LORDI「GET HEAVY」(2002)

  • 2016/10/24(月) 00:00:00

GET HEAVY
【No.481】
★★★★★(2004)

メンバー全員がゾンビ風のコスチューム(特殊メイク?)に身を包んだフィンランドのモンスターバンドLORDIの1stアルバム。本作がリリースされたのは2002年ですが、僕は2004年になってLORDIというバンドの存在を知りHR/HM系サイトで本作が絶賛されているのを見て是非とも聴いてみたいと思い購入しました。実際にCDを手にしてみてまずは力の入りまくったコスチューム姿にビックリ、肝心の音楽を聴いてみて各曲の素晴らしさにまたビックリという作品で、いろんな意味でインパクトがありますね。バンド側の徹底した世界観へのこだわり、エンターテイメント性の高いショウなどKISSを彷彿とさせる点がチラホラありますが、中心人物のMr. Lordi(Vo)はKISSのファンクラブ「KISS ARMY」のフィンランド支部長を務めていたそうです。

イロモノバンドとして片付けられかねないルックスとは裏腹に、本作で聴くことの楽曲群はどれも一度聴いたら口ずさめてしまいそうなものばかりですね。ホラー映画が始まりそうなイントロ①Scarctic Circle Gatheringに導かれてスタートするタイトル曲②Get Heavyを聴いて「なかなか良いね」と思っていたら、キャッチーにドライヴする③Devil Is A Loserでこのアルバムに引き込まれ、リーダートラック⑤Would You Love A Monsterman?ですっかり魅了されました。収録曲のどれもがシングルカットできそうなものばかりなのですが前述の⑤、曲をグイグイ引っ張っていくキーボードと哀愁を撒き散らすメロディが堪らない⑩Last Kiss Goodbye、自然と身体が揺れてくるほどにダンサブルな⑪Dynamite Tonightがハイライト。メランコリックな⑥Icon Of Dominance、メロディアスなサビメロが秀逸な⑦Not The Nicest Guyもかなり気に入っています。

フロントマンのMr. Lordiはダミ声で好き嫌いが分かれそうだし、キャッチーな楽曲群とはミスマッチに思えるものの不思議な魅力(魔力?)があってリピートするうちに気にならなくなってきて、今では「この声でこそLORDIサウンド!」と思うようになりました(笑)。演奏陣もバンド最大の武器であるボーカルメロディを活かす裏方に徹しつつ、キーボードが所々でいい仕事をしている点も見逃せませんね。デビューシングル⑤が母国フィンランドのナショナルチャートで1位を獲得するなど、早くもブレイクした彼等の人気は後にヨーロッパ全土へと拡大していくこととなります。オバマ大統領が2016年のスピーチで「フィンランドは世界の中で人口あたりのヘヴィメタル・バンドの数が一番多く、さらに望ましい政治をしている国として上位に入っている。音楽と政治に何かしらの相互関係があるかはわかりませんが。」と語るほどのメタル大国フィンランドの懐の深さをまざまざと見せつけてくれる1枚です。

【音源紹介】
Would You Love A Monsterman?

【CD購入録】LORDI「BABEZ FOR BREAKFAST」(2010)

  • 2013/04/18(木) 00:00:00

【CD購入録】
BABEZ FOR BREAKFAST
LORDI「BABEZ FOR BREAKFAST」(2010)

モンスターの被り物による見た目と親しみ易い楽曲群の対比がインパクト抜群なフィンランド出身メロディックロック/メタルバンドLORDIが先日リリースした6th「TO BEAST OR NOT TO BEAST」ではなく5作目を買いました。ユーロヴィジョン2006でHard Rock Hallelujahがグランプリに輝いたことで欧州シーンでブレイクし、3rd「THE AROCKALYPSE」(2007)で日本デビューを果たした彼等。しかし楽曲の魅力自体は1st「GET HEAVY」(2002)を頂点として下降線を辿っていたし、前作「DEADACHE」(2008)がLORDIにしては物足りなさが残る出来だったので心配していましたが、今回はなかなかいいですね。メロディのフックが初期2作品の水準に近くなり3rdと同等かそれ以上のお気に入り盤になりそうな気がしています。①Scg 5:It's A BoyがSE、⑫Amen's Lament To Raがインスト小曲とはいえ日本盤ボーナスを含めて全17曲は詰め込み過ぎだと思いますが、3分台とコンパクトに纏められたキャッチーな楽曲群がそれほど長さを感じさせません。分娩室で出産した子供の顔がMr.Lordi(Vo)だったという醜悪なジャケットを表現したと思われる①は毎回スキップしていますが…(苦笑)。

【CD購入録】LORDI「DEADACHE」(2008)

  • 2008/11/17(月) 08:01:42

【CD購入録】
DEADACHE
LORDI「DEADACHE」(2008)

前作で日本デビューを果たしたフィンランドのモンスター集団の4作目を買いました。デビュー当時から一貫して、そのグロい外見とポップでキャッチーな聴きやすい楽曲の対比が魅力のLORDIとしては、過去の路線を継承した流石のクオリティです。ただ、これまでの作品に比べると妙に落ち着いてしまった印象…。1枚のアルバムとしては楽しめるんだけど、LORDIの作品としてはちょっと物足りないかなぁ。キャッチーなロック②Girls Go Chopping、「バニバニ」言ってるサビが印象的な③Bite It Like A Bulldog、勢いたっぷりの⑩Raise Hell In Heavenといった曲がお気に入りです。

【現在の愛聴盤】LORDI「THE MONSETERICAN DREAM」(2004)

  • 2008/09/02(火) 07:49:10

【現在の愛聴盤】
THE MONSETERICAN DREAM
LORDI「THE MONSETERICAN DREAM」(2004)

地元フィンランドで絶大な人気を誇る文字通りのロックモンスターLORDI待望の新作(4th)が、この秋にリリース。ということで、今のマイブームはLORDIです。ずば抜けた完成度だったデビュー作、ヨーロッパ最大のソングコンテスト「ユーロヴィジョン」優勝ソングHard Rock Hallelujahを引っさげて日本デビューを果たした3rdに比べると、この2ndは地味な印象が拭えません。しかし本作には僕がLORDIの全レパートリーの中で一番好きな名曲④My Heaven Is Your Hellが収録されてるだけで、買う価値があったというもの。その他にも③Blood Red Sandmanなど秀曲が多いのに、彼らの作品の中で本作のみが日本盤未発売というのが不思議です。3rd辺りから少しマンネリ感もなくはない気もしますが、いい曲の多いバンドなので新作でもLORDI節(=キャッチーな80年代メタル)を期待してます。