【現在の愛聴盤】VALENTINE「CHRISTMAS IN HEAVEN」(1997)

  • 2008/12/24(水) 08:13:36

【現在の愛聴盤】
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VALENTINE「CHRISTMAS IN HEAVEN」(1997)

【現在の愛聴盤】
今日はクリスマスイヴ…ということで、この時期ならではの作品を聴いています。本作はVALENTINEの4th「VALENTINE 4‐UNITED」(1997)からのセカンドシングルで、①Christmas In Heavenに未発表曲4曲を加えた構成です。「VALENTINE 4‐UNITED」の中でもかなりのお気に入りだったタイトルトラックだけでなく、他の楽曲もかなり充実しているのが本作のいいトコロ。

②1st X-Mas Without U(Dedicated To My Father)
タイトル通りロビー様の亡き父親に捧げられたバラードで大切な人を失った悲しみの中に、希望の光が差し込むような美しいコーラスが印象的。

③F Chopin/Fantasie #8211; Impromptu Op.66(ショパンの幻想即興曲)
ショパンのピアノ即興曲をカバー。「ピアニスト」ロビー様の華麗な演奏にウットリ。

④I Believe In You (Mozart Version)
ソロデビュー作「ROBBY VALENTINE」に収録されていた名曲をリメイク。モーツァルトバージョンというだけあって大幅にアレンジが変わっているだけでなく、歌詞も父親への想いを綴る内容となっています。

⑤L.V. Beethoven Symphony No.9-4th Mov-Ode "An Die Freunde"(交響曲第9番「合唱」から第4楽章"歓喜の歌")
ベートーベンの「喜びの歌」をゴージャスかつ華やかにアレンジ。クリスマスソングだけでなく、新年を迎えるに相応しいこういった楽曲を収録しているのがニクイですね。

VALENTINEというと、QUEENからの影響が色濃いというイメージがありましたが、本作の楽曲に関して言えばQUEENっぽさはほとんど感じません。シングル/ミニアルバム形式の作品は繰り返し聴くことは少ないのが正直なところですが、この作品は購入してから毎年この時期に聴いている1枚です。

今日は早めに仕事を切り上げて、ケーキでも買って帰ろうと思ってます。
皆様も良いクリスマスを。

VALENTINE「NO SUGAR ADDED」(1998)

  • 2008/08/16(土) 08:18:07

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【No.026】
★★(1998)

VALENTINEが自身の音楽を表現する中で、欠かせないキーワードである「大仰」「ドラマティック」という2大要素を抑えた(それでも十分ドラマティックですが)5thアルバム。このアルバムの感想はVALENTINEが創造する音楽に対して、「華麗な装飾をしすぎ」と感じているか、「ゴージャスでドラマティックな曲展開こそがVALENTINEの肝」と感じているかによって分かれそうですね。僕はどちらかというと後者なので、これまでの作品と比べると物足りないというのが正直な感想です。

とはいえ、キーボードが引っ張っていくアップテンポ⑦Back 2 Mars、VALENTINEの真骨頂である麗しのバラード⑨My Only 1で聴けるVALENTINEワールドは健在だし、かつてRobbyが在籍していたZINATRA1ST AVENUEの楽曲をリメイクした④Love Never Dies、⑪Never Ⅱ Lateの2曲は流石の出来栄えです。ただ、これらのリメイク曲が本作で最も印象的な楽曲になっているのは複雑ですが。

これまでの作品で築き上げたスタイルから距離を置き、VALENTINEとしてはシンプルな楽曲が多く、ともすればダークな印象(あくまでVALENTINEとしては)も感じられるのは、アルバム制作前にRobbyの父親が他界したことと無関係ではないと思います。ただ僕としては劇的な展開とドラマ性が控えめなこと以上に、メロディの魅力が前4作の域にまで達していないように思えることと、過去の楽曲を連想させるメロディがチラホラあることの方が気になりますね。

【音源紹介】
・My Only 1

VALENTINE「VALENTINE 4‐UNITED」(1997)

  • 2008/08/15(金) 08:17:03

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【No.025】
★★★★(1997)
年間ベスト1997年第8位

メロディアスでドラマティックな曲を作らせたら右に出る者はいないVALENTINEの4thアルバムは、これまでの作品の集大成とも言えるゴージャスな1枚となりました。ピアノサウンドで奏でられる明るくポジティブなメロディが支配的だった前作と初期にあった愁いのあるメロディラインががっちりと手を組んだ本作の楽曲群はどれも高品質な仕上がりです。

The Magic BreezeDreams Never Dieの流れを汲んだアップテンポチューンの割合がこれまでになく多い(②I Believe In Music、⑤Black & White United、⑪Back On The Trackなど)ため、アルバム全体に勢いがあります。その一方で、もはやVALENTINE節となったセンチメンタルなメロディが映えるクリスマスバラード③Christmas In Heavenで健在。それに加えて、どこか懐かしさを感じるメロディラインのインパクトが大きい新機軸のミドルチューン④Don’t Tell Meなど、自らの強みはキープしつつ従来のアルバムにはないタイプの楽曲を繰り出してくるあたりが素敵です。アルバム終盤の畳み掛けも素晴らしく、チャイコフスキーにインスパイアされたという⑬Concerto For The Unconditional Loveから共通のメロディを持った優しげなバラード⑭I Will Come Throughへ至る流れもほんと感動的。この人のアルバムって、収録曲が多い割りに最後までしっかり楽しめるのが大きな魅力ですね。

惜しむらくは、これまでのアルバムには必ず存在していた飛び抜けたキラーチューンがないことぐらい。裏を返せばアルバムに満遍なくいい楽曲が収められてるために、目立たない佳曲が目白押しということになるんですけどね。4作目になっても才能とアイデアの枯渇を感じさせることなく、優れた作品を発表し続けるあたりは流石です。

【音源紹介】
・I Believe In Music

VALENTINE「VALENTINE」(1995)

  • 2008/08/14(木) 12:56:29

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【No.024】
★★★★(1995)
年間ベスト1995年第3位

Robby Valentine(Vo、Key)がソロからバンドに名義を変更して放つ通算3枚目のアルバム。バンド名義になったからといって音楽性が変わるわけでもなく前2作で構築した美麗ハードロックサウンドは今回も健在で、よりポップに明るめの楽曲が多くなっているのが本作の特徴です。

何を置いても本作でまず触れなくてはならないのが①Godの存在。Robbyが敬愛するQUEENの名曲Bohemian Rhapsodyに似た構成を持つこの楽曲は、模倣だとかコピーだとかいうレベルを超越し、Robby独自のセンスで組み立てられたた孤高の1曲です。幾重にも重ねられたボーカルハーモニーに始まり、徐々に盛り上がっていく流れの中で圧巻のピアノソロからツーバス疾走パートへと雪崩れ込んでいく怒涛の展開があまりに素晴らしく言葉を失ってしまいます。これほどドラマティックな曲にはそうそう出会えません。またデビュー作のOver And Over Again、2ndのDon't Make Me Wait Foreverに続く珠玉のバラード曲としては⑫Ma Cherieが収録されてます。これまでの2曲と違い、メロディと歌詞にポジティブな空気が漂う清らかなバラードです。ひたすらポップなメロディが楽しい③Never Be Lonely、Robby流ハードロック⑬Dreams Never Dieそしてアルバムを感動的に締めくくってくれるドラマティックなインスト⑮Remi(これがボーナストラックというのにビックリ)と、ハイクオリティな楽曲が満載です。

アルバムの流れも練られていて、タイプの異なる1分台の楽曲を3曲続け、ヨーロッパ民謡風の⑧The Mourning Minstrelへ繋ぐというアルバム中盤は新境地だと思うし、アルバムのいいアクセントにもなってます。これまでの作品以上にピアノサウンドが強調されているためアルバムの雰囲気もやや異なっていますが、Robby Valentineというアーティストが生み出す甘美なメロディを随所で楽しむことができる傑作ですね。

【音源紹介】
・God

ROBBY VALENTINE「THE MAGIC INFINITY」(1994)

  • 2008/08/13(水) 18:11:22

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【No.023】
★★★★★(1995)

オランダの貴公子の愛称を持つRobby様こと、Robby Valentine(Vo, Key)の2ndアルバム。QUEENからの強い影響を受けた音楽性はそのままに、曲のクオリティが更にアップし、ハードな音像になってるのが嬉しいですね。前作以上にハードロックのダイナミズムを持った①The Magic Infinity、清らかな調べのピアノでシンプルに聴かせるバラード②Miss You Eternally、メロディアスなサビのコーラスが耳に残る③Only Your Love、Robbyの代名詞とも言える大仰なアレンジを控えた④Angel Of My Heartという冒頭の4曲だけで、本作のバラエティの豊かさを感じることができます。

前作以上にエッヂの効いたギターワークを堪能できるパートも多く、中でも①のメロディアスなソロが本当にカッコいい!ギタリストとしてクレジットされているRob Winterなるギタリスト、なかなかやりますね。ボーナストラック2曲込みで14曲(⑥The Reconcilationは1分弱の小曲)も収録されながら、そのどれもが高品質。特にRobbyならではのセンチメンタルな世界が満喫できるリリカルな名バラード⑦Don’t Make Me Wait Foreverがお気に入り。それとボーナストラックながら本作を語る上で外せないのが10分に渡る大作⑭Valentine’s Overture Part 2です。前作収録のPart 1も素晴らしかったですが、このPart 2でもRobbyのズバ抜けた才能を堪能できます。物悲しいピアノ、ハードにドライヴィングするパートのみならずラップまでも効果的に取り入れ、曲のエンディングにはボーナストラックの除く本作の収録曲12曲の各パートがフラッシュバックするという構成となってます。それを独自のアレンジで1曲に纏め上げてしまう、その才能に脱帽です。

コーラスを幾重にも重ねた壮大かつドラマティックなアレンジに注目が集まるRobbyだけど、肝心のメロディが実に魅力的なんですよね。天性のメロディメイカーとは正にこのこと。アルバムの曲順、構成も含めて文句なしの名盤!

【音源紹介】
・Mega-Man

ROBBY VALENTINE「ROBBY VALENTINE」(1992)

  • 2008/08/07(木) 20:10:31

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【No.021】
★★★★(1995)

1ST AVENUEZINATRAといったオランダ産メロディアス・ハードロックバンドのメンバーとして活躍していたRobby Valentine(Vo, Key)のソロデビュー作。QUEENをベースに独自のポップエッセンスを注入して作り上げられた徹底的にドラマティックでロマンティックな音世界は、初めて彼のアルバムを聴いた僕に大きな衝撃を与えてくれました。

壮大なピアノイントロから起伏の激しい展開を経てサビへ至る流れと、極めてキャッチーなサビメロが素晴らしい①The Magic BreezeからしてRobbyの非凡な才能が炸裂しています。どの曲にも耳を捉えるメロディラインが存在する本作の中でも、絵に描いたような美旋律バラード⑥Over And Over Again、QUEENからの影響をモロに感じさせつつも、有無を言わせない劇的な構築美にただただ感動するしかない⑫I Believe In Youが群を抜いて輝いています。極上のハードポップサウンドを体現する⑩Angel⑬Love Takes Me Higherも美味しいし、10分もあるボーナストラック⑮Valentine’s Overture Part 1はRobbyの多彩な音楽性が凝縮された一品です。

ハードロックとして考えると攻撃性やエッヂの鋭さは希薄だし、Robbyの繊細なボーカルスタイルに頼りなさが感じられるのは否めないけど、本作で聴けるメロディの洪水の前ではそんなことは些細な問題だと思えてきます。逆にRobbyの歌声は美しいバラードでは楽曲の儚さ、切なさを増幅させる大きな武器となっているほど。とにかくメロディアスでドラマティックな音楽が好きな人にとっては、避けて通れないんじゃないかと思えるほどの美旋律サウンドが詰まった1枚です。

【音源紹介】
・Over And Over Again