【CD購入録】BATTLE BEAST「BRINGER OF PAIN」(2017)

  • 2017/02/18(土) 00:00:00

【CD購入録】
BRINGER OF PAIN
BATTLE BEAST「BRINGER OF PAIN」(2017)

ジャケットからしてインパクト抜群なBATTLE BEASTの4作目を買いました。過去のアルバムで創作面のイニシアティブを握っていたAnton Kabanen(G)が前作「UNHOLY SAVIOR」(2015)リリース後に脱退したと聞いた時にはバンドがどうなるのか心配でしたが、ここに届けられた新作はそんな不安を吹き飛ばすばかりか最高傑作なのではないかと思えるほどの充実盤となっています。シンセサウンドを纏いながら駆け抜けていくアップテンポ①Straight To The Heartを聴いて今まで以上に僕好みのメロディアスな作風で手応えを感じていたら、それ以降もテンションが下がることなくあっという間に聴き終えてしまったという感じです。メロディ志向の楽曲群の中でガツンと来るタイトル曲②Bringer Of Pain、重厚なヘヴィサウンドでアルバムに起伏をつけている⑥Lost In Wars、「ウィ!ウィル!ファァィ!」と初めて聴いた時から歌えてしまった⑧We Will Fight、タイトル通りのダンサブルチューン⑨Dancing With The Beast、本編を見事に締めくくるバラード⑩Far From Heaven などバラエティに富んでいる点も見逃せません。それに加えてボーナストラックもBATTLE BEASTらしいメタルソング⑪God Of War、クワイアが荘厳な雰囲気を醸し出す⑫The Eclipse、ロックンロールテイストに溢れた⑬Rock Trashと充実しています。バンド史上最大の危機を見事に乗り越えた本作は気が早いかもしれませんが2017年の年間ベスト入りは確実だと思います。

【CD購入録】BATTLE BEAST「UNHOLY SAVIOR」(2015)

  • 2015/01/16(金) 00:00:00

【CD購入録】
UNHOLY SAVIOR
BATTLE BEAST「UNHOLY SAVIOR」(2015)

2代目シンガーNoora Louhimo(Vo)を迎えた2nd「BATTLE BEAST」(2013)リリース後に初来日、昨年はLOUD PARKにも出演し高い評価を得るなど日本でもその名を広めつつあるフィンランド産メタルの雄BATTLE BEASTの3作目を買いました。先行でリリックビデオが公開されていたTouch In The Nightがこれまでとは毛色の異なる曲調だったので一抹の不安もありましたが①Lionheartのイントロを聴いた時点でそんな心配は吹き飛びました。キャッチーな④Madness、気持ちよく疾走する⑥Speed And Dangerは初めて聴いた時から印象に残っているし⑦Touch In The Nightもアルバムの流れで聴いた方がいい感じです。それにしてもNooraは激しいシャウトから女性らしいクリーンボイスまでを巧みに使い分ける逸材ですね。2015年は幸先のいいスタートとなりました。

【CD購入録】BATTLE BEAST「BATTLE BEAST」(2013)

  • 2013/07/25(木) 00:00:00

【CD購入録】
BATTLE BEAST
BATTLE BEAST「BATTLE BEAST」(2013)

母国フィンランドから約1年遅れで国内盤がリリースされたデビュー作「STEEL」(2012)が素晴らしく、このブログで2012年のブライテストホープに選出させてもらったBATTLE BEASTの2作目を買いました。前作発表後、バンドは精力的にツアーを敢行していたようですが、バンドのアイデンティティーのひとつでもあった女性ボーカルNitte Valoが「家族との時間を優先したい」という理由で突如脱退。後任にNoora Louhimo(Vo)嬢を迎えています。本作の注目点は何と言ってもニューシンガーNooraですが、ややハスキーな声質で時にはNitte以上に女性らしい歌声も披露しつつバンドに欠かせない強烈なシャウトも炸裂させる実力者でバンドサウンドと見事にマッチしています。シンガーは交代したもののバンドの基本線に変化はなく正統派メタルの王道を今回もひた走りつつ、彼等の特徴でもあるキーボードによる効果的な味付けは更に強化され、楽曲自体も前作以上にキャッチーな仕上がりとなっていて同郷のモンスター集団LORDIを思い出すほど親しみやすいメロディもありますね。前作を聴いて膨らんでいた僕の期待にきっちり応えてくれる1枚だと思います。

BATTLE BEAST「STEEL」(2012)

  • 2013/07/14(日) 00:00:00

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【No.381】
★★★★(2012)
年間ベスト2012年ノミネート作品

フィンランドから彗星のごとく現れたメタル界の野獣BATTLE BEASTの1stアルバム。僕は全く予備知識がなかったのですがライナーノーツによるとデビュー前から華々しい経歴を持ったバンドのようで、ヨーロッパ最大級のメタルフェスWACKEN OPEN AIRで行われる大会METAL BATTLEで見事優勝して注目を集め、2011年に母国フィンランドで本作をリリースするやナショナルチャートで7位を記録。その勢いに乗って2012年にNUCLEAR BLASTからワールドデビューを果たしています。本作で繰り広げられているのは純度120%の正統派メタル。この手のピュアメタルをあまり得意としていない僕も絶妙なさじ加減で加えられた哀愁とキャッチーなメロディがあるため本作はかなり聴きやすく、一発で気に入りました。ちなみに僕が持っている日本盤のジャケットはバンド、アルバム名が表記されただけのシンプルなものですが輸入盤ではバンド名を体現したような野獣キャラが描かれていて断然輸入盤の方が好きですね。

本作についてまず触れなくてはならないのはNitte Valo姐さん(Vo)の存在でしょう。SINERGYのシンガーとして一世を風靡したKimbery Gossに匹敵するインパクトも去ることながら、KimberyやMarta Gabriel(Vo/CRYSTAL VIPER)を彷彿とさせる低音域、男性シンガー顔負けの強力無比なシャウトを駆使して楽曲の凄みをアップさせるボーカルパフォーマンスは圧巻。オーディションでほんの数秒歌っただけでバンドの度肝を抜いたというエピソードにも納得ですね。そんな歌の側面だけでなくバンドの中心人物で時折Udo Dirkschneider(Vo/ U.D.O.、ex-ACCEPT)ばりの金切り声も響かせるAnton Kabanen(G)Juuso Soinio(G)によるギターワーク、楽曲のアレンジに大きく貢献しているキーボードの使い方の上手さもあって古臭さは感じられず、その巧みなアレンジセンスは本当に新人かと疑ってしまうほどですね。

個々の楽曲をについても文字通りBATTLE BEASTの音世界へと引き込んでくれるオープニング①Enter The Metal Worldからしてインパクト抜群だし、アルバムの約半分を占めるアップテンポのメタリックチューンズが僕のメタル魂を鼓舞してくれます。中でも④Justice And Metal、⑦Cyberspace、⑧Show Me How To Die、⑪Victory辺りがお気に入りですね。そんな速めの曲だけでなく「Death of the batllefield」だとか「Shake the world with heavy metal」といったメタルバカ全開(褒めてます)の歌詞を覚えやすいメロディに乗せた③The Band Of The Hawk、⑤Steelなどのミドル、メロウな曲も魅力的だと証明してみせた本作唯一のバラード⑨Savage And Saint、スケールの大きなシンフォアレンジからNitteの強烈なシャウトが炸裂するサビに繋がるドラマティックナンバー⑩Iron Handなどバリエーションも多彩です。正直なところ、お気に入り度は★★★★★にしてもいいくらい気に入っているのですが本作はデビューアルバムなので、次回作が今回以上の出来だった時のことを考えてお気に入り度★★★★にしているくらいです。残念ながら本作で重要な役割を担っていたNitte姐さんは脱退してしまいましたが、7月24日に発売予定の2nd「BATTLE BEAST」に収録されるBlack NinjaのPVを見る限り、後任のNoora Louhimoも実力者のようなので期待が募ります。

【音源紹介】
・Enter The Metal World

【CD購入録】BATTLE BEAST「STEEL」(2012)

  • 2012/04/22(日) 00:00:00

【CD購入録】
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BATTLE BEAST「STEEL」(2012)

フィンランドから突如として現れた正統派メタルの超新星BATTLE BEAST(ツインギターに鍵盤奏者を要する6人組)の1stアルバムを買いました。デビュー前からヨーロッパ最大級のメタルフェスWACKEN OPEN AIRに出場するなど注目を集める中、2011年に本国デビュー。続く2012年にNUCLEAR BLASTからワールドデビューを果たした注目株のようなのですが、恥ずかしながら僕はB!13さんからこちらの記事のコメント欄でお薦めいただいて①Enter The Metal World⑧Show Me How To Dieにノックアウトされるまでは全くノーマークでした。音楽性はヘヴィメタルの王道ど真ん中と言うべき内容であるだけでなく時には勇壮に、時にはシンフォニックにと絶妙なさじ加減で曲調に幅があるし、どの曲もキャッチーなメロディで溢れています。そして特筆すべきはNitte Valo姐さん(Vo)の存在。ミドルレンジではCRYSTAL VIPERのフロントウーマンMarta Gabriel(Vo)、スクリームすると性別を超越して元ACCEPTU.D.O.Udo Dirkschneider(Vo)ばりの金切り声を響かせるその驚愕パフォーマンスは圧巻の一言に尽きます。…と思っていたらUdoばりのスクリームをキメているのはバンドの中心人物Anton Kabanen(G)だそうです。ただ、それを差し引いてもこれほどインパクトのある女性メタルシンガーは久し振りですね。ギターパートもかなり充実しているし、キーボードのアレンジも巧みで新人バンドとは思えないクオリティを備えています。2012年ブライテストホープの最有力候補の登場です。それにしてもフィンランドのメタルシーンは懐が深いですねぇ。
最後になりましたがB!13さん、素晴らしいバンドを紹介いただきありがとうございました!