ABINGDON BOYS SCHOOL「ABINGDON BOYS SCHOOL」(2007)

  • 2009/01/18(日) 10:40:09

ABINGDON BOYS SCHOOL
【No.090】
★★★★(2008)

西川 貴教(Vo/T.M.REVOLUTION)を中心に結成された新バンドのデビュー作。ファンの間ではシングルがリリースされる度に注目度が増していき、アルバムへの期待が高まっていたニューアクトのようです。メンバーは柴崎 浩(G/ex-WANDS)、T.M.REVOLUTIONでも西川と活動を共にするSUNAO(G)という2本のギターと岸 利至(Key, Programing)の4人で、ベースとドラムはサポートメンバーという体制です。実はT.M.REVOLUTIONの楽曲は前から結構好きで、White BreathThunderbirdなど、日本のメジャー音楽シーンの中では僕好みのクサいメロディを力強い声で歌う人だなぁと思ってました。

このバンドの場合、柴崎と岸それぞれが手がける楽曲に西川が歌詞(曲によっては英語)の乗せるというプロセスで曲作りが行われているようで、柴崎のハードロック趣向と西川の歌謡曲的な歌メロセンス、そして岸による微デジタル(微というのがミソ)でモダンなアレンジが一体となった楽曲が迫ってくるという印象です。楽曲自体も充実していて、シングルとしてリリースされていたキャッチーなハードロック②Howling -inch Up-④Innocent Sorrowやバンドのポップサイドを強調した⑥アテナといった即効性のあるものだけでなく③Via Dolorosa、⑤Down To You(このイントロはどこかで聴いたような気がします)のようなミッドテンポ、バラード調の曲でも抜群のメロディとアレンジセンスが発揮されています。

西川のパワフルなボーカル、作曲を担当する2人のソングライティング能力も注目に値するものだし、メンバー各自が経験豊富なので安心して聴いていられるロックアルバムに仕上がっています。全体的なイメージとしては、どこかLINKIN PARKを連想させるような音のような気もしますね。これからはSUNAOも曲作りにかかわっていくようなので、今後の更なる飛躍に期待です。岸の趣味が全開したテクノ色の強いインスト⑫Rebirth+Reverseのような方向性はキツイので、モダンなアレンジのハードロック(歌謡曲テイストあり)という方向性で邁進してほしいな。

【音源紹介】
・Howling -inch Up-