【CD購入録】DRAGON GUARDIAN「遙かなる契り」(2008)

  • 2012/12/22(土) 00:00:00

【CD購入録】
遙かなる契り
DRAGON GUARDIAN「遙かなる契り」(2008)

アニメ声によるボーカル、クサさ満点のセリフを使ってRPG的ストーリーをクサメタルに乗せながら描いた1st「聖邪のドラゴン」(2006)が賛否両論ありながらも、なかなかのセールスを記録したというDRAGON GUARDIANの2作目を買いました。今回も前作と同じく同人マーケットでの発売ですが音質の悪さ、ボーカルの弱さといったデビュー作でのウィークポイントは結構改善されているのではないでしょうか。それだけでなくブックレットにも記載されている物語の背景を読み上げ、「ドラゴンガーディアン、遙かなる契り!」という作品タイトルで大仰に締めくくる①「プロローグ」から②「紅き契約」のギターメロディに繋がる始まり方がツボだったので、他のアルバムもこういう幕開けで統一してもいいのでは?と思ったほどです(笑)。主人公は「ゼウス王の娘アテナ」、宿敵は「仮面の騎士ルシフェル」、そして「聖剣エターナルソード」などのベタな固有名詞、それに輪をかけてベッタベタな語りなどツッコミどころはたくさんありますが、ファミコン世代の僕には懐かしさが込み上げてくるし、もう少しフックが欲しいクサメロもメジャーデビューを果たした3rdにして名盤「DRAGONVARIUS」(2009)の片鱗が感じられます。ちなみに12月12日にリリースされた初のベスト盤「THE BEST OF DRAGON GUARDIAN SAGA」には本作を代表するクサメロスピ⑤「神話」が収録されています。

【CD購入録】DRAGON GUARDIAN「DESTINY OF THE SACRED KINGDOM」(2011)

  • 2012/03/31(土) 00:00:00

【CD購入録】
DESTINY OF THE SACRED KINGDOM
DRAGON GUARDIAN「DESTINY OF THE SACRED KINGDOM」(2011)

メジャーデビュー後もファンの間で根強い支持を得ているDRAGON GUARDIANの1st「聖邪のドラゴン」(2006)のボーカルパートを男性ハイトーンシンガーLeo Figaro(MINSTRELIX)による英語詞に差し替え、セリフ/語りを完全排除してメタリックに仕上げたリメイクアルバムを買いました(ちなみにLeoは日本人)。「聖邪のドラゴン」に関しては評判のクサメロを味わう前に、DRAGON GUARDIANの後の作品群以上に聴き手を選ぶアニメ要素に撃沈してしまった僕も本作はすんなり聴けました。リメイクするに当たって何故か曲順が変更され、新曲②Treasure Landを追加収録しているのでオリジナル盤にあった物語性はなくなっていますが1枚のメロディック・スピードメタル作品として、なかなか聴き応えのある1枚だと思います。なお、前述の新曲②はDRAGON GUARDIANの5th「聖魔剣ヴァルキュリアス」(2011)で「炎の魔石」として再録されています。

【CD購入録】DRAGON GUARDIAN「聖邪のドラゴン」(2006)

  • 2012/03/29(木) 00:00:00

【CD購入録】
聖邪のドラゴン
DRAGON GUARDIAN「聖邪のドラゴン」(2006)

アニメ風のセリフや語りが飛び交うメロディック・スピードメタルにアニソンのような歌メロが乗る音世界の中で、少女を主人公としたRPG的な物語を展開していくことをコンセプトとしたプロジェクトDRAGON GUARDIANの1stアルバムを買いました。以前から本作は「サウンドがチープではあるがメロディのクサさにおいてはDRAGON GUARDIAN作品の中でも随一」という評判を耳にしていたので期待とそれなりの覚悟を胸に聴いてみました。う~ん、これは予想以上に壁が厚かった…。彼等の特徴であるクサメロや恥ずかしくなるくらいのセリフといった要素は本作で既に確立されていて、メロディに関しては確かに胸に響いてくる場面もあります。しかし、それにも増してKickという女性によるボーカルやセリフパートのクセがかなり強く僕がメロディに浸ることを難しくしてしまっています。DRAGON GUARDIANのセリフ/語りには慣れたつもりでいましたが本作で聴けるセリフは素人臭さが強く、語りも内容以前に「~した」「~だった」という文末が多いため、何だか作文のように感じてしまいました。また準主役級の登場人物であるホップという少女の舌ったらずな喋り方はクセがありまくりなだけでなく、その調子でボーカルパートまで担当しているのには萎えましたね(苦笑)。これまでHR/HMを中心に聴いてきた僕のようなリスナーにとってはかなりハードルが高いというのが現時点での感想ですが、不思議な中毒性は感じられるのでリピートするうちに化ける…のかもしれません。

【CD購入録】DRAGON GUARDIAN「聖魔剣ヴァルキュリアス」(2011)

  • 2012/03/17(土) 00:00:00

【CD購入録】
聖魔剣ヴァルキュリアス
DRAGON GUARDIAN「聖魔剣ヴァルキュリアス」(2011)

勇者アーサー(G)を中心としたアニメ要素を持つメロディック・スピードメタルプロジェクトDRAGON GUARDIANの5作目を買いました。このプロジェクトが同人メタル界からメジャーシーンに飛び出すことに大きく貢献したFuki嬢(Vo/LIGHT BRINGER)はメジャーデビューを控えた自身のバンドLIGHT BRINGERが多忙になったためか、本作には参加しておらず勇者アーサーがYAZIN(G/KNIGHTS OF ROUND)と結成した桜牙でも歌っていた複数の女性声優がシンガーを務めています。音楽性の方はこれまでのDRAGON GUARDIANが楽しめたファンなら歓喜必至のクサいメロパワなのですがメジャーデビュー作にして3作目の「DRAGONVARIUS」(2009)に衝撃を受けた身としては、それを越えたとは言い難いかなというのが正直な感想です。客観的に見ればサウンドプロダクションや楽曲面において過去最高と呼べそうな気もするのですが、3rdが放っていた独特の雰囲気が好きだったので…。あと気になったのは男性ナレーションが「麒麟です」でお馴染みのお笑いコンビ麒麟の川島さんばりの低音ボイスであるために聞き取りにくい点でしょうか。おかげでストーリーがよくわかっていません…。現在のお気に入り曲は⑥「天界への切符」かな。本作に参加している声優陣の中ではこの曲を歌っている実谷 ななが一番好きですね。

【CD購入録】DRAGON GUARDIAN「真実の石碑」(2010)

  • 2010/07/27(火) 00:00:00

【CD購入録】
真実の石碑
DRAGON GUARDIAN「真実の石碑」(2010)

RPG的世界観をメロディック・スピードメタルに乗せて描く日本産メロスピ・プロジェクトDRAGON GUARDIANの4作目を買いました。僕にとってDRAGON GUARDIAN初体験盤となった前作「DRAGONVARIUS」(2009)は圧倒的なクサメロとクサい語り/セリフパートで僕を悶絶させてくれたのに対して、今回は登場人物のセリフは一切なく楽曲の歌詞とナレーションによって物語が展開されているのですが、初めて前作を聴いた時にセリフパートに赤面/失笑していた僕がセリフをカットした本作に物足りなさを感じていたりするのですから不思議なものです。あと、これはあくまで数回聴いた現時点での印象ですが、前作ほどの突き抜けた高揚感はないかなぁという気もします。勿論、並のメロスピ作品として見れば聴き応えはあるので、前作と比較した時の話ではありますが…。これから更に聴き込んでいきたいと思います。今のお気に入りは⑦「永遠の剣」ですね。

DRAGON GUARDIAN「DRAGONVARIUS」(2009)

  • 2010/01/09(土) 00:00:00

DRAGONVARIUS.jpg
【No.210】
★★★★(2009)
年間ベスト2009年第3位

勇者アーサー(G)を中心に「衰退していくメロディックスピードメタルを現代に蘇らせる」というコンセプトの下、剣や魔法、ドラゴンなどが登場するファンタジックRPGストーリーを圧倒的なクサメロで紡ぐ和製RHAPSODY OF FIREまたはBLIND GUARDIANとでも呼ぶべきメロディック・スピードメタルプロジェクトDRAGON GUARDIANの3rdアルバム。これまで僕は彼らに対してネタバンド的なイメージを持っていたためスルーしていたのですが、そのことを後悔したくなるほどクサメロ満載の楽曲は僕好みのものが多いです。また、聴く前に懸念していたボーカルの弱さに関しても女性シンガーFuki(Vo/LIGHT BRINGER)の歌が想像以上に安定しているばかりか、その健気な声質で精一杯歌うパフォーマンスにグッと来てしまいますね(こういうのを「萌える」っていうのでしょうか)。

曲名通りのイントロ①「序曲」に導かれて始まるオープニングチューン②「暗黒舞踏会」はここ最近に聴いたメロスピの中でも屈指のクサメタルナンバーだし、③「旅立ちの朝」もジャーマンメタル直系の「躁」なメロディとクワイアが胸を熱くしてくれる極上のメロスピで、この2曲がアルバム全体で見ても頭ひとつ抜きん出ています。アコーディオンがワルツ風のリズムを奏でる曲の冒頭を聴いて落ち着いた曲調なのかと思いきや、我慢できずに疾走してしまう④「港街バッカス」以降も怒涛の展開が待ち構えていて、クサメロを撒き散らしながら思い切り 突っ走る⑤「忘却の島」(③ではバッチリ決まっていたクワイアがヘンなのは狙ってのこと?)、物語の佳境に相応しい12分近くのドラマティック大作⑥「ドラゴンヴァリウス」を経て、メロディックメタルとは感触の異なるスラッシーなリフが緊迫感を煽る激しさに満ちた⑦「邪神への鎮魂歌」でストーリーはクライマックスを迎えます。①とエピローグの⑧「白銀の髪」を除く曲の大半が輪郭のはっきりしたメロディによる疾走パートだというのも高ポイント。

という感じで楽曲だけを聴けば初期SONATA ARCTICAっぽさもあるメロスピの傑作だと思うのですが、曲中で本来ならギターソロが入りそうな箇所に挿入される語りや登場人物のセリフパートに賛否両論があるみたいですね。 僕も最初の頃はあまりにクサいセリフに失笑していましたが、このパートの内容がストーリーを理解する上で欠かせないこともあって、リピートするうちにこれもDRAGON GUARDIANの個性なんだと受け入れることができるようになりました。そのセリフも全体的に早口で主人公カノンの声が小さかったり、バックのキラドコサウンドに埋もれていたりで聞き取りにくいこともあるんですけどね。そんなオタクっぽさや軽い音質など、聴き手を選ぶ要素があるのも事実ながら、勇者アーサーが繰り出す素晴らしい疾走メロスピチューンの数々がそんなネガティブ面を補ってくれています。速いメロスピが大好きでRPGに愛着のある僕はかなり楽しめました。次回作にも期待大ですね。

【音源紹介】
・暗黒舞踏会

【CD購入録】DRAGON GUARDIAN「DRAGONVARIUS」(2009)

  • 2009/10/11(日) 00:00:00

【CD購入録】
DRAGONVARIUS.jpg
DRAGON GUARDIAN「DRAGONVARIUS」(2009)

勇者アーサーなるギタリスト兼コンポーザー率いる日本産メロディック・スピードメタルプロジェクトDRAGON GUARDIANの3rdアルバムを買いました。まるでRPGな物語(歌詞は全て日本語)をメロスピに乗せて展開するこのプロジェクトの存在は以前から知っていたものの、ボーカルが弱いという噂と「同人メタル」というよくわからないジャンルにカテゴライズされているためにチープなメタルを想像してしまい手が出なかったのですが、今回はBURRN!誌で87点(藤木さん)という高得点を見て思い切って聴いてみました。うん、これはなかなか良いですね。まずはクサいメロディで疾走しまくる楽曲群がかなり好感触で、曲名ズバリのイントロ①「序曲」に続く②「暗黒舞踏会」、③「旅立ちの朝」というキラーチューン2曲に胸が熱くなってしまいました。女性ボーカルFuki(Vo/LIGHT BRINGER)の歌も予想以上に安定しています。さて、このDRAGON GUARDIANの作品で賛否両論となっている語りパートについて、僕も最初の頃はそのあまりにクサいセリフに赤面/失笑してしまいました。ところが、この語りこそがストーリーを理解する上で必要不可欠なこともあって、注意して聴きながらリピートするうちにこれもDRAGON GUARDIANの個性なのかなと受け入れられるようになってきました。物語設定、セリフ回しともに使い古されたものなんだけど、1980年代後半~1990年代前半にドラクエ、ファイナルファンタジー、ファイアーエンブレムといったRPGにドップリはまっていた僕としては逆にそこが懐かしかったりするんですよね。そんなクセのある語りパートや軽い音質など、聴き手を選ぶ要素があるのは事実ながら、疾走メロスピチューンの数々がそんなマイナス要素を補ってくれています。僕は好きです、このアルバム。