【CD購入録】POISONBLACK「OF RUST AND BONES」(2010)

  • 2010/03/25(木) 00:00:00

【CD購入録】
OF RUST AND BONES
POISONBLACK「OF RUST AND BONES」(2010)

SENTENCEDのシンガーVille Laihialaを中心とするPOISONBLACKの4作目を買いました。本作も前作「A DEAD HEAVY DAY」(2008)の延長線上にある印象で「Hope Is Gone~♪」という、いかにもVilleが歌いそうな歌詞からスタートする①Sun Shines Blackからアルバムラストまで、メランコリックな旋律をVille独特の歌唱で渋く聴かせる楽曲が並びます。これまで以上にプルーズ色が濃いようにも感じますね。数回聴いただけで好きになるのではなく、リピートするうちに味わいが増してくる曲が多そうなので現時点ではさほどインパクトは大きくありませんが、これからが楽しみな作品です。

POISONBLACK「A DEAD HEAVY DAY」(2008)

  • 2009/03/01(日) 10:10:05

A DEAD HEAVY DAY
【No.105】
★★★(2008)

バンドを葬送するアルバムとしてリリースされた「FUNERAL ALBUM」(2005)で、その歴史に幕を降ろしたフィンランドのメランコリック・メタルバンドSENTENCEDのフロントマンVille Laihiala(Vo)率いるPOISONBLACKの3作目。このバンド自体、SENTENCED存命時からVilleのサイドプロジェクトとして存在したようですが、SENTENCED没後は正式なバンドとして活動しています。僕は本作で初めてこのバンドの音に触れました。サウンドの根っこの部分はメランコリックなメタルで、しかもVilleが歌っているので、どうしてもSENTENCEDを連想してしまいます。相違点を挙げるならPOISONBLACKの方がブルージーでMay Today Become The Day(「FUNERAL ALBUM」収録)のようなロックンロール・フィーリングがあって、ギターのゴリ押し感が強いという点でしょうか。

やはりこのバンド最大の武器はVilleの歌声です。SENTENCED時代よりもやや枯れた声質で、漢の哀感をたっぷり含んで歌うそのスタイルは、声域の広さや歌のテクニックという次元では表現しきれない味があって引き込まれます。楽曲的にキャッチーなメロディといえそうなのは狙って作られたシングル曲④Bear The Crossくらいで、あとの曲は一聴して好きになるというよりはリピートしているうちにはまっていくものが多いですね。とはいえ、楽曲が類型的になりやすいメランコリック・ゴシック路線の中で、モダンなアレンジが施された②Diane、③Left Behind、ヘヴィで渋いブルーズ系バラード⑦X、メロディが押し寄せてくる⑩Hatelove⑪Lowlifeといったアップテンポナンバーなどを揃えることで、一本調子にならず何度もリピートさせる魅力を備えている辺りは流石です。

またリードギターも兼任するVilleのプレイはSENTENCEDのテクニカルで洗練されたギターチームとは異なり、荒削りなんだけど歌声同様に感情をたっぷり込めて弾くスタイルで、これがまたいいんです。ロックンロールテイストを前面に出した⑧Human-Compostでのソロ、本編ラスト曲⑫Only You Can Tear Me Apartエンディングでの、テクニックじゃなくフィーリングで勝負するVilleのギターが特に気に入ってます。まだバンドとしての個性は弱く「Villeとその仲間達」な感じもしますが、メロデスバンドKALMAHにも籍を置くMarco Sneck(Key)は楽曲を冷ややかに包み込んだり、叙情的なピアノやブルージーな味わいを増幅させるオルガンサウンドを駆使して確かな存在感を放っています。作品を重ねるごとに他のメンバーの貢献度は大きくなっているようなので、バンドの一体感が出てきたら更に面白くなりそう。キャッチーさは今一つだけど、聴くほどに味が出る渋い作品なのでGRAND MAGUSの「IRON WILL」(2008)と並んで2008年のヘヴィローテーションアルバムとしてよく聴いていた1枚です。

【音源紹介】
・Bear The Cross

【CD購入録】POISONBLACK「A DEAD HEAVY DAY」(2008)

  • 2008/09/13(土) 08:18:45

【CD購入録】
POISONBLACK A DEAD HEAVY DAY
POISONBLACK「A DEAD HEAVY DAY」(2008)

バンド絶頂期に解散を表明したSENTENCEDのボーカルVille Leihiallaによる新バンドの3rdです。Villeの歌を聴くのはSENTENCEDの遺作にして初のライブ盤「BURIED ALIVE」(2006)以来ですが、今まで以上に男の色気を感じさせる歌唱になってますねぇ。自他共に認めるヒット狙いのシングル④Bear The Crossが、やはりインパクトが強いですが他の曲もなかなか良さそうです。それにしてもVilleの書く歌詞世界はキテます。本作の②Dianeなんかは結構ヤバイ…。これからの秋~冬シーズンにかけて、ヘヴィローテーションになりそうな1枚です。