【CD購入録】TEARS OF TRAGEDY「STATICE」(2016)

  • 2016/12/12(月) 00:00:00

【CD購入録】
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TEARS OF TRAGEDY「STATICE」(2016)


2013年にリリースされた2nd「CONTINUATION OF THE DREAM」が素晴らしい出来だったメロディックメタルバンドTEARS OF TRAGEDYの3作目を買いました。彼等の強みは日本のバンドならではの歌謡曲テイストに溢れた歌メロにあると思っているのですが、そんなTEARS OF TRAGEDYらしさはMVにもなった②Void Actでいきなり発揮されています(①Beyond The Chaosは序曲)。スピードチューンでも明るくなりきれない「陰りのあるメロディ」が好きなんですよね。前半はストレートに駆け抜けるタイプが多く、後半になると13分近くある⑨Curse Brideや過去2作品にはなかったピュアバラード⑩close yet far、⑫「雫」もあって楽しめますが、バラード1曲はアルバム序盤に配置しても良かったかなという気もします。バラードにおけるHaruka(Vo)の歌唱を聴いていて、ふと鬼束ちひろが頭に浮かびました。購入前の期待にしっかり応えてくれる1枚ですね。

【CD購入録】TEARS OF TRAGEDY「ELUSIVE MOMENT」(2011)

  • 2014/02/18(火) 00:00:00

【CD購入録】
ELUSIVE MOMENT
TEARS OF TRAGEDY「ELUSIVE MOMENT」(2011)

先日CD購入録の記事をアップした2nd「CONTINUATION OF THE DREAM」(2013)が気に入ったのでTEARS OF TRAGEDYのデビュー作を買いました。本作の時点で正式メンバーとしてクレジットされているのはリーダーのTORU(G)、HAYATO(Key)、HARUKA嬢(Vo)の3人のみでベースはTORUが兼任、ドラムにはサポートミュージシャンを迎えているようです。バンドの音楽性はこの当時から既に確立されているようで煌びやかなメロディが随所で聴ける国産メロパワの好盤に仕上がっています。ただしセカンドアルバムの後に本作を聴くとメロディのフック、サウンドプロダクション、英語詞の発音も含めたボーカルパフォーマンスなど様々な面で物足りなさを感じますね。裏を返すとバンドは次作でウイークポイントを改善していたということになるので、その成長振りは頼もしい限りです。2枚目との比較を抜きにして聴けば、デビュー作としては上々の出来だと思います。

【CD購入録】TEARS OF TRAGEDY「CONTINUATION OF THE DREAM」(2013)

  • 2014/02/14(金) 00:00:00

【CD購入録】
CONTINUATION OF THE DREAM
TEARS OF TRAGEDY「CONTINUATION OF THE DREAM」(2013)

2013年にKOUTA(G/LIGHTNING)が立ち上げたメロデスバンドTHOUSAND EYESにも在籍するTORU(G)率いる国産メロディックメタルバンドTEARS OF TRAGEDYの2作目を買いました。ボーカルのHARUKA嬢はハイトーンで魅了するでも、男勝りのパフォーマンスで圧倒するでもないタイプで第一印象は地味でしたが淡々と歌い上げる彼女の歌唱スタイルには不思議な魅力がありますね。イントロ①Continuation Of The Dreamに導かれてスピードチューン②Euclaseに繋がるお約束の流れで掴みはOKです。国内外を問わず若手メロパワバンドの作品では序曲とそれに続く事実上の1曲目はカッコいいのに後は尻すぼみ…というパターンも少なくないのですが本作はさにあらず。疾走曲では④Rebirth、⑧Falling Starが更なるハイライトになっているし9分台の長編⑨Prison Of AbyssではHARUKA嬢に加えてDOUGEN(Vo/AFTERZERO、THOUSAND EYES)による迫力満点のグロウル、明日香なるシンガーのソプラノパートとHAYATO(Key)のバリトンボイス(予想外に上手い)までも入り乱れてドラマティックな世界を描き切っています。強力なナンバーが揃うアルバムの中でも一番のお気に入りはJ-POP的なメロディが秀逸な⑤It Like Snow…ですね(初めてこの曲を聴いた時ふと陰陽座「甲賀忍法帖」を思い出しました)。美メロに溢れたメロパワの好盤であるだけてなくアコギをバックにHARUKAが低音メインで歌う⑪「星の砂」を聴いていると、まだポテンシャルを秘めているように感じられるのも頼もしい。これからが楽しみなバンドです。