【CD購入録】HALESTORM「INTO THE WILD LIFE」(2015)

  • 2018/04/25(水) 00:00:00

【CD購入録】
INTO THE WILD LIFE
HALESTORM「INTO THE WILD LIFE」(2015)

これまでに発表した2枚のアルバムがどちらも優れた歌モノハードロック作品だったHALESTORMの3作目を買いました。前作「THE STRANGE CASE OF...」(2012)が素晴らしい出来だったので本作には期待をしていたのですがリリース当時の評判がいまひとつだったこと、2015年は聴きたいアルバムが他に沢山あったことなどから買うのが遅くなってしまいました。いざ聴いてみると確かに世間の(主に日本での?)評価がさほど高くないというのもわかる気がします。端的に言うならHR/HMらしさが減退し、一度聴いただけで口ずさめそうなメロディも少なくなっているので第一印象が弱く感じられます。過去2作品はキャッチーなサビから始まるIt's Not You、バンド屈指のハードチューンLove Bites(So Do I)といった即効性抜群の曲をオープニングに配していたのに対して、本作の①Screamはゆっくりとアルバムの幕開けを告げるタイプで従来とは違う要素を感じさせます。徐々に激しさを増していく②I Am The Fire、アルバム随一のアグレッションで攻め立てる⑦Mayhemなどもありますが、一聴して胸が空くようなナンバーは少ないのでどうしても地味に感じてしまいますね。といいつつリピートするうちにこれはこれでアリかもと思わせるのはLzzy Hale嬢(Vo)の歌唱力に依るところが大きいかな。ピアノ主体のバラード⑤Dear Daughter、印象的なギターメロディとナーナーコーラスが耳に残る⑨Gonna Get Mineから⑩The Reckoningに繋がる流れも気に入っています。HALESTORMを初めて聴く方には過去作品をオススメしたいですが、本作もスルメ盤的な魅力がありますね。

HALESTORM「THE STRANGE CASE OF...」(2012)

  • 2018/04/21(土) 00:00:00

STRANGE CASE OF
【No.512】
★★★★(2012)
年間ベスト2012年ノミネート作品

2009年にバンド名を冠した1st「HALESTORM」でシーンに登場すると本国アメリカで好調なセールスを記録、翌年のLOUD PARK10出演のタイミングで日本デビューも果たしたハードロックバンドHALESTORMの2ndアルバム。デビュー作の時点で新人離れした完成度を誇っていましたが、今回は更に進化していて「化けた」と言っても過言ではないほどのパワーアップを遂げていますね。元々魅力的だったメロディはキャッチーさを増しているしハードに畳み掛ける曲からバラード、ポップチューン、ブルーズ風などバラエティにも富んでいます。そんな中でも突出しているのが前作にはなかったゴリゴリのハードチューン①Love Bites(So Do I)でしょう。バンドはこの曲で第55回グラミー賞の最優秀ハード・ロック/メタル・パフォーマンスを受賞しています。ちなみに2017年に1stアルバム「AWAKENING FROM ABYSS」をリリースした国産ガールズメタルLOVEBITESのバンド名はこの曲から来ているそうです。

そんな①でガツンとかました後も②Mz. Hyde、③I Miss The Misery、④Freak Like Meとパンチの効いたナンバーを立て続けに繰り出したかと思うと⑤Beautiful With Youからは一転してバラード3連発。前作でもバラードを中盤に2曲続けていましたが今回もメジャー感たっぷりの⑤、曲が進むに連れて盛り上がっていく⑥In Your Room、ピアノでしっとり聴かせる⑦Break Inと各曲のキャラが立っていて飽きさせません。後半もリズミカルな曲調にライヴの楽しさを歌った歌詞が乗る⑧Rock Show、「ナ〜ナ、ナナナ」の力強いコーラスで始まる⑨Daughters Of Darkness、ダーティな歌い回しがカッコいい⑩You Call Me A Bitch Like It's A Bad Thing、土臭い古き良きロックサウンド風に始まりシンガロングを誘うコーラスへ繋がる⑪American Boysときてラストを牧歌的なバラード⑫Here's To Usで本編を締めくくる構成もいいですね。

また僕が持っている国内盤にはボーナストラックとしてバンドが2011年に発表した6曲入りカバーEP「ReAniMate: The CoVeRs eP」からSKID ROW、LADY GAGA、TEMPLE OF THE DOG、HEART、THE BEATLESのカバー5曲を聴くことができます(何故かGUNS N'ROSESOut Ta Get Meだけ未収録)。どの曲もHALESTORMらしい仕上がりとなっていますが、やはり⑬Slave To The Grindが秀逸ですね。ボートラも含めると全17曲と収録曲数は多めながらダレることがないのも好印象。そして特筆すべきはLzzy Hale(Vo)の存在感抜群の歌声で、彼女のボーカルパフォーマンスが作品の格を一段も二段も上げていることは間違いありません。②ではジキル博士とハイド氏を意識した曲名にあるような二面性をボーカルで表現しているほか、吐き捨て系の歌い方を披露したかと思えば、メロウな曲では一転して可憐な表情を見せたりと多彩。Lzzyは現代の女性ロックシンガーの中でも屈指の存在ですね。アルバムトータルで見ても僕にとってはNICKELBACK「THE DARK HORSE」(2008)、SHINEDOWN「THE SOUND OF MADNESS」(2008)と肩を並べるアメリカン・ハードロックの名盤です。

【音源紹介】
Love Bites(So Do I)

HALESTORM「HALESTORM」(2009)

  • 2018/03/28(水) 00:00:00

HALESTORM.jpg
【No.511】
★★★(2010)

アメリカはペンシルバニア州出身の4人組ハードロックバンドHALESTORMのデビューアルバム。バンドの歴史は意外と長く紅一点のLzzy Hale(Vo、G)Arejay Hale(Ds)のHale姉弟によって90年代後半に結成、当初は2人の父親がベースをプレイするなどしていたようですが、本作のラインナップが固まった2004年から2018年現在に至るまでメンバーチェンジはありません。複数のアルバムを発表していて結成時からメンバーが不変のHR/HM系バンドは結構珍しいですね。安定しているのはラインナップだけではなく作風も同じで超大手レーベルATLANTICからデビュー、プロデューサーはDAUGHTRY、FOOBASTANK、MY CHEMICAL ROMANCEなどを手掛けたHoward Bensonという前評判通りメジャー感バリバリのアメリカン・ハードロックに仕上がっています。

デビュー作とは思えないほどの風格が漂う本作ですが、それをより盤石なものにしているのがフロントウーマンLzzy Haleの歌唱です。女性でありながらAxel Rose(Vo/GUNS N' ROSES)、Sebastian Bach(Vo/ex-SKID ROW)が引き合いに出されることもある彼女の歌声は骨太かつパワフルで聴き応えがありますね。楽曲面も充実していて開始数秒で心を掴まれるキャッチーソング①It's Not You、力強さを前に出した②I Get Offへと続くシングル2曲を冒頭に配した構成は文句なし。③Bet U Wish U Had Me BackはDAUGHTRYを彷彿とさせる大らかなナンバーで、僕にとってはこういう曲こそ典型的アメリカン・ハードロックというイメージが強いですね。中盤は効果的なストリングスが曲を盛り上げるバラード⑤Familiar Taste Of Poison、前曲と同系統ながら歌とメロディの魅力で楽しませてくれる⑥I'm Not An Angelでスローダウンしておいて「ヘイ!ヘイ!」というコーラスをフィーチュアした⑦What Were You Expecting?で再びテンションが上がります。

Lzzyのボーカルパフォーマンスに注目してしまいがちですがバックを支える演奏陣も適度にヘヴィ、それでいて安定感があるので総合的に見ても歌モノハードロックの充実盤だと思います。ほぼ全曲が3分台、アルバム1枚で約37分とコンパクトに纏まっているのも好印象。贅沢を言えば、一度聴いただけで口ずさめそうなサビが印象的な⑩Dirty Workクラスの曲が後半にあと2〜3曲欲しかった気もしますが。2009年にリリースされた本作は全米で50万枚のセールスを記録、アメリカで話題の新人ロックバンドとして紹介されているCDショップの試聴コーナーが僕とHALESTORMの出会いでした。興味半分で試聴したその場でCDをレジに持っていってしまうほどのインパクトがありましたね。僕が持っているのは11曲入りの輸入盤ですがバンドがLOUD PARK10に出演直後のタイミングでライヴ音源2曲を追加した国内盤が発売されています。

【音源紹介】
It's Not You

【CD購入録】BONFIRE「BYTE THE BULLET」(2017)

  • 2018/03/12(月) 00:00:00

【CD購入録】
BYTE THE BULLET
BONFIRE「BYTE THE BULLET」(2017)

ドイツが誇る正統派ハードロックバンドBONFIREのニューアルバム(おそらく14作目)を買いました。2016年には結成30周年を記念したリメイクベスト「PEARLS」を発表するほどのベテランなので、以前から名前は知っていましたがCDを買うのは今回が初めてです。中心人物のHans Ziller(G)以外はメンバーの入れ替わりが少なくないようでシンガーは前任のDavid Reece(Vo/ex-ACCEPT)からAlexx Stahl(Vo)なる人物に交代しています。メロディアスハード系のイメージを持ちながら本作を聴いてみると①Power TrainJUDAS PRIESTThe Hellion〜Electric Eyeを彷彿とさせるドラマティックなメタルチューンで意表を突かれました。その後をドッシリした曲調から徐々に疾走感を増していく②Stand Up 4 Rock、シンガロングを誘うキャッチーなサビが秀逸な③Praying 4 A Miracleの2曲が受け継ぎアルバムの掴みはバッチリです。それ以降も⑤Lonely Nights、⑬Without Youといったバラード、伸びやかなメロディが心地よい⑧Reach For The Sky、勢いたっぷりのスピードチューン⑫Too Far From Heavenなど充実の楽曲群が並びます。曲名通りの邪悪さを醸し出す④Some Kinda Evil、クラシックの有名曲をメドレーで聴かせるインスト⑪InstruMetalなどもいいアクセントになっていますね(ちなみに⑦Locomotive BreathJETHRO TALLのカバー)。僕好みの楽曲が多いなと思っていたらFredrik Bergh(Key/STREET TALK)がソングライティングに関わった曲があったり、バックボーカルにメロハー職人Alessandro Del Vecchio(Key)が参加したりしているようで納得。本作を聴いてBONFIREの他のアルバムもチェックしてみたいと思いました。ちなみに彼等は今年の4月13日に「TEMPLE OF LIES」というニューアルバムを発表するようです。

【CD購入録】VIENNA「STEP INTO…」(1988)

  • 2018/01/31(水) 00:00:00

【CD購入録】
STEP INTO
VIENNA「STEP INTO…」(1988)

SYMPHONY X「TWILIGHT IN OLYMPUS」(1998)のコメント欄で、ゆうていさんからお勧めいただいたことでその存在を知った日本のプログレッシブ・ロックバンドVIENNAの2作目を買いました。メンバーは藤村 幸宏(Vo、G/GERARD)、永井 敏巳(B/AFFLATUS)、塚本 周成(Key/OUTER LIMITS)、西田 竜一(Ds/NOVELA)といったラインナップで国産プログレシーンの実力者が揃ったスーパーグループとして当時注目を集めたようです。(僕にとっては知らないプレイヤーばかりですが…/苦笑)。予備知識ゼロの状態で聴いてみたところ「80年代の日本プログレ界にこれほどのバンドがいたことにビックリ」というのが率直な感想ですね。幻想的にアルバムの幕開けを告げる①Step Into The Vivid Garden、②Gathering Waveはそれぞれ3分近くあり①の終盤にコーラスが出て来るだけなので事実上インスト2連発なのですが壮大なプロローグとして期待感を煽ってくれます。満を持してボーカルパートが登場する③Schvelleは藤村の歌唱にややクセがあるもののダイナミックなハードロックとして聴き応えがあるし、緊張感に溢れた⑤Caution!もカッコいいですね。テクニシャン揃いの演奏陣の中でもブイブイ唸る永井のベースが存在感抜群です。バンドは本作を最後に解散、1998年には再結成作「UNKNOWN」をリリースしていますがそれ以降の動きはないようですね。機会があれば他のアルバムも聴いてみようかなと思っています。

THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA「INTERNAL AFFAIRS」(2012)

  • 2018/01/23(火) 00:00:00

INTERNAL AFFAIRS
【No.506】
★★★★(2012)
年間ベスト2012年ノミネート作品

SOILWORKの6th「STABBING THE DRAMA」(2005)に伴うツアー中にBjorn“Speed”Strid(Vo/SOILWORK)と当時はツアーギタリストで後に正式メンバーとなるDavid Andersson(G)が飲みながらロック談義に花を咲かせるうちに酔った勢いで結成に至ったというTHE NIGHT FLIGHT ORCHESTRAの1stアルバム。ラインナップにはSharlee D'Angelo(B/ARCH ENEMY、SPIRITUAL BEGGARS)も名を連ねているためメンツ的には北欧エクストリームメタル界注目のニューアクトかと思っていました。ところが、いざ聴いてみると遊び半分で誕生したプロジェクトとは思えないほどハイクオリティな70〜80年代風のクラシックロック作品に仕上がっていてビックリ。「サイドプロジェクトは本業バンドとは異なる音楽をメンバーが気楽にプレイするために結成されるため中身はイマイチ」という僕が漠然と抱いていたイメージを覆してくれましたね。

サウンド的にはエクストリームメタルの要素はゼロだし、曲によっては一般的なHR/HMよりもソフトなものもあるため聴き始めの頃は違和感があったものの、数々のキャッチーなメロディに魅了されるまでそれほど時間はかかりませんでした。特に晴れ渡る青空を連想させる爽やかチューン②California Morning、どこか懐かしくも感じる哀メロが冴え渡る④West Ruth Aveはかなりリピートしましたね。またDEEP PURPLE風のオルガンサウンドを纏って駆け抜ける⑥Miami 5:02、ファンク/ソウルミュージックの雰囲気が面白いタイトル曲⑦Internal Affairs、温かみのあるメロディが心地よくラストにはサックスも登場する産業ロック⑧1998と続くアルバム中盤も気に入っています。

Bjornがシンガーとして新たな一面を披露しているのも見逃せません。音楽性を考えれば当然ながらSOILWORKで見せていたグロウルは封印、全曲をディープかつ男前な声で歌っています。ノーマルボイスだけでも、これだけ歌えるシンガーだったんですね。クラシックロック愛に溢れた本作は聴く人によっては使い古されたベタなサウンドに思えるかもしれませんが、90年代以降のHR/HMを中心に聴いてきた僕にとっては一周まわって新鮮に感じられます。Peter Wichers(G)不在時のSOILWORKの作品はそれほど好きではなかったのでBjornとDavidの2人がここまで僕好みの曲を書いてくれるとは予想外でした。SOILWORKでも本作のようなキャッチーなメロディが聴けると嬉しいのですが、いい意味で遊び心があってお約束のベタな展開も躊躇なく取り入れられるサイドプロジェクトと、オリジナリティを追求する本業バンドの線引きをしているのかもしれませんね。

【音源紹介】
California Morning

【CD購入録】ZIGGY「2017」(2017)

  • 2017/12/28(木) 00:00:00

【CD購入録】
2017.jpg
ZIGGY「2017」(2017)

今年メジャーデビュー30周年を迎えたZIGGYが「NOW AND FOREVER」(2007)以来、10年振りにリリースした新作を買いました(タイトルは「ニーマルイチナナ」と読むそうです)。「2007年いっぱいで無期限の活動休止となっていたZIGGYの復活作」といっても戸城 憲夫(B)、松尾 宗仁(G)などかつて森重 樹一(Vo)の相棒を務めたメンバーは本作に参加しておらず森重のソロ作品でもプレイしていたカトウタロウ(G)、清(B)、満園 英二(Ds/ex-THE DUST'N'BONEZ)、佐藤 達哉(Key)らと共に制作されています。森重以外はサポートメンバーだと公式サイトでも明言されているためソロとの差別化が曖昧になっているように感じますが、いざ聴いてみると森重 樹一ファンならば十分楽しめる内容に仕上がっていると思います。疾走感の中に漂う哀愁が効いている①「白んだ空に蝶達は舞ってる」、今までありそうでなかったタイプのロックンロール②「うたた寝の途中」、「眠らない25時の街で」という過去曲のタイトルを歌詞に取り入れた③「まだ見ぬ景色が見たくて」と続く流れが秀逸。ほのぼのした曲調で中盤にポルカ風(?)のメロディが顔を出す④「虹を見た」や「HEAVEN AND HELL Ⅱ」(2002)収録の「誓い-放浪者の丘の静けき夜-」を彷彿とさせる⑤「月明かりの下で」も好きな曲です。ちなみに「誓い」には「月の下で」という言葉が、⑤には「放浪者」という言葉が歌詞に出て来るので、この2曲には関連性があるのかもしれませんね。森重のみが正式メンバーなのにZIGGYを名乗ることに違和感がないと言えば嘘になりますが、アルバム自体はとても気に入っているし、前作や「JUST A ROCKIN' NITE」(2005)よりも断然好きな1枚です。なお本作は2017年春のツアーの模様を収めたライヴCD付きの2枚組仕様となっていますが、ライヴ音源はラフな仕上がりなのであくまでオマケという感じですね。

【CD購入録】森重 樹一「GRACE」(2015)

  • 2017/11/11(土) 00:00:00

【CD購入録】
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森重 樹一「GRACE」(2015)

今年の10月にZIGGY名義としては約10年振りとなるアルバム「2017」をリリースした森重 樹一(Vo)のフルレンスとしては11枚目のソロアルバムを買いました。本作と「ELEVEN ARK」(2013)、「obsession」(2014)は3部作とみなされているそうです。プロデューサーに山本 陽介(G)を迎えたのが「ELEVEN ARK」からだったので森重/山本のタッグは本作で一区切りとなるのかもしれませんね。本作は音楽性としても過去2作品と同じベクトルにあるので3部作という位置づけにも納得感があるし、今回も森重 樹一らしいメロディを持ったハードロックが楽しめるものの即効性はそれほど高くないように思います。それでいてリピートするうちにこのアルバムにハマりつつある自分に気づくという感じでしょうか。佳曲揃いの本作の中でお気に入りを挙げるとすればメロディ、歌詞のメッセージ性の両方で森重 樹一らしさに溢れたミディアムバラード④「信じる道ならば」ですね。また森重バンドではお馴染みとなった清(B)が作曲した②「罪に溺れて」、⑨RU☆BYの2曲も好きです。彼女はソロアルバムを2枚リリースしているほか複数のバンドにベーシスト、コンポーザーとして関わっているようなのでいつかチェックしてみたいと思ってます。

SHAKRA「BACK ON TRACK」(2011)

  • 2017/09/24(日) 00:00:00

BACK ON TRACK
【No.501】
★★★★(2011)
年間ベスト2011年第8位

日本での知名度は今ひとつながら本国スイスではアルバムがナショナルチャート上位にランクインするなど成功を納めているSHAKRAの8作目。4th「RISING」(2003)から加入し、長きに渡ってバンドの顔であり続けたMark Fox(Vo)が脱退したため後任にインド生まれのスイス人John Prakesh(Vo)を迎えての第1弾となります。SHAKRAの音楽性は初期GOTTHARDの名盤3rd「G.」(1996)を彷彿とさせる骨太なハードロックでGOTTHARDよりもブルージーな土っぽさが希薄、それでいてメタル成分は多めという印象ですね。Johnの歌唱は故Steve Lee(Vo/GOTTHARD) meets Michael Bormann(Vo/ex-JADED HEART、ZENO etc)と表現したくなる熱唱スタイルで、これまで無名だったのが不思議なほどの実力派です。

オープニングの①B True B Youからして硬派なSHAKRA流ハードロックが炸裂。それ以降も生後5ヶ月でインドから養子としてスイスに送られたため実の両親のことを全く知らないJohnの想いを歌詞に乗せた哀愁ミドル②I'll Be、一転してノリの良いサウンドを聴かせる③Crazy、疾走感溢れるタイトルトラック④Back On Trackと勢いをつけておいてバラード⑤When I See Youに繋ぐという構成もニクいですね。冒頭の5曲が充実しているため⑥MMTWGR(Money Makes The World Go Round)以降は若干テンションが下がりますが、個々の楽曲としては聴き応えのあるものばかりだし本編ラストを締めくくる⑬Stronger Than Everは文句なしのカッコよさを誇っています。ちなみにボーナストラックの⑭Whyは前作「EVEREST」(2009)収録曲のリメイク。YouTubeで前任者バージョンと比べてみた感想としてはJohnの方が好きですね。そのJohnは外見が完全にインド人なのでメンバー写真を見ると1人だけ浮いているように感じますが、本作のライナーノーツによると「SHAKRAというバンド名の由来はインド起源の神秘的身体論におけるエネルギーの通過点チャクラから来ている」とのことなのでバンドがインドと繋がりを持つことは運命だったのかもしれません。

スイス出身のハードロックバンドとなるとGOTTHARDとの比較は避けられませんが、本作はGOTTHARDの名作群と比べても遜色のない仕上がりだと思います(超えたとは言えませんが)。1998年のデビューからブレずに、ストイックに正統派サウンドを追求する姿勢は清々しいほど。ただしガッツ溢れるハードロックがズラリと並ぶためメリハリに欠けるのも事実で贅沢を言えば、もう少し楽曲にバリエーションがあると良かったかなという気もします。これまでの経験上、SHAKRAのように楽曲の振り幅が狭く自分達のサウンドを貫くタイプのバンドは他の作品を聴いても結局はバンドとの出会いの1枚が最も好きな作品だったというケースが多いんですよね。そのため彼等が本作以降にリリースしたアルバムについては興味を持ちつつも聴くことなく今日に至っています。なおJohnは次回作「POWERPLAY」(2013)リリース後に脱退、通算10枚目となる「HIGH NOON」(2016)では前任のMark Foxが復帰しているようです。

【音源紹介】
Back On Track

【CD購入録】THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA「SKYLINE WHISPERS」(2015)

  • 2017/08/25(金) 00:00:00

【CD購入録】
SKYLINE WHISPERS
THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA「SKYLINE WHISPERS」(2015)

酔った勢いで結成に至ったという経緯、Bjorn“Speed”Strid(Vo/SOILWORK)を始めとする主要メンバーがメインバンドとのかけ持ちであることなどから、単発プロジェクトだとばかり思っていたTHE NIGHT FLIGHT ORCHESTRAがリリースしたまさかの2作目を買いました。北欧エクストリームメタル界の重鎮によるバンドとは思えないほどクラシックロックのど真ん中をひた走る作風はデビュー作「INTERNAL AFFAIRS」(2012)と同じですが、本作の方が若干ヘヴィになっているように思います。キャッチーなメロディ作りの上手さは今回も健在で勢いよく突っ走る①Sail On、レトロなサウンドが心地よい②Living For The Nighttime、弾きまくりのキーボードソロをフィーチュアした⑨Demon Princess、プログレッシブな展開を盛り込んだ⑫The Heather Reportsなど曲によって異なる表情を見せてくれるのも好印象。楽曲の充実度で言えば前作に分があるように思いますが、このところのSOILWORK以上に僕の琴線に触れる楽曲が多いし、Bjornのクリーンボイスも魅力たっぷりなので「このバンドをメインにしてもらってもいいかも」なんて思ってしまいますね(笑)。

【CD購入録】BE THE WOLF「IMAGO」(2015)

  • 2017/02/26(日) 00:00:00

【CD購入録】
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BE THE WOLF「IMAGO」(2015)

イタリアはトリノ出身のスリーピースバンドBE THE WOLFの1stアルバムを買いました。イタリアといえばRHAPSODY、TRICK OR TREATといったパワーメタル系、LIONVILLEのようなメロハーバンドが思い浮かびますがBE THE WOLFはエモ/スクリーモ系に分類されそうなサウンドですね。個人的にはMY CHEMICAL ROMANCEっぽさを感じました。リーダーでもあるFederico Mondelli(Vo、G)が生み出す楽曲群はハードでありながら適度な哀愁を含んでいて僕が好きなタイプだし、幅広いロックファンにアピールできそうなメジャー感もあって本作がデビューアルバムだとは思えませんね。調べてみるとバンドの結成は2011年にまで遡り、2013年からYouTubeでPVを続々とアップしていて本作の収録曲のうち8曲がYouTubeで公開していた音源なのだとか。お気に入りは「ウウ ウウウ〜♪」と歌うコーラスが耳に残る③The Fallですね。今回のアルバムはバンドが結成以来、書き溜めてきた曲を纏めた1枚という見方もできるので次作から真価が問われるのかもしれません。その2nd「ROUGE」(2016)も、いつか聴いてみようと思っています。

【CD購入録】RECKLESS LOVE「INVADER」(2016)

  • 2016/12/20(火) 00:00:00

【CD購入録】
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RECKLESS LOVE「INVADER」(2016)

最近ではAlexi Laiho(Vo、G/CHILDREN OF BODOM)が結成したカバープロジェクトTHE LOCAL BANDのフロントマンとしてLOUD PARK 15に出演したことで話題となったOlli Herman(Vo)のメインバンドRECKLESS LOVEの4作目を買いました。前作「SPIRIT」(2013)ではI Love Heavy Metal、Metal Assといったタイトルの曲を収録、曲調もハードになっていましたが今回はバンドの根幹部分でもある楽しくポップなハードロックに焦点を当てていますね。「ウィアーザ ウィーケン、ウィアーザ ウィーケン♪」のコーラスが耳に残る①We Are The Weekend、疾走感のあるサビとそこに絡む掛け声がカッコいい②Hands、怪しげなメロディがクセになる③Monster、一転してソフトで幻想的な④Child Of The Sunと続く序盤が特に気に入っています。3rd収録のSo Happy I Could Dieに匹敵するキラーチューンこそないものの、北欧バッドボーイズロック界随一のメロディセンスは本作でも発揮されていますね。

PRIVATE LINE「DEAD DECADE」(2011)

  • 2016/12/16(金) 00:00:00

DEAD DECADE
【No.483】
★★★★(2011)
年間ベスト2011年第5位

ハードロックンロールと北欧ならではの叙情メロディを融合させた前作「EVEL KNIEVEL FACTOR」(2006)が見事な出来栄えだったPRIVATE LINEによる約4年振りの3rdアルバム。曲作りの時期にSammy Aaltonen(Vo)の父親が亡くなるなどしたことが影響してかアルバムジャケットは暗く、曲名にもDeath、Dead、Ghost、Graveなど死を連想させる単語が多いですね。Sammyによると「本作がPRIVATE LINEにとってのブラックアルバム」だそうですがダークな作品に仕上がっているかというと、むしろその逆で破天荒なロックサウンドは影を潜め、これまで以上にメロディに焦点を当てた作風となっています。曲によっては同郷のメランコリックロックバンドTHE RASMUS、世界的なヒットを記録したMY CHEMICAL ROMANCE「THE BLACK PARADE」(2006)を彷彿とさせる場面もありますね。

ビッグなコーラスと共に駆け抜ける①Deathbedtime Storiesで幕を開け、ダークな哀メロとそれを歌う子供のコーラスがこれまでにないスケールの大きさを感じさせるタイトル曲②Dead Decadeと続く流れからして「これまでと一味違う」と感じさせてくれます。それ以降もパンキッシュに弾ける③Black Swan、妖しさを演出する冒頭のハーモニカが印象的な④Ghost Dance、ダンサブルなアレンジでノリ良く聴かせる⑤13th Step From The Grave、PRIVATE LINE流ロックにブルーズテイストを加味した⑥Down Came The Rainと、手を替え品を替え魅力的なメロディを堪能させてくれるので飽きないですね。また終盤にも一際ポップな歌メロが耳に残る⑨Meltdown Town、間奏にロシアンフォーク風のパートを交えた疾走チューン⑩Deathroll Casinoというハイライトがあるのも好印象です。

1stアルバム「21ST CENTURY PIRATES」(2004)ではMOTLEY CRUELive Wire、前作ではCHEAP TRICKHe's A Whoreをカバーしていましたが、今回はTHE LORDS OF THE NEW CHRCH⑬New Churchを収録しています。PRIVATE LINEがこれまでに取り上げたバンドは少なからず知っていましたがTHE LORDS OF THE NEW CHURCHは全く知りませんでした。調べてみたところ、どうやら80年代のパンクバンドのようです。オリジナルアーティストを知らないこともあってかカバー曲に関しては過去作品に軍配が上がりますね。とはいえオリジナル曲の充実度は今回が一番だと思うので僕の中ではこのアルバムが最高傑作です。注文をつけるとすれば作品毎のスパンをもう少し短くして欲しいということでしょうか。本作も4年振りのアルバムでしたが2016年現在、4作目に関する情報は入ってきていません…。オフィシャルサイトは今も存在しているしSammyとElias Logren(Ds)はアコースティックライヴも行っているもののファンとしてはPRIVATE LINEの新作情報が待ち遠しいですね。

【音源紹介】
Deathroll Casino

PRIVATE LINE「EVEL KNIEVEL FACTOR」(2006)

  • 2016/11/15(火) 00:00:00

EVEL KNIEVEL FACTOR
【No.482】
★★★★(2007)

フィンランド出身のバッドボーイズロックバンドPRIVATE LINEの2作目。アルバムタイトルにある「イーブル・ニーブル」というのはアメリカの有名スタントマンで、無謀な挑戦をしては派手に失敗することもあり、人々は彼のスタント成功以上に失敗する姿を観たがったという心理を表現する「イーブル・ニーブル・ファクター」という言葉があるそうです。バンドの中心人物Sammy(Vo)によるとシンガー、ソングライター、プロデューサーとして全てを自身で行うことになった本作の制作状況を表現するのに「イーブル・ニーブル・ファクター」は相応しい言葉だったのだとか。そんなチャレンジングな環境でレコーディングされた今回のアルバムですが、結果は見事成功と言えると思います。

期待感を煽るイントロダクション①Prelude For The Daredevilsに続くタイトル曲②Evel Knievel Factorで炸裂する「ウォウォウォウォオ~♪ イェイェイェイェエ~♪」のコーラスは合唱必至だし、ロックサウンドを基本としつつサビではメランコリックな雰囲気を前面に出した③Broken Promised Land、前曲のピアノによるアウトロから切れ目なく繋がる④Aliveへと至る流れでこの作品に引き込まれました。デジタルサウンドも交えて疾走する⑦Prozac Nation、⑨Gods Of Rewindのようにキーボードを上手く取り入れている点も好印象だし、ロックソングだけでなく⑤Sound AdviceTREATのギタリストAnders Wikstromが作曲に関与)や⑩Anywayといったバラード系の充実振りも見逃せません。また②と似たウォウォウコーラスが登場するボーナストラック⑫Tokyoも本編に入らなかったのが不思議なほどキャッチーな1曲です。

デビュー作「21ST CENTURY PIRATES」(2004)はBURRN!誌上でいきなりクロスレビューされ、インタビューもカラーで掲載されるなど新人バンドとしては破格の扱いを受けていました。そんな1stアルバムは正直なところ「可もなく不可もなく」という印象でしたが、本作での成長振りは「化けた」と言っていいレベルだと思います。僕が北欧ロックンロールバンドを聴くようになったのはHARDCORE SUPERSTAR「HARDCORE SUPERSTAR」(2005)、CRASHDIET「REST IN SLEAZE」(2005)などがきっかけだったのですが、本作におけるPRIVATE LINEのメロディセンスの良さは同系統バンドの中でも頭一つ抜きん出ています。それに加えてフロントマンのSammyはこの手の曲を歌うのに最適の声質だし、ソングライティング能力も高く、ルックス的にも華があって文句なしの逸材なので将来が楽しみなバンドですね。

【音源紹介】
Evel Knievel Factor

【CD購入録】森重 樹一「obsession」(2014)

  • 2016/11/11(金) 00:00:00

【CD購入録】
obsession.jpg
森重 樹一「obsession」(2014)

2011年にそれまで在籍していたバンドからの脱退とソロ活動に専念することを発表して以降、有言実行で毎年アルバムをリリースしている森重 樹一(Vo/ZIGGY、ex-THE DUST'N'BONEZ、THE PRODIGAL SONS)の10作目を買いました。今回も僕が森重 樹一というアーティストに期待するハードロックンロール、ポップチューンやバラードを収録してくれていますね。曲調的にはアルバム中盤に配されることが多そうなミドル①FORGIVE MEから「SOUL TO SOUL」(2011)のエンディング曲「始まりは終わりから」のフレーズが再登場する⑪「君の心あるがままに」までアルバムを通して楽しめます。お気に入りはピアノとサックスが曲を盛り上げる②GOOD OLD TIME ROCK’N’ROLL、本作のタイトル曲と言うべきバラード④MY OBSESSIONでしょうか。今年でソロデビュー20周年を迎えるそうですが、今こそが絶頂期ではないかと思えてくる充実盤ですね。

LORDI「GET HEAVY」(2002)

  • 2016/10/24(月) 00:00:00

GET HEAVY
【No.481】
★★★★★(2004)

メンバー全員がゾンビ風のコスチューム(特殊メイク?)に身を包んだフィンランドのモンスターバンドLORDIの1stアルバム。本作がリリースされたのは2002年ですが、僕は2004年になってLORDIというバンドの存在を知りHR/HM系サイトで本作が絶賛されているのを見て是非とも聴いてみたいと思い購入しました。実際にCDを手にしてみてまずは力の入りまくったコスチューム姿にビックリ、肝心の音楽を聴いてみて各曲の素晴らしさにまたビックリという作品で、いろんな意味でインパクトがありますね。バンド側の徹底した世界観へのこだわり、エンターテイメント性の高いショウなどKISSを彷彿とさせる点がチラホラありますが、中心人物のMr. Lordi(Vo)はKISSのファンクラブ「KISS ARMY」のフィンランド支部長を務めていたそうです。

イロモノバンドとして片付けられかねないルックスとは裏腹に、本作で聴くことの楽曲群はどれも一度聴いたら口ずさめてしまいそうなものばかりですね。ホラー映画が始まりそうなイントロ①Scarctic Circle Gatheringに導かれてスタートするタイトル曲②Get Heavyを聴いて「なかなか良いね」と思っていたら、キャッチーにドライヴする③Devil Is A Loserでこのアルバムに引き込まれ、リーダートラック⑤Would You Love A Monsterman?ですっかり魅了されました。収録曲のどれもがシングルカットできそうなものばかりなのですが前述の⑤、曲をグイグイ引っ張っていくキーボードと哀愁を撒き散らすメロディが堪らない⑩Last Kiss Goodbye、自然と身体が揺れてくるほどにダンサブルな⑪Dynamite Tonightがハイライト。メランコリックな⑥Icon Of Dominance、メロディアスなサビメロが秀逸な⑦Not The Nicest Guyもかなり気に入っています。

フロントマンのMr. Lordiはダミ声で好き嫌いが分かれそうだし、キャッチーな楽曲群とはミスマッチに思えるものの不思議な魅力(魔力?)があってリピートするうちに気にならなくなってきて、今では「この声でこそLORDIサウンド!」と思うようになりました(笑)。演奏陣もバンド最大の武器であるボーカルメロディを活かす裏方に徹しつつ、キーボードが所々でいい仕事をしている点も見逃せませんね。デビューシングル⑤が母国フィンランドのナショナルチャートで1位を獲得するなど、早くもブレイクした彼等の人気は後にヨーロッパ全土へと拡大していくこととなります。オバマ大統領が2016年のスピーチで「フィンランドは世界の中で人口あたりのヘヴィメタル・バンドの数が一番多く、さらに望ましい政治をしている国として上位に入っている。音楽と政治に何かしらの相互関係があるかはわかりませんが。」と語るほどのメタル大国フィンランドの懐の深さをまざまざと見せつけてくれる1枚です。

【音源紹介】
Would You Love A Monsterman?

【CD購入録】SPIRITUAL BEGGARS「SUNRISE TO SUNDOWN」(2016)

  • 2016/10/05(水) 00:00:00

【CD購入録】
SUNRISE TO SUNDOWN
SPIRITUAL BEGGARS「SUNRISE TO SUNDOWN」(2016)

LOUD PARK16に所謂「アモット枠」で出演するのでは、という大方の予想に反して単独来日公演を10月に行うことが発表されたSPIRITUAL BEGGARSの9作目を買いました。3代目シンガーのApollo Papathanasioが加入して3枚目のアルバムとなります。前任のJB(Vo/GRAND MAGUS)が在籍している頃は大好きなバンドだったのですが、現体制になってからは今ひとつのめり込めずにいました。あまり期待せずに本作を聴いたこともあってか第一印象としては好感触。勢いのあるハードロック①What Doesn't Kill You、キャッチーなギターメロディが曲を引っ張る②Sunrise To SundownPer Wiberg(Key)のハモンドサウンドが存在感を発揮している③Diamond Under PressureLudwig Witt(Ds)が作詞作曲した④Hard Roadと続く序盤は特に良い感じですね。後半に進むにつれてトーンダウンしているように思うし、ボーナストラックにカバー2曲とライヴ5曲を収録というのは流石に多すぎて間延びしてしまっているのが残念ですが…。iPodに本編11曲とカバーソングだけを取り込んでリピートしています。

【CD購入録】ECLIPSE「ARMAGEDDONIZE」(2015)

  • 2016/09/15(木) 00:00:00

【CD購入録】
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ECLIPSE「ARMAGEDDONIZE」(2015)

去る9月14日にファン待望の初来日公演を敢行した(はずの)スウェディッシュ・ハードロッカーECLIPSEの5作目を買いました。フロントマンのErik Martensson(Vo、G)はFRONTIERS RECORDS御用達のソングライターとして数多くのバンドやプロジェクトに関わっているため、最近はその才能が酷使されている感があったし、実際に食傷気味だったりするのですがECLIPSEで聴く彼の曲は一味違いますね。冒頭から矢継ぎ早にロックチューンを繰り出し4曲目辺りでややペースダウン、その後はバラードも交えながら一気に聴かせるというスタイルは前作「BLEED AND SCAREM」(2012)を彷彿とさせます。実際、音楽性にさほど変化がないため良くも悪くも手堅い作風ですが、僕のツボを突いてくる楽曲が多いですね。お気に入りはバラードの王道をゆく⑥Live Like I’m Dying、それとは対照的に勢いに溢れた⑧Love Bitesでしょうか。新鮮味はあまりないものの気付けば何度もリピートしています。ちなみに本作は来日記念盤としてライブCD付きの2枚組で今年に再発されましたが、僕が買ったのは2015年の通常盤です。

【CD購入録】ECLIPSE「BLEED AND SCAREM」(2012)

  • 2016/09/04(日) 00:00:00

【CD購入録】
BLEED AND SCREAM
ECLIPSE「BLEED AND SCAREM」(2012)

9月14日にファン待望の初来日公演を行う予定のスウェーデン産メロディアス・ハードロックバンドECLIPSEの4作目を買いました。前作「ARE YOU READY TO ROCK」(2008)リリース後、中心人物のErik Martensson(Vo、G)Robert Sall(G/WORK OF ART)、Jeff Scott Soto(Vo/TALISMAN)と結成したW.E.T.Toby Hitchcock(Vo/PRIDE OF LIONS)のソロ作に関わるなど多忙だったためECLIPSEとしては4年振りの新作となります。今回も北欧らしい叙情メロディとアメリカンな快活さが絶妙のバランスで保たれたハードロックが堪能できる1枚となっていますね。贅沢を言えば、前作のTo Mend A Broken Heartに匹敵するキラーチューンが欲しかった気もしますが①Wake Me Up〜③Ain't Dead Yetのハードロック3連発は強力だし、ケルティックな雰囲気漂う④Battlegrounds(ボートラのアコースティックバージョンもいい感じ)、終盤でMagnus Henriksson(G)がドラマティックに弾きまくる⑤A Bitter Taste、ECLIPSE流メタル⑧Take Back The Fearなど聴きどころ満載です。現時点での最新作5th「ARMAGEDDONIZE」(2015)も近々購入しようと思っています。

【CD購入録】PEARL「LITTLE IMMACULATE WHITE FOX」(2010)

  • 2016/08/19(金) 00:00:00

【CD購入録】
LITTLE IMMACULATE WHITE FOX
PEARL「LITTLE IMMACULATE WHITE FOX」(2010)

「BAT OUT OF HELL」シリーズが大ヒットを記録したレジェンドMEAT LOAFの娘でScott Ian(G/ANTHRAX)の妻でもあるシンガーPearl AdayPEARL名義でリリースしたアルバムを買いました。本作で聴けるのはMEAT LOAFのアルバム(といっても僕は「BAT OUT OF HELL」シリーズしか聴いていませんが)のようなロックオペラではなく、骨太なクラシックロックという感じですね。作曲面の中核を担っているのはJim Wilson(G)、Marcus Blake(B)の2人で、作詞はPearlによるものです。JimとMarcusはハードロックバンドMOTHER SUPERIORとしても活動していた(現在は解散)らしく、MOTHER SUPERIORのカバー曲⑩Whoreも違和感なく溶け込んでいます。お気に入り曲はハードな①Rock Child、③Broken White、聴かせるタイプの⑧Worth Defending、そして前述の⑩などですね。Pearlのボーカルもこの手のナンバーを歌うのに適した力強くソウルフルなスタイルで好印象。本作がシンプルで理屈抜きにカッコよかったのでMOTHER SUPERIORのアルバムも聴いてみたくなりました。