【CD購入録】HALESTORM「INTO THE WILD LIFE」(2015)

  • 2018/04/25(水) 00:00:00

【CD購入録】
INTO THE WILD LIFE
HALESTORM「INTO THE WILD LIFE」(2015)

これまでに発表した2枚のアルバムがどちらも優れた歌モノハードロック作品だったHALESTORMの3作目を買いました。前作「THE STRANGE CASE OF...」(2012)が素晴らしい出来だったので本作には期待をしていたのですがリリース当時の評判がいまひとつだったこと、2015年は聴きたいアルバムが他に沢山あったことなどから買うのが遅くなってしまいました。いざ聴いてみると確かに世間の(主に日本での?)評価がさほど高くないというのもわかる気がします。端的に言うならHR/HMらしさが減退し、一度聴いただけで口ずさめそうなメロディも少なくなっているので第一印象が弱く感じられます。過去2作品はキャッチーなサビから始まるIt's Not You、バンド屈指のハードチューンLove Bites(So Do I)といった即効性抜群の曲をオープニングに配していたのに対して、本作の①Screamはゆっくりとアルバムの幕開けを告げるタイプで従来とは違う要素を感じさせます。徐々に激しさを増していく②I Am The Fire、アルバム随一のアグレッションで攻め立てる⑦Mayhemなどもありますが、一聴して胸が空くようなナンバーは少ないのでどうしても地味に感じてしまいますね。といいつつリピートするうちにこれはこれでアリかもと思わせるのはLzzy Hale嬢(Vo)の歌唱力に依るところが大きいかな。ピアノ主体のバラード⑤Dear Daughter、印象的なギターメロディとナーナーコーラスが耳に残る⑨Gonna Get Mineから⑩The Reckoningに繋がる流れも気に入っています。HALESTORMを初めて聴く方には過去作品をオススメしたいですが、本作もスルメ盤的な魅力がありますね。

【CD購入録】ANGRA「ØMNI」(2018)

  • 2018/04/17(火) 00:00:00

【CD購入録】
ØMNI
ANGRA「ØMNI」(2018)

看板ギタリストで創設メンバーの1人でもあるKiko LoureiroMEGADETHに加入したため、その動向に注目が集まっていたブラジルの至宝ANGRAの9作目を買いました。Kikoの後任に迎えられたのはEdu Falaschi(Vo/ex-ANGRA)のメインバンドでANGRAのFelipe Andreoli(B)もかつて在籍していたALMAHのギタリストMarcelo Barbosa。彼のことはALMAHの2nd「FRAGILE EQUALITY」(2008)を聴いた時から印象に残っていたので順当な人選だと思います。ANGRAとKikoについても良好な関係を維持しているようで⑥War HornsのレコーディングにはKikoも参加していますね。KikoがMEGADETHのギタリストとして長期間活動し続ける可能性はそれほど高くない気がするので、いつかバンドに復帰する線もあると思います。ANGRAとしてはメロディックパワーメタル色を強めに出しつつ、プログレメタルや彼等ならではのブラジリアンテイストを程よく織り交ぜた今回の作風は僕が聴きたいANGRA像に近いですね。オープニングを飾る①Light Of Transcendenceで聴けるスピーディな曲調と耳に残るギターメロディはかなり気に入っています。Fabio Lione(Vo/LIONE/CONTI etc、ex-RHAPSODY OF FIRE)という実力者を擁していながらRafael Bittencourt(G)がリードボーカルをとる曲があることに疑問は残りますがリピート率はかなり高い1枚ですね。

【CD購入録】CIVIL WAR「THE LAST FULL MEASURE」(2016)

  • 2018/04/13(金) 00:00:00

【CD購入録】
LAST FULL MEASURE
CIVIL WAR「THE LAST FULL MEASURE」(2016)

SABATONの元メンバーとNils Patrik Johansson(Vo/ASTRAL DOORS、LION'S SHARE、WUTHERING HEIGHTS etc)が立ち上げたCIVIL WARを3作目を買いました。本作はデビューアルバムから続く「アメリカ南北戦争3部作」の完結編となります。過去2作品は愛聴盤となっていましたが今回もCIVIL WARらしい熱気に溢れたメタルアルバムに仕上がっていますね。それでいて今回はオープニング曲①Road To Victoryのイントロからして煌びやかなキーボードがフィーチュアされていたり、④Tombstoneではフォークメタルっぽいフレーズが登場したりと新しい要素が盛り込まれています。ストレートなメタルチューン⑧Gladiatorの「グラディエーター」というサビが「ニャア〜ディエェイタァ♪」になっているのはNilsらしくてニヤリとしてしまうし、アルバム本編を壮大に締めくくるタイトル曲⑩The Last Full Measureもいいですね。ボーナストラック⑪Strike Hard, Strike Sure、⑫Aftermathも充実していてアルバム中盤に並ぶ曲よりも強力なのでは、と思えるほど。本作でも圧倒的な存在感を放っているNilsは残念ながら本作を最後に脱退、バンドはADAGIOの復活作「LIFE」(2017)でも歌っていたKelly Sundown Carpenter(Vo)を後任に迎えています。Kellyも実力者だと思いますがNilsはバンドの顔だっただけに今後が少し心配ですね…。

【CD購入録】SABATON「THE LAST STAND」(2016)

  • 2018/04/05(木) 00:00:00

【CD購入録】
THE LAST STAND
SABATON「THE LAST STAND」(2016)

本国スウェーデンでは「サバトン・オープン・エア」というフェスを主催するほどの人気を誇り、ライヴでは戦車などが登場することから「ウォーメタル」、「ミリタリーメタル」と形容されるエピックメタルバンドSABATONの8作目を買いました。つい先日までAMON AMARTHをサポートアクトに迎えて来日もしていたようですね。彼等のことは以前から知っていたのですが「エピックメタル」というジャンルに対して「武骨であるが故にキャッチーさに欠ける」というイメージが強く、購入に至らないまま今に至っていました。ところが本作を聴いてみると予想以上にわかりやすく、勇ましさだけでなく曲によってはメロディアスハードに通じる爽やかさをも兼ね備えていてビックリ。正式メンバーがいないにも関わらず、各曲でキーボードのパートが活躍しているのも意外でした。フロントマンJoakim Brodenの歌唱は漢臭さと威厳に溢れたスタイルで各曲をこれでもかとばかりに盛り上げてくれますね。本作でも「ウォーメタル」の名の通り、曲毎に題材となった歴史上の戦いがあるようで⑨Shiroyamaでは西南戦争の城山の戦いを取り上げているようです。コンパクトに纏められた楽曲を矢継ぎ早に繰り出すスタイルでありつつ「ウゥッ!ハァ!ウゥッ!ハァ!」という漢らしいコーラスからスタートする重厚な①Sparta、オルガンサウンドを纏った軽快なハードロック③Blood Of Bannockburn、心地よく疾走していく⑥Rorke's Driftなど異なる表情を見せてくれるのも好印象。アルバムを通して楽しめる作品ですが、お気に入りは前述の⑨ですね。先日、CD購入録の記事をアップしたKREATORと同じく過去作品も聴いてみたくなりました。

【CD購入録】KREATOR「GODS OF VIOLENCE」(2017)

  • 2018/04/01(日) 00:00:00

【CD購入録】
GODS OF VIOLENCE
KREATOR「GODS OF VIOLENCE」(2017)

ドイツが誇るスラッシュメタルの重鎮KREATORの14作目を買いました。スラッシュメタルをあまり聴かない僕にとってKREATORといえばEDGUYの名盤「HELLFIRE CLUB」(2004)のオープニング曲Mysteriaにゲスト参加していたMille Petrozza(Vo、G)が創設したバンド、程度のことしか知りませんでした(彼等のアルバムで聴いたことがあるのは2005年リリースの「ENEMY OF GOD」のみ)。本作に関しても多くのHR/HMサイトで2017年のベストアルバムに挙げられていることがきっかけで聴いてみたのですが、これは強烈ですね。怒涛のアグレッションと共に突進する②World War Now、④Totalitarian Terror、⑤Gods Of Violenceなどは理屈抜きのカッコよさを誇っていてガツンとやられたし、この手のバンドでは退屈になりがちなミドルテンポの曲もキャッチーとさえ呼べそうなメロディを持っていて③Satan Is Real、⑨Fallen Brother、⑩Side By Sideなどはサビを一緒に歌いたくなるほどです。15年以上の長きに渡りギタリストとしてKREATORに在籍しているSami Yli-Sirnio(BARREN EARTH、WALTARI)のプレイも素晴らしく、邪悪なサウンドの中で光るメロディアスな要素を担う上で大きな役割を果たしています。ここ最近のKREATORはメロディを重視しているそうなので他のアルバムも聴いてみたいですね。

【CD購入録】KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「OVERTURE OF DESTRUCTION」(2017)

  • 2018/03/24(土) 00:00:00

【CD購入録】
OVERTURE OF DESTRUCTION
KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「OVERTURE OF DESTRUCTION」(2017)

一時の寡作振りが嘘のようにここ最近はハイペースな活動を見せているKELLY SIMONZ'S BLIND FAITHの5作目を買いました。12年振りの復活作となった3rd「BLIND FAITH」(2014)からラインナップに変更はなく今回もKelly Simonz(G)がボーカル、キーボードなどもこなしつつリズム隊には正式メンバーが在籍、ゲストシンガーにYama-B(Vo/ex-GALNERYUS)を迎えるという布陣となっています。Kellyが全パートをこなしてアルバムを作り上げていたことから「一人様式美男」と呼ばれていたデビュー当初が懐かしいですね(笑)。アルバムの中身としてはこれまで同様ネオクラシカルチューンを軸にハードポップ、バラードを織り交ぜながらギターインストもしっかりと聴かせるという作風となっています。文字通りの序曲①Overtureからネオクラ疾走曲②Road To Destructionへ雪崩れ込み、軽快なメロディックロック③Close Your Eyesに繋がる展開は今やKelly Simonzのお家芸ですね。3作品続けてのゲスト参加となるYama-Bが激しいナンバー、Kellyはソフトな曲を歌っているのですが③などはKellyの声量不足が感じられるので、いっそのことYama-Bが正式加入してもいいような気もします。インストで印象的なのはGary Moore愛に溢れた⑤Sea Of Tears、3部構成10分越えの長編⑪"The Wrath Of Gaia" Suite No.1-3ですね。過去作品を凌駕する内容というわけではないものの、いかにもKellyらしい1枚となっています。

【CD購入録】ROYAL HUNT「CAST IN STONE」(2018)

  • 2018/03/20(火) 00:00:00

【CD購入録】
CAST IN STONE
ROYAL HUNT「CAST IN STONE」(2018)

11th「SHOW ME HOW TO LIVE」(2011)でD.C. Cooper(Vo)が復帰して以降、コンスタントに作品をリリースし続けているROYAL HUNTの14作目を買いました。前作「DEVIL'S DOZEN」(2015)の後も2016年に「CARGO」、2017年には「2016」というライヴ盤を発表しているので4年連続で何らかのアルバムを届けてくれていますね。今回も内容的には紛れもないROYAL HUNTサウンドでありつつも、煌びやかなネオクラシカル風の音使いはほとんどなくAndre Andersen(Key)もハードロック風のオルガンの音色で演奏する場面が増えています。②The Last Soul Aliveのようにスピーディーな楽曲もありますがミドルテンポ主体で全体的にメロディが地味なので、即効性は低いですね。また典型的ROYAL HUNTソング⑥A Million Ways To Die、⑦Rest In Peaceを聴いて焼き直しと見るか、これぞROYAL HUNTと見るかで本作の評価は分かれると思います(僕はどちらかというと後者ですが)。気になるのは⑥、⑦のように死を連想させる曲名が多いことでしょうか。個人的にはAndreが以前に「A LIFE TO DIE FOR」(2013)がROYAL HUNTとして最後のアルバムになるとインタビューで語っていたことが今でも頭に残っていて、これらの曲名にバンドの最期という意味が込められているのかも、なんて考えてしまうんですよね…。

【CD購入録】BONFIRE「BYTE THE BULLET」(2017)

  • 2018/03/12(月) 00:00:00

【CD購入録】
BYTE THE BULLET
BONFIRE「BYTE THE BULLET」(2017)

ドイツが誇る正統派ハードロックバンドBONFIREのニューアルバム(おそらく14作目)を買いました。2016年には結成30周年を記念したリメイクベスト「PEARLS」を発表するほどのベテランなので、以前から名前は知っていましたがCDを買うのは今回が初めてです。中心人物のHans Ziller(G)以外はメンバーの入れ替わりが少なくないようでシンガーは前任のDavid Reece(Vo/ex-ACCEPT)からAlexx Stahl(Vo)なる人物に交代しています。メロディアスハード系のイメージを持ちながら本作を聴いてみると①Power TrainJUDAS PRIESTThe Hellion〜Electric Eyeを彷彿とさせるドラマティックなメタルチューンで意表を突かれました。その後をドッシリした曲調から徐々に疾走感を増していく②Stand Up 4 Rock、シンガロングを誘うキャッチーなサビが秀逸な③Praying 4 A Miracleの2曲が受け継ぎアルバムの掴みはバッチリです。それ以降も⑤Lonely Nights、⑬Without Youといったバラード、伸びやかなメロディが心地よい⑧Reach For The Sky、勢いたっぷりのスピードチューン⑫Too Far From Heavenなど充実の楽曲群が並びます。曲名通りの邪悪さを醸し出す④Some Kinda Evil、クラシックの有名曲をメドレーで聴かせるインスト⑪InstruMetalなどもいいアクセントになっていますね(ちなみに⑦Locomotive BreathJETHRO TALLのカバー)。僕好みの楽曲が多いなと思っていたらFredrik Bergh(Key/STREET TALK)がソングライティングに関わった曲があったり、バックボーカルにメロハー職人Alessandro Del Vecchio(Key)が参加したりしているようで納得。本作を聴いてBONFIREの他のアルバムもチェックしてみたいと思いました。ちなみに彼等は今年の4月13日に「TEMPLE OF LIES」というニューアルバムを発表するようです。

【CD購入録】THOUSAND EYES「DAY OF SALVATION」(2018)

  • 2018/02/28(水) 00:00:00

【CD購入録】
DAY OF SALVATION
THOUSAND EYES「DAY OF SALVATION」(2018)

KOUTA(G/LIGHTNING)DOUGEN(Vo/AFTERZERO、UNDEAD CORPORATION)を中心に結成されたデスラッシュメサイアTHOUSAND EYESの3作目を買いました。今やGALNERYUS、TEARS OF TRAGEDY、VOLCANOといった国内の実力派バンドのメンバーが名を連ねる豪華なラインナップとなっています。過去2作品がそうだったように今回も国産メロデスとして高品質であるばかりか、海外のバンドと比べても遜色のない仕上がりとなっていますね。昨年はGYZE、SERENITY IN MURDER、ZEMETHなどのリリースラッシュがあり改めて日本のメロデスシーンの層の厚さを感じましたが、THOUSAND EYESもそれらのバンドに勝るとも劣らないと思います。まずは序曲①Dawn Of Despairに続くタイトル曲②Day Of Salvationが実に強力で、KOUTA自身がキラーチューンと語るのも納得の1曲です。それ以外では④Lost Forever、⑥Final Reignなども気に入っていますがラストの⑪Devastated Momentまでテンションが下がることなく一気に聴かせる勢いがあります。本作を聴いていると彼等が日本のエクストリームメタル界を引っ張っていく存在になるのではと予感させる力作です。

【CD購入録】THE DEAR HUNTER「ACT I: THE LAKE SOUTH, THE RIVER NORTH」(2006)

  • 2018/02/24(土) 00:00:00

【CD購入録】
ACT I THE LAKE SOUTH THE RIVER NORTH
THE DEAR HUNTER「ACT I: THE LAKE SOUTH, THE RIVER NORTH」(2006)

アメリカのTHE RECEIVING END OF SIRENSというバンドで活動していたCasey Crescenzo(Vo、G)がバンド在籍中に立ち上げたサイドプロジェクトTHE DEAR HUNTERの1作目を買いました。ちなみにTHE RECEIVING END OF SIRENSは2008年に解散、2010年に再集結したものの今はもう活動していないようです。アルバムタイトルにある「ACTシリーズ」は全6章で構成されるコンセプトアルバムで、第一次世界大戦の頃を舞台にした少年の誕生から急死までの人生を描いた物語を題材にしているとのことです。音楽性はというと様々なジャンルを混合させながら美しいメロディを丁寧に紡いでいくスタイルで、僕が持っているCDを引き合いに出すならばANATHEMA「WEATHER SYSTEMS」(2012)LEPROUS「COAL」(2013)を足して2で割ったような感じでしょうか。収録曲は全8曲で約38分、インストや小曲がそのうち3曲あってフルアルバムというよりはEP並のボリュームなので食い足りなさが残るし、作品の核となるキラーチューンと呼べそうなものはありませんがメロディが胸に沁みます。現時点で「ACTシリーズ」は5章までリリースされているようなので機会があれば他の作品も聴いてみたいですね。

【CD購入録】IN VAIN「CURRENTS」(2018)

  • 2018/02/16(金) 00:00:00

【CD購入録】
CURRENTS.jpg
IN VAIN「CURRENTS」(2018)

それまでは未知のバンドながら3rd「AENIGMA」(2013)の深遠なサウンドで僕を魅了してくれたノルウェー産プログレ系デス/ブラックメタルバンドIN VAINの4作目を買いました。このアルバムが2018年に購入した新譜第1号ですね(もう2月も半分を過ぎましたが/苦笑)。ちなみに今回のアルバムがIN VAINの日本デビュー作で、ボーナストラックを追加した前作の国内盤も同時に発売されています。一撃必殺のメロディやわかりやすい展開は希薄ながら、本作もついリピートしたくなる不思議な魅力に溢れていますね。ヘヴィかつ重厚に攻めたててつつも哀愁を感じさせるバッキングと迫力あるグロウルで組み立てられた楽曲には求心力があるし、要所要所で挿入されたクリーンボイスの使い方が絶妙。その最たる例は禍々しい前半と讃美歌のような神聖さが感じられる後半が対照的なアルバム屈指のヘヴィチューン③Blood We Shedですね。またエンディング曲の⑨Standing On The Ground Of Mammothsではサックスも登場し楽曲を彩っています。お気に入り曲を個別に挙げるというよりも、1枚のアルバムとして通して聴きたくなる作品ですね。

【CD購入録】LOVEBITES「AWAKENING FROM ABYSS」(2017)

  • 2018/02/12(月) 00:00:00

【CD購入録】
AWAKENING FROM ABYSS
LOVEBITES「AWAKENING FROM ABYSS」(2017)

2017年5月に「THE LOVEBITES EP」でデビューした5人組ガールズメタルバンドLOVEBITES初となるフルレンスアルバムを買いました。メンバーが女性だけのメタルバンドといえばALDIOUSを草分け的存在としてCYNTIA、GACHARIC SPIN、MARY'S BLOODなどが続々と登場していますがLOVEBITESは硬派なメタルを追求していて、タイプ的にはMARY'S BLOODに近いように思います。ただし正統派メタルに軸足を置きつつJ-POP風の楽曲を収録することもあったMARY'S BLOOD以上に、本作はストイックでゴリゴリなメタルチューンが並んでいるのが特徴でしょうか。また個人的な注目ポイントとしてMao(Key/LIGHT BRINGER)が作曲に参加しているということも大きいですね。バンドは「最高のヘヴィメタルを演る」という信念のもとでワールドワイドな活動を視野に入れているらしく歌詞は全て英語、ミックスとマスタリングにはNIGHTWISH、CHILDREN OF BODOMのアルバムも手掛けたMikko KarmilaMika Jussilaが担当していて音作りについても申し分ありません。序曲から疾走曲に繋がるというヘヴィメタルの伝統を体現した①The Awakening〜②The Hammer Of Erathからして胸が熱くなるし、アルバムのリードトラックにして劇的なメロディが耳に残る④Shadowmaker、速弾きのmidoriとメロディ重視のmi-yaという2人のギタリストが熱いバトルを繰り広げる⑤Scream For Me (Awakened Version)IRON MAIDENっぽいサウンドで駆け抜ける⑩Don't Bite The Dust (Awakened Version)、重厚な展開を見せるMao作の⑪Edge Of The Worldなど聴き応えのある曲が目白押し。ちなみにAwakened Versionと記載のある曲はEPにも収録されていて本作ではEP収録曲は全てリメイクされています。メロディックメタルを好んで聴く僕としてはもう少しキャッチーさが欲しいかなという気もしていましたがリピートするうちにお気に入り度が増していますね。昨年のうちに聴いていたらZEMETHとブライテストホープ争いをしていたかもしれません。

【CD購入録】VIENNA「STEP INTO…」(1988)

  • 2018/01/31(水) 00:00:00

【CD購入録】
STEP INTO
VIENNA「STEP INTO…」(1988)

SYMPHONY X「TWILIGHT IN OLYMPUS」(1998)のコメント欄で、ゆうていさんからお勧めいただいたことでその存在を知った日本のプログレッシブ・ロックバンドVIENNAの2作目を買いました。メンバーは藤村 幸宏(Vo、G/GERARD)、永井 敏巳(B/AFFLATUS)、塚本 周成(Key/OUTER LIMITS)、西田 竜一(Ds/NOVELA)といったラインナップで国産プログレシーンの実力者が揃ったスーパーグループとして当時注目を集めたようです。(僕にとっては知らないプレイヤーばかりですが…/苦笑)。予備知識ゼロの状態で聴いてみたところ「80年代の日本プログレ界にこれほどのバンドがいたことにビックリ」というのが率直な感想ですね。幻想的にアルバムの幕開けを告げる①Step Into The Vivid Garden、②Gathering Waveはそれぞれ3分近くあり①の終盤にコーラスが出て来るだけなので事実上インスト2連発なのですが壮大なプロローグとして期待感を煽ってくれます。満を持してボーカルパートが登場する③Schvelleは藤村の歌唱にややクセがあるもののダイナミックなハードロックとして聴き応えがあるし、緊張感に溢れた⑤Caution!もカッコいいですね。テクニシャン揃いの演奏陣の中でもブイブイ唸る永井のベースが存在感抜群です。バンドは本作を最後に解散、1998年には再結成作「UNKNOWN」をリリースしていますがそれ以降の動きはないようですね。機会があれば他のアルバムも聴いてみようかなと思っています。

【CD購入録】SONS OF APOLLO「PSYCHOTIC SYMPHONY」(2017)

  • 2018/01/27(土) 00:00:00

【CD購入録】
PSYCHOTIC SYMPHONY
SONS OF APOLLO「PSYCHOTIC SYMPHONY」(2017)

Mike Portnoy(Ds)、Derek Sherinian(Key)という元DREAM THEATER組を中心にBilly Sheehan(B/MR.BIG、THE WINERY DOGS)、Ron “Bumblefoot” Thal(G/ex-GUNS N' ROSES etc)、Jeff Scott Soto(Vo/SOTO、W.E.T.、ex-TALISMAN、YNGWIE MALMSTEEN etc)といった実力派が名を連ねるスーパーバンドSONS OF APOLLOのデビュー作を買いました。このバンドが始動した時には「DREAM THEATER、MR.BIG、JOURNEY、GUNS N' ROSESのメンバーが集結」というフレコミだったのでSlash(G/ex-GUNS N' ROSES)またはNeal Schon(G/JOURNEY)が参加しているのかな?と思っていたら僕にとって未知のギタリストでGUNS N' ROSESでもプレイしていたらしいBumblefootことRon Thal、JOURNEYに一時期在籍していたもののスタジオアルバムを作ることなく脱退したJeffという人選だったので意外でした。JeffがJOURNEYのシンガーだったことはすっかり忘れていましたね(苦笑)。DerekもYNGWIE MALMSTEENと活動を共にしていた時期もあるのでDREAM THEATER+MR.BIG+YNGWIE MALMSTEEN(+GUNS N' ROSES)のメンバーによる新バンドと言われた方が個人的にはテンションが上がります。実際に聴いてみるとMikeとDerekが中心となっているだけあってDREAM THEATERを連想させるプログレメタルとなっていますが、ハードロック寄りの印象が強いですね。お気に入りは一際キャッチーなメロディが耳に残る③Signs Of The Time、アルバム随一のメタリックチューン⑥Lost In Oblivionでしょうか。また①God Of The Sun、④Labyrinth、⑨Opus Maximusと10分近くの曲が3つもあるものの、どれも長さを感じさせません。メンバー、サウンドの両面でDREAM THEATERとの比較は避けられないと思いますが、僕はここ最近のDREAM THEATERよりもSONS OF APOLLOの方が好きですね。メンバーは「2018年はSONS OF APOLLOの年になる」と息巻いていてワールドツアーも計画中のようなので、今後の更なる発展に期待しています。

【CD購入録】地獄カルテット「月牙の地獄列伝」(2017)

  • 2018/01/19(金) 00:00:00

【CD購入録】
月牙の地獄列伝
地獄カルテット「月牙の地獄列伝」(2017)

【気になるCDリスト】2017年11月の記事等のコメント欄にB!13さんからお勧めいただいた地獄カルテットの5作目を買いました。このバンドは元々、小林 信一(G)、MASAKI(B)、GO(Ds)の3人で地獄トリオと名乗っていたそうですがNOV(Vo/VOLCANO)が加入し4人編成となったことで地獄カルテットに改名し2009年にデビューアルバム「この世の地獄物語」をリリースしています。僕も地獄カルテットの名前は以前から聞いたことがあり、NOVが在籍していることは知っていましたがアルバムタイトルやジャケットからお遊び的なバンドというイメージがあってスルーしていました。ところが本作で初めて彼等の音楽を聴いてみてビックリ。日本メタルシーン屈指のプレイヤーによる圧巻の演奏とそれに負けないNOVのド迫力ボーカルが一体となって押し寄せてくるサウンドは、僕の地獄カルテットに対する先入観とは正反対のストイックなヘヴィメタルと呼ぶべき内容です。序曲にあたる①「十六夜の現れし化者たち」から疾走曲②「水月鏡花の世」、歌メロが秀逸な③「戦士の刻印」へ繋がる「これぞメタル」な流れに心を掴まれました。一番のお気に入りは一緒に歌いたくなるサビを持った⑪「風樹の塔」ですね。演奏面ではMASAKIのうねりまくるベースが印象的で曲によってはギター以上に自己主張しているし、VOLCANOとは打って変わって全編日本語で歌うNOVの情念のこもったボーカルも相変わらず強力。それでいて時折、早口でまくし立てるような歌い方も披露していてVOLCANO以上に多彩なパフォーマンスを披露してくれています。過去作品も聴いてみたくなりました。

【CD購入録】VOLCANO「LEVIATHAN」(2017)

  • 2018/01/15(月) 00:00:00

【CD購入録】
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VOLCANO「LEVIATHAN」(2017)

4th「MELT」(2015)、5th「JUGGERNAUT」(2016)に続き3年連続のリリースとなるVOLCANOの6作目を買いました。ここ最近のハイペース振りは目を見はるものがありますね。そんな精力的な活動とは裏腹に各作品のインパクトは年々小さくなってきたように感じていましたが、本作にもその傾向が当てはまりそうだというのが第一印象です。バンド最大の武器である屍忌蛇(G)のギターが聴きどころとなっているのは事実ながら肝心のメロディがさほど耳に残らないという感じですね。これはあくまでも「VOLCANOにしては」という話なので、そんじょそこらのバンドと比べると聴き応えがあるのは間違いありません。個人的には活動のペースはもう少し抑え気味でもいいので、じっくり作り上げたVOLCANOのアルバムを聴きたいと思ってしまいますね。と言いつつ西部劇のような雰囲気を持ったインスト①Djangoは新鮮だし、アルバムを締めくくる⑪Wasteland The Windもカッコいいので結構リピートしてたりします。

2017年に購入したCD54枚

  • 2017/12/30(土) 00:00:00

2017年に購入したCDは以下の54枚でした。こうして振り返ってみると例年以上に新譜を買うことが多かったように思いますね。11月以降は今年リリースの作品ばかりを買っていました。ただしBONFIRE、KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH、VOLCANOなど聴きたいと思いつつも時間の関係で年内にチェックできなかったアルバムもいくつかありますね。年間ベストについては検討中で、アルバムは候補が10数枚に絞られてきたという状態です。

2017年のブログ更新は今日が最後となります。このブログに訪問いただいた皆様、ありがとうございました。2018年もSILVERWING-舞い降りてきた音楽の記録-をよろしくお願いいたします!

【新譜】34枚
ADAGIO「LIFE」(2017)
ALPHOENIX「FINAL CRUSADES」(2017)
ANCESTRAL DAWN「SOULDANCE」(2017)
ANTHEM「ENGRAVED」(2017)
ARCH ENEMY「WILL TO POWER」(2017)
BAROCK PROJECT「DETACHMENT」(2017)
BATTLE BEAST「BRINGER OF PAIN」(2017)
BEAST IN BLACK「BERSERKER」(2017)
BURN「ICE AGE」(2017)
CYHRA「LETTERS TO MYSELF」(2017)
THE DARK ELEMENT「THE DARK ELEMENT」(2017)
DA VINCI「AMBITION ROCKS」(2017)
FIREWIND「IMMORTALS」(2017)
GALNERYUS「ULTIMATE SACRIFICE」(2017)
GOTTHARD「SILVER」(2017)
GYZE「NORTHERN HELL SONG」(2017)
H.E.A.T「INTO THE GREAT UNKNOWN」(2017)
HAREM SCAREM「UNITED」(2017)
HELLOWEEN「PUMPKINS UNITED」(2017)
JIM JIDHED「PUSH ON THROUGH」(2017)
KEE OF HEARTS「KEE OF HEARTS」(2017)
PLACE VENDOME「CLOSE TO THE SUN」(2017)
THE NIGHTS「THE NIGHTS」(2017)
NOCTURNAL RITES「PHOENIX」(2017)
THE RASMUS「DARK MATTERS」(2017)
REVOLUTION SAINTS「LIGHT IN THE DARK」(2017)
SERENITY IN MURDER「THE ECLIPSE」(2017)
STEEL PANTHER「LOWER THE BAR」(2017)
THRESHOLD「LEGENDS OF THE SHIRES」(2017)
TWILIGHT FORCE「HEROES OF MIGHTY MAGIC」(2017)
ZEMETH「ROUGE NOIR」(2017)
ZIGGY「2017」(2017)
摩天楼オペラ「PANTHEON-PART 1-」(2017)
レキシ「KATOKU」(2017)

【旧譜】20枚
BE THE WOLF「IMAGO」(2015)
BRUNO MARS「DOO WOPS & HOOLIGANS」(2010)
BRUNO MARS「UNORTHODOX JUKEBOX」(2012)
CYNTIA「URBAN NIGHT」(2016)
KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「AT THE GATES OF A NEW WORLD」(2015)
KISKE/SOMERVILLE「CITY OF HEROES」(2015)
LIV MOON「DOUBLE MOON」(2009)
MIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINS「MIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINS」(2014)
MOON SAFARI「LOVER'S END」(2010)
MORS PRINCIPIUM EST「DAWN OF THE 5TH ERA」(2014)
THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA「SKYLINE WHISPERS」(2015)
PAIN OF SALVATION「REMEDY LANE RE:VISITED」(2016)
PLACE VENDOME「THUNDER IN THE DISTANCE」(2013)
THE POODLES「DEVIL IN THE DETAILS」(2015)
QUARTERBACK「TRAMPLED UNDER FOOT」(1992)
SABER TIGER「BYSTANDER EFFECT」(2015)
SONIC STATION「NEXT STOP」(2015)
TWILIGHT FORCE「TALES OF ANCIENT PROPHECIES」(2014)
ベッド・イン「RICH」(2016)
森重 樹一「GRACE」(2015)

【過去のCD購入録】
2008年に購入したCD86枚
2009年に購入したCD88枚
2010年に購入したCD76枚
2011年に購入したCD64枚
2012年に購入したCD69枚
2013年に購入したCD58枚
2014年に購入したCD60枚
2015年に購入したCD58枚
2016年に購入したCD53枚

【CD購入録】ZIGGY「2017」(2017)

  • 2017/12/28(木) 00:00:00

【CD購入録】
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ZIGGY「2017」(2017)

今年メジャーデビュー30周年を迎えたZIGGYが「NOW AND FOREVER」(2007)以来、10年振りにリリースした新作を買いました(タイトルは「ニーマルイチナナ」と読むそうです)。「2007年いっぱいで無期限の活動休止となっていたZIGGYの復活作」といっても戸城 憲夫(B)、松尾 宗仁(G)などかつて森重 樹一(Vo)の相棒を務めたメンバーは本作に参加しておらず森重のソロ作品でもプレイしていたカトウタロウ(G)、清(B)、満園 英二(Ds/ex-THE DUST'N'BONEZ)、佐藤 達哉(Key)らと共に制作されています。森重以外はサポートメンバーだと公式サイトでも明言されているためソロとの差別化が曖昧になっているように感じますが、いざ聴いてみると森重 樹一ファンならば十分楽しめる内容に仕上がっていると思います。疾走感の中に漂う哀愁が効いている①「白んだ空に蝶達は舞ってる」、今までありそうでなかったタイプのロックンロール②「うたた寝の途中」、「眠らない25時の街で」という過去曲のタイトルを歌詞に取り入れた③「まだ見ぬ景色が見たくて」と続く流れが秀逸。ほのぼのした曲調で中盤にポルカ風(?)のメロディが顔を出す④「虹を見た」や「HEAVEN AND HELL Ⅱ」(2002)収録の「誓い-放浪者の丘の静けき夜-」を彷彿とさせる⑤「月明かりの下で」も好きな曲です。ちなみに「誓い」には「月の下で」という言葉が、⑤には「放浪者」という言葉が歌詞に出て来るので、この2曲には関連性があるのかもしれませんね。森重のみが正式メンバーなのにZIGGYを名乗ることに違和感がないと言えば嘘になりますが、アルバム自体はとても気に入っているし、前作や「JUST A ROCKIN' NITE」(2005)よりも断然好きな1枚です。なお本作は2017年春のツアーの模様を収めたライヴCD付きの2枚組仕様となっていますが、ライヴ音源はラフな仕上がりなのであくまでオマケという感じですね。

【CD購入録】THE DARK ELEMENT「THE DARK ELEMENT」(2017)

  • 2017/12/24(日) 00:00:00

【CD購入録】
THE DARK ELEMENT
THE DARK ELEMENT「THE DARK ELEMENT」(2017)

Tarja Turunen(Vo)の後任として2007年から2012年までNIGHTWISHに在籍していた女性シンガーAnette OlzonJani Liimatainen(G/CAIN'S OFFERING、ex-SONATA ARCTICA)を中心に結成された新プロジェクトTHE DARK ELEMENTのデビューアルバムを買いました。FRONTIERS RECORDSの発案で誕生したプロジェクトのようですが、本作はFRONTIERS関連アルバムの中でも上位に入ってきそうな予感がします。疾走系のメロパワチューンは収録せず、とにかくメロディを聴かせることに注力した楽曲群が並ぶ女性ボーカル作品という点でWITHIN TEMPTATIONを連想させますね。ちなみに僕はAnette在籍時のNIGHTWISHをほとんど聴いていないので彼女についてはメロディックロックバンドALYSON AVENUEのシンガーというイメージが強いです。ALYSON AVENUEの1st「PRESENCE OF MY MIND」に収録されたTell Me You Love Me(Or Leave Me)は名曲!リズム隊はCAIN'S OFFERINGと同じメンツなのでTimo Kotipelto(Vo/STRATOVARIUS、CAIN'S OFFERING)が歌えばCAIN'S OFFERINGになりそうな曲もありますが、そんなことは気にならないほど魅力的なナンバーが並びます。特に先行で公開されていた②My Sweet Mysteryはそのキャッチーなサビを初めて聴いた時から魅了されたし、グロウルがいいアクセントになっている⑥Dead To Me(バラード風にアレンジしたボーナストラック⑬もグッド)、「ヘ〜ロ〜♪」のコーラスが耳から離れない⑦Halo、スケール感のあるメロディで本編を締めくくる⑪Only One Who Knows MeなどJaniは僕好みの曲を書いてくれるソングライターだと再確認しました。THE DARK ELEMENTはバンドであくまでもプロジェクトという位置づけだそうですが是非とも継続してもらいたいですね。

【CD購入録】CYHRA「LETTERS TO MYSELF」(2017)

  • 2017/12/20(水) 00:00:00

【CD購入録】
LETTERS TO MYSELF
CYHRA「LETTERS TO MYSELF」(2017)

メロデス/エクストリームメタル界の重鎮IN FLAMESの創設メンバー(2010年に脱退)として知られるJesper Stromblad(G/DIMENSION ZERO、ex-IN FLAMES)Jake E(Vo/ex-AMARANTHE)が中心となって立ち上げた新バンドCYHRAの1stアルバムを買いました。なおベースはPeter Iwers(ex-IN FLAMES)、ドラムはLUCA TURILLI'S RHAPSODYなどに在籍するAlexander Landenburgが叩いていて安定感のあるサウンドに仕上がっています。中身の方はAMARANTHEにも通じるシンセを取り入れたモダン・メロディックメタルで、JesperとJake共作で書かれた各曲は魅力的なメロディで溢れています。スタイルとしてフィンランドのENTWINEを彷彿とさせるものがありますね。楽曲のレパートリーが多いというわけではないため、やや間延びする感は否めませんがキャッチーで哀愁を感じさせるメロディがそれを補ってくれています。その中でもお気に入り曲は②Heartrageですね。シンガーが3人いるAMARANTHEではさほど目立たなかったJakeが思った以上に実力者だったというのも新たな発見です。AMARANTHEは作品を重ねるにつれて女性シンガーElyze Rydのパートがどんどん増えていたので、これだけ歌えるJakeとしては面白くなかったのかもしれませんね。ちなみに、そのAMARANTHEは後任にNils Molin(Vo/DYNAZTY)を迎えているようですが、宝の持ち腐れになることなく上手くいくのかやや心配です…。