態の良さが表れているように思います。音楽性は一時の拡散(迷走?)期が嘘のように前作同様めちゃくちゃテクニカルで、めちゃくちゃメロディアスなパワーメタルサウンドが終始展開されていて満足度はかなり高いですね。なお、本作はタイトルから想像できる通り「東日本大震災に被災した日本が不死鳥のように立ち上がれるように」という願いが込められた1枚となっています。

バンドとしては異色作だった5th「REINCARNATION」(2008)を除く全てのアルバムと同じく、今回も序曲からスピードチューンに繋がるという流れで幕を開けます。これまで以上にスケールが大きく勇壮な旋律の中でSyu(G)による泣きのギターとグロウルが期待を高めるイントロダクション①The Risingから間髪入れずにスタートするGALNERYUSらしいクサメロが溢れる疾走曲②Tear Off Your Chain、アニソン的なメロディも顔を出すリーダートラック③Future Never Diesという畳み掛けは圧巻。毎度のことながら、このバンドはアルバムの掴みが強力ですね。それ以降もYuhki(Key)作の流麗なメロディが満載の⑤Scars、情感のこもったイントロから一転して繰り広げられる濃密なインストバトルでお腹いっぱいになる⑦T.F.F.B.(曲名はTrust、Fate、Faith、Blessedという4単語の頭文字だとか)、ライブで盛り上がれる曲を意識したという比較的ストレートな⑨Bash Out!、初期3部作にあったFlagシリーズを彷彿とさせるほどにヒロイックでシンフォニックな⑩The Time Has Comeといったメタリックチューンの数々は僕の胸を熱く焦がしてくれます。また、それらの間に配された疾走曲以外のナンバーについても曲名そのままに聴く者のメタル魂を鼓舞してくれるミドル④Spirit Of Steel、切なさと哀感に溢れた⑥The Wind Blowsとそれに輪をかけて大仰かつドラマティックに聴かせる⑧No More Tearsという2大バラードなど、見事なまでの充実振りを誇っています。本作が発表された2011年に急逝した泣きのギターの名手Gary Mooreへのトリビュートかと思うほどブルージーな味わいがあって泣けるインスト⑪The Phoenixでアルバムを締めくくるという構成も良いですね。

本作は4曲入りライブDVDを付属した初回限定盤と海外HR/HMアーティストのカバー7曲(全てライブ音源)を収録した2枚組CD仕様の2パターンがあり、僕は後者を購入しました。ボーナスディスクについては個人的に大好きな①Against The Wind(STRATOVARIUS)、⑥Never Die(YNGWIE MALMSTEEN)もさることながら④1789(SILVER MOUNTAIN)をカバーしてくれたことが嬉しいですね。この曲は「素晴らしいのにオリジナルバージョンはボーカル、音質の粗さが玉に瑕」というイメージだったのですが本作では文句なしの仕上がりとなっていて、こちらが完全版ではないかと思えるほどです。このアルバムによってGALNERYUSは僕の中でジャパニーズHR/HM界エースの地位を確固たるものとしましたね。前作と曲調やアルバム構成が似ている点が若干気にはなりますが、聴き手を捩じ伏せる怒涛の勢いで迫ってくる超絶技巧とメロディの洪水がもたらしてくれる高揚感は半端ではありません。海外のメロディック・パワーメタル勢の中でも、これほどのクオリティを誇るバンドはそうそういないのではないでしょうか。

【音源紹介】
・Future Never Dies

【CD購入録】GALNERYUS「ANGEL OF SALVATION」(2012)

  • 2012/10/11(木) 00:00:00

【CD購入録】
ANGEL OF SALVATION
GALNERYUS「ANGEL OF SALVATION」(2012)

小野 正利(Vo)加入後は1年に1枚のオリジナル作品とそれぞれのアルバム発表後にライブ作品もリリースするというハイペースで活動しているGALNERYUSが前作「PHOENIX RISING」(2011)から僅か1年のスパンで完成させた8作目を買いました。今回も揺るぎないGALNERYUS流メロディックメタルを展開してくれていて安心して聴ける1枚です。小野の伸びやかなハイトーンが冴えるバラード系が収録されていなかったり、3年連続でフルアルバムを発表するというリリース間隔の短さもあったりして第一印象のインパクトは過去2作品に及ばないような気もしますが、バンド史上最長の14分に渡る大作にして本作のメインディッシュでもあるタイトル曲⑨Angel Of Salvation(ゲストとしてLIV MOONAkane Livが参加)は聴き応えたっぷり。あとは楽曲から放たれる哀感が僕好みな⑦Lamentもお気に入りですね。聴き込むのはこれからですが今年も年間ベストアルバムの候補に名乗りをあげてくれそうな予感がしています。

【CD購入録】GALNERYUS「PHOENIX LIVING IN THE RISING SUN」(2012)

  • 2012/07/19(木) 00:00:00

【CD購入録】
PHOENIX LIVING IN THE RISING SUN
GALNERYUS「PHOENIX LIVING IN THE RISING SUN」(2012)

2003年に「FLAG OF THE PUNISHMENT」でデビューして約10年が経過しようとしている今では日本のメタルシーンを牽引するほどの存在となったGALNERYUSの通算4作目となるライブDVDを買いました。2代目シンガー小野 正利加入後だけで早くも2枚目のライブ作品となる本作は「RAISE YOUR FLAG AGAIN TOUR 2011」のファイナルを飾った渋谷公演を収めたDVD-1、2012年2月に敢行した韓国公演から7曲、RAISE YOUR FLAG AGAIN TOUR 2011の大阪公演ダイジェストとFuture Never Dies「絆」のPVが楽しめるDVD-2に加えてDVD-1と同音源を異なるミックスで仕上げた2枚組CDも付属する豪華4枚組仕様です。それでいて定価は4,800円、しかもAmazonではそれより1,000円以上安い価格だったのも購入の決め手でしたね。本作のメインである渋谷でのライブは6th「RESURRECTION」(2010)以降のアルバム収録曲を中心にそれ以前の名曲を織り交ぜたセットリストで文句なし。ただ、ご本人もゆるーいMCで語っている通り、小野さんに疲れがあったのか高音域が苦しそうな場面もチラホラ…(DVD-2の方が調子が良いような気もします)。それでもなお伸びやかなハイトーンには聴き惚れてしまうし、演奏陣も流石のプレイで魅了してくれましたけどね。というわけでファンならば必見、ボリューム満点なのでファンならずともお買い得感のある作品だと思います。

【CD購入録】GALNERYUS「絆 FIST OF THE BLUE SKY」(2012)

  • 2012/07/17(火) 00:00:00

【CD購入録】
絆 FIST OF THE BLUE SKY
GALNERYUS「絆 FIST OF THE BLUE SKY」(2012)

小野 正利(Vo)が加入して以降6th「RESURRECTION」(2010)、7th「PHOENIX RISING」(2011)と素晴らしいアルバムを立て続けに発表するなど精力的な活動を続ける「J-METALの一等星」GALNERYUSによる6曲入りミニアルバムを買いました。リーダートラックの新曲①「絆」は今のGALNERYUSらしい親しみ易さもあるアップテンポナンバーで、ファンとしてはまずここでガッツポーズす。②「終わりなき、この詩」③Across The Rainaowは既発曲のリメイクで、5th「REINCARNATION」(2008)のオープニング曲だった前者はオリジナルではやや過剰に思えたアレンジが控えめになっていたり、原曲の熱さに小野の歌声がもたらす清涼感が加わっていたりする興味深いバージョンだし、2nd「ADVANCE TO THE FALL」(2004)収録のキラーチューンでもある後者は曲名と歌詞の両方に手が加えられている点(原曲名はWhisper In The Red Sky)に違和感があるものの、やはり名曲だと実感させられました。後半はYuhki(Key)作の未発表曲2曲とアニメHUNTER×HUNTERの主題歌Departure!(オリジナルは小野 正利名義)の英詩メタルバージョンで構成されていて、こちらも流石のクオリティを誇っています。曲数こそ多いとは言えませんが、内容的には一定レベル以上の満足感が得られるのでファンならば聴いて損はないと思います。GALNERYUSは7月18日に先行シングル「HUNTING FOR YOUR DREAM」(PVはこちら)、秋には早くも8枚目のアルバムをリリースするのだとか。その勢いは止まることを知らないようですね。

【CD購入録】GALNERYUS「PHOENIX RISING」(2011)

  • 2011/10/09(日) 00:00:00

【CD購入録】
PHOENIX RISING
GALNERYUS「PHOENIX RISING」(2011)

僕にとって掛け値なしの名盤だった前作「RESURRECTION」(2010)同様のキラキラジャケットが眩しいGALNERYUSの7作目、2代目シンガー小野 正利加入後としては2枚目のアルバムを買いました。作品タイトルから予想される通り、東日本大震災に被災した日本を元気づけるというテーマの下に制作されたアルバムのようです。前作リリース後は国内だけでなく初の海外公演(韓国)を行い、ライブDVD「LIVE IN THE MOMENT OF THE RESURRECTION」(2010)を発表するなど精力的に活動していたのでスタジオ盤は少し先になるものとばかり思っていましたが、予想を遥かに上回るペースで新作をリリースしてくれたことが素直に嬉しいですね。基本的には前作と同じくめちゃくちゃメロディアスでめちゃくちゃテクニカルなクサ・メロディックメタルに小野の爽やかなハイトーンが乗る(歌詞は英語/日本語の両方)という路線で、この手のサウンドが大好きな僕にとってはハズレとなるはずもない1枚です。これからじっくり堪能したいと思います。

ちなみに本作はSTRATOVARIUS、YNGWIE MALMSTEENといった海外メタルバンドのカバーソング7曲入りのライブCDが付いた通常盤とオリジナル4曲のライブ音源を収録したDVD付きの初回限定盤の2種類があるのですが、「初回限定盤」と銘打つからには通常盤と同じ仕様+αとして欲しかったのが正直なところですね。僕は通常盤の方が魅力的だったのでそちらを買いました。また僕が買ったお店では②Tear Off Your Chainのミックス違いと前作収録曲Fall In The Darkのライブが聴けるボーナスCDがもらえました。以前から小野のMCはまったりしているという評判を耳にしていましたが

「皆さんヘヴィメタルは好きですか?」
「ハードロックとヘヴィメタルの違いがわかってますか?」
「俺、わからない(笑)」

といった彼特有のMCに思わず笑ってしまいました。

GALNERYUS「RESURRECTION」(2010)

  • 2011/02/07(月) 00:00:00

RESURRECTION.jpg
【No.275】
★★★★★(2010)
年間ベスト2010年第2位

GALNERYUSがまだSyu(G)Yama-B(Vo)の2人以外はサポートメンバーというプロジェクト体制の頃からこのバンドを聴き、1st「THE FLAG OF PUNISHMENT」(2003)に収録された名曲Struggle For The Freedom FlagのPV(ビニールアーマーを身に纏った2人の姿が懐かしい…)をリアルタイムで見ていたファンとして、2008年に発表された「GALNERYUSからYama-Bが脱退」というニュースを聞いた時にはショックを受けました。2nd「ADVANCE TO THE FALL」(2005)くらいまでは「線の細いDaniel Heiman(Vo/LOST HORIZON)」という感もあったYama-Bのボーカルも作品を重ねる度に成長を遂げ、近作では「いいぞ!ヤマビィ!」と拳を握りしめたくなるほど力強い歌声を響かせてくれていたので、Yama-B以外の声が歌うGALNERYUSは想像できないほどでした。そんな創設メンバーでもあったシンガーの後任にバンドが迎えたのはヒット曲You're The Only...で紅白出場経験もある小野 正利。彼については80年代にFORT BRAGGなるメタルバンドに在籍し、90年代後半には屍忌蛇(G/VOLCANO)、柴田 直人(B/ANTHEM)がHR/HM曲をカバーした「STAND PROUD!シリーズ」、そして2008年には島 紀史(G/CONCERTO MOON、ex-DOUBLE DEALER)のソロ作「FROM THE WOMB TO THE TOMB」にゲスト参加したことは知っていたものの、どちらかというと「J-POPフィールドの人」というイメージが強かったし、途中加入のメンバーながら僕好みのメタルチューンを書いてくれていたYu-to(B)も脱退してしまったので今回のメンバーチェンジによって4th「ONE FOR ALL-ALL FOR ONE」(2007)、5th「REINCARNATION」(2008)で強まっていたGALNERYUSのメロディックメタル離れが進行していくのではないかと不安が募ったのも事実でした。ところがところが、ここに届けられた通算6枚目となる本作はバンドが最もメロディックメタルに傾倒していた初期3作品を軸に、ここ2作品の多様性を上手くブレンドさせた僕にとって理想的な1枚となっています。

本作は聴き手の期待感を煽りまくるイントロ①United Blood(僕はジャケットに描かれたドラゴンがゆっくりと翼を広げ、金色の空を雄大に駆け巡る姿を思い浮かべました)から問答無用の疾走曲②Burn My Heartへと至る流れで幕を開けます。この②がかなり強烈で楽曲が放つクサメロ、テクニカルなソロパートから勇壮なコーラスに至る展開など、僕の心を熱くしてくれる要素満載なため早くも僕の興奮度は100%状態になりましたが、本作はそこから更に加速していきます。②のエンディング音が完全にフェイドアウトする前に被さってくる小野の突き抜けるようなハイトーンシャウトから始まる③Carry Onへと繋がる怒涛の展開によって興奮度120%フルスロットルに突入しましたね。良い意味でスローダウンし一息つけるメロディアスなミドル④Destinations、歌謡テイストもあるシャッフル調⑤Still Loving Youとここ2作品の作風を感じさせるナンバーが続いた後に、タイトル通りのエモーショナルインスト⑥Emotionsが誘ってくれるアルバム後半は「これぞGALNERYUS!」な⑦Save You!、⑨Fall In The Dark、⑩Destinyといったスピードチューンがひしめく中に挿入されたこれまでにないメジャー感を振り撒く感動のバラード⑧A Far-Off Distanceの畳み掛けで一気に聴かせてくれます。特に⑩は今後GALNERYUSの代表曲として語り継がれるであろう名曲で、このバンドの魅力が凝縮されていると思います。曲順的にもオープニングとエンディングに小インストを配し、アルバムの真ん中に置かれたインスト⑥を境目に前半は英語、後半は日本語詞による楽曲が並ぶというわかりやすい構成が好印象ですね。

新加入ボーカル小野の歌唱力も折り紙つきで文句のつけようがなく、前任者Yama-Bが良い意味で暑苦しく声を振り絞るヒロイックな歌唱スタイルだったのに対して同じハイトーン系でも小野は日本のHR/HMシーンには珍しく余裕を感じさせるタイプで、どこか清涼感すらある歌声が実に素晴らしいです。4作目以降のGALNERYUSは初期のようなメロディックメタル路線でいくのか、邦楽(J-ROCK)シーンを軸に活動していくのか迷いがあるように感じられたので、ここまでメタリックな作品を届けてくれるとは嬉しい誤算でした。この方向性なら傑作3rd「BEYOND THE END OF DESPAIR...」(2006)に続く作品として聴いても違和感はないし、Yama-Bが脱退することもなかったのでは?と思えてくるほどです。「GALNERYUSに小野 正利が加入」という報せを耳にした時には、華やかなキャリアを誇る先輩シンガーがバンドに加わることで他のメンバーの中に遠慮にも似た気持ちが生まれても不思議ではないと思っていましたが、バンドは本作の勢いそのままに通算3枚目のライブDVD「LIVE IN THE MOMENT OF THE RESURRECTION」(2010)もリリースし、ノリにノッているようなので是非ともこのラインナップで一時代を築いてほしいですね。GALNERYUS第2章の幕開けを華やかに告げる名盤だと思います。

【音源紹介】
・Destiny

【CD購入録】GALNERYUS「RESURRECTION」(2010)

  • 2010/06/27(日) 00:00:00

【CD購入録】
RESURRECTION.jpg
GALNERYUS「RESURRECTION」(2010)

メジャーデビュー前からフロントマンを務めてきたYama-B(Vo)が音楽性の違いを理由にバンドを離れ、その後Yu-to(B)までもがバンドを脱退したGALNERYUSが後任にヒット曲You're The Only...で知られるハイトーンシンガー小野 正利と無名のTaka(B)を迎えて作り上げた6thアルバムを買いました。かつてはメタル系バンドに在籍していたものの、今ではJ-POPシンガーとしてのイメージが強い小野の加入でバンドがどう変化するのか気になっていましたが、良い意味で暑苦しかったYama-Bから声に清涼感のある小野に交代したことでバンド自体が洗練されたように感じられます。楽曲の拡散化を進めるあまり、チグハグ感も強かった前作以上にメタルバンドGALNERYUSとしてまとまっているように思えますね。アルバムタイトル通りの復活作と言っても良いかもしれません。各曲のキャラ立ちも良く何度も聴きたくなる本作の中でも配信限定シングル「THE BEGENNING OF RESURRECTIONにも収録されていた⑩Destinyが強力ですね。キャッチーな歌メロと「超」がつくほどのテクニカルな演奏が詰まったGALNERYUSの王道チューンです。ちなみに僕は買ってませんが配信限定シングルには紅白歌合戦で歌ったこともある小野のヒット曲You're The Only...のGALNERYUSバージョン(オリジナルに忠実なアレンジ)が収録されています。僕のようなアラサー世代にとっては何度も耳にした名曲で身体にメロディが染み付いているので懐かしさすら感じますね。またバンドのオフィシャルサイトによるとNHKの音楽番組「MUSIC JAPAN」への出演が決定したとか。7月4日(日)18:10~放送分だそうなので、時間が合えば見てみようと思っています。

【CD購入録】CONCERTO MOONのミニアルバムとライブ盤

  • 2010/05/16(日) 00:00:00

【CD購入録】

日本産ネオクラシカル系メタルバンドCONCERTO MOONのミニアルバムとライブ盤を買いました。

TIME TO DIE
「TIME TO DIE」(1999)

3rdフルレンス「RAIN FOREST」(1999)のオープニング曲①Time To Dieをリードトラックとする5曲入りミニアルバム。実はその①があまり好きじゃなかったりする本作ですが、注目すべきはアルバム未収録の②King Of Judasですね。下に購入録を書いている2枚のライブアルバムだけでなく、2代目シンガー井上 貴史によるリテイクベスト「DESTRUCTION AND CONSTRUCTION」(2002)にも収録されている辺りにバンドもこの曲に自信を持っていることが窺えるし、実際に良い曲だと思います。それ以外はCONCERTO MOONとして初のインスト③Waltz For Masqueradeのほか、1stアルバム収録曲のライブテイクが2曲という構成です。

THE END OF THE BEGINNING
「THE END OF THE BEGINNING」(1999)

初代ボーカル尾崎 隆雄を擁するラインナップとして唯一のライブ作品で、DVD盤もリリースされているようです。直訳すると「始まりの終わり」となるタイトルが象徴するように、本作が初期CONCERTO MOONとしても区切りの作品という感じですね。セットリストはバンドの美味しいところを押さえてはいますが、ボーカルがやたらと引っ込んでいるように思えるのとスタジオ盤のメロディを歌い切れていないのが残念。これはミックスの問題か、それとも一部で指摘される尾崎のパワー不足が原因かわかりませんが…。

LIVE ONCE IN A LIFE TIME
「LIVE - ONCE IN A LIFE TIME」(2003)

井上 貴史(Vo)が加入して最初のオリジナルアルバム「LIFE ON THE WIRE」(2003)に伴うツアーを収録したライブ盤。これまたDVDにもなっています。「THE END OF THE BEGINNING」と比べてボーカルは前に出ている印象ですが、井上の歌に気合いが入り過ぎていて暑苦しく感じてしまう場面もしばしば。楽曲中のシャウトは勿論、MCも若干ガナっている感じで、オーディエンスを煽る「Come On~♪」が「キィヤモォ~ン♪」となっていることもあって好みが分かれるかもしれません。CONCERTO MOONの新旧シンガーについてはライブでの歌を聴くまで僕は井上派だったのですが、ライブでスタジオ盤以上に力んで歌う井上の歌唱法は少し苦手ですね。