【CD購入録】JIM JIDHED「PUSH ON THROUGH」(2017)

  • 2017/10/10(火) 00:00:00

【CD購入録】
PUSH ON THROUGH
JIM JIDHED「PUSH ON THROUGH」(2017)

バンド名を冠したデビューアルバムが北欧メロディックロックを代表する1枚として高く評価されているALIENのフロントマンJim Jidhedの通算5枚目となるソロアルバムを買いました。バックを固めるのはプロデューサーでもあるDaniel Flores(Ds/MIND’S EYE etc)FIRST SIGNALに参加したり自身のバンドPALACEで昨年デビューを果たしたりと最近売り出し中のMichael Palace(G)、ALIENの盟友でもあるKen Sandin(B)といった面々で安定感のある仕上がりとなっています。オープニングを飾る①Gloriousが疾走感のあるハードロック系なので、その曲調が続くのかと思いきや②Push On Through以降はミディアム/バラード系のナンバーが続きます。ガツンと来るインパクトこそないもののジャケットに写る渋くてダンディーなJimのイメージそのままに大人のメロディックロックが楽しめますね。試聴して購入を決めた③If We Call It Love、⑤The First Timeの2曲を筆頭に⑦Too Many Words、⑨Drowningやアルバム本編を哀愁たっぷりに締めくくる⑪It Is What It Isなどもお気に入りです。ちなみに日本盤ボーナスの⑫RihannaBAD HABITの中心人物Hal Marabel(G)が作曲に関わっていて流石の出来栄え。そういえばBAD HABITも「ATMOSPHERE」(2011)以降、音沙汰がないのでそろそろ新譜を聴きたいですね。

【CD購入録】JORN LANDE & TROND HOLTER present DRACULA 「SWING OF DEATH」(2015)

  • 2016/06/21(火) 00:00:00

【CD購入録】
SWING OF DEATH
JORN LANDE & TROND HOLTER present DRACULA 「SWING OF DEATH」(2015)

2014年に解散を発表したWIG WAMのギタリストTeenyことTrond HolterがWIG WAM在籍時から構想を温めていたドラキュラをテーマにしたストーリーアルバムを買いました。リードシンガーを務めているのはJorn Lande(Vo/JORN、ALLEN-LANDE etc)で、今回も濃厚なボーカルパフォーマンスを披露しています。WIG WAMのリードシンガーだったAge Sten Nilsenによると、本作は元々WIG WAMの別プロジェクトとして自身が歌うはずだったにもかかわらずTrondが独断でJornとレコーディングを進めていったのだとか…。そのことが引き金となりWIG WAMの解散が決定的になったという、いわくつきの1枚でもあります。音楽性はWIG WAMとは似ても似つかないほどダークかつドラマティックなヘヴィメタルでJornの熱唱も冴えていますね。また曲によってはヨーロッパ民謡風のメロディが飛び出してきたり、女性シンガーとのデュエットもあったりしてアルバムに起伏を持たせています。ハイライトは劇的な展開と終盤の弾きまくりギターソロが印象的な⑦Queen Of The Deadですね。いわゆる疾走曲の類いは収録されていないので即効性は低めですが繰り返し聴いているうちに味わいが増してくる辺りは流石です。WIG WAMの中心人物だったGlamとTeenyの2人が解散後に発表したアルバムによる対決は本作に軍配が上がりますね。

【CD購入録】JIM PETERIK「ABOVE THE STORM」(2006)

  • 2015/05/18(月) 00:00:00

【CD購入録】
ABOVE THE STORM
JIM PETERIK「ABOVE THE STORM」(2006)

80年代にヒット曲Eye Of The Tigerで一世を風靡したSURVIVORのソングライターで、現在は2003年に結成したPRIDE OF LIONSを軸に活動しているJim Peterik(G、Key、Vo)のソロ名義としては2枚目にあたる作品を買いました。音楽性はPRIDE OF LIONSのような洗練されたAORというよりは大味で土の香りのするアメリカンロックとなっていて、ソロならではの差別化がなされていますね。中でもホーンセクションから始まる⑨Secrets Of A Womanはインパクト大。サウンドの方向性的にはPRIDE OF LIONSの方が好みですが、そこはメロディ職人Jim Peterik。ズバ抜けたキラーチューンこそないものの、高い完成度を誇る楽曲群が次から次へと繰り出されます。また本作はソロ名義ということもありリードボーカルはJimが務め、演奏に関しても自らプレイする場面が増えていますね。PRIDE OF LIONSでもToby Hitchcock(Vo)とボーカルを分け合っているJimの歌唱は、音域によっては苦しそうな場面もありますが魅力的な声質だしソングライターとしては一流、様々な楽器もこなせる彼は生粋のミュージシャンなんだと改めて感じさせられる1枚となっています。

【CD購入録】JAMES DURBIN「MEMORIES OF A BEAUTIFUL DISASTER」(2012)

  • 2015/05/06(水) 00:00:00

【CD購入録】
MEMORIES OF A BEAUTIFUL DISASTER
JAMES DURBIN「MEMORIES OF A BEAUTIFUL DISASTER」(2012)

アメリカで大人気のオーディション番組「American Idol」のシーズン10で審査員のSteven Tyler(Vo/AEROSMITH)を前にしてAEROSMITHの代表曲Dream Onを堂々と歌ったり、JUDAS PRIESTと共演したりとHR/HMを取り上げたことが話題となったJames Durbinの1stアルバムを買いました。番組内ではメタルソングを歌った出演者の中で歴代最高となる第4位を勝ち取ったことでも注目を集めていたようですが、アルバムではメタル要素はさほど強くなく現代アメリカンロックの王道をいく作風となっています。プロデューサーには大物Howard Bensonを迎え、作曲面ではAEROSMITHとの共作でも知られるMarti FrederiksenBen Moody(G/ex-EVANESCENCE)らが参加していますが、僕が一番興味を持ったのはAdde(Ds)、Martin Sandvik(B)というHARDCORE SUPERSTAR組が曲を提供している点ですね。そんなサポートを受けた楽曲群は流石のクオリティを誇るものばかりで、特に優しいメロディが際立つバラード⑦May、AddeとMartinが曲を書きMick Mars(G/Motley Crue)が参加した⑨Outcastが好きですね。肝心のJamesのボーカルも22歳とは思えない上手さがあります。ただ「American Idol」組の先輩Chris Daughtry(Vo)にせよ、フィンランドのオーディション番組「Idols」で優勝したAri Koivunen(Vo)にせよ注目されているタイミングに豪華ソングライター陣を迎えて制作したデビュー盤が最高傑作という印象があるのでJamesにとっても勝負はこれからでしょうね。2014年4月にリリースされた2nd「CEREBRATE」は国内盤の発売が見送られているようなので早くも心配ですが…。

【CD購入録】JEFF SCOTT SOTO「LOVE PARADE」(1995)

  • 2014/08/23(土) 00:00:00

【CD購入録】
LOVE PARADE
JEFF SCOTT SOTO「LOVE PARADE」(1995)

YNGWIE MALMSTEENの初期2作品でフロントマンを務め、その後はMarcel Jacob(B/ex-YNGWIE MALMSTEEN )と結成したTALISMANを軸にしつつAXEL RUDI PELL、EYES、TAKARAなどでもその歌声を披露してきたJeff Scott Soto(Vo)の1stソロアルバムを買いました。ソロ第2弾となる「PRISM」(2002)がバラード主体のメロディックロック作品だったのに対して、このアルバムはソウル/ファンク路線となっています。メロディアスなHR/HMを主食としている身として本作のサウンドはなんだか新鮮に感じました。ライナーノーツによると本作の音楽性はJeffのルーツに根差したものらしく、それを踏まえるとTALISMANがデビュー当初のキラキラ北欧サウンドからグルーヴィなハードロックへと変化していった要因はJeffによるところが大きいのかもしれませんね。なお本作にMarcelは関与しておらず、TALISMANやTAKARAのアルバムでプレイしたこともある女性キーボードプレイヤーJulie GreauxGary Schutt(B/ex-TAKARA)といったメンバーがJeffをサポートしています。お気に入りはアルバムの中で一番ロック色の濃く、作曲から演奏まで全てをJeffが1人でこなしている⑩Funk Sandwichですね。

【CD購入録】JOURNEY「ECLIPSE」(2011)

  • 2011/06/23(木) 00:00:00

【CD購入録】
JOURNEY ECLIPSE
JOURNEY「ECLIPSE」(2011)

80年代メロディックロックシーンを代表するバンドのひとつJOURNEYに現ボーカルArnel Pinedaが加入しての2枚目、通算14作目を買いました。前作「REVELATION」(2007)が非常に好みだったので本作も期待を胸に買ってみたのですが、中低音から高音へと駆け上がっていくメロディ運びと「People waiting for some kind of sign from above~♪(人はみな 天からの合図を待っている)」という歌詞のマッチングが見事なオープニング①City Of Hope冒頭の歌い出しでやられましたね。今のところ作品を代表する決めの1曲がなかったり、アレンジに凝るあまり各曲が長尺(ボーナス込み全13曲で約74分)になっていたりと気になる点もありますが、気持ち良く聴ける1枚です。また今回はNeal Schon(G)が弾きまくっていることもあってロック色が濃く、ベテランでありながら現役バリバリという今のJOURNEYらしい作品だと思います。

【CD購入録】JEFF SCOTT SOTO「PRISM」(2002)

  • 2009/12/21(月) 00:00:00

【CD購入録】
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JEFF SCOTT SOTO「PRISM」(2002)

欧州盤から遅れること約3ヶ月、2010年1月27日にめでたく日本盤がリリースされるFRONTIERS RECORDSが送る北欧メロハーの新プロジェクトW.E.T.の予習のため、Jeff Scott Soto(Vo/TALISMAN、W.E.T、ex-YNGWIE MALMSTEEN)のソロ作品の中でも一番評判が良いと思われる2nd「PRISM」を買いました。ちなみにW.E.T.とはRobert Sall(G/WORK OF ART)、Erik Martensson(Vo/ECLIPSE)、そしてJeff Scott Sotoによるプロジェクトで、W.E.T.という名前は3人が所属するバンドの頭文字を取ったものです。このアルバムは当然ながらJeffのボーカルを中心に置いた良質AORで、バラード比率がやや高めの歌ものアルバムです。バラード系の中では⑥Holding Onが特に好きですね。一方のハードロックチューンでは哀愁のメロディを勢いよく聴かせるオープニングナンバー①Eyes Of Loveが秀逸。それにしてもやはりJeffは凄いシンガーですね。力を込めて熱く歌い上げたかと思うと、メロウなパートでは語りかけるような優しい歌唱にウットリ…。大御所Glenn Hughes(Vo/ex-DEEP PURPLE etc)とデュエットしたファンクチューン⑤I Want to Take You HigherSLY & THE FAMILY STONEのカバー)でも、ソウルフルなGlenn相手に一歩も引かず真っ向勝負してます。このアルバムを聴いているとW.E.T.への期待が一段と高まってきました。

【CD購入録】JORDAN RUDESS「NOTES ON A DREAM」(2009)

  • 2009/09/03(木) 00:00:00

【CD購入録】
NOTES ON A DREAM
JORDAN RUDESS「NOTES ON A DREAM」(2009)

DREAM THEATERの名曲の数々を、バンドの歴史の中でも最も長くキーボーディストを務めているJordan Rudess(Key)がピアノのみでリアレンジしたソロ名義による企画盤「NOTES ON A DREAM」を買いました。本作はJordanのオフィシャルサイトのみで発売とのことでしたが、フラリと立ち寄った大阪のDISK HEAVENで発見。DREAM THEATERの中でも僕が名バラードだと思っている楽曲が多数収録された本作はトラックリストを初めて見た時から「聴いてみたい」と思っていたので、まずはゲットできたことが嬉しいです。

【トラックリスト】
01. Through Her Eyes(5th「METROPOLIS PART2」)
02. Lifting Shadows Off A Dream(3rd「AWAKE」)
03. Perpetuum Mobile(新曲)
04. The Silent Man(3rd「AWAKE」)
05 Another Day(2nd「IMAGES AND WORDS」)
06. Hollow Years(4th「FALLING INTO INFINITY」)
07. The Grand Escapement(新曲)
08. The Spirit Carries On(5th「METROPOLIS PART2」)
09. Speak To Me(4th「FALLING INTO INFINITY」のボーナスディスク)
10. The Answer Lies Within(8th「OCTAVARIUM」)
11. Collision Point(新曲)
12. Vacant(7th「TRAIN OF THOUGHT」

Jordanのソロアルバムといっても「FEEDING THE WHEEL」(2001)や「RHYTHM OF TIME」(2004)のようなバンド形態ではなく、ピアノ独奏によるアルバムなので本作は彼の作品群の中でも「4NYC」(2002)に近い雰囲気です。また本作はただメロディをなぞるだけではなく、良くも悪くもJordanらしく弾きまくる作品となっていて、お得意の高速フレーズが華麗に乱舞することもあれば、その音数の多さが慌ただしく感じられることも…(苦笑)。珠玉のバラード集であるだけに個人的には音を詰め込んだ演奏より、もっとメロディに浸りたいと思う節がありつつも結局はJordanの見事な鍵盤捌きに聴き惚れてしまう一品です。中でも⑤のオリジナルバージョンのギターソロ前でJames LaBrie(Vo)が「Than surrender to the secret~♪」と歌っているパートをピアノで感動的に表現したパートはゾクッと来ました。新曲3曲についてはDREAM THEATERのオリジナルアルバムで耳にしたメロディもあるような気もするけれど、なかなかの出来栄えだと思います。熱心なファン向けの作品だとは思いますが、Jordan好きの僕は結構楽しめそうな1枚ですね。

【CD購入録】JOHN PETRUCCI & JORDAN RUDESS「AN EVENING WITH JOHN PETRUCCI JORDAN RUDESS」(2004)

  • 2009/08/14(金) 00:00:00

【CD購入録】
AN EVENING WITH JOHN PETRUCCI  JORDAN RUDESS
JOHN PETRUCCI & JORDAN RUDESS「AN EVENING WITH JOHN PETRUCCI JORDAN RUDESS」(2004)

John Petrucci(G)Jordan Rudess(Key)というDREAM THEATERの超絶プレイヤーがタッグを組んで、このコンビによるオリジナル曲を演奏したライブの模様を収めた作品で、その名も「AN EVENING WITH JOHN PETRUCCI & JORDAN RUDESS」を買いました。アコースティックギターのしっとりしたプレイをメインとしつつ、エレキに持ち換えると弾きまくるJohn、端正なピアノサウンドを聴かせるJordanの2人のみで演奏されている本作の楽曲はジャズっぽかったり、フラメンコ調だったり、ヒーリングミュージックのようなパートもありますが、イージー・リスニングというには音が多く聞き流せないという、DREAM THEATERのギタリストとキーボードプレイヤーらしい作品となっています。10分を越える楽曲もあり、ギターとキーボードだけでは少し間延びしている気がしないでもないですがバンドの名曲The Spirit Carries On冒頭のピアノメロディに似た始まり方の②Truth、シューベルトの子守唄(「ね~むれ~ ね~むれ~♪」という歌詞のあれです)を思い出させる④State Of Graceはよくリピートしてます。④なんて、ここ数日は寝る前に必ずと言っていいほど聴いていたりします。ギターとピアノのみというシンプルな構成ながら不思議な深みが感じられる1枚ですね。

【CD購入録】JASON BECKER「COLLECTION」(2008)

  • 2009/05/02(土) 08:18:23

【CD購入録】
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JASON BECKER「COLLECTION」(2008)

Jason Becker(G)のベストアルバム「COLLECTION」(2008)を買いました。まずはJasonに関して簡単なバイオグラフィを…。後にMEGADETHに加入するMarty Friedman(G)とギターコンビを組んだバンドCACOPHONYで2枚のアルバムを残し、ソロ作もリリースした後、元VAN HALENDavid Lee Roth(Vo)のバンドに参加するなど1980年代から90年代にかけて注目を集めたギタリストJason Becker。多くのファンが彼の活躍に期待していた矢先の1990年、筋肉が徐々に萎縮して体が動かなくなってしまう病気(筋萎縮性側索硬化症=ALS)を発症してしまい、Jasonはギター演奏はおろか身体を動かすことすら、ままならなくなってしまいました。しかし、彼は今も病気と闘いながら音楽を作り続けています。相互リンクさせていただいているrainmakerさんのブログliving in the golden years...では、更に詳しく書かれていてます。僕が彼のことを初めて知ったのは、HR/HMを聴き始めて2年目の1996年でした。Jasonの2ndソロ「PERSPECTIVE」(1996)を聴き、1stソロ「PERPETUAL BURN」(1988)も買ったものの、当時の僕は彼の崇高ともいえる音楽性に敷居の高さを感じてしまい、ソロ2作品を手放してしまいました。しかしその後、僕の好きなギタリストからもJasonの名前を聞くことも多く、手放さなければ良かったと後悔していたところ、2008年にリリース(輸入盤のみ)されたのが本作です。

【トラックリスト】
01. Rain 「Perspective」
02. River of Longing(新曲)
03. Images 「Go Off!」(CACOPHONY)
04. Opus Pocus 「Perpetual Burn」
05. Higher 「Perspective」
06. It's Showtime 「A Little Ain't Enough」(DAVID LEE ROTH)
07. Altitudes 「Perpetual Burn」
08. End of the Beginning 「Perspective」
09. River of Longing (Reprise)(新曲)
10. Meet Me In the Morning 「Perspective」
11. Air 「Perpetual Burn」
12. Electric Prayer for Peace(新曲)
13. Mandy's Throbbing Little Heart 「The Raspberry Jams」
(※「」内は収録アルバム)

本作にはJasonのソロ作の中でも僕の心に強く響いてきた④、⑤、⑦、⑧、⑪といった名曲だけでなくCACOPHONYやDAVID LEE ROTH BAND時代の音源に加えて、なんと新曲も3曲収録されているのが驚きです。
前述のようにJasonはとてもギターをプレイできるような状態ではないので、新曲ではSteve Vai、 Joe Satriani、Marty Friedman、Greg Howeといった著名ギタリストが参加し、Jasonの代わりにギターを弾いています。今や全身の筋肉が麻痺し、人工呼吸器を装着した寝たきり状態のJasonですが、僕は彼に対して「悲運のギタリスト」という表現は使いたくありません。19歳の若さで今の病気を患い、その後20年近くも闘病を続けている彼の周囲には温かい家族と友人がいて、その支えを受けながら前向きに力強く生き、音楽を創造する姿には逆に元気を与えられるほどです。ギタリストとしてはJason以上に僕の好きなプレイヤーもいますが、1人の人間としてJason Beckerを尊敬しています。是非、美しく優しい彼のメロディに触れてみてください。

彼のディスコグラフィはこちら。
PERPETUAL BURN
JASON BECKER「PERPETUAL BURN」(1988)

PERSPECTIVE.jpg
JASON BECKER「PERSPECTIVE」(1996)

THE RASPBERRY JAMS
JASON BECKER「THE RASPBERRY JAMS」(1999)(未発表音源集)

THE BLACKBERRY JAMS
JASON BECKER「THE BLACKBERRY JAMS」(2003)(未発表音源集)

SPEED METAL SYMPHONY
CACOPHONY「SPEED METAL SYMPHONY」(1987)

GO OFF
CACOPHONY「GO OFF!」(1988)

LITTLE AINT ENOUGH
DAVID LEE ROTH「A LITTLE AIN'T ENOUGH」(1991)

【CD購入録】JIMI JAMISON「CROSSROADS MOMENT」(2008)

  • 2009/03/21(土) 21:01:49

【CD購入録】
CROSSROADS MOMENT
JIMI JAMISON「CROSSROADS MOMENT」(2008)

音楽を聴く時は「まずメロディありき」をモットーにしている僕は「メロディ派リスナー」を自認しているのですが、80年代に一世を風靡したSURVIVORには不思議と夢中になることなく、5th「VITAL SIGNS」(1984)を持っているだけでした。なので、Jimi Jamison(Vo)Jim Peterik(G)というSURVIVORの黄金期を支えた元メンバー2人が久し振りに共作したJimiのソロ3作目であるこの「CROSSROADS MOMENT」も当初買う予定はありませんでした。ただ、いくつかのブログさんで取り上げられていたし、試聴した⑥Behind The Musicがとても気に入ったので買ってみることに。今のところは⑥のエンドレスリピートから抜け出せてなくて作品の全体像が掴めていない状況ですが、ギターメロディが耳に残る⑧Love The World Away、元気な曲調の⑨She’s Nothing To Meが並ぶアルバム中盤が気に入っています。なぜかヘヴィローテーションにならないのは本家SURVIVORと同じながら、家や車の中で聴くBGMとして愛聴している1枚です。

JOEY TEMPEST「A PLACE TO CALL HOME」(1995)

  • 2009/03/13(金) 08:25:06

A PLACE TO CALL HOME
【No.109】
★★★★
年間ベスト1995年第5位

1995年当時、活動停止状態にあった北欧メタルの代表的バンドEUROPEのフロントマンJoey Tempest(Vo)初のソロアルバム。僕はEUROPE本体を聴く前に、本作を手にしたという変わり者なのですが、メタルを歌うJoeyのイメージが皆無だったこともあり予想以上に楽しむことができました。はっきりいって本作にメタルの要素はゼロで、抜群にメロディの良いカントリー風味のAORサウンドが詰まったアルバムとなっています。

このアルバムの中ではまだロック色の強い①We Come Alive、爽やかな空気を運んできてくれるポップロックチューン③A Place To Call Home⑩Always A Friend Of Mine、叙情味溢れるバラード⑤Elsewehere、スケール感のあるストリングスサウンドに包まれた⑫For My Countryといった曲が特に好きだし、それを歌い上げるJoeyの歌声がまた絶品です。EUROPEの時とは一味違う、程よく肩の力を抜いたJoeyの歌唱はこの方向性にはピッタリ。楽曲を盛り上げる女性コーラスも効果的に使われていて優れたボーカルアルバムだと思います。

かつての僚友であり、2009年現在EUROPEで再び活動を共にしているJohn Norum(G/ex-EUROPE)が参加した⑨Right To RespectはJohnの趣味が出たブルージーなナンバーで、アルバムのアクセントとなるだけでなく、いかにもJohnらしいタメのあるギタープレイが光っています。EUROPEにそれほど思い入れのない僕にとってはすんなり受け入れることができたアルバムだし、個人的な好みでいえばEUROPEのオリジナルアルバム以上に気に入っている作品でもあります。EUROPEファンよりもBON JOVITERRA NOVAといったメロディック・ロックファンの方が好意的に楽しめる1枚かもしれませんね。

【音源紹介】
・A Place To Call Home

【CD購入録】JEFF LOOMIS「ZERO ORDER PHASE」(2009)

  • 2009/03/02(月) 08:07:47

【CD購入録】
JEFF LOOMIS ZERO ORDER PHASE
JEFF LOOMIS「ZERO ORDER PHASE」(2009)

アメリカ出身のシリアスでダークなヘヴィメタルバンドNEVERMOREのギタリストJeff Loomis初のソロアルバムを買いました。ヨーロピアンメタル好きの僕からすれば、NEVERMOREにはもう少しキャッチーでわかりやすいメロディを求めてしまうのですが、Jeffのギターワークは結構好きでした。印象としてはバンド本体のサウンドに近いメタリックな楽曲が並んでいて、NEVERMOREの楽曲からボーカルを取っ払って火花散るリードギターで埋め尽くしてみたという感じでしょうか。⑨Miles Of Machineのような泣きのネオクラシカルチューンがもう少しあれば、僕の好みど真ん中だったのですが久し振りに胸が熱くなるインストアルバムであることには間違いありません。輸入盤は昨年にリリース済みで、リンク先のブログ様でも取り上げられていたので輸入盤の誘惑に負けそうになりましたが、日本盤はボーナストラック1曲とライナーノーツがあるので待った甲斐がありました。ギタリストを探していたMEGADETHのオーディションを受けたもののJeffは落選し、Marty Friedman(G)が加入したことや、Jason Becker(G)をフェイバリットに挙げているなど興味深い情報がライナーノーツには書かれています。Jeffのプロフィールはよく知らなかったので勉強になりました。

JOURNEY「REVELATION」(2008)

  • 2009/01/14(水) 08:49:47

REVELATION
【No.089】
★★★★(2008)
年間ベスト2008年第4位

JOURNEYといえばOpen ArmsSeparate Ways(Worlds Apart)など歴史に残る名曲を世に送り出し、産業ロック/アメリカン・メロディックロックの象徴的存在というイメージでした。しかし僕がHR/HMを聴くようになった1995年当時、バンドは解散状態だったので過去の伝説的バンドと思っていたのも事実。「TRIAL BY FIRE」(1996)で復活した時にもスルーしてしまってました。これは90年代後半に再結成したバンドが80年代の黄金期とは違う方向性で復活するケースが多かったので、僕が再結成という言葉にネガティブになっていたせいかも。「TRIAL BY FIRE」リリース後、「JOURNEYの声」というべき存在だったSteve Perry(Vo)が脱退し、Steve Augeri(Vo)~Jeff Scot Soto(Vo/ex-YNGWIE MALMSTEEN etc)とシンガーを変えながら活動するバンドを見て、新作を出してはグレイテストヒッツ的な選曲でツアーをするバンドと考えるようになってました(ファンの方、すいません)。

という感じでJOURNEYに対して、さほど思い入れのない僕だったので13作目となる本作を買う時も新曲11曲(Disc-1)と代表曲のリメイク11曲(Disc-2)の2枚組が輸入盤だとCD1枚分の価格で買えるのはお得だな、という理由で手を伸ばしました。ところが実際に聴いてみると、そんな軽い気持ちで本作を買ったことを謝りたくなるほど素晴らしいアルバムですね、これは。溌剌とした明るさのあるハードポップ曲①Never Walk Away、代表曲Lights譲りのゆったりとしたムードの②Like A Sunshower、「JOURNEYは現役バリバリのハードロックバンドだ!」というNeal Schon(G)の声が聞こえてきそうな躍動感に満ちたロックナンバー③Change For The Better、④Wildest Dream、そしてJohnathan Cain(Key)の清らかなピアノの調べが美しいバラード⑥After All These Years、⑩Turn Down The World Tonightなど、哀愁のメロディアス・ハードという言葉がピッタリの楽曲が次から次へと繰り出されます。

本作で最も注目を集めるのは新加入のフィリピン人ボーカリストArnel Pinedaでしょう。声質だけでなく歌い回しまでもSteve PerryにそっくりなのでDisc-2を黙って聴いてると、Steve Perryのテイクと間違ってしまいそうなほど。しかも物真似で終わらない上手さがあるんですよねぇ。今回、過去の代表曲をArnelのボーカルでリメイクしているのも、バンドが彼の歌に自信を持っている証拠でしょう。僕の中で「過去のバンド」となっていたJOURNEYが、不死鳥をモチーフにしたジャケットの本作で復活したと言いたくなりますね。新曲と過去の名曲群が素晴らしいボーカルで聴けるので、JOURNEYビギナーにも最適なアルバムだと思います。

【音源紹介】
・After All These Years

【CD購入録】JOURNEY「REVELATION」(2008)

  • 2008/10/15(水) 07:58:39

【CD購入録】
REVELATION
JOURNEY「REVELATION」(2008)

過去にはOpen ArmsSeparate Ways(Worlds Apart)といった超名曲を残し、産業ロック/メロディックロックの頂点に君臨していたJOURNEYの13作目を買いました。本作は新曲からなるアルバム本編に過去の名曲を新加入のフィリピン人ボーカルArnel Pinedaが歌った12曲入りボーナスディスク付きというお得感のある1枚、いや2枚です。僕は\1,800の輸入盤を買いました。不死鳥を連想させるジャケットが、どこか25年振りにオリジナルラインナップで復活したASIAの「PHOENIX」を彷彿とさせます。ASIAの最新作が各メンバーの年の功からくる旨みを感じさせるメロディアスな1枚だったのに対し、本作は何というか若々しくて快活な音なんですよね。その筆頭格がASIAの同名異曲④Wildest Dreamsで、明るい曲調の中で躍動するArnelの溌剌とした歌声はまるで若かりし頃のSteve Perry(Vo/ex-JOURNEY)のよう。勿論、JOURNEYらしいバラードもしっかり収録されてるので、流石JOURNEYと思える作品です。僕が最後に聴いたJOURNEYの11th「ARRIVAL」(2000)よりも断然好きです。売上で見ると本作は全米ビルボードチャート5位(過去2作は58位、170位)らしいので、JOURNEY復活と言っていいんじゃないでしょうか。しばらくドライブのお供として聴きたいですね。