【CD購入録】TRICK OR TREAT「RABBITS' HILL PT.2」(2016)

  • 2016/10/31(月) 00:00:00

【CD購入録】
RABBITS HILL PT2
TRICK OR TREAT「RABBITS' HILL PT.2」(2016)

「ハッピーメタル」を標榜するイタリアのメロディック・パワーメタルバンドTRICK OR TREATの4作目を買いました。タイトルからもわかる通り、バンド初のコンセプトアルバム「RABBITS' HILL」の後編にあたる1枚です。前作「RABBITS' HILL PT.1」(2012)は持ち前の爽系メロパワサウンドから距離を置き、多様性を見せた作風ではあったものの僕の琴線に触れるメロディは減少していたので今回は購入を迷っていました。そんな中、各所で本作の良い評判を耳にしたので聴いてみたのですが、これがなかなか好感触。牧歌的な②Together Againでいきなりスローダウンしてしまうのはマイナスですが、バンド初のデス声をフィーチュアした①Inle'(The Black Rabbit Of Death)、これぞTRICK OR TREAT!な③Cloudrider⑥The Great Escape、クサいメロディと劇的な展開が秀逸な10分越えの大作⑩The Showdownなど聴きどころが多いですね。恒例となっている感のあるゲストシンガーとしてはSara Squadrani(Vo/ANCIENT BARDS)がドラマティックなバラード⑤Never Say GoodbyeTim "Ripper" Owens (Vo/ex-JUDAS PRIEST、ICED EARTH)がパワフルな⑦They Must DieTony Kakko(Vo/SONATA ARCTICA)がフォーキーな⑨Unitedで客演していて、特にSaraとTimが持ち味を発揮しています。

【CD購入録】TRICK OR TREAT「RABBITS' HILL PT.1」(2012)

  • 2014/10/31(金) 00:00:00

【CD購入録】
RABBITS HILL PT1
TRICK OR TREAT「RABBITS' HILL PT.1」(2012)

バンド名と音楽性の両方で清々しいほどのHELLOWEENフォロワー振りを見せているイタリアン・パワーメタラーTRICK OR TREATの3作目を買いました。 前作「TIN SOLDIERS」(2009)にはMichael Kiske(Vo/UNISONIC、ex-HELLOWEEN)がゲスト参加していましたが、今回はAndre Matos(Vo/ex-ANGRA)が客演していてます。過去2作品では微笑ましいまでのキーパーサウンド愛が溢れていたのに対して今回はそんな要素をキープしつつフォークメタル調、ジャズっぽい雰囲気を持つナンバーなど音楽性を広げた感があります。バンドの将来を考えると、いつまでもキーパー風メタル一筋で行くわけにもいかないのだとは思いますが僕が心惹かれるのは②Prince With A 1000 Enemies、⑤Wrong Turn、⑧Rabbits' Hillといったメロパワ系の曲ばかりだったりします(苦笑)。本作はイギリスではベストセラーとなっている(らしい)児童文学「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」を題材としたコンセプトアルバムで2部構成となっているようなので、どうしてもHELLOWEENの名盤「KEEPER OF THE SEVEN KEYS」が頭をよぎりますね。Part 1にあたる本作を聴く限り微妙な印象は拭いきれませんが、この「RABBITS' HILL」以降にTRICK OR TREATがどのような進化を遂げるのか注目したいと思います。

【CD購入録】TRICK OR TREAT「EVIL NEEDS CANDY TOO」(2006)

  • 2012/10/31(水) 00:00:00

【CD購入録】
EVIL NEEDS CANDY TOO
TRICK OR TREAT「EVIL NEEDS CANDY TOO」(2006)

バンド名からしてHELLOWEENフォロワーだということが伝わってくるイタリアン・パワーメタラー…というか今ではLUCA TURILLI'S RHAPSODYのシンガーに抜擢されたAlessandro Conti(Vo)が在籍するバンドと言った方が通りがいいかもしれないTRICK OR TREATが今年の10月24日にリリースした3作目ではなく1stアルバムを買いました。2nd「TIN SOLDIERS」(2009)や3rd「RABBITS HILL」と違って本作の日本盤リリースはありませんが、メロパワ好きの僕としては結構楽しめそうな気がしています。このバンドの特徴はメロディック・パワーメタルとしてだけでなく、コミカルさという面でもキーパーサウンドからの影響を取り入れている点でしょうか。パロディ丸出しのジャケットやドナルド・ダックの声(?)が挿入された④Like Donald Duck、アルバム中盤に配されたCyndi Lauperのカバー⑤Girls Just Want To Have Funなどもそれを物語っていると思います。2nd同様に本作もオリジナリティは希薄ですが、それを理由に聴かずにおくのは勿体ないアルバムですね。

TRICK OR TRAET「TIN SOLDIERS」(2009)

  • 2009/10/31(土) 00:00:00

TIN SOLDIERS
【No.194】
★★★★(2009)
年間ベスト2009年第10位

HELLOWEENのトリビュートバンドとして結成されたイタリア出身の5人組TRICK OR TREATが放つ2ndアルバムにして日本デビュー盤。10月31日のハロウィンで子どもがお菓子を貰うときの決まり文句をバンド名にしているだけでなく、ボーカルはMichael Kiske(Vo/ex-HELLOWEEN)タイプの声質で、HELLOWEENがメロディックメタルの歴史にその名を刻んだ名盤「KEEPER OF THE SEVEN KEYS」に通じるサウンドという前評判通り、所謂「キーパい」音楽性を追求するバンドで爽系のメロディを据えた疾走曲に往年のHELLOWEEN特有のコミカルさも感じさせる作品です。なお、ゲストとしてMichele Luppi(Vo/KILLING TOUCH、ex-VISION DIVINE)が1曲、Michael Kisikeが2曲で参加しています。

この手のバンドにとってはお約束でもある序曲にはメルヘンチックな①A Night In The Toy Shopを持ってきて、わかりやすい疾走曲②Paper Dragonでメロパワファンの心を掴むというベタベタな展開は、わかっていてもグッと来てしまいますね。そんな②を筆頭に④Freedom、⑥Elevator To The Sky、⑨Final DestinationといったHELLOWEEN愛に満ちたスピードチューンもさることながら、それ以外の楽曲も粒揃いだというのがこのバンドの強みではないでしょうか。Micheleが参加した③Take Your Chance、Kiskeがリードボーカルを担当する⑤Hello Moonはメロディアスハードの香りがするし、バンドが標榜する「ピュア・ハッピー・メタル」という表現がピッタリな⑦Loser Song、魅力的なバラードもできると証明してみせた⑧Tears Against Your Smile(Kiskeがゲスト参加)など、フォロワーの一言で片付けてはもったいないと思わせるだけの楽曲がありますね。7分台と本作の中で最も長い曲でもある⑫Human Dramaもボーナストラックには勿体無いクオリティです。ただ、タイトルトラックの2部作⑩Tin Soldiers Pt.1、⑪Tin Soldiers Pt.2の前半部分は2分台のインストなので1曲にまとめた方が良かったかも。

KEEPER時代のHELLOWEENに強い愛着を持つ僕は、あの頃のサウンドの雰囲気を味わえればいいかなという軽い気持ちで本作を買ったのですが、これは久々に現れたメロディックメタル界注目ニューアクトかもしれません。Kiske愛が滲み出るフロントマンAlessandro Conti(Vo)は、やや線の細さを感じさせるものの確かな実力者だと思いますし、何しろ楽曲そのものがとても魅力的です。このバンドには下手にオリジナリティを求めて自分たちの強みを失ってしまうことなく、この路線でこれからも活動してほしいですね。

【音源紹介】
・Loser Song

【CD購入録】TRICK OR TREAT「TIN SOLDIERS」(2009)

  • 2009/04/29(水) 08:11:18

【CD購入録】
TIN SOLDIERS
TRICK OR TREAT「TIN SOLDIERS」(2009)

HELLOWEENのトリビュートバンドとしてキャリアをスタートさせ、2作目となる本作で日本デビューを果たしたイタリア出身のメロパワバンドTRICK OR TREATのアルバムを買いました。バンド名からして、モロにHELLOWEENフォロワー臭がプンプンしていて「KEEPER OF THE SEVEN KEYS」時代のHELLOWEENを強く感じさせる音楽性です。でも、このバンドの場合はそんな「キーパい」質感を軸とした明るく爽やかなメロスピチューンだけでなく、ほんのり哀愁漂うミドル系でもメロディがしっかりしているのが好印象です。本作の目玉としてMichele Luppi(Vo/ex-VISION DIVINE)③Take Your Chanceに、Michael Kisike(Vo/ex-HELLOWEEN)⑤Hello Moon、⑧Tears Against Your Smileの2曲(③、⑧はデュエット形式)に参加しています。3曲とも疾走感控えめなのが残念ですが。バンドのシンガーAlessandro Conti(Vo)もKiskeへの強い憧れを感じさせるハイトーンボイスの使い手で、その実力はなかなかのもの。現在のところ、お気に入りチューンはバンドが標榜する「ピュア・ハッピー・メタル」という表現にピッタリな曲調の⑦Loser Songですね。メロスピらしいメロスピという意味では去年にアルバムを発表したSYMPHONITY(元のバンド名はNEMESIS)を連想しましたが、僕はこのバンドの方が好きかも。