【CD購入録】DARK MOOR「ANCESTRAL ROMANCE」(2010)

  • 2012/12/04(火) 00:00:00

【CD購入録】
ANCESTRAL ROMANCE
DARK MOOR「ANCESTRAL ROMANCE」(2010)

先日更新した6th「TAROT」(2007)と合わせてDARK MOORの8作目を買いました。バンド初期のクサメタル路線は薄まってきていて、近作ではクラシックを大胆に導入したシンフォニックサウンドが持ち味となっているようですね。前任女性ボーカルElisa C. Martin時代の方がインパクトはあったと思いますが現任Alfred Romero(Vo)のナルシスト歌唱は、豪華絢爛という言葉がピッタリな今のDARK MOORサウンドに合っていると思います。不安定さが拭いきれなかった彼のボーカルが成長している点も見逃せません。壮大なシンフォアレンジが効いたミッドテンポを軸にバンド初期を彷彿とさせるクサ疾走曲③Alaric De Marnac、バンドイメージからすると曲調、タイトルともに異色な⑤Just Rock、スペイン語歌詞が見事にはまっている⑦Cancion Del Pirataなどメロスピ一辺倒ではない楽曲群がいいですね。これ!というキラーチューンこそないものの繰り返し聴きたくなる1枚です。

【CD購入録】DARK MOOR「TAROT」(2007)

  • 2012/12/02(日) 00:00:00

【CD購入録】
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DARK MOOR「TAROT」(2007)

3rd「THE GATES OF OBLIVION」(2002)を最後に、しばらく聴いていなかったものの7th「AUTUMNAL」(2008)がなかなか良かったスペイン産シンフォニックメタルバンドDARK MOORの6作目を買いました。前任の女性シンガーElisa C. Martin(Vo)の後任に男性ボーカルAlfred Romeroを迎えての3枚目となる本作はアルバムタイトルにもあるように占いで使われるタロットカードがテーマの作品となっています。「タロットカード」というと僕は「ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スタークルセイダーズ」を思い出しますね。余談ですが、最近なぜか自分の中でジョジョ熱が再燃していて、最新シリーズも読んでみようかと思ってみたり…。話をDARK MOOR「TAROT」に戻すと本作は疾走系が半分以上を占め、クサメロも冴え渡っているのですんなり楽しめました。次作「AUTUMNAL」以上に即効性が高いかも。女性コーラスやデス声を交えつつ⑦Deathでアグレッシブに迫ってきたかと思えば、⑧Loverはメロウに聴かせたりと曲名に合わせて楽曲も異なる表情を見せてくれています。今のお気に入りは③The Star、⑥Devil In The Towerといったところですね。Elisa脱退に端を発する分裂騒動後にバンドは迷走期に突入していたらしい(僕は4thと5thは未聴)ですが、このアルバムは僕のメロスピ心をくすぐってくれる良盤だと思います。

【CD購入録】DARK MOOR「AUTUMNAL」(2008)

  • 2009/03/09(月) 08:16:56

【CD購入録】
AUTUMNAL
DARK MOOR「AUTUMNAL」(2008)

スペイン産シンフォニックメタルバンドDARK MOORの7thアルバムを買いました。このバンドについてはBURRN!誌上で藤木さんが「異臭騒ぎが起きる」と評したクサメタルの傑作「THE HALL OF THE OLDEN DREAMS」でファンになったものの、3rdアルバム(結構人気のある作品のようですが…)がピンと来ず、バンドの分裂騒動があったりしたのでそれ以降はスルーしてました。本作の第一印象としては2ndの頃のような疾走感と殺傷力の高いクサメロはないものの、壮麗なアレンジで聴かせるパワーメタルの数々はなかなか魅力的。チャイコフスキーの「白鳥の湖」を大胆にアレンジした①Swan Lake、オペラ座の怪人のメロディを拝借した②On The Hill Of Dreamsといったクラシックカバーで幕を開け、それ以降のオリジナル曲も充実しています。即効性という点では「THE HALL OF THE OLDEN DREAMS」に一歩、二歩譲りますが、クラシカルなアレンジが活きたシンフォニックパワーメタル作品としてアルバムトータルで楽しめそうな予感です。

DARK MOOR「THE HALL OF THE OLDEN DREAMS」(2001)

  • 2009/03/08(日) 11:22:37

THE HALL OF THE OLDEN DREAMS
【No.108】
★★★★(2001)
年間ベスト2001年第10位

BURRN!誌上で「異臭騒ぎになるほどクサい」と評されたスペイン産クサメタルバンドDARK MOORの2ndアルバムにして、日本デビュー盤です。HELLOWEENの明快なメロディラインやBLIND GUARDIANのクワイアといったジャーマンメタルサウンドを基盤に、YNGWIE MALMSTEENっぽいネオクラフレーズ、そしてRHAPSODYのファンタジックな雰囲気など先輩バンドの美味しいトコを押さえたメロパワ好きにはたまらない内容となっています。僕が「クサメタル」と聞いて連想するのはキャッチーかつ濃厚なメロディライン、ちょっぴり安定感に欠けるボーカル、B級っぽさの残る垢抜けないサウンドといった要素なんだけど、本作はその全てを満たしていて正に「This Is XaMETAL」という1枚です。

とにかくアルバム冒頭の序曲から10分に及ぶ日本盤ボーナストラック⑪The Fall Of Melniboneまで、どこを切ってもドラマティックなパワーメタルサウンドで満たされていて、次から次へと溢れ出す濃くて大仰なメロディに飲み込まれてしまいます。勇壮なメロディが耳を捉えて離さない②Somewhere In Dreams③Maid Of Orleansという疾走クサメタルから始まる序盤からして強力。アルバム終盤も、とことんドラマティックに攻めてくる疾走曲⑧Beyond The Fire、典型的ジャーマンメタルな明るいメロディラインとクラシカルな展開がたまらない⑨Quest For The Eternal Flame、民謡調のフレーズとラストのピアノが感動を増幅させる本編ラスト⑩Hand In Handとスキがありません。

そんなEnrik Garcia(G)を中心とする一級品の作曲能力とは対照的に、愛すべきB級テイストの大半を担っているのが女性ボーカルElisa Martin(Vo)の歌唱です。一聴しただけでは男性ボーカルかと思えるほど中性的なElisaのボーカルは、特筆すべき点はないものの、時折見せる女性らしさや本作唯一のバラード⑦The Sound Of The Bladeでの丁寧な歌唱はなかなか魅力的です。ひたすらにドラマティックな曲展開で迫る楽曲群の中で派手に舞うギター、サウンドに輝きをもたらすキーボードとシンフォニックなアレンジが効いた本作はDARK MOORというかスパニッシュメタルの最高傑作だと思ってます。

【音源紹介】
・Quest For The Eternal Fame