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【CD購入録】CRAZY LIXX「CRAZY LIXX」(2014)

  • 2019/06/04(火) 00:00:00

【CD購入録】
CRAZY LIXX
CRAZY LIXX「CRAZY LIXX」(2014)

2008年にリリースしたデビュー作「LOUD MINORITY」が素晴らしい出来で、このブログでも年間ベストアルバム部門の第3位とブライテストホープに選出させてもらったCRAZY LIXXの4th。彼等についてはBON JOVI、DEF LEPPARDといった80年代のロックバンドを連想させる親しみやすさとSKID ROWに通じるハードさを持ったサウンドが特徴でしたが、新しい要素を感じることが少なかったことと3rd「RIOT AVENUE」(2012)がこのバンドにしては可もなく不可もなくという印象だったので、それ以降はチェックしていませんでした。本作を聴いてみると勢いに溢れた①Hell Raising Women、キャッチーでありつつ哀愁も漂う②Sound Of The Loud Minorityの時点で心を掴まれ、日本盤ボーナスの⑫Bad Luckまで前作以上に楽しめました。1stに収録されていた名曲のリメイク⑨Heroes Are Foreverではやはり素晴らしいし、⑦Ain't No Rest In Rock N' Roll、⑪Wrecking Ball Crewのようなロックンロールもあってバンド(というかリーダーのDanny Rexon)のメロディセンスの良さを再確認しましたね。バンド名を冠するだけのことはある充実盤だと思います。

【CD購入録】MYRATH「SHEHILI」(2019)

  • 2019/05/25(土) 00:00:00

【CD購入録】
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MYRATH「SHEHILI」(2019)

2016年にリリースした4th「LEGACY」が好評を博しLOUD PARK16で初来日を果たしたチュニジア出身のプログレッシブメタルバンドMYRATHの5作目。僕も前作を聴くまでこのバンドのことはノーマークでしたが、「LEGACY」が年間ベストに選出するほどのお気に入り盤だったので本作には期待していました。バンドの根幹をなすエスニックなサウンドとプログレメタルの融合によって生み出されるMYRATHらしさは健在で、即効性が高い作風と言えないのは今回も同じながらリピートするうちに独特の世界観に引き込まれます。一撃必殺のキラーチューンというよりはMYRATHならではのサウンドにじっくり浸りながら楽しむ1枚という感じでしょうか。聴き始めの頃は「今回はイマイチかも…」と思っていましたが今ではかなりヘビロテしています。お気に入りはZaher Zorgati(Vo)Roy Khan(Vo/CONCEPTION、ex-KAMELOT)のようなディープボイスを響かせる⑨Stardustですね。デビュー当初からプロデューサーとして関わっているKevin Codfert(Key/ex-ADAGIO)、今や現代HR/HMシーンきってのプロデューサーとなったJens Bogrenらが手掛けたサウンドプロダクションもお見事。これからが非常に楽しみなバンドです。

【CD購入録】JUPITER「ZEUS~LEGENDS NEVER DIE~」(2019)

  • 2019/05/20(月) 00:00:00

【CD購入録】
ZEUS~LEGENDS NEVER DIE~
JUPITER「ZEUS~LEGENDS NEVER DIE~」(2019)

このブログでも紹介したことのあるヴィジュアル系メタルバンドVERSAILLESが2012年に活動休止後、元メンバーが2013年に立ち上げたJUPITERの3rdアルバム。VERSAILLESの演奏メンバー4人がJUPITERを結成、ボーカルのKAMIJOはソロ活動をしていたことは知っていましたがどちらもこれまで聴く機会を逃していました。僕がJUPITERに注目するようになったのはCONCERTO MOONの元シンガー久世 敦史(JUPITERではKUZE名義)が加入したこと、コメント欄でお薦めいただいたB!13さんを始め、各所で評価が高かったのがきっかけです。今回のアルバム以外は聴いていませんが率直な印象としてはヴィジュアル系っぽさは希薄で、メロディックメタルの好盤という感じでしょうか。序曲の①New World Orderから②Theory of Evolution、③Beyond the Horizonという疾走曲に繋がる流れはメロパワ好きとしては熱くなるし、ごった煮感のある④Drastic NightAMARANTHE風のモダンな⑤SHOW MUST GO ONなど幅の広さも見せてくれるのも好印象。そして極め付けは11分に及ぶエンディング曲⑬Zeus:Ⅰ.Legend Never Die / Ⅱ.Conversations with Godで、GALNERYUSを想起させる勇壮でクサいメインメロディを前半はスピーディーに、後半は大仰に聴かせる展開に引き込まれます。メインソングライターのHIZAKI(G)曰く、日本を代表するメロスピバンドを目指しているそうですが、そうなり得る可能性は十分あると思うのでこれからも注目したいですね。

【CD購入録】JIM PETERIK & WORLD STAGE「WINDS OF CHANGE」(2019)

  • 2019/05/16(木) 00:00:00

【CD購入録】
WINDS OF CHANGE
JIM PETERIK & WORLD STAGE「WINDS OF CHANGE」(2019)

ここ最近はPRIDE OF LIONSに加えてPETERIK/SCHERER、SCHERER/BATTENなど複数のプロジェクトで精力的な活動を見せているJim Peterik(G/ex-SURVIVOR)JIM PETERIK & WORLD STAGE名義として19年振りに完成させた2作目。このプロジェクトはゲストシンガー達がJimの曲を歌うという体制でDon Barnes (38 SPECIAL)、Dennis DeYoung(STYX) 、故Jimi Jamison(ex-SURVIVOR)、Kevin Cronin (REO SPEE DWAGON)、Toby Hitchcock(PRIDE OF LIONS)などJimと共演経験のある人選からLars Safsund(LIONVILLE、WORK OF ART)のように初共演と思われる人物まで多岐に渡った顔ぶれとなっています。90年代にHR/HMを聴くようになった僕としてはJimi Jamison、Lars Safsund、Toby Hitchcock以外は名前は知っているけれど作品を聴いたことがない歌い手が多いですね。とはいえキャリア的には申し分のない実力者揃いだし、Jimによる熟練の作曲術で生み出された曲はどれも確かなクオリティを備えているので心地よく聴ける1枚となっています。メロディアスな曲は勿論、⑨I Will What I Want、⑪Avalancheといったノリ重視のロックソングにもフックがあるのは流石ですね。

【CD購入録】TOBY HITCHCOCK「RECKONING」(2019)

  • 2019/05/11(土) 00:00:00

【CD購入録】
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TOBY HITCHCOCK「RECKONING」(2019)

Jim Peterik(G/ex-SURVIVOR)と組んだPRIDE OF LIONSでこれまでに5枚のアルバムをリリースしているToby Hitchcock(Vo)の2ndソロ作品。前作「MERCURY'S DOWN」(2011)ではErik Martensson(Vo、G/ECLIPSE、W.E.T.)が全面参加していたのに対して今回はDaniel Flores(Ds、Key/FIND ME etc)プロデュースの下、FRONTIERS RECORDS御用達のAlessandro Del Vecchio(Key)Marcus Nygren(Vo/STATE OF SALAZAR)、Michael Palace(Vo/PALACE)といったソングライターが曲を提供しています。ラインナップを見ただけで「ハズレはない」と確信できる顔ぶれですが中身の方もその期待を裏切りません。Tobyの伸びやかな高音を活かす溌剌としたサウンドが気持ちいい①No Surrender、②Promise Meの冒頭2曲と雄大なバラード③Show Me How To Liveを筆頭にメロディックロックの王道をゆく楽曲群がズラリと並びます。優等生過ぎる感があるのも事実ながらメロハー職人達と実力派シンガーが集結しただけあってクオリティは折り紙つきですね。

【CD購入録】SCHERER/BATTEN「BATTLEZONE」(2017)

  • 2019/05/02(木) 00:00:00

【CD購入録】
BATTLE ZONE
SCHERER/BATTEN「BATTLEZONE」(2017)

Jim Peterik(G/PRIDE OF LIONS、ex-SURVIVOR)に見出され、PETERIK/SCHERERでデビューを果たしたMarc Scherer(Vo)と、Michael JacksonJeff Beckとの共演経験もあるニューヨーク出身の女性ギタリストJennifer BattenによるプロジェクトSCHERER/BATTENの1stアルバム。作曲とプロデュースにはJim Peterikが関わっていることもあってPETERIK/SCHERERにも似た極上のメロディアスハード作品に仕上がっています。それだけでなくJenniferのフラッシーなギターをフィーチュアしているためPETERIK/SCHERERでは希薄だったハードなサウンドも楽しめるのが特徴ですね。心地よいドライヴ感を持った②Rough Diamond、ポップなメロディが弾ける③What Do You Really ThinkもさることながらMarcとJenniferも曲作りに関わったタイトル曲⑤BattleZone、泣きのギターが冴え渡る⑥It Cuts Deep、サックスの音色がいい味を出している⑦The Harder I Try、晴れ渡る青空が目に浮かぶ爽快チューン⑧Dreaming With My Eyes Wide Openが並ぶ後半の充実振りは流石の一言です。また⑨Space And TimeはJimが故John Wetton(Vo/ASIA、ex-KING CRIMSON etc)の2ndソロ「VOICE MAIL」(1994)に提供した名曲のリメイクという贅沢な内容となっています。正直なところ、ここ最近のPRIDE OF LIONSよりもこちらの方が好きですね。

【CD購入録】PRIDE OF LIONS「FEARLESS」(2017)

  • 2019/04/28(日) 00:00:00

【CD購入録】
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PRIDE OF LIONS「FEARLESS」(2017)

天才メロディメイカーJim Peterik(G/ex-SURVIVOR)、張りのあるハイトーンボイスの持ち主Toby Hitchcock(Vo)という2枚看板で質の高いメロディックロックを量産してきたPRIDE OF LIONSの5作目。2015年にはJimがTobyと似たタイプのMarc Scherer(Vo)PETERIK/SCHERERを立ち上げ、同系統のアルバムを発表したためPRIDE OF LIONSの今後に一抹の不安がよぎりましたが全くの杞憂だったようです。今回も期待にきっちり応える作品になっているばかりか、やや物足りなさを感じた前作「IMMORTAL」(2012)から持ち直した感もありますね。PRIDE OF LIONS史上で最もヘヴィな⑤FearlessSURVIVOR時代の盟友で2014年に他界したJimi Jamison(Vo)へ捧げた⑦Freedom Of The Nightなど話題性のあるナンバーも収録しています。ただし過去の名作群で聴けた問答無用のキラーチューンはないように思うので手堅いメロディックロック作品というイメージが強いですね。

【CD購入録】PETERIK/SCHERER「RISK EVERYTHING」(2015)

  • 2019/04/19(金) 00:00:00

【CD購入録】
RISK EVERYTHING
PETERIK/SCHERER「RISK EVERYTHING」(2015)

Jim Peterik(G/PRIDE OF LIONS、ex-SURVIVOR)がスタジオで偶然耳にしたMarc Scherer(Vo)の歌声に惚れ込み、結成に至ったという新プロジェクトPETERIK/SCHERERの1stアルバム。Marcは5オクターブの音域を持っているらしく、声質的にはToby Hitchcock(Vo/PRIDE OF LIONS)に似ているので時々PRIDE OF LIONSを聴いているような気になってきます(笑)。違いを挙げるとすればTobyに比べてMarcはあまり声を張り上げずに力を抜いたスタイルだということでしょうか。楽曲的にも「流石Jim Peterik」と言いたくなる高品質なものばかりで安定感抜群です。まずは冒頭の①Risk Everything、②Chance Of A Lifetimeが清涼感に溢れるメロハーの王道チューンだし、重厚なミドル③Cold Bloodedを挟んで繰り出される④Desperate In Loveはバラードかと思いきや徐々にアップテンポになっていく展開が美味。Jimのメロディ作りの上手さが際立つ⑤Thee Crescendoも印象的で序盤の充実振りは目をみはるものがありますね。後半はややテンションが下がるように感じますが、日本盤ボーナス⑫The Man I Am、⑬Moment To Memoriesに至るまで佳曲揃いでPRIDE OF LIONSに勝るとも劣らないクオリティを誇っているのでメロディックロックファンなら聴いて損はない1枚だと思います。

【CD購入録】BATTLE BEAST「NO MORE HOLLYWOOD ENDINGS」(2019)

  • 2019/04/15(月) 00:00:00

【CD購入録】
NO MORE HOLLYWOOD ENDINGS
BATTLE BEAST「NO MORE HOLLYWOOD ENDINGS」(2019)

今年の2月に2nd「FROM HELL WITH LOVE」をリリースしたBEAST IN BLACKを率いるAnton Kabanen(G)がかつてメインソングライターとして在籍していたBATTLE BEASTの5作目。Antonは追い出されるような形でバンドを脱退したためBATTLE BEASTとの関係性は悪いのですが、BEAST IN BLACKとBATTLE BEASTが2枚続けて同じ年に新作を完成させるとは因縁めいたものを感じますね。今回もAnton不在で制作した第1弾アルバムにあたる前作「BRINGER OF PAIN」(2017)を継承した作風でありながら、バンドの大衆化を更に推し進めた仕上がりとなっています。それを象徴しているのがBON JOVIIt's My Lifeを連想させるパートもある④Unfairy Tales、もはやメロディックロックと呼んでもよさそうなポップソング⑤Endless Summerの2曲ですね。勿論メタリックなナンバーも収録していて、文字通り拳を突き上げたくなる勇壮なメロディと女傑シンガーNoora Louhimoのシャウトが熱い⑨Raise Your Fists、待ってましたの疾走曲⑩The Golden Hordeなどが気に入っています。またシアトリカルな雰囲気を醸し出すタイトル曲②No More Hollywood Endingsは新鮮だし、メロウなバラードもきっちり聴かせてくれるのも好印象。作品を重ねる毎に鋼鉄成分が希薄になっているのは事実ながら相変わらず僕好みのメロディが楽しめる1枚ですね。

【CD購入録】HIDE BOUND「THE CURSE REDEMPTION」(2017)

  • 2019/04/11(木) 00:00:00

【CD購入録】
THE CURSE REDEMPTION
HIDE BOUND「THE CURSE REDEMPTION」(2017)

2002年に結成された神奈川出身のメロディック・デスメタルバンドHIDE BOUNDの1stアルバムを買いました。僕はこのバンドのことを知らなかったのですがメンバーの方から直接メールをいただいたことがきっかけで、YouTubeでトレイラーをチェックしてみたところ好感触だったので購入した次第です。アルバムの根幹となっているのはブルータルなデスメタルでありながら、そこに流れ込んでくる叙情メロディがなかなか強力。幕開けを飾る①The Curse Temptationはこの手のバンドには珍しいオーケストレーションを導入したスケールの大きいイントロ、それに続く②Teratogenesisは激しいドラムと獰猛なデスボイスで始まる爆走チューン!サビの裏で流れる①でも用いられていた泣きメロは僕の琴線に触れまくりだし、それを受け継ぐギターソロで更にテンションが上がりますね。本作の中では攻撃性控えめでメロディ重視の⑤Daybreakのような曲があるのも好印象。またエンディングの⑩Poetryではクリーンボイスで歌うパートを取り入れていて良いアクセントになっています。力で押しまくる楽曲が大半を占めるため、メロディ重視の僕としては通しで聴くとやや一本調子に感じる場面もありますが結成から15年の時を経て完成した初めてのアルバムだけに曲単体としては聴き応えがありますね。このところ活況を見せている国産メロデスシーンに新たな注目バンドが現れました。

【CD購入録】FROZEN CROWN「CROWNED IN FROST」(2019)

  • 2019/03/26(火) 00:00:00

【CD購入録】
CROWNED IN FROST
FROZEN CROWN「CROWNED IN FROST」(2019)

BE THE WOLFとは異なるメロディックメタルを追求するためにFederico Mondelli(Vo、G)が立ち上げたFROZEN CROWNの2作目。2018年1月にデビューアルバム「THE FALLEN KING」、10月にはBE THE WOLFで3rd「EMPRESS」を発表しつつ、早くも本作を完成させる辺りFedericoは現在のりにのっているようですね。今回も疾走感のあるメロディックメタル道をひた走っていますが、序曲①Arctic Galesだけでなく⑧The Wolf And The Maiden、⑩Enthronedや日本盤ボーナス⑫The King's Restといったインストも収録していて、よりドラマティックな方向性を目指していることが窺えます。肝心のメロディという点では前作に軍配があがるもののMVも制作された②NeverendingからFedericoのグロウルもフィーチュアした⑤Winterfallまでの畳み掛けはなかなか良いですね。ちなみに④Battles In The Nightはアニメ聖闘士星矢のフェニックス一輝を題材にした曲だというのもアニソンをカバーすることが多いイタリアのバンドらしさを感じさせてくれます。Federicoの中では既に次のアルバムの構想もあるようなので今後も注目していきたいですね。

【CD購入録】CHILDREN OF BODOM「HEXED」(2019)

  • 2019/03/17(日) 00:00:00

【CD購入録】
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CHILDREN OF BODOM「HEXED」(2019)

Roope Latvala(G)の後任にDaniel Freyberg(G/NAILDOWN、ex-NORTHER)を迎えたCHILDREN OF BODOMの10作目。今回は先行で公開されていた②Under Grass And Clover、⑥Platitudes And Barren Wordsがいい意味でCHILDREN OF BODOMらしくない明るさを持ったサウンドだったので注目していました。そんな新機軸と呼べそうな要素は②、⑥に加え80年代風の④Hecate's Nightmareでも感じられ全体的にキャッチーな仕上がりとなっていますね。かつての凶暴性は控えめになっているためヌルくなったという声もあるかもしれませんが個人的には本作の方向性もアリだと思います。また⑪Knuckledusterは2004年発表のEP「TRASHED, LOST AND STRUNGOUT」に収録されていた曲のリメイクで、ボーナストラックにはYOUTH CODEというアメリカのインダストリアルユニットがリミックスした⑭Knuckleduster(remix)も収められていてバンドがこの曲を気に入っていることが窺えますね。ちなみに⑭の後にはタイトル不明のシークレットトラックが流れてくるという不思議な仕様となっています。

【CD購入録】CHILDREN OF BODOM「I WORSHIP CHAOS」(2015)

  • 2019/03/13(水) 00:00:00

【CD購入録】
I WORSHIP CHAOS
CHILDREN OF BODOM「I WORSHIP CHAOS」(2015)

今月に10作目となるニューアルバム「HEXED」(2019)を発表したCHILDREN OF BODOMの9th。2004年から長きに渡って在籍していたRoope Latvala(G)が脱退したため本作はバンド史上初めて4人体制でレコーディングされたアルバムでAlexi Laiho(Vo、G)がリズムギターも弾いています。今回も5th「ARE YOU DEAD YET?」(2005)の延長線上にあるエクストリームメタルが展開されていてCHILDREN OF BODOMらしさに溢れた楽曲を聴かせてくれますね。惜しむらくはアルバムを代表する決めの1曲がないことでしょうか。と言いつつ尺は短いながらもバンド初期を彷彿とさせるソロパートをフィーチュアした④Horns⑥I Worship Chaos〜⑧Suicide Bomberにかけての流れは好きですね。

【CD購入録】RHAPSODY OF FIRE「THE EIGHTH MOUNTAIN」(2019)

  • 2019/03/05(火) 00:00:00

【CD購入録】
THE EIGHTH MOUNTAIN
RHAPSODY OF FIRE「THE EIGHTH MOUNTAIN」(2019)

Luca Turilli(G)Alex Staropoli(Key)を中心に結成、そこにFabio Lione(Vo)が加入して完成させた「LEGENDARY TALES」(1997)でデビューしたRHAPSODY OF FIRE(当時はRHAPSODY名義)の11枚目となるフルアルバム。このバンドに関しては2011年にLucaがバンドを脱退しLUCA TURILLI'S RHAPSODYを結成、AlexとFabioはRHAPSODY OF FIREを継続していましたが2016年にはFabioもバンドを離れただけでなくLucaと共にAlex抜きでRHAPSODYとしてのフェアウェルツアーを敢行するなどゴタゴタ続きでした。そのツアーの延長線上なのか、2018年にはLucaとFabioが新たにTURILLI / LIONE RHAPSODYを立ち上げたため、今やデビュー当初のメンバーがAlexのみとなったRHAPSODY OF FIREの方が分家というイメージが強くなった感は否めません。そんな状況下で制作された本作ですが先行で公開された③Master Of Peace、④Rain Of Fury、⑩The Legend Goes Onを筆頭に、なかなか強力で驚きました。思っていた以上にキャッチーなメロディが多くHELLOWEENを始めとする所謂ジャーマンメタルを連想させるサウンドには良い意味で予想を裏切られましたね。Fabioの後任という大役を任されたGiacomo Voli(Vo)は前任者ほどの逞しさはないもののハイトーンが魅力のシンガーで、彼の声質も踏まえて本作はストレートな曲調で責めてきたようにも感じられます。また日本盤ボーナスに④のジャパニーズ・バージョンが収録されていてGiacomoの日本語の上手さに驚かされました。海外のメタルバンドが日本語詞に挑戦すると残念な結果になることが多い中、この曲は成功していると思いますね。

【CD購入録】DREAM THEATER「DISTANCE OVER TIME」(2019)

  • 2019/03/01(金) 00:00:00

【CD購入録】
DISTANCE OVER TIME
DREAM THEATER「DISTANCE OVER TIME」(2019)

創設メンバーの1人でもあったMike Portnoy(Ds)と袂を別つなど大きなメンバーチェンジがあってもデビュー以来、2〜3年のスパンで作品をリリースし続けているプログレメタル界の帝王DREAM THEATERの14作目。前作「THE ASTONISHING」(2016)は2枚組、2時間10分の超大作でコンセプトアルバム、しかも1曲あたりは最長で7分台と彼等にしてはコンパクトな楽曲が並ぶ異質な作品でした。それに対して今回はアルバムの前半に配された①Untethered Angel〜④Barstool Warriorからしてメロディアスな曲調の中にミステリアスな雰囲気や攻撃性、テクニカルなインストパートが設けられていてDREAM THEATERらしさに溢れています。また後半も本作中で最もメロディアスな⑦At Wit's End、アルバム唯一のバラードタイプ⑧Out Of Reachを経て演奏陣が熱きバトルを繰り広げる⑨Pale Blue Dotで本編を締めくくっていて僕が聴きたいDREAM THEATERサウンドを提供してくれていて嬉しくなりますね。新鮮味はあまり感じられないもののMike Mangini(Ds)加入後のアルバムでは最も第一印象が良いかもしれせん。

【CD購入録】TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「MOONGLOW」(2019)

  • 2019/02/20(水) 00:00:00

【CD購入録】
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TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「MOONGLOW」(2019)

Tobias Sammet(Vo)EDGUYと並行して活動を続けているメタルオペラ・プロジェクトTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAの8作目。ゲストシンガーは過去作でも歌っていたMichael Kiske(HELLOWEEN、UNISONIC)、Jorn Lande(JORN、ALLEN-LANDE)、Ronnie Atkins(PRETTY MAIDS)、Bob Catley(MAGNUM)、Geoff Tate(ex-QUEENSRYCHE)、Eric Martin(MR.BIG)に加えて今回はCandice Night(BLACKMORE'S NIGHT)、Hansi Kursch(BLIND GUARDIAN)、Mille Petrozza(KREATOR)らが初めて参加しています。音楽性としては近作と同じくメロディックパワーメタルの枠に収まりきらない多彩なHR/HMが展開されていてTobiasの非凡なソングライティング能力が発揮されていますね。プレイボタンを押すと同時にTobiasが静かに歌うサビから始まる①Ghost In The Moonは新鮮だし、母国ドイツの先輩HansiとMilleの個性を活かすのに最適なパートが用意された②Book Of Shallows、Candiceの清廉な歌声をフィーチュアした③Moonglow、ケルティックなサウンドと曲後半で疾走する構成が3rd「THE SCARECROW」(2008)のタイトル曲を思い起こさせる④The Raven Childなど序盤からして充実しています。また後半も活気あふれる⑧The Piper At The Gates Of Dawn、Tobias曰くMichael Kiskeの声をイメージして作曲したというパワーメタル⑩Requiem For A Dreamといった曲がアルバムを盛り上げてくれます。個人的な好みとしてAVANTASIAの最高傑作と言えるかは微妙ですが今回も愛聴盤となりそうです。

【CD購入録】WITHIN TEMPTATION「RESIST」(2019)

  • 2019/02/15(金) 00:00:00

【CD購入録】
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WITHIN TEMPTATION「RESIST」(2019)

ヨーロッパを代表するシンフォニックメタルバンドの名に相応しい傑作アルバム「HYDRA」(2014)をリリース後、燃え尽き症候群のような状態に陥り解散も意識したというWITHIN TEMPTATIONの7作目。バンド史上最大と言ってもいいくらいの危機を乗り越えて完成させた本作は、相変わらずハイクオリティで大物の風格を感じさせる極上のサウンドです。彼等にしては珍しいアップテンポDangerousも収録していた前作に比べると地味な作風ですが、ついリピートしたくなる不思議な魅力がありますね。印象的なキーボードのフレーズが曲を引っ張っていく①The Reckoningからラストに相応しい壮大な雰囲気を持つ⑩Trophy Hunterまで、このバンドらしい楽曲が並んでいます。惜しむらくはミドルテンポの曲が続くためHR/HMならではの高揚感が希薄な点でしょうか。解散の危機をなんとか乗り切ったバンドの今後に注目したいですね。

【CD購入録】SYU「VORVADOS」(2019)

  • 2019/02/02(土) 00:00:00

【CD購入録】
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SYU「VORVADOS」(2019)

デビュー15周年を迎えたGALNERYUSのリーダーSyu(G)が完成させた通算3枚目となるソロアルバム。1st「CRYING STARS-STAND PROUD!-」(2010)は海外バンドのカバー集、2nd「YOU PLAY HARD」(2016)がインスト作品だったのに対して今回はFuki(FUKI COMMUNE、UNLUCKY MORPHEUS、DOLL$BOXX)、苑(摩天楼オペラ)、Haruka(TEARS OF TRAGEDY) 、Akane Liv(LIV MOON)、Dougen(THOUSAND EYES)、団長(NoGoD)、小野 正利(GALNERYUS)といった日本メタル界屈指のシンガー達がゲスト参加した歌ものアルバムに仕上がっています。基本的に各シンガーが1曲ずつ歌う中、2曲でボーカルを取っているFukiの②REASON、⑧AndroiDedication、Harukaの④「暁」、⑩「未完成の翼」が特に気に入っています。また団長が歌うダンサブルな⑤Euphoria、Akane LivとDougenによる美女と野獣コンビをフィーチュアした⑥Chaotic Reality、Syu自らがリードボーカルを担当した⑦CACOTOPIAなどはソロならではの楽曲と言えそうです。こうして各シンガーに合わせた楽曲を書きつつ、自身のボーカル曲も収録するという構成はMAGNUS KARLSSON'S FREE FALLを連想させますね。またアルバムの最初と最後にインストを配しているのも作品としての纏まりが感じられて好印象。Syuというギタリスト/ソングライターが日本の宝であることを再確認させてくれる1枚ですね。

【CD購入録】CORE LEONI「THE GREATEST HITS PART 1」(2018)

  • 2019/01/29(火) 00:00:00

【CD購入録】
THE GREATEST HITS PART1
CORE LEONI「THE GREATEST HITS PART 1」(2018)

スイスを代表するハードロックバンドGOTTHARDの中心人物Leo Leoni(G)がバンド名を冠したデビュー作の発売25周年を記念して立ち上げたプロジェクトCORE LEONIの第1弾アルバム。内容はというと1st「GOTTHARD」(1992)から3rd「G.」(1996)までの曲を中心としたGOTTHARDのリメイク作品でリードボーカルはRonnie Romero(Vo/LORDS OF BLACK、RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW)が務めています。Nic Maeder(Vo)加入後のGOTTHARDは渋めのブルーズロック色が強くのめり込めなかった僕としては、ここ最近の本家以上に楽しめました。Ronnieの熱唱もお見事で今は亡きSteve Lee(Vo)が歌っているのかと錯覚してしまう場面もあるほど。新曲⑨Walk On WaterもSteve在籍後期のGOTTHARDを彷彿とさせる佳曲です。Nicをフロントマンに迎えた体制で順調に活動していると思っていたため、別のシンガーを迎えてGOTTHARDのリメイク作をリリースしたLeoの真意はわかりませんがCORE LEONIのラインナップでオリジナルアルバムを出してくれるなら大歓迎ですね。

【CD購入録】LORDS OF BLACK「ICONS OF THE NEW DAY」(2018)

  • 2019/01/24(木) 00:00:00

【CD購入録】
ICONS OF THE NEW DAY
LORDS OF BLACK「ICONS OF THE NEW DAY」(2018)

再結成RAINBOWのシンガーに大抜擢されたことで知名度が大きく向上したRonnie Romero(Vo)がRAINBOW加入前から在籍していたものの、今年の1月に彼の脱退が発表されたスペイン産ヘヴィメタルバンドLORDS OF BLACKの3作目。一躍、時の人となったRonnieはMagnus Karlsson(G/PRIMAL FEAR etc)THE FERRYMENLeo Leoni(G/GOTTHARD)CORE LEONI若井 望(G)DESTINIAなど多くのバンド、プロジェクトを掛け持ちしていましたがLORDS OF BLACKは彼のホームだと思っていたので脱退は予想外でした。今後Ronnieが音楽活動の軸足をどこに置くのか要注目ですね。このバンドについてメロディ重視ではないメタルという漠然としたイメージを持っていたのですが、本作では適度な哀愁を纏った正統派メタルサウンドが展開されていてアップテンポの①World Gone Madなど、どこかNOCTURNAL RITESを彷彿とさせる要素がありますね。Ronnieのボーカルは相変わらずの熱さだし、Tony Hernando(G/ex-SARATOGA)のプレイも聴きどころとなっています。お気に入り曲が多い本作の中でも11分越えの長編⑫All I Have Leftはこのバンドの魅力が凝縮されていて本編ラストを見事に締めくくっていますね。