【CD購入録】H.E.A.T「INTO THE GREAT UNKNOWN」(2017)

  • 2017/10/02(月) 00:00:00

【CD購入録】
INTO THE GREAT UNKNOWN
H.E.A.T「INTO THE GREAT UNKNOWN」(2017)

2009年にデビューして以降、コンスタントに良作を届け続けてくれているスウェーデンのメロディックロックバンドH.E.A.Tの5作目を買いました。ラインナップが安定しないバンドというイメージが強い彼等ですが、今回もメンバーチェンジがあり2013年に脱退したDave Dalone(G)が復帰しています。音楽性は今回もアリーナロック風の溌剌としたナンバーやキャッチーなメロハーが並びつつも、僕の好きな哀愁や泣きの要素は減少傾向にあると思います。バンド初期に比べると音楽性は拡散しているため散漫になっている感はあるものの、各曲に魅力的なメロディがあるのがH.E.A.Tの強みですね。スペーシーなキーボードが曲を引っ張る④Time On Our SideErik Gronwall(Vo)の歌い出しがMikael Erlandsson(Vo)っぽく聴こえるバラード⑥Eye Of The Storm、躍動感のあるサビを持った⑦Blind Leads The Blind、ドラマティックな展開を見せてくれる⑧We Ruleと続く中盤の流れがいいですね。今回もなかなかの出来栄えだと思います。

【CD購入録】H.E.A.T「TEARING DOWN THE WALLS」(2014)

  • 2014/04/18(金) 00:00:00

【CD購入録】
TEARING DOWN THE WALLS
H.E.A.T「TEARING DOWN THE WALLS」(2014)

2013年7月にツインギターの片翼にして、主にソロパートを演奏していたDave Daloneが脱退したものの同年10月に行われたメロディックロックの祭典FIREFESTに出演、今年のFIREFESTではヘッドライナーを務める予定だというH.E.A.Tの4作目を買いました。BLESSED BY A BROKEN HEART「FEEL THE POWER」を彷彿とさせるジャケットを見て路線変更したのかと思いましたがそんなことはなく、先行シングル②A Shot At Redemptionに象徴されるアメリカンなノリと威勢のよさに溢れ、北欧のバンドながら哀愁は薄めというH.E.A.Tらしいアルバムとなっています。2代目シンガーErik Gronwallが加入して初のアルバムとなった前作「ADRESS THE NATION」(2012)収録のLiving On The Run級のキラーチューンこそありませんが明るさ弾ける③Infernoはかなり好きだし、アルバム全体としても非常に手堅い仕上がりだと思います。

【CD購入録】H.E.A.T「ADDRESS THE NATION」(2012)

  • 2012/08/24(金) 00:00:00

【CD購入録】
ADDRESS THE NATION
H.E.A.T「ADDRESS THE NATION」(2012)

2009年に日本デビューし、いきなりLOUD PARK 09で来日を果たすなど順調に活動していたものの2nd「FREEDOM ROCK」(2010)リリース後にKenny Leckremo (Vo)が体調不良などを理由に脱退してしまったため、後任にErik Gronwall(Vo)を迎えたスウェーデン産メロディック・ロックバンドH.E.A.Tの3作目を買いました。シンガー交代がどう影響するのか気になっていましたが、結論から言うとErikもこの手の楽曲を歌うのに適した声の持ち主なのですんなり聴けますね。なんでも彼はアイドル発掘番組「SWEDISH IDOL」の2009年度優勝者で、2枚のアルバムをソロ名義で発表していることもありボーカルパフォーマンスは安定しています。楽曲的にはPVも制作されたシングル曲②Living On The Runが頭ひとつ抜き出ているほか、それ以降も佳曲揃いだと思います。ただ現時点では、これまでこのバンドに抱いていた「良い作品だけれどもう一押し欲しい」という思いを払拭するには至らないかな、というのが率直な感想ですね。

【CD購入録】H.E.A.T「FREEDOM ROCK」(2010)

  • 2010/12/20(月) 00:00:00

【CD購入録】
FREEDOM ROCK
H.E.A.T「FREEDOM ROCK」(2010)

本国デビュー後にTobias Sammet(Vo/EDGUY、AVANTASIA)のお墨付きのバンドとして注目を集め、セルフタイトルの1stアルバムがBURRN!誌で91点(藤木さん)を獲得するなど、申し分ない日本デビューを飾った勢いそのままにLOUD PARK 09で初来日まで果たしたスウェーデンの若きメロディックロックバンドH.E.A.Tの2作目を買いました。今回も前作同様、音だけを聴いていたらJim Peterik(G/PRIDE OF LIONS、ex-SURVIVOR)Tommy Denander(G/RADIOACTIVE etc)といったメロハー職人のオジサマによるアルバムかと錯覚するほどに80年代の王道を行くメロディックロック作品となっていて、能天気なほどに明るい①Beg Beg Beg、Tobiasがゲスト参加した②Black Nightにこそ意外性や話題性があるものの、それ以降は非常に手堅い1枚だと思います。デビュー作でも感じられた良くも悪くもお行儀の良いサウンドは本作にも引き継がれていて、もう少し若さに任せて弾ける部分があっても良かったかなという気もしますが、この手の音楽が好きな僕にとっては安心印の愛聴盤という感じですね。また既にBURRN!誌等でもニュースになっていましたが、前作と本作でリードボーカルを担当していたKenny Leckremo (Vo)が体調不良を理由にバンドを脱退してしまったため、バンドは後任にErik Gronwall(Vo)なる人物を迎えています。Kennyの歌声が結構好きだったので残念…。Erikの歌はまだ聴いたことがありませんが、とにかく新生H.E.A.Tに期待したいですね。「アヴァロン・レーベル」によるとジャケット、収録曲順を欧州盤にした2nd「FREEDOM ROCK」のSHM-CD盤とデビュー・アルバムをカップリングにしたスペシャル盤「FREEDOM ROCK (COLLECTOR'S EDITION)」が2011年1月19日にリリースされるそうです。

H.E.A.T「H.E.A.T」(2009)

  • 2009/04/16(木) 08:26:28

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【No.126】
★★★(2009)

2008年に本国スウェーデンでデビューし、現在のジャーマンメタルだけでなくメロディックメタル界随一のソングライターTobias Sammet(Vo/EDGUY、AVANTASIA)の耳に止まり、EDGUYのツアーにも帯同するチャンスを得たメロディック・ロックバンドH.E.A.T。日本デビューに際してはBURRN!誌上のレビューで藤木さんから91点の高得点を獲得するという申し分のないスタートを切った彼らの1stアルバムです。ツインギターとキーボードを含む6人編成でメンバーの平均年齢が22~23歳でありながら、懐かしい香りすら漂う80年代メロディックロックど真ん中なサウンドでビックリ。キラキラしたキーボードが醸し出す北欧風味に爽やかなコーラスが乗り、時折ご機嫌なアメリカンロック的味わいも顔を出すという作風です。

前評判が非常に高かったために聴き始めこそ「あれ、こんなもの?」と思いましたが、透明感がありつつもワイルドなKenny Leckremo(Vo)の歌いっぷりとツボを押さえたギタープレイに心惹かれて聴いてるうちに、楽曲もだんだん好きになってきました。短いSEに続く事実上のオープニングトラック②There For Youのギターイントロで一気にこの作品に引き込まれますね。個人的ハイライトは清らかなピアノと伸びやかなボーカルで始まる80年代メロディックロックの王道ナンバー⑥Follow Me、他の曲以上にKennyのJoey Tempest(Vo/EUROPE)的な歌唱が光るハードロックチューン⑦Straight For Your Heart、泣きのギターから始まるバラード⑧Cryと畳み掛けてくる中盤ですね。この3曲が輝いているため、それ以降の曲がやや霞んでしまっている気がしなくもありませんがFAIR WARNINGっぽい日本盤ボーナス⑭Stayも含め、佳曲揃いの1枚となっています。

北欧のメロディック・ロックバンドということで、もっと湿り気のある哀愁のメロディが詰まっているのかと思いきや、ドライでアメリカンな曲調もあるので、そこは好みが分かれるところかもしれません。この手のバンドといえばベテランミュージシャンの専売特許というイメージが強い中、こういう若手が出てきてくれたのは嬉しいですね。あとは、ベテラン勢の熟練されたソングライティングに負けないだけの楽曲とH.E.A.Tならではの個性が出てくれば一気にブレイクしそうな予感がします。

【音源紹介】
・Follow Me

【CD購入録】H.E.A.T「H.E.A.T」(2009)

  • 2009/01/23(金) 08:32:16

【CD購入録】
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H.E.A.T「H.E.A.T」(2009)

Tobias Sammet(Vo/EDGUY、AVANTASIA)が注目しているバンドとして名前を挙げ、BURRN!2月号でも藤木さんが91点を献上したスウェーデン産メロディアス・ハードロック期待の若手H.E.A.Tのデビュー作を買いました。これは確かにいろんな所で評価されているのも納得の高品質メロディックロック作品ですね。正直、前評判が非常に高く大きな期待を胸に本作を聴いたため、最初は「確かに良いけど名盤というほどではないかな」という感じでしたが、初めて聴いた気がしないくらいに80年代メロディックロックの王道中の王道をゆく⑥Follow Me、メロディアスにギターが泣いている⑧Cryを筆頭にグイグイと聴き手を引き込んでくれます。この手のメロハーバンドというと、中年のオジサマ達が組んだプロジェクトが多い中、22~23歳の才能豊かな若者が6人集まって、こういう音を出してくれてるというのが良いですね。既にEDGUYと欧州ツアーに出ることも決定しているようなので、今後の更なる成長に期待せずにはいられません。2009年注目の新人バンドですね。