【CD購入録】LOVEBITES「AWAKENING FROM ABYSS」(2017)

  • 2018/02/12(月) 00:00:00

【CD購入録】
AWAKENING FROM ABYSS
LOVEBITES「AWAKENING FROM ABYSS」(2017)

2017年5月に「THE LOVEBITES EP」でデビューした5人組ガールズメタルバンドLOVEBITES初となるフルレンスアルバムを買いました。メンバーが女性だけのメタルバンドといえばALDIOUSを草分け的存在としてCYNTIA、GACHARIC SPIN、MARY'S BLOODなどが続々と登場していますがLOVEBITESは硬派なメタルを追求していて、タイプ的にはMARY'S BLOODに近いように思います。ただし正統派メタルに軸足を置きつつJ-POP風の楽曲を収録することもあったMARY'S BLOOD以上に、本作はストイックでゴリゴリなメタルチューンが並んでいるのが特徴でしょうか。また個人的な注目ポイントとしてMao(Key/LIGHT BRINGER)が作曲に参加しているということも大きいですね。バンドは「最高のヘヴィメタルを演る」という信念のもとでワールドワイドな活動を視野に入れているらしく歌詞は全て英語、ミックスとマスタリングにはNIGHTWISH、CHILDREN OF BODOMのアルバムも手掛けたMikko KarmilaMika Jussilaが担当していて音作りについても申し分ありません。序曲から疾走曲に繋がるというヘヴィメタルの伝統を体現した①The Awakening〜②The Hammer Of Erathからして胸が熱くなるし、アルバムのリードトラックにして劇的なメロディが耳に残る④Shadowmaker、速弾きのmidoriとメロディ重視のmi-yaという2人のギタリストが熱いバトルを繰り広げる⑤Scream For Me (Awakened Version)IRON MAIDENっぽいサウンドで駆け抜ける⑩Don't Bite The Dust (Awakened Version)、重厚な展開を見せるMao作の⑪Edge Of The Worldなど聴き応えのある曲が目白押し。ちなみにAwakened Versionと記載のある曲はEPにも収録されていて本作ではEP収録曲は全てリメイクされています。メロディックメタルを好んで聴く僕としてはもう少しキャッチーさが欲しいかなという気もしていましたがリピートするうちにお気に入り度が増していますね。昨年のうちに聴いていたらZEMETHとブライテストホープ争いをしていたかもしれません。

【CD購入録】VIENNA「STEP INTO…」(1988)

  • 2018/01/31(水) 00:00:00

【CD購入録】
STEP INTO
VIENNA「STEP INTO…」(1988)

SYMPHONY X「TWILIGHT IN OLYMPUS」(1998)のコメント欄で、ゆうていさんからお勧めいただいたことでその存在を知った日本のプログレッシブ・ロックバンドVIENNAの2作目を買いました。メンバーは藤村 幸宏(Vo、G/GERARD)、永井 敏巳(B/AFFLATUS)、塚本 周成(Key/OUTER LIMITS)、西田 竜一(Ds/NOVELA)といったラインナップで国産プログレシーンの実力者が揃ったスーパーグループとして当時注目を集めたようです。(僕にとっては知らないプレイヤーばかりですが…/苦笑)。予備知識ゼロの状態で聴いてみたところ「80年代の日本プログレ界にこれほどのバンドがいたことにビックリ」というのが率直な感想ですね。幻想的にアルバムの幕開けを告げる①Step Into The Vivid Garden、②Gathering Waveはそれぞれ3分近くあり①の終盤にコーラスが出て来るだけなので事実上インスト2連発なのですが壮大なプロローグとして期待感を煽ってくれます。満を持してボーカルパートが登場する③Schvelleは藤村の歌唱にややクセがあるもののダイナミックなハードロックとして聴き応えがあるし、緊張感に溢れた⑤Caution!もカッコいいですね。テクニシャン揃いの演奏陣の中でもブイブイ唸る永井のベースが存在感抜群です。バンドは本作を最後に解散、1998年には再結成作「UNKNOWN」をリリースしていますがそれ以降の動きはないようですね。機会があれば他のアルバムも聴いてみようかなと思っています。

【CD購入録】地獄カルテット「月牙の地獄列伝」(2017)

  • 2018/01/19(金) 00:00:00

【CD購入録】
月牙の地獄列伝
地獄カルテット「月牙の地獄列伝」(2017)

【気になるCDリスト】2017年11月の記事等のコメント欄にB!13さんからお勧めいただいた地獄カルテットの5作目を買いました。このバンドは元々、小林 信一(G)、MASAKI(B)、GO(Ds)の3人で地獄トリオと名乗っていたそうですがNOV(Vo/VOLCANO)が加入し4人編成となったことで地獄カルテットに改名し2009年にデビューアルバム「この世の地獄物語」をリリースしています。僕も地獄カルテットの名前は以前から聞いたことがあり、NOVが在籍していることは知っていましたがアルバムタイトルやジャケットからお遊び的なバンドというイメージがあってスルーしていました。ところが本作で初めて彼等の音楽を聴いてみてビックリ。日本メタルシーン屈指のプレイヤーによる圧巻の演奏とそれに負けないNOVのド迫力ボーカルが一体となって押し寄せてくるサウンドは、僕の地獄カルテットに対する先入観とは正反対のストイックなヘヴィメタルと呼ぶべき内容です。序曲にあたる①「十六夜の現れし化者たち」から疾走曲②「水月鏡花の世」、歌メロが秀逸な③「戦士の刻印」へ繋がる「これぞメタル」な流れに心を掴まれました。一番のお気に入りは一緒に歌いたくなるサビを持った⑪「風樹の塔」ですね。演奏面ではMASAKIのうねりまくるベースが印象的で曲によってはギター以上に自己主張しているし、VOLCANOとは打って変わって全編日本語で歌うNOVの情念のこもったボーカルも相変わらず強力。それでいて時折、早口でまくし立てるような歌い方も披露していてVOLCANO以上に多彩なパフォーマンスを披露してくれています。過去作品も聴いてみたくなりました。

【CD購入録】VOLCANO「LEVIATHAN」(2017)

  • 2018/01/15(月) 00:00:00

【CD購入録】
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VOLCANO「LEVIATHAN」(2017)

4th「MELT」(2015)、5th「JUGGERNAUT」(2016)に続き3年連続のリリースとなるVOLCANOの6作目を買いました。ここ最近のハイペース振りは目を見はるものがありますね。そんな精力的な活動とは裏腹に各作品のインパクトは年々小さくなってきたように感じていましたが、本作にもその傾向が当てはまりそうだというのが第一印象です。バンド最大の武器である屍忌蛇(G)のギターが聴きどころとなっているのは事実ながら肝心のメロディがさほど耳に残らないという感じですね。これはあくまでも「VOLCANOにしては」という話なので、そんじょそこらのバンドと比べると聴き応えがあるのは間違いありません。個人的には活動のペースはもう少し抑え気味でもいいので、じっくり作り上げたVOLCANOのアルバムを聴きたいと思ってしまいますね。と言いつつ西部劇のような雰囲気を持ったインスト①Djangoは新鮮だし、アルバムを締めくくる⑪Wasteland The Windもカッコいいので結構リピートしてたりします。

【CD購入録】ZIGGY「2017」(2017)

  • 2017/12/28(木) 00:00:00

【CD購入録】
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ZIGGY「2017」(2017)

今年メジャーデビュー30周年を迎えたZIGGYが「NOW AND FOREVER」(2007)以来、10年振りにリリースした新作を買いました(タイトルは「ニーマルイチナナ」と読むそうです)。「2007年いっぱいで無期限の活動休止となっていたZIGGYの復活作」といっても戸城 憲夫(B)、松尾 宗仁(G)などかつて森重 樹一(Vo)の相棒を務めたメンバーは本作に参加しておらず森重のソロ作品でもプレイしていたカトウタロウ(G)、清(B)、満園 英二(Ds/ex-THE DUST'N'BONEZ)、佐藤 達哉(Key)らと共に制作されています。森重以外はサポートメンバーだと公式サイトでも明言されているためソロとの差別化が曖昧になっているように感じますが、いざ聴いてみると森重 樹一ファンならば十分楽しめる内容に仕上がっていると思います。疾走感の中に漂う哀愁が効いている①「白んだ空に蝶達は舞ってる」、今までありそうでなかったタイプのロックンロール②「うたた寝の途中」、「眠らない25時の街で」という過去曲のタイトルを歌詞に取り入れた③「まだ見ぬ景色が見たくて」と続く流れが秀逸。ほのぼのした曲調で中盤にポルカ風(?)のメロディが顔を出す④「虹を見た」や「HEAVEN AND HELL Ⅱ」(2002)収録の「誓い-放浪者の丘の静けき夜-」を彷彿とさせる⑤「月明かりの下で」も好きな曲です。ちなみに「誓い」には「月の下で」という言葉が、⑤には「放浪者」という言葉が歌詞に出て来るので、この2曲には関連性があるのかもしれませんね。森重のみが正式メンバーなのにZIGGYを名乗ることに違和感がないと言えば嘘になりますが、アルバム自体はとても気に入っているし、前作や「JUST A ROCKIN' NITE」(2005)よりも断然好きな1枚です。なお本作は2017年春のツアーの模様を収めたライヴCD付きの2枚組仕様となっていますが、ライヴ音源はラフな仕上がりなのであくまでオマケという感じですね。

【CD購入録】レキシ「KATOKU」(2017)とフルアルバム5作品のお気に入り曲

  • 2017/12/05(火) 00:00:00

【CD購入録】
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レキシ「KATOKU」(2017)

相互リンク先のむーじゅさん(はぐれメタラーの音遊生活)の記事の記事を読んで、その存在を知ったレキシの2ndシングル「KATOKU」(2017)を買いました。レキシはSUPER BUTTER DOGというバンドに在籍していた池田 貴史(Key)のソロユニットで、このユニットではレキシと名乗る池田本人によると「日本の歴史を主題とした楽曲を扱う歴史縛りファンクネスバンド」だそうです。①KATOKUについては「せ、しゅう、せぃ♪(世襲制)」という歌い出しから始まる時点でインパクト抜群。それでいて切なくもキャッチーなサビメロを持ったこのAOR/産業ロックチューンは中毒性抜群だし、PVはJOURNEYの代表曲Separate Waysへのオマージュとなっていて思わず笑ってしまいました。また②「眠れるレキシ~オルゴールで聴くリレッキシミュージック~」はレキシの代表曲である「きらきら武士」、「狩りから稲作へ」、「SHIKIBU」、「最後の将軍」、「年貢 for you」をオルゴールアレンジしたメドレー曲でこちらも気に入っています。

KATOKU


Separate Ways


本作を聴いてレキシというアーティストに興味を持ったので、彼が過去にリリースした5枚のフルアルバムもチェックしてみました(レンタルですが)。数回ずつ聴いた印象では作品を重ねる毎に聴きやすさ、耳に残るメロディが増えているという感じですね。特に4th「レシキ」(2014)と5th「Ⅴキシ」(2016)はお気に入り盤です。レキシの特徴として多くのゲストミュージシャンが参加していて、それぞれに「レキシネーム」というあだ名(?)がつけられていることが挙げられます。ザッと見ただけでもDeyonna'(椎名 林檎)、旗本ひろし(秦 基博)、もち政宗(持田 香織)、森の石松さん(松 たか子)、オシャレキシ(上原 ひろみ)といったメジャーどころが名を連ねています。各アルバムの収録曲を聴いていてもファンク、ポップス、ジャズ、タンゴなど様々なジャンルがごった煮状態、そこに遊びなのか本気なのかわからない歴史縛りの歌詞が乗るスタイルは楽しいし、それでいて聴きやすいサウンドにまとめ上げてしまうレキシの手腕に脱帽です。多くのアーティストが自らレキシの作品への参加を申し出ているらしく、業界内でも注目度は高いようです。「才能と名曲の無駄使い」という言葉(褒めてます)で表現されることもあるそうですが、確かに魅力的なメロディを次々に生み出しつつ、曲名や歌詞は遊び心満載なレキシは僕にとっても2017年を振り返る上で欠かせないアーティストの1人ですね。

各アルバムのジャケットとお気に入り曲の一覧はこちら

レキシ
レキシ「レキシ」(2007)
④真田記念日 feat.Dr.コバン(中村 一義)

レキツ
レキシ「レキツ」(2011)
②きらきら武士 feat. Deyonna(椎名 林檎)
⑤ほととぎす feat. 聖徳ふとこ(安藤 裕子)
⑥かくれキリシタンゴ ~Believe~ feat. MC母上(Mummy-D from RHYMESTER)
⑧妹子なぅ feat. マウス小僧JIROKICHI(堂島 孝平)
⑨狩りから稲作へ feat. 足軽先生(いとうせいこう)、東インド貿易会社マン(グローバー義和 from Jackson Vibe)


レキミ
レキシ「レキミ」(2012)
①大奥~ラビリンス~ feat. シャカッチ
②姫君Shake! feat. 齋藤摩羅衛門 (斉藤 和義)
⑦甘えん坊将軍
⑨LOVE弁慶
⑩墾田永年私財法 feat. 田んぼマスター (山口 隆 from サンボマスター)


レシキ
レキシ「レシキ」(2014)
①キャッチミー岡っ引きさん feat. もち政宗(持田 香織 from EVERY LITTLE THING)
②年貢 for you feat. 旗本ひろし(秦 基博)、足軽先生(いとうせいこう)
③お犬様 feat. 尼ンダ(二階堂 和美)
⑥僕の印籠知りませんか?
⑨ドゥ・ザ・キャッスル feat. 北のパイセン問屋
⑩アケチノキモチ feat. 阿部sorry大臣ちゃん(阿部 芙蓉美)


Vキシ
レキシ「Vキシ」(2016)
①牛シャウト!
②KMTR645 feat. ネコカミノカマタリ(キュウソネコカミ)
③一休さんに相談だ
④古今 to 新古今
⑤やぶさめの馬 feat. ハッピー八兵衛(後藤 正文 from ASIAN KUNG FU GENERATION)
⑥SHIKIBU feat. 阿波の踊り子(チャットモンチー)
⑨刀狩りは突然に
⑩最後の将軍 feat. 森の石松さん(松 たか子)



LIV MOON「THE END OF THE BEGINNING」(2012)

  • 2017/11/27(月) 00:00:00

THE END OF THE BEGINNING
【No.504】
★★★★(2012)
年間ベスト2012年ノミネート作品

2009年にデビューして以降、精力的な活動を続けるLIV MOONが前作「SYMPHONIC MOON」(2012)と同年にリリースした4作目。2nd「GOLDEN MOON」(2011)から本作発表まで僅か18ヶ月しか経っていないというワーカホリック振りです。そんな驚異的な活動ペースを支えているのは外部ソングライターの存在でしょう。正式メンバーである西脇 辰弥(Key)による楽曲は全14曲中3曲に止まり、丘 ナオキや前作で名曲Kiss me Kill meを手掛けていたKAZSINといったLIV MOON作品ではお馴染みのライターに加え今回はKee Marcello(G/ex-EUROPE)、Kiko Loureiro(G/ANGRA)、Magnus Rosen(B/ex-HAMMERFALL)といった海外HR/HM界でも名の通ったプレイヤーが作曲と演奏面で参加しています。

本作は北欧神話をモチーフにしたコンセプトアルバムで、テーマ選びにはヨーテボリ(イエテボリ)出身でもあるAkane Liv(Vo)のルーツが北欧にあることも関係しているようです(ちなみに彼女とMagnus Rosenは幼馴染なのだとか)。過去作品に比べると2ndのBLACK RUBY、3rdのKiss me Kill meに匹敵するほどのキラーチューンこそないものの、実験的なモダンサウンドを取り入れた楽曲が姿を消したこともあってアルバムの統一感は過去最高です。また、これまで以上にオーケストラサウンドが本格的になっていて、よりスケールの大きな作品となっています。小〜中学生の頃にファイナルファンタジーに夢中になっていたこともあって「ラグナロク」、「オーディン」など北欧神話関連の単語に馴染みはある一方で神話そのものに関する知識はない僕の場合、コンセプトに浸ることはできませんが純粋な音楽作品として愛聴しています。LIV MOONの最高傑作と呼べる仕上がりだと思いますね。

その名の通りの序曲①Prologueを受けて展開していく②Free your Soul、③Fountain of my Pleasureは全てKAZSINによるナンバーで改めてLIV MOONとの相性の良さを感じますね。また「ミ、サーマ、イー♪」というキャッチーなサビが耳から離れない丘 ナオキ作の⑧Midsummer Eveも気に入ってます。西脇作品で輝きを放っているのはAkane嬢が様々な声色を駆使して巨人や小人などのキャラクターを演じるタイトル曲⑥The End of the Beginningですね。この辺りは彼女の元宝塚女優としての経験が活かされているのでしょう。個人的なハイライトは郷愁を誘うメロディが堪らない⑫Immortals(Keeが作曲に関与)、元々はKikoから提供された疾走曲を思い切ってバラードにアレンジしたという⑬「黄金の涙」、曲名通り大海原をイメージさせる旋律がクライマックスに相応しい⑭Voyageと続く終盤ですね。「~MOON」で統一されていたアルバムタイトルの法則は今回当てはまらず「始まりの終わり」と名付けられた作品名から、このアルバムでLIV MOON第1章の締めくくり次のステージに入るのかと思っていたら、それまでのハイペース降りが嘘のように沈黙状態へと入ってしまうことに…。2015年に初のベスト盤「THE BEST OF LIV MOON」、2016年にはミニアルバム「R.E.D」をリリースしたLIV MOONの新作がそろそろ聴けると嬉しいですね。

【音源紹介】
「黄金の涙(Live)」

【CD購入録】ZEMETH「ROUGE NOIR」(2017)

  • 2017/11/19(日) 00:00:00

【CD購入録】
ROUGE NOIR
ZEMETH「ROUGE NOIR」(2017)

北海道出身の哀愁歌謡ノスタルジック・メロディックデスメタル・プロジェクト(長い/笑)ZEMETHの1stアルバムを買いました。メンバーは22歳の若きコンポーザーJUNYA(Vo、G)のみ、Ryoji(G/GYZE)がゲスト参加しているとはいえ1曲だけなので実質1人でアルバムを作り上げています。ZEMETHのコンセプトは「最高のメロディを作ること」だそうですが本作で聴けるのは、とにかくクサくて泣けるメロディを軸にしたメロデスでインパクトはかなり大きいですね。JUNYAはゲーム音楽にも造詣が深いということもあってかわかりやすくて耳に残るクサメロが満載の1枚となっているし、歌謡曲に通じるメロディ運びもポイントです。どれも強力なナンバーなのでお気に入りを選ぶのは難しいのですがRyojiが客演している⑨Scarlet Nightmareは注目曲ですね。アルバムを通して全曲疾走しまくりなので清々しい反面、喚き系デス声一辺倒で音を詰め込みまくった曲が続くため聴き疲れする感は否めません。そんなマイナス面もありますが、ここまで魅力的なメロディを次から次へと生み出すJUNYAの才能が大きな輝きを放っているので僕は気に入りました。

【CD購入録】森重 樹一「GRACE」(2015)

  • 2017/11/11(土) 00:00:00

【CD購入録】
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森重 樹一「GRACE」(2015)

今年の10月にZIGGY名義としては約10年振りとなるアルバム「2017」をリリースした森重 樹一(Vo)のフルレンスとしては11枚目のソロアルバムを買いました。本作と「ELEVEN ARK」(2013)、「obsession」(2014)は3部作とみなされているそうです。プロデューサーに山本 陽介(G)を迎えたのが「ELEVEN ARK」からだったので森重/山本のタッグは本作で一区切りとなるのかもしれませんね。本作は音楽性としても過去2作品と同じベクトルにあるので3部作という位置づけにも納得感があるし、今回も森重 樹一らしいメロディを持ったハードロックが楽しめるものの即効性はそれほど高くないように思います。それでいてリピートするうちにこのアルバムにハマりつつある自分に気づくという感じでしょうか。佳曲揃いの本作の中でお気に入りを挙げるとすればメロディ、歌詞のメッセージ性の両方で森重 樹一らしさに溢れたミディアムバラード④「信じる道ならば」ですね。また森重バンドではお馴染みとなった清(B)が作曲した②「罪に溺れて」、⑨RU☆BYの2曲も好きです。彼女はソロアルバムを2枚リリースしているほか複数のバンドにベーシスト、コンポーザーとして関わっているようなのでいつかチェックしてみたいと思ってます。

LIV MOON「SYMPHONIC MOON」(2012)

  • 2017/11/04(土) 00:00:00

SYMPHONIC MOON
【No.503】
★★★★(2012)

圧巻の歌唱力を誇るAkane Liv(Vo)をフィーチュアした国産シンフォニック・メタルユニットLIV MOONの3rdアルバム。Akane嬢と共にLIV MOONを立ち上げた西脇 辰弥(Key)によるナンバーを中心に、外部ライターからの楽曲も取り入れるスタイルを確立した前作「GOLDEN MOON」(2011)から僅か10ヶ月という短いスパンでのリリースとなります。今回はアルバム制作前から高音で歌うWHITE LIV、低音で歌うBLACK LIVという正邪のキャラクター分けをすることを念頭に置いていたのだとか。ただし、このコンセプトについては1曲の中にWHITE LIVとBLACK LIVが混在していることが多いため中途半端に思えるのも事実で、個人的にはアルバム前半と後半でWHITE/BLACKサイドに分けるなど線引きを明確にしてくれた方が嬉しかったですね。デビュー当初はソプラノボイスを売りにしていたAkane Livですが、ロウトーンで歌った前作の収録曲BLACK RUBYの評判が良かったことが低音域も取り入れるきっかけになったらしく、本作ではそんなBLACK LIVの割合が多めになっています。

妖艶なメロディにヴァンパイア目線のドSな歌詞(笑)が乗る①Amen!、シンフォニックメタルの王道②「零の天使」というオープニング2曲は清水 昭男(G/ANTHEM)が作曲、ギタープレイを担当していてLIV MOONの世界観にピッタリの楽曲を提供してくれています。そして本作のハイライトは何と言っても④Kiss me Kill meでしょう。Akane Livの歌唱、メロディ、楽曲の世界観のどれをとっても一級品でLIV MOONのひとつの到達点がここにあると思います。アルバム後半にはドラマティックに駆け抜ける⑦Black Serenade、ゆったりとした幕開けから爽やかな疾走パートに展開していく⑧心月世、LIV MOONにしては異色のダサかっこいい(?)男声コーラスを取り入れた⑨The Last Saviorといったメタリックチューンも収録しているのもグッド(⑨はCONCERTO MOONっぽいですね)。また終盤に配されたWHITE LIVサイドの歌唱が映えるバラード⑩「堕天使の笑み」、WHITE LIVとBLACK LIVが合わさって昇華されていく⑫Masqueradeなどのしっとり系ナンバーもアルバムをいい形で締めくくっています。

アルバムとしてお気に入り度では前作に軍配が上がりますが、タイトルにある通りシンフォニックメタルとしての焦点がこれまで以上に定まっている本作も好印象。前作の「よざくらん〜夜桜嵐〜」タイプにあたるエキセントリックな⑥Fugitiveは悪くはないもののアルバムの中で浮いてしまっていますが…。バンドメンバーも2ndから変更なくLIV MOONとしてのラインナップが固まってきた感がありますね。中でも大村 佳孝(G)のネオクラシカルプレイはLIV MOONの音世界に欠かせない要素になってきています。大きな武器であるソプラノボイスを抑えたボーカルパートやメタル以外の要素があることは賛否両論かもしれませんが、歌唱法の変化は成長過程のひとつ、メタル一辺倒ではない点はLIV MOONならではの特徴だと思っています。日本のシンフォニックメタルシーンを代表する存在への階段を着々と上っていることを感じさせてくれる力作ですね。

【音源紹介】
Kiss me Kill me(LIVE)

LIV MOON「GOLDEN MOON」(2011)

  • 2017/10/14(土) 00:00:00

LIV MOON GOLDEN MOON
【No.502】
★★★★(2011)
2011年年間ベスト第3位

デビューアルバム「DOUBLE MOON」(2009)リリース前にLOUD PARK 09への出演が決定、「4オクターブの美神」というキャッチコピーでBURRN!誌にインタビューが掲載されるなど鳴り物入りで国産メタルシーンに登場したLIV MOONの2作目。カバー曲を集めたミニアルバム「COVERS - SCREAM AS A WOMAN」(2010)発表後にAkane Liv(Vo)と作曲のイニシアチブを握る西脇 辰弥(Key)以外のメンバーがガラリと代わっています。シンフォニックメタルというよりシンフォゴシック要素もあるモダンロックという感じだったデビュー作に対して、元ANIMETALのベーシストMASAKIVitalij Kuprij(Key/ARTENSION etc)との共演経験もある大村 佳孝(G)を迎えた本作はメタル度がグッと向上していますね。

そんなメンバーチェンジの効果は早速表れていて、荘厳かつヘヴィなドラマティックサウンドの中でAkane嬢の歌声が響き渡る①「死の舞踏〜ディエス イレ〜」はシンフォニック・ゴシックメタルというジャンルの美味しいところを凝縮した1曲に仕上がっています。続く②SAY GOODBYE、③NOT GAME!も同系統のナンバーなので、この手の楽曲が目白押しかと思いきやアニソン、デジタリーな曲やJ-POP調のバラードまで多彩な表情を見せてくれます。中でも突出しているのはAkane嬢がこれまでにない低音ボイスを披露しているクサメロ疾走曲④BLACK RUBY、勇壮なメロディが映えるドラマティックチューン⑭「アマラントスの翼」の2曲で、これらを聴くために本作を買っても損はないと思えるほどのキラーチューンです。それらの影に隠れがちですが、フランスの画家ドラクロワの代表作「民衆を導く自由の女神」を題材にした⑧「ドラクロワの女神」も、そのテーマにマッチしたメロディが素晴らしい1曲となっています。それ以外にも、まるでQUEENなアレンジが印象的な⑩「バレリーナ・シンフォニー」、MASAKIのベースが唸り、ゲスト参加のSyu(G/GALNERYUS)が華を添える⑪「静かな奇跡 」、HR/HMファンだけでなく幅広い層にアピールできそうな⑬「溺れる人魚」など聴きどころがたくさんありますね。

前作は全て西脇作曲だったのに対して今回は複数の曲で外部ソングライターを迎えているのも特徴で前述の④は河田 貴央、⑭は坂部 剛という人が手掛けた曲です。本作以降、LIV MOONのアルバムは収録曲の約半数が外部ライターによるものなので、今回の作品でLIV MOONの作曲スタンスが確立されたという感じですね。メロディの充実度も大きく向上していて、音楽性を模索している感が強かったデビューアルバムと本作以降では大きな差があるので、このアルバムこそがLIV MOONの真のデビュー作品だと個人的には思っています。LIV MOONの顔でもあるAkane Livの歌唱に関しては、とにかく高音域で勝負していた1stアルバムよりも④に象徴されるような低い声も駆使していることもあって本作の方が断然好きですね。僕はこのアルバムを聴いてLIV MOONのファンになりました。

【音源紹介】
BLACK RUBY

【CD購入録】GALNERYUS「ULTIMATE SACRIFICE」(2017)

  • 2017/09/28(木) 00:00:00

【CD購入録】
ULTIMATE SACRIFICE
GALNERYUS「ULTIMATE SACRIFICE」(2017)

バンド初のコンセプトアルバムだった前作「UNDER THE FORCE OF COURAGE」(2015)の続編にあたるGALNERYUSの11作目を買いました。ストーリーは前作の主人公の息子を軸としたものとなっていて、今回もブックレットに物語の内容が書かれています。なんとなく僕が小学生〜中学生の頃にハマっていたシミュレーションゲーム「ファイアーエムブレム」を思い出しました。アルバムの場面設定を英語でナレーションする導入パート①Enter The New Gateで幕を開けるや②Heavenly Punishmentがいきなりのハイライトチューンで大きな盛り上がりを見せてくれます。それ以降も濃密なGALNERYUS流メロディックメタル曲が矢継ぎ早に繰り出され、ラスト2曲の⑧Burutal Spiral Of Emotions、⑨Ultimate Sacrificeはどちらも10分越えの大作ということもあって聴き終える頃にはお腹いっぱいです(笑)。そんな中、歌謡曲風で懐かしさを感じる⑥Wherever You Areは一息つかせる役割を担っていますね。楽曲単位では泣きまくりの⑨がお気に入りです。ブックレットを読む限り続編がありそうな気もしますね。デビュー作「FLAG OF THE PUNISHMENT」(2003)から3rd「BEYOND THE END OF DESPAIR…」(2006)までは3部作という位置づけだったので、前作から始まったシリーズがGALNERYUSのコンセプトアルバム3部作となる可能性があるのかもしれません。

【CD購入録】ANTHEM「ENGRAVED」(2017)

  • 2017/08/01(火) 00:00:00

【CD購入録】
ENGRAVED.jpg
ANTHEM「ENGRAVED」(2017)

「軍曹」、「柴サタン」とも呼ばれる絶対的なバンマスとして君臨する柴田 直人(B)率いるANTHEMの16作目を買いました。柴田作の曲がアルバムの大半を占めるANTHEMにしては珍しく今回は清水 昭男(G)が約半数の楽曲を手掛け、SABER TIGERの近作でも作詞を担当している遠藤 フビトが2曲で歌詞を書くなど新しい試みを導入しています。個人的にはJ-POPのアーティストにも曲を提供するなど引き出しの多い清水色が濃くなることを期待していたのですが、いざ聴いてみると良くも悪くも不変のANTHEMサウンドが貫かれているという印象ですね。外部からのインプットが増えても結局はリーダーの支配力でANTHEMらしくなったという感じでしょうか。先行でPVも公開されたリードトラック①The Artery Songから②Far Awayへと至る流れ、スピーディーな③Keep Your Spirit Alive、⑤Midnight Growl、清水が持ち込んだと思われる要素が強めの⑩Don't Break Awayやラストを締めくくるタイトル曲⑪Engravedなどが気に入っています。ただし過去作品にあったようなキラーチューンが本作にも収録されているかというと、現時点では身を乗り出してしまうほどの楽曲はないかなというのが正直な感想ですね。

【CD購入録】SABER TIGER「BYSTANDER EFFECT」(2015)

  • 2017/07/27(木) 00:00:00

【CD購入録】
BYSTANDER EFFECT
SABER TIGER「BYSTANDER EFFECT」(2015)

下山 武徳(Vo)復帰後としては3枚目、SABER TIGERの結成35周年記念にあたる通算11作目を買いました。本作は「キャッチーで大合唱できること」をテーマにした1枚だそうで、たしかにここ最近のアルバムと比べるとわかりやすい作品になっているように思います。このバンドにはもう少しわかりやすいメロディが欲しいと感じていたので、この方向性は歓迎ですね。また今回はSABER TIGERとして久し振りに日本語詞による楽曲が収録されています。下山が日本語で歌うのを聴いているとSIXRIDEを思い出しますね。第一印象としては、やはり日本語詞のナンバーの方がスッと耳に入ってくるし、中でも8分近くあるバラード⑨An Endless Endは胸に迫ってきます。全体的に見ればキャッチーになったと言っても、それはあくまでSABER TIGERにしてはの話なので僕の嗜好からすればもっとメロディアスになってもらってもいいのですが、そうなるとSABER TIGERらしさが揺らいできそうなので難しいところですね…。

【CD購入録】CYNTIA「URBAN NIGHT」(2016)

  • 2017/07/19(水) 00:00:00

【CD購入録】
URBAN NIGHT
CYNTIA「URBAN NIGHT」(2016)

2012年のデビュー以降、毎年フルアルバムを発表するなど精力的な活動を続けているガールズバンドCYNTIAの5作目を買いました。前作「WOMAN」(2015)でかなりポップな作風に変化していたこと、リーダーでもあったKANOKO(Ds)が脱退したことなどから解散もあり得るかなと思っていましたが、バンドはサポートドラマーを迎えて新譜を完成させてくれたようです。タイトル通りのイントロ①introductionがデジタル音の中でギターソロが響く曲調だったので期待と不安が半々だったのですが、洗練されたハードポップ②Urban Night、前作に収録されたKISS KISS KISSタイプのキャッチーソング③「ハピネス」、CYNTIA流メタル④Bless of the Fireへと至る流れを聴いて、これまでの集大成的作品のように感じました。⑤Life Goes On、⑥Un!verseで聴ける歌メロの充実振り、ラストを締めくくるバラード⑨Call Me.も流石です。デビュー当時のようにガールズメタルを名乗るにはソフト過ぎる感はありますが、耳に残るメロディが多いので楽しめました。従来の作品は複数のソングライターが曲を出し合っていたのに対して、今回は②をYUI(G)⑦「不眠症シンデレラ」AZU(B)が手掛けている以外はAYANO(Key)のペンによる曲のようです。曲数が少ないため物足りなく感じるのは事実ながらCYNTIA健在を知らしめるには十分の1枚だと思います。

【CD購入録】LIV MOON「DOUBLE MOON」(2009)

  • 2017/07/15(土) 00:00:00

【CD購入録】
DOUBLE MOON
LIV MOON「DOUBLE MOON」(2009)

元宝塚女優でもあるAkane Liv(Vo)NIGHTWISHのカバー曲The Phantom Of The Opera(2002年発表の4th「CENTURY CHILD」収録)を聴いて感銘を受け、西脇 辰弥(Key)と共に立ち上げたシンフォニック・メタルプロジェクトLIV MOONの1stアルバムを買いました。「元タカラジェンヌがメタルを歌う」という話題性もあってかデビュー当時Yahooニュースで取り上げられていた記憶もあるし、メジャーデビュー前からBURRN!誌にインタビューが掲載され、LOUD PARK 09に出演するなど破格の待遇を受け2009年12月にリリースされたのが本作です。LIV MOON誕生のきっかけはNIGHTWISHだそうですが、本作を聴いてオランダが誇るフィーメルゴシックの重鎮WITHIN TEMPTATIONを最初に連想しました。僕は2nd「GOLDEN MOON」(2011)からLIV MOONを聴き、現時点での最新作4th「THE END OF THE BEGINNING」(2012)までをチェックした後に本作を購入したこともあってかLIV MOONのアルバムの中では物足りなく感じるというのが正直な感想です。お気に入りはシンフォゴシックとは一線を画すJ-POP的な⑧「鮮やかに…」でしょうか。Akane嬢の歌唱力は素晴らしいものの、楽曲のメロディという点ではインパクトに欠ける1枚という感じですね。

【CD購入録】摩天楼オペラ「PANTHEON-PART 1-」(2017)

  • 2017/06/15(木) 00:00:00

【CD購入録】
PANTHEON-PART 1-
摩天楼オペラ「PANTHEON-PART 1-」(2017)

前作「地球」(2016)リリース後に、長年在籍していたギタリストAnziが脱退するという事件がありつつも1年弱のスパンで完成した摩天楼オペラの5作目を買いました。本作と「地球」の間にはミニアルバム「PHOENIX RISING」(2016)を発表するなどギタリスト脱退を感じさせないハイペース振りですね。バンドは後任ギタリストを加入させるのではなくゲストプレイヤーを迎えながら活動していくことを選択し、「PHOENIX RISING」にはGALNERYUSYu-to名義でベーシストとして在籍した経歴もあるLeda、今回のアルバムではJaY(LIGHT BRINGER)がプレイしています。またメンバーによると本作は「摩天楼オペラ史上最もHEAVY METALなアルバム」とのことで①PANTHEON、⑤Excaliburのようなスピードメタル曲、摩天楼オペラ流スラッシュメタルと呼べそうな②Curse Of Bloodもありますが、アルバム全編に渡ってメタリックかというとそうでもありません。前作は実験的な要素も盛り込んだ多彩なアルバムだったことを思うと、今回は比較的焦点を絞った1枚という感じです。過去作品に比べると個々の楽曲のインパクトは若干薄いような気もしますが、摩天楼オペラらしいアルバムなのでリピート中です。

【CD購入録】ALPHOENIX「FINAL CRUSADES」(2017)

  • 2017/05/22(月) 00:00:00

【CD購入録】
FINAL CRUSADES
ALPHOENIX「FINAL CRUSADES」(2017)

泣き/クサメロを盛り込んだエクストリームメタルで注目を集めたものの2013年に解散してしまったMYPROOFの主要メンバーThor(Vo)Shimpei(G、Vo)が新たに立ち上げたALPHOENIX(アルフェニックスではなくアルフィニクスと読むそう)の1stアルバムを買いました。2017年はGYZE、SERENITY IN MURDERと国産メロデスバンドが相次いで力作を届けてくれていますが、本作もそのムーブメントに乗った1枚と言えそうです。アルバムの幕開けを告げるインスト①The Final Crusadeはアコギで始まり泣きのギターへと展開、このメロディがアルバムを締めくくるキラーチューン⑪Reincarnationで再登場する仕掛けがニクいですね。それ以外にも聴き応えのある楽曲は多く、緩急を織り交ぜながら泣かせにかかる④Tragic Night Falls、サビのクリーンボーカルがアニソンっぽい⑧Last Ignition辺りが特に気に入っています。また本作にはDougen(Vo/THOUSAND EYES)⑥RiseSophia(Vo/ex-BLOOD STAIN CHILD)が⑧、Ryoji(G/GYZE)が⑪にゲスト参加、Ettore Rigotti(G/DISARMONIA MUNDI)がエンジニアとして関わっているのもポイント。少し前までMYPROOFが解散していたこと、元メンバーがALPHOENIXなるバンドを結成していたことも知らずにいましたが今後に注目していきたいバンドですね。ちなみに歌詞は日本語のようですが歌詞カードを読みながら聴いていても、内容がわからない場面も少なくありません(苦笑)。

【CD購入録】SERENITY IN MURDER「THE ECLIPSE」(2017)

  • 2017/05/18(木) 00:00:00

【CD購入録】
THE ECLIPSE
SERENITY IN MURDER「THE ECLIPSE」(2017)

メンバーが大学在学中にレコーディングしたという「THE FIRST FRISSON OF THE WORLD」(2011)でデビューした国産シンフォニック・メロデスバンドSERENITY IN MURDERの3作目を買いました。当初からメロディセンスの良さが注目を集めていた彼等ですが着々と成長しているようですね。過去2作品にあった楽曲のフェイドアウトが唐突過ぎるという点も改善されているように思います。暴虐性と美しいメロディの融合という強みはそのままに、この手のバンドとしては珍しいバラード調の⑦The Sea Is...、音使いやメロディに和の要素を取り込んだ⑪Land Of The Rising Sunなどの新機軸がアクセントとなっているのもいいですね。Shuntaro(Key)が脱退してしまいましたが、メインソングライターFreddy(G)指揮の下これまで同様にピアノ、シンセ、オーケストラサウンドが重要な役割を担っていてスタジオ盤を聴く限り鍵盤奏者不在の影響は感じられません。インタビューを読んでいるとメンバーも今回のアルバムに大きな自信を持っているようだし、過去作品と比較してもバンドがレベルアップしたと感じられるアルバムになっていますね。

【CD購入録】ベッド・イン「RICH」(2016)

  • 2017/04/12(水) 00:00:00

【CD購入録】
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ベッド・イン「RICH」(2016)

おみ足担当・益子寺 かおり(Vo・通称かおり・ジャケット左)、パイオツカイデー担当・中尊寺まい(Vo、G・通称ちゃんまい・ジャケット右)の2人によって結成されたアイドルユニットベッド・インの1stアルバムを買いました。彼女達のことは全く知らなかったのですが「90年代バブル系地下セクシーアイドルユニット」がコンセプトのようで、ボディコンが基本スタイルでライヴ(彼女達曰くおギグ)では下ネタも交えた過激なパフォーマンスで注目を集めているようです。僕も最初はイロモノかと思っていたのですがPVも制作された①「GOLDの快感」、②「♂×♀×ポーカーゲーム」、⑩「C調び〜なす!」を試聴したところ良さげだったので買ってみました。いざ聴いてみると歌謡曲風のメロディやド派手なシンセサウンドなど懐かしさを感じる要素が多々あってニヤリとしてしまいますね。ラップソング⑤「成りアガり VICTORY」などは僕の好きなタイプの曲ではないのですが、この手の歌が流行っていた90年代を思い出しながら聴いています。お気に入りは哀愁のメロディが堪らない⑥「太陽を信じて…」ですね。かおりの厚みのある歌声、ちゃんまいの媚びた感じの甘い歌にスポットを当てたそれぞれのソロボーカル曲⑦「ROSA-涙のバリライト-」、⑧V.H.S.もあります。また彼女達はバンド形態での活動に拘りがあるようでパートタイムラバーズというバックバンドが演奏を支えているし、インタビュー記事を読んでいてもバブリーで下ネタ満載の中に真面目な一面が垣間見ることができるのも好印象。最近はテレビ等への出演も増えているようなので世間での注目度が上がってブレイク、なんてこともあるかもしれませんね。