【CD購入録】HAREM SCAREM「UNITED」(2017)

  • 2017/06/18(日) 00:00:00

【CD購入録】
UNITED.jpg
HAREM SCAREM「UNITED」(2017)

カナダが誇るメロディック・ロックバンドHAREM SCAREMの14作目を買いました。再結成後初めてのオリジナルアルバムとなった前作「THIRTEEN」(2014)に伴う来日公演の際にメンバーは次のアルバムについて明言を避けていましたが2015年にライヴ盤「LIVE AT THE PHOENIX」をリリース、そして早くも本作を完成させたということはHAREM SCAREMが本格的に復活したということでしょうか。Harry Hess(Vo)によると今回はサビがパッと明るくなる曲作りを心掛けたとのことで、実際に聴いていてもサビの盛り上がりは近作以上だと思いますね。このアルバムからは現時点で4曲がオフィシャルで公開されているのですが、その第1弾④Sinking Shipをチェックした時からして好感触でした。HAREM SCAREMは既に音楽性が確立されているバンドなのでハズレ作品はなく、あとは僕好みのメロディがどれだけあるかに注目しているのですが今回のアルバムは彼等の作品群の中でも上位にくる1枚ですね。

【CD購入録】摩天楼オペラ「PANTHEON-PART 1-」(2017)

  • 2017/06/15(木) 00:00:00

【CD購入録】
PANTHEON-PART 1-
摩天楼オペラ「PANTHEON-PART 1-」(2017)

前作「地球」(2016)リリース後に、長年在籍していたギタリストAnziが脱退するという事件がありつつも1年弱のスパンで完成した摩天楼オペラの5作目を買いました。本作と「地球」の間にはミニアルバム「PHOENIX RISING」(2016)を発表するなどギタリスト脱退を感じさせないハイペース振りですね。バンドは後任ギタリストを加入させるのではなくゲストプレイヤーを迎えながら活動していくことを選択し、「PHOENIX RISING」にはGALNERYUSYu-to名義でベーシストとして在籍した経歴もあるLeda、今回のアルバムではJaY(LIGHT BRINGER)がプレイしています。またメンバーによると本作は「摩天楼オペラ史上最もHEAVY METALなアルバム」とのことで①PANTHEON、⑤Excaliburのようなスピードメタル曲、摩天楼オペラ流スラッシュメタルと呼べそうな②Curse Of Bloodもありますが、アルバム全編に渡ってメタリックかというとそうでもありません。前作は実験的な要素も盛り込んだ多彩なアルバムだったことを思うと、今回は比較的焦点を絞った1枚という感じです。過去作品に比べると個々の楽曲のインパクトは若干薄いような気もしますが、摩天楼オペラらしいアルバムなのでリピート中です。

【CD購入録】PAIN OF SALVATION「REMEDY LANE RE:VISITED」(2016)

  • 2017/06/11(日) 00:00:00

【CD購入録】
REMEDY LANE REVISITED
PAIN OF SALVATION「REMEDY LANE RE:VISITED」(2016)

スウェーデンの奇才Daniel Gildenlow(Vo、G)率いるプログレッシブHR/HMバンドPAIN OF SALVATIONが2002年に発表したコンセプトアルバムで通算4作目にあたる「REMEDY LANE」のリミックス盤を買いました。本作にはアルバムを曲順通りに再現したライヴ盤(2014年の公演)もセットになっていてお得感がありますね。本作にリミックスを施したのはANGRA、ARCH ENEMY、SYMPHONY Xといった大物バンドの近作にも携わっている売れっ子Jens Bogrenです。実はこのアルバムと3rd「THE PERFECT ELEMENT, PART Ⅰ」(2000)はリアルタイムで購入していたのですが、当時の僕には難解に感じられ売ってしまっていました。ところが約15年経った今、本作を改めて聴いてPAIN OF SALVATIONというバンドの凄みに魅了されています。オリジナル盤もレンタルして聴き比べてみたのですがリミックス効果は大きいように思います。Daniel夫妻が体験した流産を歌詞にしたという重いテーマとは対照的に明朗なメロディとともに駆けていく④Trace Of Blood、メロディアスなバラード⑫Second Loveといった即効性が比較的高い楽曲もさることながら、テーマメロディが耳から離れない②Ending Theme、悲壮感漂う⑥Undertow、壮大なエンディングを迎える⑬Beyond The Paleなど聴けば聴くほど味わいの増す楽曲群は中毒性抜群です。本作を聴いてPAIN OF SALVATIONというバンドへの注目度が僕の中で上昇中なのですが、彼等はアルバムによって音楽性をガラリと変えるバンドらしいので他の作品にトライするよりもしばらくはこのアルバムの世界にじっくり浸ろうと思います。

【CD購入録】MIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINS「MIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINS」(2014)

  • 2017/05/30(火) 00:00:00

【CD購入録】
SILENT ASSASSINS
MIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINS「MIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINS」(2014)

5th「V: THE NEW MYTHOLOGY SUITE」(2000)からSYMPHONY Xに加入し、2017年現在まで不動のベーシストとして在籍しているMike LePondによるソロプロジェクトMIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINSのセルフタイトル作を買いました。ベースに加えてリズムギターと全曲の作詞作曲も手がけるLePond以外のメンバーはSYMPHONY XのリーダーMichael Romeo(G)がギターだけでなくキーボードも担当、Metal Mike Chlasciak(G/HALFORD etc)も複数の曲でギターソロを弾いていて2人が共演している曲もあります。ボーカルはAlan Tecchioなる人物で、いかにもアメリカのヘヴィメタルシンガーという感じのタイプですね。本作の音楽性はSYMPHONY Xよりもストレートなヘヴィメタルでありつつスラッシーに突っ走ったり、民謡調のフレーズが飛び出したりとなかなか面白い仕上がりとなっています。特にアルバム後半の充実振りは目を見張るものがあり、前のめりに突進する⑥Silent Assassins、ロックンロール調の⑦Ragnarok、終盤でスリリングなインストパートが展開される⑧The Progeny、ラストを飾る11分の大作⑨Oath Of Honorなど聴き応えがありますね。これは意外な掘り出し物かもしれません。

【CD購入録】ALPHOENIX「FINAL CRUSADES」(2017)

  • 2017/05/22(月) 00:00:00

【CD購入録】
FINAL CRUSADES
ALPHOENIX「FINAL CRUSADES」(2017)

泣き/クサメロを盛り込んだエクストリームメタルで注目を集めたものの2013年に解散してしまったMYPROOFの主要メンバーThor(Vo)Shimpei(G、Vo)が新たに立ち上げたALPHOENIX(アルフェニックスではなくアルフィニクスと読むそう)の1stアルバムを買いました。2017年はGYZE、SERENITY IN MURDERと国産メロデスバンドが相次いで力作を届けてくれていますが、本作もそのムーブメントに乗った1枚と言えそうです。アルバムの幕開けを告げるインスト①The Final Crusadeはアコギで始まり泣きのギターへと展開、このメロディがアルバムを締めくくるキラーチューン⑪Reincarnationで再登場する仕掛けがニクいですね。それ以外にも聴き応えのある楽曲は多く、緩急を織り交ぜながら泣かせにかかる④Tragic Night Falls、サビのクリーンボーカルがアニソンっぽい⑧Last Ignition辺りが特に気に入っています。また本作にはDougen(Vo/THOUSAND EYES)⑥RiseSophia(Vo/ex-BLOOD STAIN CHILD)が⑧、Ryoji(G/GYZE)が⑪にゲスト参加、Ettore Rigotti(G/DISARMONIA MUNDI)がエンジニアとして関わっているのもポイント。少し前までMYPROOFが解散していたこと、元メンバーがALPHOENIXなるバンドを結成していたことも知らずにいましたが今後に注目していきたいバンドですね。ちなみに歌詞は日本語のようですが歌詞カードを読みながら聴いていても、内容がわからない場面も少なくありません(苦笑)。

【CD購入録】SERENITY IN MURDER「THE ECLIPSE」(2017)

  • 2017/05/18(木) 00:00:00

【CD購入録】
THE ECLIPSE
SERENITY IN MURDER「THE ECLIPSE」(2017)

メンバーが大学在学中にレコーディングしたという「THE FIRST FRISSON OF THE WORLD」(2011)でデビューした国産シンフォニック・メロデスバンドSERENITY IN MURDERの3作目を買いました。当初からメロディセンスの良さが注目を集めていた彼等ですが着々と成長しているようですね。過去2作品にあった楽曲のフェイドアウトが唐突過ぎるという点も改善されているように思います。暴虐性と美しいメロディの融合という強みはそのままに、この手のバンドとしては珍しいバラード調の⑦The Sea Is...、音使いやメロディに和の要素を取り込んだ⑪Land Of The Rising Sunなどの新機軸がアクセントとなっているのもいいですね。Shuntaro(Key)が脱退してしまいましたが、メインソングライターFreddy(G)指揮の下これまで同様にピアノ、シンセ、オーケストラサウンドが重要な役割を担っていてスタジオ盤を聴く限り鍵盤奏者不在の影響は感じられません。インタビューを読んでいるとメンバーも今回のアルバムに大きな自信を持っているようだし、過去作品と比較してもバンドがレベルアップしたと感じられるアルバムになっていますね。

【CD購入録】TWILIGHT FORCE「HEROES OF MIGHTY MAGIC」(2017)

  • 2017/05/06(土) 00:00:00

【CD購入録】
HEROES OF MIGHTY MAGIC
TWILIGHT FORCE「HEROES OF MIGHTY MAGIC」(2017)

デビューアルバム「TALES OF ANCIENT PROPHECIES」(2014)がクサメタラーの間で好評だったアドヴェンチャー・メタルバンドTWILIGHT FORCEの2作目を買いました。トワイライトキングダムを舞台としたストーリーアルバムでもある本作は2016年夏に輸入盤で発売され、評判も良さげだったので日本盤ボーナストラックに期待して国内盤を待ち続けていました。その日本盤は輸入盤から半年近く遅れて、本編のカラオケバージョンとライヴ音源1曲が入った2枚組限定盤、通常盤の2バージョンが発売されたもののカラオケには興味がないので通常盤を購入。待った甲斐があまりなかったような気もしますが、アルバムに登場する各キャラクターの設定やステータスの和訳が付いているのでアルバムの世界観に浸るにはいいのかもしれません(笑)。中身の方は前作を気に入った方なら今回もイケるであろうシンフォニックなメロパワで相変わらず明るめのメロディが目立ちます。個人的にはもう少し哀メロが欲しいし、似た曲調が続くためアルバムとしての抑揚に欠ける感はありますが、疾走曲を次から次へと繰り出すその作風はそんな不満を吹き飛ばすだけのパワーに溢れています。お気に入り曲はいきなりクサメロが炸裂するオープニング①Battle Of Arcane MightFabio Lione(Vo/ANGRA、ex-RHAPSODY OF FIRE)がゲスト参加した長編⑤There And Back Again辺りでしょうか。それ以外の楽曲も高揚感満載のメロパワチューンで否が応でもテンションが上がりますね。ちなみに⑪Epilogueは6分近くもある語り、⑫Knights Of Twilight's Mightはトワイライトキングダムの国歌だそうです(笑)。前作を聴いて膨らんだ期待を裏切らないメロディック・クサメタルの充実盤だと思います。

【CD購入録】TWILIGHT FORCE「TALES OF ANCIENT PROPHECIES」(2014)

  • 2017/05/02(火) 00:00:00

【CD購入録】
TALES OF ANCIENT PROPHECIES
TWILIGHT FORCE「TALES OF ANCIENT PROPHECIES」(2014)

自らの音楽を「アドヴェンチャー・メタル」と称するスウェーデンの新鋭TWILIGHT FORCEの1stアルバムを買いました。「アドヴェンチャー・メタル」というワード、火を吹くドラゴンが描かれたジャケットから想像がつく通り、剣と魔法が登場するシンフォニック・クサメタルでRHAPSODYGLORYHAMMERを彷彿とさせますね(後者は特にメンバーのコスチューム的に/笑)。これらのバンドよりも明るいメロディが目立っているのがTWILIGHT FORCEの特徴でしょうか。ジャケットははっきり言ってチープですが、中身の方は意外と(?)しっかりしていてデビュー作としては上々の出来栄えです。若かりし頃のTobias Sammet(Vo/EDGUY、AVANTASIA)にも似たシンガーChristian Erikssonが高音域で時折苦しそうになるのも、この手のバンドではよくあるケースなのでさほど気になりません。アップテンポの曲を中心としつつ、後半に配されたバラードかいいアクセントになっているし、なんと言っても各曲のクサメロが光っています。その中でも際立っているのがアルバムに先駆けて配信されていたという②The Power Of The Ancient Force。サビでバンド名が高らかに歌い上げられるこの曲はTWILIGHT FORCEのテーマソングと呼べそうですね。また日本盤ボーナストラックにはHELLOWEENの超名曲⑫Eagle Fly Freeのカバーを収録。このバンドのカラーに合った壮大な仕上がりではあるものの基本的にオリジナルに近いアレンジとなっています。

【CD購入録】BRUNO MARS「UNORTHODOX JUKEBOX」(2012)

  • 2017/04/28(金) 00:00:00

【CD購入録】
UNORTHODOX JUKEBOX
BRUNO MARS「UNORTHODOX JUKEBOX」(2012)

ソロデビュー前から他のアーティストに提供した曲がヒット、1st「DOO WOPS & HOOLIGANS」(2010)を発表するや、こちらも大ヒットを記録し「キング・オブ・メロディ」と呼ばれるようになったBruno Marsの2作目を買いました。デビューアルバムも珠玉のメロディが詰まった1枚でしたが僕としては本作の方が気に入っています。Bruno Marsというアーティストに関心を持った直後に調べてみるとYouTubeで全曲試聴できたので数曲聴いてみたのですが即座に購入を決めました。オープニングの①Young Girlsは「舞い降りてきたメロディ」と表現したくなる旋律だし、ビルボードチャートで6週連続1位を獲得したという②Locked Out Of Heavenで聴ける「ウゥ!」も耳から離れません。曲によって表情は異なるものの、どれもフック満載のメロディを持っていてBruno Marsというソングライターの力量を見せつけてくれます。コンパクトな楽曲が10曲並び約35分というボリュームもいいですね。しばらくは至福のメロディとBrunoの絶品ボーカルに溢れた本作のリピートから抜け出せそうにありません。

【CD購入録】BRUNO MARS「DOO WOPS & HOOLIGANS」(2010)

  • 2017/04/24(月) 00:00:00

【CD購入録】
DOO-WOPS AND HOOLIGANS
BRUNO MARS「DOO WOPS & HOOLIGANS」(2010)

ハワイ出身のシンガーソングライターBruno Marsの1stアルバムを買いました。普段HR/HMを主に聴いている僕は彼のことを全くと言っていいほど知らなかったのですが、シングルが全米1位に輝いたり、グラミー賞を2度受賞したりするなどかなり有名なアーティストのようです。相互リンク先のむーじゅさん(はぐれメタラーの音遊生活)の記事を読んでBruno Marsに興味を持ちました。いざ聴いてみると、いきなり全米No.1ソング2連発となるアルバム冒頭①Grenade、②Just The Way You Areからして美メロが炸裂。それ以降もムーディーな③Our First Time、ファンキーに駆けていく④Runaway Baby、曲名通りのけだるいムードに包まれた⑤The Lazy Song、一転してハッピーな曲調で楽しませてくれる⑥Marry You、メロウなバラード⑦Talking To The Moonなど様々なタイプの楽曲を聴かせてくれます。どこか懐かしく感じる80年代ポップスを軸にしつつR&B、ヒップホップやレゲエの要素も感じられ、あっという間に聴けてしまう1枚ですね。本作と一緒に2nd「UNORTHODOX JUKEBOX」(2012)も買ったので、そちらの記事も近々書こうと思っています。

【CD購入録】STEEL PANTHER「LOWER THE BAR」(2017)

  • 2017/04/16(日) 00:00:00

【CD購入録】
LOWER THE BAR
STEEL PANTHER「LOWER THE BAR」(2017)

2年ほど前からニューアルバムに関する情報を耳にしていたような気がするSTEEL PANTHERの4作目(邦題「鋼鉄酒場!」)を買いました。Stix Zadinia(Ds)のアルコール依存症のリハビリ等で予定が遅れてしまったそうですがStixは本作にもメンバーとして名を連ねています。STEEL PANTHERは元々トリビュートバンドだったこともあって当初は80年代の有名バンドからフレーズを大胆に借用していたので短命のコミックバンドになってしまうような気がしていました。ところが3rd「ALL YOU CAN EAT」(2014)辺りから、露骨なオマージュの登場頻度は減りオリジナルバンドになってきたように思います(僕がオマージュに気づいていないだけかもしれませんが)。今回も前作の延長線上にある高品質な1枚であることは事実ながら、印象に残るメロディはこれまでで一番少ないかもしれません…。現時点で好きな曲はバンド初のライヴ盤「LIVE FROM LEXXI'S MOM'S GARAGE」(2016)にも先行収録されていた大らかなバラード④That's When You Came Inですね。

【CD購入録】ベッド・イン「RICH」(2016)

  • 2017/04/12(水) 00:00:00

【CD購入録】
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ベッド・イン「RICH」(2016)

おみ足担当・益子寺 かおり(Vo・通称かおり・ジャケット左)、パイオツカイデー担当・中尊寺まい(Vo、G・通称ちゃんまい・ジャケット右)の2人によって結成されたアイドルユニットベッド・インの1stアルバムを買いました。彼女達のことは全く知らなかったのですが「90年代バブル系地下セクシーアイドルユニット」がコンセプトのようで、ボディコンが基本スタイルでライヴ(彼女達曰くおギグ)では下ネタも交えた過激なパフォーマンスで注目を集めているようです。僕も最初はイロモノかと思っていたのですがPVも制作された①「GOLDの快感」、②「♂×♀×ポーカーゲーム」、⑩「C調び〜なす!」を試聴したところ良さげだったので買ってみました。いざ聴いてみると歌謡曲風のメロディやド派手なシンセサウンドなど懐かしさを感じる要素が多々あってニヤリとしてしまいますね。ラップソング⑤「成りアガり VICTORY」などは僕の好きなタイプの曲ではないのですが、この手の歌が流行っていた90年代を思い出しながら聴いています。お気に入りは哀愁のメロディが堪らない⑥「太陽を信じて…」ですね。かおりの厚みのある歌声、ちゃんまいの媚びた感じの甘い歌にスポットを当てたそれぞれのソロボーカル曲⑦「ROSA-涙のバリライト-」、⑧V.H.S.もあります。また彼女達はバンド形態での活動に拘りがあるようでパートタイムラバーズというバックバンドが演奏を支えているし、インタビュー記事を読んでいてもバブリーで下ネタ満載の中に真面目な一面が垣間見ることができるのも好印象。最近はテレビ等への出演も増えているようなので世間での注目度が上がってブレイク、なんてこともあるかもしれませんね。

【CD購入録】GYZE「NORTHERN HELL SONG」(2017)

  • 2017/03/31(金) 00:00:00

【CD購入録】
NORTHERN HELL SONG
GYZE「NORTHERN HELL SONG」(2017)

Ryoji(Vo、G、Key)率いる北海道出身のトリオ編成メロディック・デスメタルバンドGYZEの3作目を買いました。バンドは本作からワールドワイドな活動を始めていて3月末現在は目下ヨーロッパツアー中のようです。CHILDREN OF BODOMが2nd「HATEBREEDER」(1999)当時のサウンドのまま進化したたのような音楽性を持つGYZE最大の武器は泣きまくりギターメロディにあると思っているのですが、本作ではその傾向が更に強くなっていてギターがボーカル以上に目立っていますね。また今回はアルバムジャケットに神社の鳥居が描かれていたり、曲名にアイヌの言葉を用いていたりと北海道のバンドであることを前面に出しているのも印象的。お気に入りは今後バンドの表題曲になりそうなタイトルトラック⑪Northern Hell Songですね。過去2作品同様、今回も慟哭のメロデスが堪能できる力作となっています。

【CD購入録】KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「AT THE GATES OF A NEW WORLD」(2015)

  • 2017/03/26(日) 00:00:00

【CD購入録】
AT THE GATES OF A NEW WORLD
KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「AT THE GATES OF A NEW WORLD」(2015)

約12年振りのオリジナルアルバム「BLIND FAITH」(2014)で復活を果たしたKELLY SIMONZ'S BLIND FAITHの4作目を買いました。このブログでは自主制作盤「SIGN OF THE TIMES」(1998)を1stアルバムとみなし、「SILENT SCREAM」(1999)はKelly Simonzのソロ名義なのでBLIND FAITHの作品にはカウントしていません。Kellyは日本屈指のネオクラシカル系ギタリストにして様々な楽器とボーカルもこなすマルチプレイヤーなのですが、前作からはリズム隊を迎えたバンド形態となっていて今回もゲストボーカルのYama-B(ex-GALNERYUS)を含め基本的に同じラインナップで制作されています。この手のアーティストの定番とも言える序曲①The Journey To The Gatesから挨拶代わりの疾走チューン②At The Gates Of A New Worldに至る流れは燃えるし、その後をメロハータイプの③In The Name Of Loveが受け継ぐのもKellyらしいですね。それ以降もワイルドなハードロックや美麗バラード、そして彼の作品に欠かせないインストゥルメンタルなどバリエーションに富んだ楽曲群が楽しめます(⑧Nobody Is The SameDEEP PURPLEBurnにかなり似てますが/苦笑)。2017年4月5日には早くも新作「OVERTURE OF DESTRUCTION」をリリース予定だそうで、ここに来てKELLY SIMONZ'S BLIND FAITHの動きが活発になってきましたね。

【CD購入録】FIREWIND「IMMORTALS」(2017)

  • 2017/03/22(水) 00:00:00

【CD購入録】
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FIREWIND「IMMORTALS」(2017)

2009年にOZZY OSBOURNEのツアーに帯同、翌年にリリースされたアルバム「SCREAM」にも参加していたギリシャ人ギタリストGus G.のメインバンドFIREWINDの8作目を買いました。5th「THE PREMONITION」(2008)などを聴いて手堅い正統派ヘヴィメタルが楽しめる一方でFIREWINDならではの決め手に欠けるイメージがありました。そんな理由からここ最近の2作品はノーチェックだったし、本作も当初はスルーの予定だったのですがB!13さんからコメントをいただいたことがきっかけで①Hands Of Time、③Ode To Leonidas、④Back On The Throneのオフィシャル音源を聴いてみたところ予想以上にメロディックパワーメタル寄りで僕好みだったので購入した次第です。今回のアルバムに収録されている楽曲にはメロパワ界きってのプロデューサーDennis Ward(B/PINK CREAM 69、UNISONIC)とGusによるプロジェクトのために書かれたマテリアルも含まれているそうで、その制作過程が今回の作風に影響しているのかもしれませんね。2015年に加入し、本作が初めてのスタジオ盤となるHenning Basse(Vo/ex-METALIUM)の歌唱はRob Rock(Vo/IMPELLITTERI)を彷彿とさせる熱唱系でバンドとの相性も良さそうです。本作は「テルモピュライの戦い」、「サラミスの海戦」という古代ギリシャの2つの戦いを題材にしたバンド初のコンセプトアルバムですが、各曲をシームレスに繋いだりSEを用いたりすることなく通常作品と同じく個々の楽曲が独立した構成となっています。ギリシャのバンドと言えばGus Drax(G)率いるSUNBURSTKosta Vreto(G)が在籍するWARDRUMといった期待の若手が相次いでシーンに登場していますが15年近いキャリアを誇るFIREWINDも負けていませんね。

【CD購入録】KISKE/SOMERVILLE「CITY OF HEROES」(2015)

  • 2017/03/14(火) 00:00:00

【CD購入録】
CITY OF HEROES
KISKE/SOMERVILLE「CITY OF HEROES」(2015)

PLACE VENDOME、UNISONICなどでも精力的に活動するMichael Kiske(Vo/ex-HELLOWEEN)と、様々なメタルバンドへのゲスト参加を経てSascha PaethプロデュースのTRILLIUM名義で2011年にアルバムを発表した女性シンガーAmanda SomervilleによるデュエットプロジェクトKISKE/SOMERVILLEの2作目を買いました。本作のソングライティング面の中核を担うのはMat Sinner(B)、Magnus Karlsson(G)PRIMAL FEAR組で⑥Breaking NeptuneのみSander Gommans(G/ex-AFTER FOREVER)とAmandaの共作となっています。全体的な印象としてはPLACE VENDOMEよりもメタル寄りで、曲によってはゴシックメタル風のアレンジも垣間見えます。いかにもオープニングという感じの勢いがある①City Of Heroes、ジャーマンメタル系の明るいメロディを持った⑧Open Your Eyes、ポップフィーリングに溢れる⑫Right Nowなどがお気に入りです。それにしても、ここ最近のMichaelはかなりのハイペースで作品を発表していますね。特に2009年〜2017年の間にはKISKE/SOMERVILLE、PLACE VENDOME、UNISONICでフルアルバムを7枚もリリースしているし、それに加えてAVANTASIAなど多数のプロジェクトにゲスト参加しているため彼が歌う新曲が毎年発表されているのではないでしょうか。Michaelの大ファンの僕としては嬉しい反面、供給過多に感じて有り難みが薄れてしまっている、というのが正直なところです。贅沢な話だというのはわかっているのですが…(苦笑)。

【CD購入録】PLACE VENDOME「THUNDER IN THE DISTANCE」(2013)

  • 2017/03/11(土) 00:00:00

【CD購入録】
THUNDER IN THE DISTANCE
PLACE VENDOME「THUNDER IN THE DISTANCE」(2013)

今年の2月に最新作4th「CLOSE TO THE SUN」をリリースしたPLACE VENDOMEの3作目を買いました。もともとFRONTIERS RECORDSの社長Serafino Pergino発案の「Michael Kiske(Vo/ex-HELLOWEEN)が歌うAORプロジェクト」というアイデアから誕生したこともあって今回もレーベル所縁のソングライター達による良質の楽曲群をMichaelが朗々と歌い上げています。作曲の中核を担っているのはLIONVILLEなどで活動するAlessandro Del Vecchio(Key)で収録曲の約半数を手がけているほか、Magnus Karlsson(G/PRIMAL FEAR etc、ex-LAST TRIBE)、Timo Tolkki(G/ex-STRATOVARIUS etc)といった著名ライターも1曲ずつを提供しています。作品を重ねる度に音楽性がソフトになっきているのはMichaelが歌う「バンド」UNISONICとの差別化を図るためでしょうか。心地よく聴ける作品なのは間違いないし、王道的バラード⑤It Can’t Rain Forever、軽快なアップテンポ⑧Never Too Late(UNISONICに同名異曲が、PLACE VENDOMEの1stにはToo Lateという曲が収録されていましたね)、Magnus Karlssonらしいメロディが楽しめる⑪Break Out辺りは好きな曲ですが全体的にもう少しパンチが欲しいような気もしますね。といいつつ、気がつけばリピートしている1枚です。

【CD購入録】BE THE WOLF「IMAGO」(2015)

  • 2017/02/26(日) 00:00:00

【CD購入録】
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BE THE WOLF「IMAGO」(2015)

イタリアはトリノ出身のスリーピースバンドBE THE WOLFの1stアルバムを買いました。イタリアといえばRHAPSODY、TRICK OR TREATといったパワーメタル系、LIONVILLEのようなメロハーバンドが思い浮かびますがBE THE WOLFはエモ/スクリーモ系に分類されそうなサウンドですね。個人的にはMY CHEMICAL ROMANCEっぽさを感じました。リーダーでもあるFederico Mondelli(Vo、G)が生み出す楽曲群はハードでありながら適度な哀愁を含んでいて僕が好きなタイプだし、幅広いロックファンにアピールできそうなメジャー感もあって本作がデビューアルバムだとは思えませんね。調べてみるとバンドの結成は2011年にまで遡り、2013年からYouTubeでPVを続々とアップしていて本作の収録曲のうち8曲がYouTubeで公開していた音源なのだとか。お気に入りは「ウウ ウウウ〜♪」と歌うコーラスが耳に残る③The Fallですね。今回のアルバムはバンドが結成以来、書き溜めてきた曲を纏めた1枚という見方もできるので次作から真価が問われるのかもしれません。その2nd「ROUGE」(2016)も、いつか聴いてみようと思っています。

【CD購入録】BATTLE BEAST「BRINGER OF PAIN」(2017)

  • 2017/02/18(土) 00:00:00

【CD購入録】
BRINGER OF PAIN
BATTLE BEAST「BRINGER OF PAIN」(2017)

ジャケットからしてインパクト抜群なBATTLE BEASTの4作目を買いました。過去のアルバムで創作面のイニシアティブを握っていたAnton Kabanen(G)が前作「UNHOLY SAVIOR」(2015)リリース後に脱退したと聞いた時にはバンドがどうなるのか心配でしたが、ここに届けられた新作はそんな不安を吹き飛ばすばかりか最高傑作なのではないかと思えるほどの充実盤となっています。シンセサウンドを纏いながら駆け抜けていくアップテンポ①Straight To The Heartを聴いて今まで以上に僕好みのメロディアスな作風で手応えを感じていたら、それ以降もテンションが下がることなくあっという間に聴き終えてしまったという感じです。メロディ志向の楽曲群の中でガツンと来るタイトル曲②Bringer Of Pain、重厚なヘヴィサウンドでアルバムに起伏をつけている⑥Lost In Wars、「ウィ!ウィル!ファァィ!」と初めて聴いた時から歌えてしまった⑧We Will Fight、タイトル通りのダンサブルチューン⑨Dancing With The Beast、本編を見事に締めくくるバラード⑩Far From Heaven などバラエティに富んでいる点も見逃せません。それに加えてボーナストラックもBATTLE BEASTらしいメタルソング⑪God Of War、クワイアが荘厳な雰囲気を醸し出す⑫The Eclipse、ロックンロールテイストに溢れた⑬Rock Trashと充実しています。バンド史上最大の危機を見事に乗り越えた本作は気が早いかもしれませんが2017年の年間ベスト入りは確実だと思います。

【CD購入録】QUARTERBACK「TRAMPLED UNDER FOOT」(1992)

  • 2017/02/11(土) 00:00:00

【CD購入録】
Trampled Under Foot
QUARTERBACK「TRAMPLED UNDER FOOT」(1992)

デンマーク出身の5人組メロディックロックバンドQUARTERBACKが1992年にリリースした唯一のアルバムを買いました。マニアの間ではレアアイテムとして知られる1枚で、オリジナル盤にはかなりの高値が付いていたらしいし、2008年に再発された時も1,000枚限定だったそうですが僕は1,800円ほどで購入できました。適度な哀愁と湿り気を含んだ北欧のバンドらしい曲調とそれを歌うややハスキーなボーカルの相性は上々ですね。ただ全体的に見るとB級っぽさか抜け切らなかったり、曲によってはHenrik Wilhelmsen(Vo)の歌唱に粗さが目立ったりするので、そのレア度の高さからメロディックロックの隠れた名盤を期待すると肩透かしをくらうかもしれません。そんな中で爽やかさの中に仄かな憂いを感じさせる①Tumblin' Downはなかなかの逸品。ガツンと来るインパクトこそないものの聴いていて心地よい1曲です。もしバンドが継続していたらBAD HABIT、DA VINCI、RETURNらと共にゼロ・コーポレーションから国内盤のリリースがあったのでは、という気もしますね。