【CD購入録】MIKA「THE BOY WHO KNEW TOO MUCH」(2009)

  • 2009/09/26(土) 00:00:00

【CD購入録】
THE BOY WHO KNEW TOO MUCH
MIKA「THE BOY WHO KNEW TOO MUCH」(2009)

デビュー作「LIFE IN CARTOON MOTION」が世界的にヒットした、ポップス界注目の若きシンガーソングライターMIKAの2ndアルバムを買いました。1stアルバムで成功を収めた新人アーティストが2作目でコケたという話はよく耳にするし、Mika自身も「プレッシャーがあった」と語っているようですが本作を聴く限り2枚目のジンクスとは無縁のように思います。Mikaによると前作は幼少時代をテーマにしていたのに対し、本作は自身の青年期(17~18歳)をテーマにした作品だそうです。確かに前作にあった無邪気なメロディは本作でも健在ながら、ハッピーな中にも明るさだけではなく10代のほろ苦さを感じさせる部分もありますね。楽曲的には冒頭の3曲がインパクト絶大です。特にシングルにもなった①We Are Golden、②Blame It On The Girlsは初めて聴いたときから一緒に歌えそうなメロディが素晴らしく、耳から離れません。今のところ、前作以上に気に入るかどうかは微妙なところですが今回もMikaらしいポップミュージックを聴かせてくれる好盤だと思います。

MIKA「LIFE IN CARTOON MOTION」(2007)

  • 2009/09/24(木) 00:00:00

LIFE IN CARTOON MOTION
【No.182】
★★★★(2007)
年間ベスト2007年第9位

中近東はレバノン生まれのパリ育ち、現在はイギリス在住のシンガーソングライターMIKA(ミーカ)のデビューアルバム。英国でリリースされた後、人気に火がついて日本でも結構なセールスを記録した作品のようです。中身はピアノ主体のポップミュージックで、Elton JohnTHE BEATLES、QUEENなどを引き合いに出して語られることも多いようですが、Mikaの歌声がQUEENの故Freddie Mercury(Vo)から力強さを取り除いて繊細にしたような印象があるため、やはりQUEENを真っ先に連想してしまいます。ボーカルのみならず曲調もQUEENをルーツとして極上のポップセンスを散りばめたカラフルでファンタジックな音が楽しめるので、オランダの貴公子Robby Valentine(Key)の世界観(中でも3rd「VALENTINE」のポップサイド)と似た雰囲気を感じる部分もありますね。

英国シングルチャートでトップを獲得した①Grace Kelly、可愛げのあるメロディが頭から離れない②Lollipop、タイトル通り肩の力がスーッと抜けていくような優しいメロディが秀逸なダンスポップ⑤Relax(Take It Easy)といった曲をはじめ、聴き手をハッピーにする魅力に満ちた1枚です。他にも切ないメロディラインを持つ⑦Any Other Worldやポップな魅力全開の⑨Big Girl(You Are Beautiful)、女性コーラスが見事にはまった本編ラストトラック⑫Happy Endingなど印象的なメロディが次から次へと飛び出す本作はアルバムジャケットのイメージ通り、メロディのおもちゃ箱をひっくり返したような色彩豊かな作品で繰り返し聴いても飽きません。

Mikaが生み出す音楽は、落ち込んだ時に聴くと元気を与えてくれるポジティブな空気で満たされてますね。ポップでわかりやすい曲調を基本としながらヒネリが効いているのも高ポイント。Mikaのファルセットヴォイスに最初は違和感を覚えましたが、聴いているうちに慣れてきました。このジャンルの中では久し振りに僕の心を震わせてくれた心地よいポップアルバムです。

【音源紹介】
・Grace Kelly