【CD購入録】NEGATIVE「SWEET & DECEITFUL」(2004)

  • 2011/02/15(火) 00:00:00

【CD購入録】
SWEET AND DECEITFUL
NEGATIVE「SWEET & DECEITFUL」(2004)

NEGATIVEの6th「NEON」(2010)が僕のツボに大ハマリだったので、彼らの過去作品について調べてみたところ評判の良かった2ndアルバムを買いました。本作でも僕を惹きつけてくれるメロディは確かに存在しますがメジャー感バリバリたった「NEON」に比べると楽曲、Jonne Aaron(Vo)の歌唱ともに荒削りで発展途上という感じなので物足りなさがありますね(「NEON」よりも先に本作を聴いていたらもう少し好印象になっていたような気もしますが…)。ゴシックテイスト漂うメロディックロックを軸にラフなロックンロール系も少々という感じでしょうか。ちなみに⑩Until You're MineではSENTENCEDVille Laihiala(Vo)がゲスト参加してデュエットしているのですが、圧倒的な存在感でJonneを食ってしまってますね(笑)。

NEGATIVE「NEON」(2010)

  • 2011/02/12(土) 00:00:00

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【No.276】
★★★★★(2010)
年間ベスト2010年第3位

母国フィンランドではナショナルチャート上位の常連で、ここ日本でも「北欧のヨン様」と呼ばれる美形フロントマンJonne Aaronが話題となり「WAR OF LOVE」(2003)でデビューした当時からBURRN!誌でもプッシュされていたメロディックロックバンドNEGATIVEの6thアルバム。日本販売元のビクターやB!誌では大きく扱われていたので意外だったのですが、本作がメジャーレーベルと契約して初のアルバムでワールドデビュー作ということになるようです。僕はB!誌などを読んでこのバンドの名前やJonneの顔は知っていたもののルックス先行バンドという印象が拭い切れずにいたため、これまで聴いていなかったのですが本作はそんな聴かず嫌いのせいでNEGATIVEとの出会いが遅れてしまったことを素直に後悔せずにいられないほど素晴らしいアルバムとなっています。

何と言っても楽曲がどれも充実しているというのが本作最大の強み。月並みな表現ですが、どの曲がシングルカットされてもおかしくないほどフックに満ちたメロディが次から次へと登場するため、曲名を見ただけで全曲のサビを口ずさめるようになるまで時間はかからなかったですね。スケール感のある大陸系⑤Believe、激しく胸を揺さぶる哀感が堪らない⑥Celestial Summer、感情を爆発させるようなメロディが秀逸な泣きのバラード⑦Jealous Skyというバラード系3連発、それらとは対照的に本作の中で最もHR/HM寄りのアップテンポ2曲⑧Days I'm Living For、⑨Since You've Been Goneと続く辺りがアルバムのハイライトでしょうか。それ以外にもメロウな旋律から力強いサビへ移行する②End Of The Line、躍動感溢れるハードロック③Love That I Lost、ノリのいい曲調が気持ちいいキャッチーソング④Blood On Blood、アコースティックバラードから徐々に盛り上がっていきBEATLESHey Judeを意識した大合唱でエンディングを迎える⑪Fucking Worthlessなど曲調の幅はそれほど大きくないものの、お気に入り曲を挙げだすとキリがありません。⑪の余韻を引き継いでアルバム本編を締める⑫Neon Rainがアコースティックサウンドと女性の語りメインというのも映画のエンドロールのようでグッド。日本盤ボーナスに本編とは質感の異なるストレートなロックソング⑬Eat Me Aliveを収録している点も「メインディッシュ後の別腹デザート」的な楽しみ方ができて良いと思います。

Jonneのボーカルに関しては、そのルックスから繊細なスタイルの歌い手だとばかり思っていましたが、彼は意外なほどに骨太で男前な声の持ち主なんですね。⑨のコーラスがHAREM SCAREMの名盤2nd「MOOD SWINGS」(1994)に収録されているEmpty Promisesを彷彿とさせることもあり、Jonneの歌声がHarry Hess(Vo/FIRST SIGNAL、ex-HAREM SCAREM)のように聴こえる場面も少なくありません(力を込めて歌った時や単語の語尾の節回し、声の抜き方など)。アルバムの全体像としては本作からアメリカのメジャーレーベルWarnerと契約した事実にも納得の高品質作品で、僕が知っているバンドを引き合いに出すと現代アメリカン・メロディックロックの王道をゆくDAUGHTRY、NICKELBACK辺りと北欧ならではの泣きの旋律美が持ち味のTHE RASMUSを融合させたという感じでしょうか。聴く前の期待値は高くなかったのですが、本作ですっかりNEGATIVEのメランコリック・ロックワールドに魅了されました。

【音源紹介】
・Celestial Summer

【CD購入録】NEGATIVE「NEON」(2010)

  • 2010/11/23(火) 00:00:00

【CD購入録】
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NEGATIVE「NEON」(2010)

デビュー当時からBURRN!誌でも大々的に取り上げられていたこともあってバンド名と美形フロントマンJonne Aaron(一部ファンの間では「北欧のヨン様」と呼ばれているとか)の顔は知っていましたがB誌!やHR/HM系サイト、ブログのレビューを読んでビジュアル先行型バンドとの印象が強かったため本作が初聴きとなるNEGATIVEの5作目を買いました。購入前から各所で「今回は化けた」と評判の本作、過去のアルバムを知らない僕はメランコリックなメロディが光るメインストリーム系ハードロック作品としてかなり愛聴しています。どの曲にも僕を惹きつけてくれるメロディがあって、素直に良いと思えるものが多いすね。Jonneのボーカルについては良くない評判を耳にしたこともありますが、本作でのパフォーマンスを聴いてルックス抜きにしても魅力的なシンガーだと思いました。HAREM SCAREMEmpty Promises(2nd「MOOD SWINGS」収録)を連想させるメロディがある⑨Since You've Been Goneなど楽曲的にも類似点が見られるため、時々Jonneの歌声が今年の8月にFIRST SIGNALでシーン復帰を果たしたHarry Hess(Vo/ex-HAREM SCAREM)っぼく聴こえるような気もします。NEGATIVEをルックス重視のバンドと考えていたため本作との出会いが遅くなってしまったことを僕に後悔させるには十分の好盤。本作以前の作品も聴いてみたいですね。