【CD購入録】PERSEFONE「SHIN-KEN」(2009)

  • 2009/11/06(金) 00:00:00

【CD購入録】
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PERSEFONE「SHIN-KEN」(2009)

ギリシャ神話を題材とした前作「CORE」が20分台の楽曲3つからなるアッと驚くアルバム構成だったヨーロッパの小国アンドラ出身のプログレ系メロディック・デスメタルバンドPERSEFONEの3作目を買いました。今回は剣豪・宮本 武蔵が晩年に著した「五輪書」をテーマにしています。HR/HM系バンドが日本を取り上げた前例としてはEUROPENinja(「THE FINAL COUNTDOWN」収録)、JensとAndersのJohansson兄弟によるバンドJOHANSSONSamurai(「THE LAST VIKING」収録)が頭に浮かびますが、本作は琴など和楽器の導入や水墨画調のジャケットに止まらず俳句朗読(もちろん日本語)を取り入れたり、島唄歌手を起用したりと本気度が違います。メロデスを基盤にデス声、クリーンボーカルを交えながら濃密に展開していく音世界はOPETHORPHANED LANDを連想させますが、あそこまで敷居の高い印象はなくDREAM THEATER風のインストバトルもあるのがPERSEFONE流という感じでしょうか。中でも作品終盤の⑩Kusanagi~⑪Shin-Ken(Part1)~⑫Shin-Ken(Part2)へ至る流れが気に入っています。聴き込みを要するアルバムだと思うので、じっくり気長に味わいたい1枚ですね。ちなみに宮本 武蔵を題材とした漫画「バガボンド」(井上雄彦 著/吉川英治 原作)は僕が現在、新刊が出る度に買い揃えている唯一の漫画です。