FC2ブログ

【CD購入録】ONE DESIRE「ONE DESIRE」(2017)

  • 2020/06/20(土) 00:00:00

【CD購入録】
ONE DESIRE
ONE DESIRE「ONE DESIRE」(2017)

ドラマーのOssi Sivulaが立ち上げたメロディアス・ハードロックプロジェクトにCAIN'S OFFERING、NEGATIVE、STURM UND DRANGといったバンドのプロデューサーという経歴を持つJimmy Westerlund(G)とSTURM UND DRANGのフロントマンAndre Linman、そしてJonas Kuhlberg(B/CAIN'S OFFERING、THE DARK ELEMENT)が加わることで誕生したONE DESIREがFRONTIERS RECORDSからリリースした1stアルバム。このバンドについては以前から気になりつつも買いそびれていましたが、5月20日にリリースされた2nd 「MIDNIGHT EMPIRE」を聴く前に前作をチェックしておかなくてはと思い遅ればせながら購入しました。Jimmy、Andre、Ossiの3人が曲を書けることに加えてErik Martensson(Vo、G/ECLIPSE)を始めとするFRONTIERS絡みのソングライター陣が参加していることもあって高品質な楽曲が並んでいます。中でも哀愁のメロディアスハード①Hurtは名曲ですね。それ以降もErikによるECLIPSE風ナンバー②Apologize、Andreが書いた軽いタッチの③Love Injection、①に通じる雰囲気を持った④Turn Back Time、アグレッシブに疾走する⑨Buried Alive(こちらにもErikが関与)、そして⑤Falling Apart⑩This Is Where The Heartbreak Beginsといったバラードも充実しています。デビューアルバムとしては申し分ないクオリティなので今後が楽しみなバンドです。

【CD購入録】MAGNUS KARLSSON’S FREE FALL「WE ARE THE NIGHT」(2020)

  • 2020/06/15(月) 00:00:00

【CD購入録】
WE ARE THE NIGHT
MAGNUS KARLSSON’S FREE FALL「WE ARE THE NIGHT」(2020)

現代HR/HMシーン屈指のソングライター/ギタリストMagnus Karlsson(PRIMAL FEAR、STARBREAKER、THE FERRYMEN、ex-LAST TRIBE)とゲストシンガー達との競演が醍醐味のプロジェクトMAGNUS KARLSSON'S FREE FALLによる3rdアルバム。今回のゲストはDino Jelusick(ANIMAL DRIVE)、Renan Zonta (ELECTRIC MOB)、Noora Louhimo(BATTLE BEAST)、Mike Andersson (CLOUDSCAPE)、Ronnie Romero(RAINBOW、LORDS OF BLACK etc)、Tony Martin(ex-BLACK SABBATH)の6名で、過去2作でMagnusと抜群の相性を見せていたTony Harnell(Vo/STARBREAKER、ex-TNT etc)ALLEN-LANDE、ALLEN/OLZONなどMagnusとの競演回数の多いRussell Allen(Vo/SYMPHONY X)らは参加していません。Dino JelusickとRenan Zontaが僕にとって未知のボーカルということもあってゲストが地味、率直に言うと格落ちしたという印象すら抱いていたのですが①Hold Your Fire feat. Dino Jelusick、②Kingdom Falls feat. Renan Zontaを聴いて驚きました。彼等のパワフルかつ男前な歌声は新たなスターの誕生を感じさせるし、この2人がいるなら同じタイプのRussell やJorn Lande(Vo/JORN etc)の参加が見送られたのも腑に落ちるほどです。DinoのANIMAL DRIVE、RenanのELECTRIC MOBはどちらも本プロジェクトと同じFRONTIERS RECORDS所属、特に後者は本作と同日にデビュー作「DISCHARGE」をリリースしているのでレーベルとしても彼等をプッシュしていくつもりなのでしょう。また初参加となるNoora Louhimo嬢もパワーバラード④Queen Of Fireで持ち味を存分に発揮しているし、FREE FALLとしては初となるインスト⑪On My Way Back To Earthなど聴きどころが多いアルバムとなっています。やはりMagnusは期待を裏切りませんね。

【CD購入録】GATHERING OF KINGS「DISCOVERY」(2020)

  • 2020/05/31(日) 00:00:00

【CD購入録】
DISCOVERY.jpg
GATHERING OF KINGS「DISCOVERY」(2020)

Victor Olsson(G/SAFFIRE)のペンによる楽曲を複数のシンガーが歌い上げるプロジェクトGATHERING OF KINGSの2ndアルバム。ゲストボーカルにはFIREWINDTIME REQUIEMを経て現在はSPIRITUAL BEGGARSに籍を置くApollo Papathanasio、渡り鳥シンガーとしてAT VANCE、MASTERPLANなどを掛け持ちしているRick Altzi、GATHERING OF KINGSの作曲を担うVictorとSAFFIREで活動を共にするTobias Jansson、僕にとっては未知のシンガーながら溌剌とした歌声が魅力のAlexander Frisborg(HELLDOG)が前作に引き続き参加していますが、本作最大のトピックはJonny Lindkvist(NOCTURNAL RITES)を迎えていることでしょう。ビルドアップされたメロハーソングCall Out To The WorldNOCTURNAL RITESが2007年にリリースした「8TH SIN」に収録)を聴いてJonnyにはメロディックロック系も歌ってほしいと思っていたので今回の参加は素直に嬉しいし、彼の歌う④December⑧Moonlightは楽曲としても秀逸です。前作で大きな存在感を放っていたものの今回不参加となったBjorn“Speed”Strid(Vo/SOILWORK、THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA)の穴を見事に埋めてくれていますね。インパクトとしてはデビュー作に軍配が上がるかなという印象ですが相変わらず安定感抜群のナンバーが並んでいるし、空から希望の光が差し込む情景が脳裏に浮かぶ⑩Kiss From Above、哀愁に溢れた⑪From A Whisper To A Screamは特に気に入っています。

【CD購入録】MORON POLICE「A BOAT ON THE SEA」(2020)

  • 2020/05/20(水) 00:00:00

【CD購入録】
A BOAT ON THE SEA
MORON POLICE「A BOAT ON THE SEA」(2020)

「KNIGHTS OF THE NEW THUNDER」(1984) のコメント欄でグータラof Fireさんからお薦めいただいたノルウェー出身のプログレッシブ・ロックバンドMORON POLICEの3rdアルバムにして「海映(うみばえ)の夢想劇」という邦題がつけられた日本デビュー盤(輸入盤は2019年にリリースされています)。プログレと言っても小難しい印象はほとんどなく、ポップなメロディが随所で聴ける作品となっています。タイプとしてはスウェーデンのA.C.TMOON SAFARIに近いですが、MORON POLICEの方が自由奔放なスタイルなので聴いていて楽しいですね。落ち着いたピアノの調べが期待感を煽る小曲①Hocus Pocusに導かれて爽やかに駆け抜ける②The Phantom Belowから、曲名とは対照的に複雑な展開を盛り込んだ本編ラスト⑧Isn’t It Easyまで一気に聴けてしまいます。特にアニソン風のキャッチーなメロディの後に早口のスキャットによるボーカルパートが登場し、流れるような展開を見せる⑥Captain Awkwardは秀逸。中心人物のSondre Skollevoll(Vo、G、Key)は様々なジャンルの音楽を聴いていて、中でもゲーム音楽(主にスーパーファミコン)が大好きなんだそうです。確かにゲーム音楽からの影響を感じさせる場面はあるし、僕も一番夢中になっていたゲームはスーファミなので親近感が湧きますね。また日本盤にはボーナストラックが4曲追加されていて穏やかなメロディが胸に染みる⑨Cult Of Tunaのほかデモ音源ながらアコースティックサウンドが心地よい⑩Starlight Cinema、⑪Desolation、「和」のテイストを感じさせるゲーム音楽風インスト⑫Japanese Pogo Stick Adventure!と、どの曲も楽しめました。これまで全く知らないバンドでしたが、かなり気に入ったので過去作品も聴いてみたいと思っています。

【CD購入録】ALLEGIANCE REIGN「EI EI O」(2020)

  • 2020/05/15(金) 00:00:00

【CD購入録】
EI EI O
ALLEGIANCE REIGN「EI EI O」(2020)

東京を拠点とする戦国バトルメタルバンドALLEGIANCE REIGNの1stアルバム。ちなみに、このバンドはフルレンスアルバムを「長編合戦組曲」と呼んでいるそうです。「TURISASの日本版がやりたい」というコンセプトで誕生したバンドのようですが、サウンド的にはRHAPSODY OF FIREを連想させます。RHAPSODY OF FIRE やTURISASよりもわかりやすい音楽性、メンバーが本物の甲冑に身を包むという見た目のインパクトを踏まえると和製GLORYHAMMERという感じでしょうか。中身の方も聴き応えがあって、ストーリーアルバムでもある本作の幕開けを告げる①Warcry〜開戦〜に続く②A Signal Fire Of Battle〜合戦の狼煙〜は掴みに最適なスピードチューン、タイトル曲③Ei Ei O〜勝鬨〜は初めて聴いた時から「エ〜イ、エ〜イ、オ〜♪」と歌ってしまうほどキャッチーだし、「シャキーン!」というSEで始まるネオクラシカル要素の強い④Allegiance Sword〜忠義の刀〜、勇壮に進行していきメタル魂を鼓舞する⑤Marching Warriors〜いざ、参ろうぞ〜へと続くアルバム前半はなかなか強力。インタビュー記事を読んだ印象ではリーダーの矢城山 武義(G)はバンドのコンセプト/世界観に強い拘りを持っていて次作の構想も既にあるようなので今後が楽しみなニューアクトの登場ですね。

【CD購入録】下山 武徳「WAY OF LIFE」(2019)

  • 2020/05/10(日) 00:00:00

【CD購入録】
WAY OF LIFE
下山 武徳「WAY OF LIFE」(2019)

「魂のシンガー」と称される下山 武徳(Vo/SABER TIGER、SIXRIDE、ex-DOUBLE DEALER)の通算3枚目となるソロアルバム。本作はアコースティック作品となっていて山本 恭司(G/VOW WOW)が演奏で、SABER TIGERの両ギタリスト木下 昭仁田中 康治、かつてSIXRIDEで下山と活動を共にした青柳 慎太郎(G)が作曲と演奏でゲスト参加しています。なお全10曲中新曲は5曲で、1stソロ「ACOUSTIC〜ALWAYS LIVE ON」(2000)の代表曲を新たな歌詞で歌い直し山本 恭司が客演した①Always梶山 章(G/GOLDBRICK)とのコラボ作品「INTO THE DEEP」(2008)の収録曲Motherの日本語バージョン⑤「母へ」SIXRIDEの名バラードをスパニッシュ風にアレンジした⑨Dec.は既発曲のリメイク、③Autumn Leaves⑧Halleljahは洋楽のカバーです。余談ですが「枯葉」の邦題で知られるシャンソンの有名曲③はLANA LANE「BALLAD COLLECTION Ⅱ」(2000)のバージョンが個人的に大好きですね。新曲に関してはSIXRIDEの曲と言っても通用しそうな④「手のひらの蝶」、SABER TIGERの御大 木下 昭仁が書いたとは思えないピースフルな曲調と下山が16年間飼っていた愛猫の視点による歌詞が新鮮な⑦「あなたと出会えて幸せだった猫の詩」、下山が作詞作曲を手がけた⑩「確かな真実」などが特に気に入っています。

DYNAZTY「THE DARK DELIGHT」(2020)

  • 2020/04/25(土) 00:00:00

【CD購入録】
THE DARK DELIGHT
DYNAZTY「THE DARK DELIGHT」(2020)

音楽性は異なるもののH.E.A.Tと並ぶスウェディッシュHR/HMのホープとして注目しているDYNAZTYの7作目。サウンド面が大きく変化した4th「RENATUS」(2014)以降、音の密度の濃いヘヴィメタルを聴かせていましたが、前作「FIRESIGN」(2018)ではデジタルサウンドの割合が増すなど更なる進化を見せてくれた一方で、ともすればヌルいと感じる場面もありました。本作では「FIRESIGN」の路線を継承しつつも、前作以上にタイトな音になっていますね。楽曲としては先行で公開されていた①Presence Of Mind、⑥Heartless Madness、⑦Waterfallは勿論、パワーバラード⑤Hologramやアグレッション全開の⑩Apexなどがが気に入っています。それに加えてボーナストラック⑬The Shoulder Devilも素晴らしい出来となっていてなぜ本編に入れなかったのか疑問に思うほどです。これまで以上に歌メロが充実しているのはNils Molin(Vo)AMARANTHEに加入した効果かもしれませんね。

【CD購入録】SERENITY 「THE LAST KNIGHT」(2020)

  • 2020/04/15(水) 00:00:00

【CD購入録】
THE LAST KNIGHT
SERENITY「THE LAST KNIGHT」(2020)

メンバー全員が闘いの王をイメージした衣装に身を包み、素顔を隠した謎のメタルバンドWARKINGSにおいて唯一、正体が明かされているTribune(Vo)の「中の人」Georg Neuhauserを擁するオーストリア産メロディックメタルバンドSERENITYの7作目。余談ですが彼の名前(ゲオルグ・ノイハウザー)って声に出して読みたくなるカッコよさがありますね。3rd 「DEATH AND LEGACY」(2011)以来となる彼等のサウンドに触れた第一印象は「KAMELOTっぽさが増している」でした。ただ、そこにはネガティブな意味合いはあまりなくKAMELOT以上に親しみやすいメロディとGeorgの甘い歌声を存分に活かしたシンフォニックメタルはSERENITYならではの強みだと思います。序曲①The Last Knight以降の②Invictus〜⑤Souls And Sinsまで重厚なミドルチューンが続くので地味な印象は拭えませんが個々の楽曲としては十分魅力的です。待ってましたの疾走曲⑥My Kingdom Comesはドラムパターンも含めてかなりKAMELOTしていて「本家にこんな曲なかったっけ?」と思ってしまうほど(笑)。本作は神聖ローマ皇帝のマクシミリアンI世の生涯をテーマとしたコンセプトアルバムではあるものの、コンパクトな曲を集めた作品なので聴きやすい印象ですね。

【CD購入録】HAREM SCAREM「CHANGE THE WORLD」(2020)

  • 2020/04/10(金) 00:00:00

【CD購入録】
CHANGE THE WORLD
HAREM SCAREM「CHANGE THE WORLD」(2020)

2013年に再結成して以降、「THIRTEEN」(2014)、「UNITED」(2017)とコンスタントに作品を発表してくれているHAREM SCAREMの15hアルバム。前作が秀逸な出来だったので今回も期待していましたが結論から言うと、その期待にしっかりと応えてくれていますね。ゆったりした曲調が更にテンポダウンするサビメロが耳から離れないタイトル曲①Change The World、リフとソロの両方でPete Lesperance(G)らしいフレーズが冴え渡る④The Death Of Me、哀愁の中にも温かみと希望を感じさせるHAREM SCAREM節全開な⑤Mother Of Invention、⑦In The Unknownや若々しくロックする⑧Riot In My Head、お約束のバラード⑨No Me Without Youなど、お気に入り曲を挙げだすとキリがありません。僕にとってこのバンドはFAIR WARNING、TERRA NOVAと並ぶ「90年代から愛聴しているメロディックロックバンドの御三家」なのですが、近年はいずれのバンドにも以前ほど夢中になることができずにいました。前作と今回のアルバムは「HAREM SCAREM復活!」と言いたくなる出来栄えだし、バンドはこれからも新譜制作を続けてくれるようなので嬉しい限りです。

【CD購入録】ANETTE OLZON「SHINE」(2014)

  • 2020/03/31(火) 00:00:00

【CD購入録】
SHINE.jpg
ANETTE OLZON「SHINE」(2014)

スウェーデンのメロディックロック/AORバンドALYSON AVENUEのリードボーカルとしてデビュー、2007年〜2012年にはTarja Turunen(Vo)の後任としてNIGHTWISHに在籍したことで大きく知名度を上げ、現在はTHE DARK ELEMENT、ALLEN/OLZONといったFRONTIERS RECORDSのプロジェクトを中心に活動しているフィーメルシンガーAnette Olzonが2014年にリリースした初のソロアルバム。本作に収録されているのはメタリックな要素皆無の歌モノ系で5th「THE UNFORGIVING」(2011)以降のWITHIN TEMPTATIONを更にソフトにした感もありますね。肝心のボーカルメロディについては、そこまでキャッチーではないので地味な印象が拭えないものの薄味の楽曲がAnetteの歌を際立たせている面もあるので、彼女のボーカルを堪能するには最適な作風かもしれません。本作のお気に入りはポップ寄りの②Shine、④Liesと終盤を美しく締めるピアノバラード⑨One Million Faces、⑩Watching Me from Afarといったところでしょうか。ちなみに⑨にはFredrik Bergh(Key/BLOODBOUND、STREET TALK)が作曲に関わっているようです。

【CD購入録】ALLEN/OLZON「WORLDS APART」(2020)

  • 2020/03/26(木) 00:00:00

【CD購入録】
WORLDS APART
ALLEN/OLZON「WORLDS APART」(2020)

Russell Allen(Vo/SYMPHONY X)、Anette Olzon(Vo/THE DARK ELEMENT、ex-NIGHTWISH)という男女ボーカルを看板に据え、Magnus Karlsson(G/MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL、PRIMAL FEAR、ex-LAST TRIBE etc)が創作面を担うFRONTIERS RECORDSの新プロジェクトALLEN/OLZONの1stアルバム。ラインナップ的にALLEN-LANDEの二番煎じっぽさを感じていましたが、どうやらJorn Lande(Vo/JORN、ex-MASTERPLAN)がALLEN-LANDEの新作で歌うことを望まなかったためAnetteを迎えたという経緯があったようなので、事実上ALLEN-LANDEの続編と言えそうです。サウンドの方もALLEN-LANDEの初期3作品と同路線で派手さこそないものの、匠の域に達したMagnus Karlsson流メロディックHR/HMが繰り広げられています。それどころかMagnusの楽曲、ギタープレイともに冴え渡っていて僕がALLEN-LANDEで最も気に入っている1st 「THE BATTLE」(2005)に迫るものすら感じるしRussellとJornの声質が似ているため、どちらが歌っているかわからないという課題もALLEN/OLZONは男女によるデュエットなので当然ながらクリアしています。ちなみにジャケット、アルバムタイトルから推察するにALLEN-LANDEのテーマが「対決」だとすればALLEN/OLZONは「引き離された男女」でしょうか。高品質な楽曲が揃う本作でのお気に入りを挙げるとすれば先行で公開されていた①Never Die、②Worlds ApartとAnetteが歌うことでしなやかさが加わった⑧My Enemyですね。

【CD購入録】ALLEN-LANDE「THE GREAT DIVIDE」(2014)

  • 2020/03/22(日) 00:00:00

【CD購入録】
THE GREAT DIVIDE
ALLEN-LANDE「THE GREAT DIVIDE」(2014)

現代HR/HMシーンきっての実力者Russell Allen(Vo/SYMPHONY X)Jorn Lande(Vo/JORN、ex-MASTERPLAN etc)両名の熱唱が堪能できるプロジェクトALLEN-LANDEの4thアルバム。これまではMagnus Karlsson(G/MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL、PRIMAL FEAR、ex-LAST TRIBE)が作曲、ギターに加えてドラム以外の演奏とプロデュースを手掛けていましたが本作ではTimo Tolkki(G/TIMO TOLKKI'S AVALON、ex-STRATOVARIUS etc)がMagnusの代わりを務めています。正直なところALLEN-LANDEは作品を重ねる毎にお気に入り度が微妙に下降線を辿っていたし、STRATOVARIUS脱退後のTimoにもかつての輝きが感じられずチェックするのが先送りになっていたのですが、いざ聴いてみるとなかなか楽しめる1枚に仕上がっています。その要因となっているのがRussellとJornによる圧巻のボーカルで、コンポーザーの交代も関係なく自分達の色に染め上げてしまう辺りは流石の一言。Magnus時代と比べてあっさりしている印象があるものの90年代STRATOVARIUSの残り香が感じられる②Down From The Mountain、③In The Hands Of Time、⑥Dream About Tomorrowなどにはニヤリとしてしまいます。

【CD購入録】STARBREAKER「DYSPHORIA」(2019)

  • 2020/03/17(火) 00:00:00

【CD購入録】
DYSPHORIA.jpg
STARBREAKER「DYSPHORIA」(2019)

MAGNUS KARLSSON'S FREE FALLでも相性の良さを見せていたTony Harnell(Vo/ex-TNT、WESTWORLD etc)Magnus Karlsson(G/FREE FALL、PRIMAL FEAR、ex-LAST TRIBE etc)によるHR/HMプロジェクトSTARBREAKERの約11年振りとなる新作3rdアルバム。前作「LOVE'S DYING WISH」(2008)がダークでメランコリックな音楽性だったのでPRIMAL FEARを彷彿とさせるメタルチューン①Pure Evilでの幕開けは意外でした。ただし、それ以降はそこまでメタリックな楽曲はなく、いぶし銀とも言えるMagnusのメロディセンスとTonyの美声が織りなすメロディアスHR/HMが並びます。聴き始めの頃はもう少しキャッチーなメロディが欲しいと感じていましたが、リピートするうちにどんどん味わいが増していて文字通りの美旋律バラード⑤Beautiful One(ボーナストラックのアコースティック版も良い)、ギターのメインメロディがクセになる表題曲⑥Dysphoria、Magnusがドラマティックに弾きまくる⑨Bright Star Blind Meなどが特に気に入っています。MAGNUS KARLSSON'S FREE FALLで聴けたハードポップサウンドとは一線を画す内容ながらSTARBREAKERならではの魅力を備えた1枚だと思います。

【CD購入録】H.E.A.T「H.E.A.T II」(2020)

  • 2020/03/10(火) 00:00:00

【CD購入録】
HEATⅡ
H.E.A.T「H.E.A.T II」(2020)

3rd「ADDRESS THE NATION」(2012)に収録されたLiving On The Runを管理人が選ぶ2010年代のベストチューン20曲に選出したスウェーデン産メロディック・ロックバンドの雄H.E.A.Tの6th。ここ最近の彼等の音楽性は拡散傾向にあり第一印象は微妙ながら繰り返し聴いていると好きになっていくアルバムが多かったのに対して、本作は始めて聴いた時から心を掴まれましたね。「ロッキャ バ〜ディ、ロッキャ バ〜ディ♪」のサビが耳に残るロックアンセム①Rock Your Bodyはオープニングとして申し分ないし②Dangerous Ground、③Come Clean、④Victoryの3連発は実に強力。タイトル通りアドレナリンがドバドバ出そうなハードチューン⑥Adrenalineもカッコいいですね。先行で公開されていた②や③、⑦One By One、⑪Riseを聴いて高まった期待値を更に上回る充実盤です。気が早いかもしれませんが今年を代表するメロディック・ロックアルバムだと思います。

【CD購入録】RAGE「WINGS OF RAGE」(2020)

  • 2020/02/25(火) 00:00:00

【CD購入録】
WINGS OF RAGE
RAGE「WINGS OF RAGE」(2020)

幾度もメンバーチェンジを繰り返しながら奇才Peter "Peavy" Wagner(Vo、B)がブレることなく自身のヘヴィメタル道を追求し続けるRAGEの23枚目。今回もここ最近のアルバムと同じく、攻撃性とメロディアスな要素を兼ね備えたメタリックチューンによる怒涛の攻めを見せてくれていて①Trueからタイトル曲⑤Wings Of Rageまでの流れは圧巻です。個人的には④Tomorrowや⑤のメロディ運びにRAGEらしさを感じますね。30秒弱のインタールード⑥Shadow Over Deadland (The Twilight Transition)を挟んでの後半は雰囲気がガラリと変わっているのも特徴で⑦A Nameless Grave、⑨Shine A Lightといったパワーバラードは胸が熱くなるし、その2曲に挟まれた⑧Don’t Let Me Downもアグレッシブな側面を見せつつサビではテンポダウンしてタイトルを連呼するユニークな構成となっています。また⑩HTTS 2.0 (Higher Than The Sky)は11th 「END OF ALL DAYS」(1996)に収録された名曲のリメイクでグッと攻撃性を増したカッコいい仕上がり、というか本作のオリジナル曲が霞んでしまうほどの素晴らしさです。Victor Smolski(G/ALMANAC)在籍時のラストアルバムとなった「21」(2012)や現ラインナップの第1弾「THE DEVIL STRIKES AGAIN」(2016)の頃はRAGEに対する関心が薄れていましたが、前作「SEASONS OF THE BLACK」(2017)と今回のアルバムを聴いて僕の中のRAGE熱が再び高まってきました。

【CD購入録】RAGE「SEASONS OF THE BLACK」(2017)

  • 2020/02/20(木) 00:00:00

【CD購入録】
SEASONS OF THE BLACK
RAGE「SEASONS OF THE BLACK」(2017)

ドイツの大ベテランRAGEが前作「THE DEVIL STRIKES AGAIN」(2016)から僅か1年という短いスパンで完成させた22作目。Marcos Rodriguez(G)、Vassilios "Lucky" Maniatopoulos(Ds)を迎えた新体制としては第2弾となります。新メンバーのお披露目アルバムでもあった前作はVictor Smolski(G/ALMANAC)在籍時よりもストレート且つ力で押す印象が強かったのですが今回もそのサウンドを継承しています。ただ本作は「THE DEVIL STRIKES AGAIN」以上にメロディやギターパートが充実していて、新メンバーの2人もバンドに馴染んでいることが窺えますね。①Season Of The Black、②Serpents In Disguiseというスピードチューン2曲で幕を開けた後はキャッチーでありながら哀愁も漂うミドル③Blackened Karma、ハードロック風の④Time Will Tellと一気に畳み掛けてくるし、中盤に配された疾走曲⑥Walk Among The Deadも聴きどころです。また4部構成の組曲The Tragedy Of Man (⑧Gaia〜⑪Farewell)も流石の出来栄えでラストの⑪が壮大なバラードということもあってアルバムを見事に締めくくってくれます。ボーナスディスクにはRAGEの前身にあたるAVENGER名義で発表した楽曲のリメイクが6曲収録されていて本編以上に勢い任せな感はあるものの、こちらも十分楽しめました。

【CD購入録】LOVEBITES「ELECTRIC PENTAGRAM」(2020)

  • 2020/02/15(土) 00:00:00

【CD購入録】
ELECTRIC PENTAGRAM
LOVEBITES「ELECTRIC PENTAGRAM」(2020)

2018年12月に前作「CLOCKWORK IMMORTALITY」をリリース、その後は国内のライヴに加えてARCH ENEMYDRAGONFORCEのツアーに帯同するなど海外でも知名度上昇中のガールズメタルバンドLOVEBITESが早くも完成させた3rdアルバム。メンバー自身が「3枚目の作品が勝負」と語っている通り、これまで以上に気合いが感じられる本作は雷鳴のSEとスラッシュメタルのようなリフ(個人的にはKREATORを連想しました)で幕を開ける①Thunder Vengeanceからして強烈です。IRON MAIDENのようなギャロップ調のビートが心地よい③Golden Destination、このバンドにしては珍しく適度に荒れたロックンロール④Raise Some Hell、LOVEBITESの魅力が凝縮された⑥When Destinies Alignといった序盤の畳み掛けは圧巻。またアルバム後半もアコギソロを入れるなどしてドラマティックに聴かせる⑦A Frozen Serenade、独特の妖しいムードを持った⑧Dancing With The Devilがいいアクセントになっているし、スラッシーなサウンドと構築美に溢れたギターソロがカッコいい⑩Set The World On Fire、そしてピアノが効果的な劇的メロディックメタル⑫Swan Songでアルバムを締めくくるまでテンションが下がることなく一気に駆け抜けていきます。全12曲で70分という長丁場ながら、しばらくは本作のヘビロテから抜け出せそうにありません。

【CD購入録】TEMPERANCE「VIRIDIAN」(2020)

  • 2020/02/10(月) 00:00:00

【CD購入録】
VIRIDIAN.jpg
TEMPERANCE「VIRIDIAN」(2020)

Michele GuaitoliAlessia Scolletti嬢という男女のシンガーにMarco Pastorino(G/ex-SECRET SPHERE)を加えたトリプルボーカル体制によるイタリアのモダン・メロディックメタルバンドTEMPERANCEの5thアルバム。バンドの編成やサウンドからスウェーデンのAMARANTHEを連想させる部分があるもののTEMPERANCEはそこまで女性ボーカル偏重というわけではなく、デジタルサウンドも味付け程度なのでよりオーソドックスなメロディックメタルに近いように思います。それが顕著に表れているのが疾走感に溢れた④My Demons Can’t Sleepで、僕はこの曲を試聴してアルバムの購入を決めました。スピードチューンはそれほど多くありませんがフックに満ちたメロディが満載だし、ケルティックな⑨Nanook、ハンズクラップがリラックスした雰囲気を演出する2分足らずの小曲⑪Catch The Dreamといった変化球があるのも好印象。日本盤ボーナストラック⑫Lost In The Christmas Dreamは2019年にデジタル限定でリリースされた文字通りのクリスマスソングで、ボーナスにしておくには勿体ないほど魅力的ナンバーです。試聴段階から期待値が高かったのですが、その期待にしっかり応えてくれた充実盤なので過去の作品もチェックしたくなりました。

【CD購入録】SONS OF APOLLO 「MMXX」(2020)

  • 2020/01/31(金) 00:00:00

【CD購入録】
MMXX.jpg
SONS OF APOLLO「MMXX」(2020)

2017年に誕生したスーパーバンドSONS OF APOLLOの2作目。タイトルの「MMXX」はローマ数字で2020を表すそうです。デビュー作「PSYCHOTIC SYMPHONY」(2017)リリース後は日本公演を含むワールドツアーを敢行(ブルガリア公演のライヴ盤も発売)、そして早くも新作を完成させるなど豪華メンバーによるバンドは短命で終わること少なくない中、活動は順調そうですね。今回もテクニシャン揃いの演奏陣のプレイをたっぷりとフィーチュアしたHR/HM作品となっていてJeff Scott Soto(Vo/SOTO、W.E.T.、ex-TALISMAN、YNGWIE MALMSTEEN etc)もインストパートに比べるとやや一本調子な感は否めませんが猛者達を相手に奮闘しています。ツアーの移動中に交通事故で他界したDavid Zablidowsky(B/ADRENALINE MOB、SOTO)に捧げられた④Desolate JulyからDerek Sherinian(Key/ex-DREAM THEATER)のピアノが冴える⑤King Of Delusionへと続く中盤を経てMike Portnoy(Ds)在籍時DREAM THEATERのようなソロパートが熱い⑥Fall To Ascend、そして16分近くある大作にしてアルバムのハイライトと呼べそうな⑧New World Todayなどがお気に入りですね。僕の好みど真ん中というサウンドではありませんが、実力者揃いということもあって確かなクオリティを備えた1枚となっています。

【CD購入録】VICTORIUS「SPACE NINJAS FROM HELL」(2020)

  • 2020/01/26(日) 00:00:00

【CD購入録】
SPACE NINJAS FROM HELL
VICTORIUS「SPACE NINJAS FROM HELL」(2020)

2020年に初めて聴いた新譜はドイツ出身の5人組メロディック・パワーメタルバンドVICTORIUSの5枚目となるフルレンスアルバムです。このバンドの名前は以前から知っていたのですが今回は②Ninjas Unite、③Supersonic Samurai、⑤Nippon Knights、⑥Shuriken Showdown、極め付けは⑦Wasabi Warmachineといった日本語を用いた曲名に興味をそそられ試聴したところ予想以上に好感触だったので迷わず購入しました。「ピュア・メロディック・パワー、シンフォニック・メタルバンドVICTORIUSの最新作!!独自のニンジャ・ファンタジーに乗せたドラマティック・パワー・メタルで、忍者、サムライ、ドラゴン、そして古代日本の歴史の真実を描く!!邪悪な忍者の一族『サンブラーダー』とドラゴンの神『リングロング』が手を組み、世界を征服した。さあ、手裏剣を手に取り、アストラルレーザーシャークに飛び乗れ!!」というブッ飛んだメーカーインフォを見ているとネタバンドかと思ってしまう彼等ですが、中身の方は真っ当なメロパワサウンドが展開されています。このバンドの強みは初めて聴いた時から一緒に口ずさめてしまうキャッチーなサビメロでしょう(曲のタイトルをサビに持ってきていることも効果大)。ここまでわかりやすいメロパワを聴いたのは久し振りですね。特にオープニングの①Tale Of The Sunbladersから⑥までの流れはなかなか強力。贅沢を言えばバラードが1曲でもあれば抑揚がついて更に良かったと思いますが、これからも注目していきたいバンドですね。