【CD購入録】小曽根 真「あしたの、喜多善男オリジナルサウンドトラック」(2008)

  • 2008/12/10(水) 09:08:54

【CD購入録】
あしたの、喜多善男
小曽根 真「あしたの、喜多善男オリジナルサウンドトラック」(2008)

奥さんととりとめもない話をしていたときに「月に1回はお互いにプレゼント(あまり高価でない物)をし合おう」ということになって今月僕がもらったのがこちら。実は前々から欲しいと思っていたんですよね。本作は2008年の1月~3月にフジテレビ系で放送された連続TVドラマ「あしたの、喜多善男~世界一不運な男の、奇跡の11日間~」のサウンドトラック盤です。普段は連ドラを見ない僕ですが、そのユニークなタイトルとサスペンス要素を含んだストーリーに不思議と惹かれて毎週見ていたドラマです。その劇中で流れるジャズピアノの調べが心地よいなぁと思っていたら、このサントラを手がけている小曽根 真というピアニストは、ジャズ界ではかなり有名な人らしいですね。とにかく、このドラマのメインテーマにもなった①My Tomorrowのメロディがホントに素晴らしい。珠玉のメロディとは正にこのこと。本作はピアノメインによるインスト18曲、ボーカル入り1曲というインスト主体の作品ですが、このMy Tomorrowが女性ボーカル(ハミング)入りの⑧My Tomorrow(Main Theme Piano & Vocal High)、バンド演奏による⑲My Tomorrow(Main Theme Band Version)と、ヴァージョン違いで収録されていてアルバムの中に見事な流れを生み出しています。ハードロック/ヘヴィメタルをメインに聴く僕ですが、こういう洒落たインストアルバムもいいですねぇ。残念ながら視聴率は低調だったこのドラマ。主演の小日向 文世の事実上1人2役の演技力に加え、今井 雅之、生瀬勝久という僕の好きな俳優が出演しているなど、個人的には毎週楽しみにしてました。初めて結末を見た時には「え?」と拍子抜けしたものの(ネタバレ自粛)、このサントラを聴きながら振り返ってみると「生きる喜び」とはそんなところにあるのかな、と思ってみたり。興味のある方はドラマの方も一度見てみて下さい。本作に収録されているピアノ曲がドラマの各所でいい味を出してます。小曽根 真の他の作品もチェックしてみようかな。できればジャズ・スタンダード曲のカバーではなく、オリジナル曲が聴きたいです。僕の好みに合いそうな小曽根さんのアルバムをご存知の方がいらっしゃいましたら、情報提供をよろしくお願いします。

【ドラマのあらすじ】
死を決意した日に、なぜか
人生最大の荒波にまきこまれてしまった男=喜多善男。

主人公=喜多善男(45)は、小市民でツイてないことづくしの人生だった男。
生きていたって何の楽しいこともありゃしない、と思っていた彼は、ついに
ある日、無二の親友の命日である11日後に死のうと決意した。

しかしなぜかその日から彼の身の丈に合わない様々な人間や出来事に遭遇
してしまい、彼の運命の歯車は大きく狂い始める。
彼を利用して金を手に入れようとする者。
罪を負わせて逃げようとする者。
11日後に死ぬことを決意した男は、
半分ヤケクソでとった言動で人を救い、喝采を浴びてしまう。
それは初めて人に認められた瞬間だった…男の中で何かが変わっていく。
一方、利用しようと近づく怪しい人物たちの心にも、
この取るに足らない小市民の男の善良さが、予想外の波紋を広げてゆく。
楽しいことも辛いことも全部ひっくるめ、男の人生は退屈なものから一変、
自分の意志とは裏腹に刺激的なものに変わってゆく。

死のうと決めた男の11日間の「人生の寄り道」は
奇しくも「生」を実感する日々へと変化してゆく。

しかし一方で、たった一人だけ、男の思い切った言動を喜ばない者もいた。
それは、何年も前に別れた、元妻。

死のうと決意したときから、なぜか出会うはずのなかった人々と出会い、
やがて、知るはずもなかった自分の過去にまつわる
衝撃の真実を知ってしまう男。

やがてくる11日後。人生のタイムリミット。
その時、男はもう一度、生きようと立ち上がることができるのか?
見て、触れて、その手に確かに感じる「生きる喜び」という手触り。
最後に男を救うものとは…?

死を決意した男が、大事件に巻き込まれながらも
再生してゆくまでの11日間を描く異色のヒューマンサスペンスドラマ。

ブックレットより抜粋