WINTERHAWK「REVIVAL」(1982)

  • 2009/02/01(日) 20:40:35

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【No.095】
★★★★(2008)

カナダのトリオ編成ハードロックバンドWINTEHAWKが1982年にリリースした唯一のアルバムが、1999年にリマスター&ボーナストラック付きで再発されたのが本作です。このバンドに関してはいろんなトコで絶賛されていて、聴いてみたいと思ってたんですがなかなか見つけられずにいたところ2008年にようやく購入。いやぁ、これは確かに凄いです。大雑把に言えば70年代風の質感を持ったオールドハードロックなんですが、トリオ編成とは思えないほどの重厚な音圧、そして中心人物Jordan Macarus(Vo、G)が紡ぎ出す極上のトーンを持ったギターフレーズにやられました。

タイトルずばりなインスト①Introからしてギター、ベース、ドラムのそれぞれがせめぎ合い、時にはお互いの魅力を引き出しあうかのように絡むことで生み出されるロックテイスト満載なアルバムで、歌ものにおいてもその緊張感を持続させ、その上に清涼感ある歌声によるキャッチーな歌メロが乗るという素晴らしい作品です。そんな楽曲群の中で大きな存在感を放っているのがJordanのエモーショナルギター。一音一音に並々ならぬ感情を封じ込めた彼のギターフレーズは、「泣きのギターとは何か」という問いに対する答えがここにあると思えるほど。特に9分半に渡る⑦Free To Liveの終盤でのギターは神々しさすら感じさせる圧巻のプレイです。どの楽曲でもギターが大活躍するハードロックが楽しめますが、この曲は別格ですね。

このバンドはRUSH、THIN LIZZY、TRIUMPHといったバンドが引き合いに出されることが多いようですが、これらのバンドをそれほど聴きこんでるわけではない僕にとっては、テクニカルな展開とキャッチーなメロディが味わえる楽曲の中で情感たっぷりのギターが乱舞する70年代風ハードロックバンドという印象ですね。こんな優れた作品が入手困難な状況だというのは何とも残念。もっとたくさんの人に聴いてもらいたい1枚です。

【音源紹介】
・Revival