STORMWARRIOR「HEADING NORTHE」(2008)

  • 2009/01/19(月) 08:14:40

HEADING NORTHE
【No.091】
★★★★(2008)
年間ベスト2008年第8位

ごめんなさい。僕はこれまでSTORMWARRIORというバンドのこと見くびっていました。今まで名前は知っていたけれど、CD評やジャケットからKai Hansen(Vo/GAMMA RAY)の寵愛を受けて活動しているB級バンドというイメージを持っていました。ところが3作目となる本作を聴いてみると、これが実にカッコいいメタルアルバムでビックリ。Lars Ramcke(Vo、G)は声質、歌い方の両方でKaiを連想させる頼りないスタイルだけど、楽曲のわかりやすさとキャッチーなメロディの求心力は最近のGAMMA RAYBLIND GUARDIANといったベテラン勢以上だと思えるほどです。この作品を聴いていると、時代遅れに思えたガンベルトに革ジャン姿のメンバー達がトゥルーメタル・ウォリアーズに見えてくるから不思議ですね。

音楽性はHELLOWEEN、GAMMA RAY直系のコテコテジャーマンメタルで、そこにアルバムタイトル/ジャケットから伝わってくるヴァイキングメタルっぽい勇ましさが加味され、正に漢メタルと呼ぶに相応しい1枚となってますね。短いイントロ①And The Horde Calleth For Odenに導かれるタイトルトラック②Heading Northeでいきなり疾走感が爆発。それ以降も力強いパワーメタル曲が続き、「ラグナ~ロ~ク♪」というわかりやすいサビを合唱したくなる骨太なキーパーチューン⑥Ragnarokまで一気に突っ走ります。壮大でドラマティックなミドル⑦Revenge Of Asa Landeでアルバムに緩急をもたらした後は、本作のハイライト⑧Remember The Oatheへ。この曲はテクニカルなギターから疾走し「Warrior, Greate Warrior~♪」というサビに至る流れがあまりにカッコよく、これ以降の楽曲が霞んでしまうほどに気に入っています。本編を雄々しいコーラスによるアウトロ⑪And The Valkyries Rideで締めくくるアルバム構成もグッド。

楽曲の素晴らしさもさることながら、クサくてキャッチーなメロディを奏でるLarsとAlex Guth(G)のツインギターや④Holy Crossなどで気持ちいいベースラインを響かせるYenz Leonhardt(B)、ツーバスをドコドコ叩きまくるFalko Reshoft(Ds)など、エネルギッシュな演奏陣も申し分なし。これでボーカルがKaiをリスペクトする歌唱法でなければ、更に凄いことになってたような気もしますが…。③Metal Legacy、⑤Iron Gods、⑩Into The Battleといった曲名、歌詞ともにメタル魂を鼓舞させるものが多く、漢臭く熱いヘヴィメタルアルバムとしてはLOST HORIZONの「AWAKENING THE WORLD」(2001)以来の傑作ですね。

【音源紹介】
・Heading Northe

【CD購入録】STORMWARRIOR「HEADHING NORTHE」(2008)

  • 2008/08/25(月) 08:45:56

【CD購入録】

HEADHING NORTHE
STORMWARRIOR「HEADHING NORTHE」(2008)

ドイツ産熱血パワーメタラーの3作目。今回初めてSTORMWARRIORの作品を聴いて思ったのは、僕はこれまでこのバンドのことを過小評価してたんじゃいかってこと。これは今年聴いたパワーメタル作品の中でも愛聴盤になりそうな予感です。ブックレットではRUNNING WILDBATHORYといったバンドを引き合いに出していますが、僕はこれらのバンドをよく知らないんですよね。そんな僕にとって本作のサウンドは、骨太になったキーパー時代のHELLOWEEN、またはキーボードによるキラキラした透明感を大幅カットし、Kai Hansen(Vo/GAMMA RAY)風のボーカルが暑苦しさと垢抜けなさをUPさせたLOST HORIZONって感じかな。曲のタイトルを見ても③Metal Legacy、⑤Iron Gods、⑩Into The Battleなど熱いものが多く、己の信じるパワーメタル道を邁進する姿が潔く、カッコいい1枚ですね。