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LIGHT BRINGER「MONUMENT」(2014)

  • 2019/04/23(火) 00:00:00

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【No.530】
★★★(2014)
年間ベスト2014年ノミネート作品

アルバム発売の僅か数日前にあたる2014年11月1日に年内をもって無期限の活動休止に入ることを発表したLIGHT BRINGERの5作目にして現時点でのラストアルバム。活動休止の主な要因はリーダーでメインソングライターでもあるHibiki(B/ALHAMBRA)が燃え尽き状態に陥ってしまったことにあるようでHibikiが脱退を申し出たところ、メンバー達は彼抜きでLIGHT BRINGERを続けるのではなく活動休止を選んだのだそうです。そんなHibikiのモチベーションの変化は作曲クレジットにも如実に表れていて、前作「SCENES OF INFINITY」(2013) では全ての作曲に関わっていたのに対して今回は2曲のみで大半はMao(Key)のペンによる曲となっています。活動休止を発表した当初のコメントではHibikiが音楽活動そのものから身を引いてしまう可能性すらありそうでしたがYuhki(Key/GALNERYUS)率いるALHAMBRAにはそのまま在籍しているし、2017年には北の凶獣SABER TIGERに加入するなどベーシストとしては今も精力的に活動しています。インタビュー記事などを読んでいても彼が曲を書くときには細部にまで強いこだわりを持っているように感じられたので、創作面から距離を置きプレイヤーに徹したかったということなのかもしれません。

メインソングライターが代わりHibiki BRINGERからMao BRINGERとなったことにより作風も変化していて前作に溢れていた力強さとメタリックな印象は後退。それに合わせてFuki(Vo)のボーカルは更に幅を広げていてアメリカンなハードロック④Dicerではくだけた歌い方、ポップサイドに振り切れた⑤「魔法」では力を抜いた歌唱を披露しています。Maoが書く楽曲は淡々と流れていく印象が強いため、Hibiki曲を主体とした中に数曲あるくらいだとほどよいアクセントになるのですがMao曲メインの作品となると地味に感じてしまうというのが正直な感想です。一般的に見れば十分魅力的なのは事実ながら、LIGHT BRINGERの過去作品と比べるとインパクトに欠ける感は否めませんね。

ハイライトとなっているのは本作では浮いてしまうほどのメタリックチューン⑥ICARUS、そしてアルバム本編を⑧monumentという、Hibikiが関わった2曲ですね。特に⑧は序曲①「旅途」に続く疾走曲②Clockwork Journeyと対になった歌詞らしいのですが「時計仕掛けの旅はここで途切れている」という歌い出しを始めとしてバンドの終わりを連想させる内容なので、これまでLIGHT BRINGERを応援してきた身としてはウルっときてしまいます。個人的には静寂の後に「カチッ…カチッ…」と秒針を刻むSEが入り、そこからサビに繋がる4:45辺りで胸が熱くなりました。ひとつの作品として見るとLIGHT BRINGERの中ではお気に入り度は高くありませんが、本作のように落ち着いたアルバムの先にとんでもない名盤を生み出してくれるのではないかという気がするだけに彼等の「次」が聴きたかったですね。LIGHT BRINGERが活動を再開してくれることを心から願っています。

【音源紹介】
monument

LIGHT BRINGER「SCENES OF INFINITY」(2013)

  • 2019/03/31(日) 00:00:00

SCENES OF INFINITY
【No.529】
★★★★★(2013)
年間ベスト2013年第1位

メジャーデビューシングル「NOAH」(2011)発売前にソングライターの1人でnoahも作曲していたKazu(G)がバンドを離脱、メジャー第1弾アルバム「GENESIS」(2012)リリース後にはSeiya(G)、Satoru(Ds)が脱退するなどメンバーチェンジが相次いでいたLIGHT BRINGERのメジャー2作目にして通算4枚目となるアルバム。JaY(G)Yumi(Ds)を迎えた新体制の第1弾となる本作はグッとメタル度を増した仕上がりとなっています。前作はこのバンドにしてはキャッチーさを抑え、深みを増したように感じられる作風でしたが今回は「GENESIS」の路線を継承しつつ一度聴いただけでガツンと来るインパクトがありますね。そんな特色は緊張感溢れるイントロとFuki(Vo)の強力なシャウトが響く①Hyperionでいきなり発揮されています。これまで以上に壮大な世界観が広がっていて、冒頭からエンディングに至るまで大仰かつ濃密なサウンドは圧巻です。

そんなオープニングの勢いを引き継ぐ軽快なアップテンポ②Fallen Angelを挟んで繰り出される③ifはアニソンテイストと切ないメロディが高次元で融合し、ドラマティックに展開していくメタリックチューンで①から③までの畳み掛けは凄まじいものがあります。これまでにはなかった怪しさが漂う④「孔雀とカナリア」、曲調と歌詞の両方にダークな雰囲気が感じられる⑤「人形が見た夢」辺りは新機軸と言えそうだし、LIGHT BRINGERがFukiだけのバンドではないことを雄弁に語るインスト⑥Eau Rougeから懐かしさを感じる歌謡曲タイプ⑦Hydrangeaに繋がる構成もグッド。ここまでも充実した内容の本作ですがHearn's HeavenDream!に匹敵する「これぞラブリー!」な名曲にして、インディーズ時代の1st「TALES OF ALMANAC」(2009)に登場する男女の後日譚を描いた⑧「Tales of Promise~天国に寄せるポエトリー~」が大きなハイライトとなっていますね。そしてキーボードを主体とした⑨Infinite Fantasyは最後に少しだけボーカルが入る2分弱の小品。本作には10曲が収録されていますがエピローグのようなこの曲が事実上のラストトラックだと思っています。

⑩VenusはLIGHT BRINGERとしては珍しくオルガンが引っ張っていくハードロックで僕は直感的にDEEP PURPLEを連想しました。歌詞も他曲とは一線を画す砕けた感じなので陰陽座でいうところのお祭りソングの位置付けにあたる曲でしょうか。過去にLIGHT BRINGERの代表曲を生み出してきたKazuを欠いたバンドがどう変化するのか注目していましたがほぼ全曲をリーダーのHibiki(B/ALHAMBRA)が手掛け、一部をMao(Key)と共作することで完成した本作は骨太でメタリックな印象が強く僕好みですね。それでいて⑦や⑧のようにKazuが書きそうな曲もあって良いアクセントになっているのも見逃せません。僕にとってラブリーの最高傑作はこのアルバムですね。

【音源紹介】
Hyperion

LIGHT BRINGER「GENESIS」(2012)

  • 2019/03/21(木) 00:00:00

GENESIS.jpg
【No.528】
★★★★(2012)
年間ベスト2012年ノミネート作品

インディーズで「TALES OF ALMANAC」(2009)、「MIDNIGHT CIRCUS」(2010)の2枚を発表し、注目を集めていたLIGHT BRINGERのメジャーデビューアルバム。ソングライターの1人で主にJ-POP寄りの楽曲を手掛けるイメージが強かったKazu(G)が脱退後、初めてのアルバムですが本作には彼のペンによる曲も収録されています。ひたむきでキャッチーなメロディをFuki(Vo)が力強く歌うことで完成するバンドの魅力がストレートに伝わってきた過去作品に対して、今回は手練揃いのプレイヤー達が生み出すプログレッシブな曲展開や凝ったアレンジ前に出ていますね。アルバムジャケットやブックレットではFukiばかりがピックアップされている印象なので中身の方で演奏陣がこれまで以上にアピールしてくれているのが頼もしい限りです。

序曲にあたるインスト①「創世」からメタリックチューン②arkにつながるという幕開けは前作と同じながら、今回の②はDREAM THEATERフリークを自認するHibiki(B/ALHAMBRA)らしさが溢れるプログレッシブな疾走曲で一筋縄ではいかない展開がクセになります。全曲で弾きまくっているHibikiのベースは特にこの曲ではウネリまくっていて、メジャーデビューの実質1曲目に対する気合いが感じられますね。続く先行シングル曲③noahはストレートなナンバーで十分カッコいいものの、これまでとは質感が多少異なり一撃で心を撃ち抜かれるようなメロディは控えめですし、その後も聴かせるタイプの曲が並びます。とびきりキャッチーな⑦Just kidding!を交えつつも、アニソンとメロパワが理想的な融合を果たしたHearn's HeavenDream!のような「これぞLIGHT BRINGER!」という曲調は出てきそうで出てきません。それだけにラブリーサウンドの極致と呼べそうなラスト曲⑪Love you♡がもたらすカタルシスは絶大ですね。

LIGHT BRINGERのスタイルを確立した前作と比べて今回は耳に残るメロディが減少したと感じたのも事実ですが、繰り返し聴くほどに味わいが増すスルメ盤です。そんな中で圧倒的な存在感を放っているのがFukiの歌声で、従来の伸びやかさに加えて表現力も増しています。⑨espoirで披露している低音域は彼女が憧れの存在と語る黒猫(Vo/陰陽座)を彷彿とさせますね。そんなボーカルとバトルを繰り広げ、時にはお互いを高め合うようなインストパートとのバランスがとにかく絶妙。LIGHT BRINGERらしさは維持しつつ楽曲の深みが増した本作はメジャーデビューに相応しい1枚だと思います。

【音源紹介】
noah

LIGHT BRINGER「MIDNIGHT CIRCUS」(2010)

  • 2019/02/24(日) 00:00:00

MIDNIGHT CIRCUS
【No.527】
★★★★(2010)

「ラブリー」の愛称で親しまれているLIGHT BRINGERの2ndアルバム。僕は本作とデビューアルバム「TALES OF ALMANAC」(2009)を同時期に買ったのですが、ポップなサウンドが強調されていた1stに比べて今回はグッとメタル度を増しているのが印象的です。あどけない少女のような一面もあったFuki(Vo)はパワフルで伸びのある歌声はそのままにドスの効いた低音も披露しているし、元々テクニカルだった演奏陣もよりタイトになって各パートにしっかりと見せ場が設けられています。それに加えて前作のウィークポイントだった音質面も改善されていて、あらゆる面で成長振りを見せてくれていますね。

アルバム開始と同時にDiamondのキャッチーなサビメロが流れてきたデビュー作とは打って変わって今回は文字通りアルバムの幕開けを告げる序曲①「開幕 -Instrumental-」から疾走曲②Resistanceへ繋がる「いかにもメタル」なオープニングとなっていてニヤリとさせられます。張り詰めた空気と徐々に盛り上がっていく展開が秀逸な③Le Cirque de Minuit~真夜中のサーカス~、90年代J-POP的なメロディ運びを見せる④「奇跡」、切なさたっぷりのミドル⑥「今にも落ちてきそうな空の下で」と僕の耳を捉える楽曲が目白押しですが本作のハイライトは⑦Dream!ですね。アニソン風の突き抜けたメロディと真っ直ぐな歌詞で駆け抜け、後半には作曲者でもあるKazu(G)のビジュアル系っぽいボーカルや前作収録のWe're All In This Togetherのフレーズを交えつつパッヘルベルの「カノン」も飛び出すこの曲はラブリーを代表するナンバーですね。この曲を聴くためにアルバムを買う価値があると言っても過言ではないでしょう。

作品としてはそんな⑦が本編ラスト、それ以降はボーナストラック扱いでネオクラシカルな雰囲気も漂う⑧Lazy Maze、前作に収録されていた典型的ラブリーチューン⑨Hearn's Heavenはリメイクとなっています。どちらもピアノを効果的に使っていて連続性が感じられるのもいいですね。ちなみに①と⑤IT'S SHOWDOWN -Instrumental-はインスト、③も既発曲なので純然たる新曲数だけ見ると物足りなく感じるかもしれませんが、入手困難な作品に収録されている曲もあるので個人的には満足しています。メロディックメタルにアニソン、J-POPの要素を加えつつ激しいインストパートもしっかり聴かせるというLIGHT BRINGERのスタイルは本作で確立されたと思っています。

【音源紹介】
Dream!

LIGHT BRINGER「TALES OF ALMANAC」(2009)

  • 2019/02/10(日) 00:00:00

TALES OF ALMANAC
【No.526】
★★★(2010)

今や日本のメタルシーンを代表する歌姫となったFuki(Vo)ALHAMBRAなどにも在籍しているHibiki(B)の2人が結成したメロディックメタルバンドLIGHT BRINGERの1stアルバム。僕はDRAGON GUARDIANの3rd「DRAGONVARIUS」(2009)でFukiの歌を初めて聴きLIGHT BRINGERに興味を持ちました。次作「MIDNIGHT CIRCUS」(2010)でメタル度を増す彼等ですが、本作ではアニソン風の突き抜けたメロディや90年代J-POPを連想させるアレンジが特徴的なサウンドに仕上がっています。そこにDREAM THEATER好きのHibikiが持ち込んだと思われるプログレメタル要素が加わることで、他のバンドでは聴けないLIGHT BRINGERならではのスタイルとなっていますね。

イントロも何もなく唐突にキャッチーなサビから始まる①Diamond、晴れ渡る青空が目に浮かぶ躁系メロディで駆け抜ける②Upstream Childrenという2つのアップテンポチューンで掴みはバッチリ。その後は勢いで押し切るのではなくJ-POPテイスト強めのキャッチーソング④We're All In This Together、優しいメロディに酔いしれる⑤「Frothy Summer〜真夏の夜の夢〜」⑥Red Spider Lilyから⑧「Closed Sister〜雪待月の妹〜」までのフックに満ちたミドル3連発なども聴き応えがありますね。そして終盤に配された「これぞLIGHT BRINGER!」な名曲⑪Hearn's Heavenも輝いています。12曲を収録している本作は1年12ヶ月をテーマにして1曲ずつ作ったアルバムだそうで、たしかに季節を連想させる曲名がチラホラありますね。

まずはデビュー作にしてここまで魅力的な楽曲群を揃えていることに脱帽。作曲クレジットを見るとHibikiだけでなくKazu(G)、Mao(Key)も作曲に関わっていて複数のソングライターを擁するバンドならではの強みが感じられますね。看板シンガーであるFuki嬢についても2019年現在のような凄みはないものの、あどけなさが残るひたむきな歌唱だからこその味があります。LIGHT BRINGERの作品の中でもポップな部類に入るとメンバー自身が語っている通り、他のアルバムとは異なる作風ですがバンドのルーツが垣間見える1枚だと思います。ちなみに本作は既に廃盤となっているため中古市場で1万円以上の高値がついているようです。

【音源紹介】
Diamond

【CD購入録】LIGHT BRINGER「MONUMENT」(2014)

  • 2014/11/06(木) 00:00:00

【CD購入録】
MONUMENT.jpg
LIGHT BRINGER「MONUMENT」(2014)

国産メタルシーン屈指の女性ボーカリストFukiを擁するLIGHT BRINGERの5作目を買いました。前作「SCENES OF INFINITY」(2013)は当ブログの年間ベストアルバムに選出するほどのお気に入りだったので今回もかなり期待していたのですが、11月1日に発表された「今年いっぱいでLIGHT BRINGERは無期限の活動休止となる」というニュースがそんな楽しみな気持ちを吹き飛ばしてしまいました…。オフィシャルサイトに掲載されているコメントによるとリーダーのHibiki(B)が燃え尽きてしまったことが活動休止の主な原因であること、他のメンバーはHibiki抜きでLIGHT BRINGERを継続するのではなく別の場所で活動していく道を選んだことが読み取れます。確かに本作の作曲クレジットを見てもMao(Key)のペンによるものが多くなっているので、今回のアルバム制作時からHibikiのモチベーションは低下していたのかもしれません。リリース直前にショッキングなニュースが飛び込んできた本作ですが、LIGHT BRINGERらしさは健在だし⑥ICARUSは大きなハイライトとなっていますね。こんな曲を書けるHibikiが音楽から離れてしまうのは残念でなりません。いつの日かLIGHT BRINGER(というかHibiki)が復活してくれることを信じたいです。

【CD購入録】LIGHT BRINGER「SCENES OF INFINITY」(2013)

  • 2013/05/31(金) 00:00:00

【CD購入録】
SCENES OF INFINITY
LIGHT BRINGER「SCENES OF INFINITY」(2013)

インディーズ時代に2枚のフルアルバムをリリース、2012年にでメジャーデビューアルバム「GENESIS」 を発表し、着実に成長を続けているLIGHT BRINGERのメジャー2作目(DVD付き初回限定盤)を買いました。前作発表後にメンバーチェンジが相次いでいたので音楽性がどのように変化するのか一抹の不安もありましたが、オープニング曲①Hyperionの冒頭で炸裂するFuki(Vo)の力強いシャウトがそんな不安を吹き飛ばしてくれましたね。序盤3曲の畳み掛けも強力ですが、テクニカルなインスト⑥Eau Rouge、懐かしさすら感じる歌謡メロディが楽しめる⑦Hydrangea、既にライヴでも披露されていたという「これぞラブリー!」な⑧「Tales of Promise~天国に寄せるポエトリー~」の流れがお気に入りです。アルバムラストの⑩Venusはこれまでのバンドにはなかった遊び心を感じさせるナンバーで面白いですね。 第一印象としては前作以上かもしれません。

【CD購入録】LIGHT BRINGER「GENESIS」(2012)

  • 2012/01/25(水) 00:00:00

【CD購入録】
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LIGHT BRINGER「GENESIS」(2012)

DRAGON GUARDIANの「DRAGONVARIUS」(2009)、「真実の石碑」(2010)やUNLUCKY MORPHEUSなどでの活動でも知られる女性シンガーFukiのメインバンドLIGHT BRINGERのメジャーデビューアルバム(通算3作目)を買いました。前作「MIDNIGHT CIRCUS」(2010)でヴィジュアル系っぽいボーカルも披露していたツインギターの片翼Kazu(G)がバンドを脱退したため現在は5人編成となっているようです。ヘヴィかつテクニカルなインストパートと突き抜けるようなメロディ、それとは対照的に懐かしさすら漂わせる90年代J-POP的要素が同居した楽曲群に乗る溌剌としたFukiの歌声がこのバンドの持ち味なのですが、今回もそんなLIGHT BRINGERらしさは楽しむことができます。ただしメロディの突き抜け感やポップさ、メタリックな質感はやや低下していることもあって小粒で手堅く纏まっているようにも感じますね。これはあくまで従来作品(特に前作)と比べての話であって今回も③noah、⑦Just Kidding!のような即効性の高いナンバーが存在しているのもまた事実ですが…。過去作品には初めて聴いた時から僕の心を掴むキラーチューンがあったのに対して本作はインパクトで一歩譲るものの、リピートするうちにじわじわと好きになる1枚という印象ですね。また、これはメジャーで生き抜くための戦略なのかもしれませんがアルバムジャケット、ブックレットから伝わってくる「Fuki嬢(のみ)推し」が気になりました。彼等には「Fukiとその仲間達」ではなく「LIGHT BRINGERというバンド」として活動を続けてもらいたいですね。

【CD購入録】LIGHT BRINGER「MIDNIGHT CIRCUS」(2010)

  • 2010/11/30(火) 00:00:00

【CD購入録】
MIDNIGHT CIRCUS
LIGHT BRINGER「MIDNIGHT CIRCUS」(2010)

Fuki嬢(Vo/DRAGON GUARDIAN、UNLUCKY MORPHEUS)擁する日本産メロディック・パワーメタルバンドLIGHT BRINGERの2作目を買いました。前作を聴いて生粋のメタルバンドではなくポップな面もあるなと思っていましたが、今回はググッとメタル度を高めてきているように感じますね。序曲①「開幕 -Instrumental-」からスピードチューン②Resistanceになだれ込むというメロパワの様式に則るなど、パワーメタルを基本にしつつも「どメタル」ではないというLIGHT BRINGERらしさも健在で、④「奇跡」のメロディ運びは90年代J-POPを強く連想させますね。バンドの顔でもあるFukiのボーカルは前作では元気に声を張り上げる高音域主体でしたが、本作では中低音で歌う場面も増えていて表現の幅を広げています。今のお気に入りは高揚感たっぷりのメロディが堪らない③Le Cirque de Minuit~真夜中のサーカス~、アニソンっぽい「躁」なムードが楽曲を覆いエンディングにはパッヘルベルの「カノン」のフレーズも登場する⑦DREAM!ですね。全9曲の中にはオムニバス作品への提供曲や自主制作のシングル盤でリリースしたナンバーが3曲(そのうち⑨Hearn's Heavenは前作にも収録)含まれているため、純粋な新曲はイントロを除けば5曲のみと少ないですが、前作でこのバントを知った僕は食い足りなさを感じるのではなくコンパクトに纏まっていてるなという良い印象を持ちました。

【CD購入録】LIGHT BRINGER「TALES OF ALMANAC」(2009)

  • 2010/11/28(日) 00:00:00

【CD購入録】
TALES OF ALMANAC
LIGHT BRINGER「TALES OF ALMANAC」(2009)

DRAGON GUARDIANの「DRAGONVARIUS」(2009)と「真実の石碑」(2010)にも参加していた女性ボーカルFuki(Vo)、上記のDRAGON GUARDIAN2作品とYuhki(Key/GALNERYUS)率いるALHAMBRAにも参加しているHibiki(B)のメインバンド(と思われる)LIGHT BRINGERの1stアルバムを買いました。このバンドの印象としては、アニソンっぽいメロディもあるパワーメタルサウンドとプログレメタル風のテクニカルなインストパートを軸に、小室ファミリーが隆盛を極めていた90年代J-POP風アレンジとFukiの溌剌としたアニメ声がアニソン色を強めているというサウンドで面白いですね。イントロも前奏もなく、いきなりサビメロからスタートする①Diamondはインパクト絶大だし、続く②Upstream Childrenもかなりカッコいい疾走曲で掴みは文句なし。それ以降は少し間延びしてしまっている感もありますが、国産メロディックメタルの注目株として期待したくなる出来栄えです。