【CD購入録】OPERA MAGNA「POE」(2010)

  • 2014/03/29(土) 00:00:00

【CD購入録】
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OPERA MAGNA「POE」(2010)

以前からクサメタラーの皆さんの間で絶賛されていたスパニッシュ・クサメタルバンドOPERA MAGNAの2作目を買いました。いやぁ、これはたしかに素晴らしいですね。スペイン産のクサメタルといえばDARK MOOR「THE HALL OF THE OLDEN DREAMS」(2001)が真っ先に思い浮かびますが、今の彼等は路線を変更してしまったのでこのOPERA MAGNAこそがクサメタル界の未来を担うことになるのかもしれません。超シンプルなタイトルが付けられた本作は小説家エドガー・アラン・ポーの生涯を描いたコンセプトアルバムのようです。だからといって小難しい内容になっているかというとそんなことは微塵もなく、オープニングの序曲①El cuervoに続く事実上の1曲目となる②El pozo y el penduloからしてクサいメロディを撒き散らしながら疾走しまくり。イントロの①、繋ぎの役割を果たす小曲⑤Annabel Lee、アルバム唯一のバラード⑧El retrato ovalとエンディングに相応しい10分超えの大作⑪Edgar Allan Poe以外はアップテンポ/疾走チューンで占められています。RHAPSODY、SYMPHONY X、YNGWIE MALMSTEENといった先人からの影響が露骨に感じられるなどB級メタルっぽさが感じられる場面も少なくないし、曲名からわかる通り全編スペイン語で歌われているため聴き手を選ぶのは事実です。しかし、それを補って余りあるほどのクサメロとネオクラギターが堪能できるし、巻き舌で歌われるボーカルパートも聴いているとクセになってきます。アルバム随一のキラーチューン②のギターメロディがGALNERYUSTear Off Your Chain(2011年発表の7th「PHOENIX RISING」収録)にソックリだなぁ、と思っていたのですが実は本作の方が先にリリースされているんですね…。 またバンドは2014年3月に「DEL AMOR Y OTROS DEMONIOS - ACTO I」という5曲入りミニアルバムを発表しているようです。

【CD購入録】DARK MOOR「ANCESTRAL ROMANCE」(2010)

  • 2012/12/04(火) 00:00:00

【CD購入録】
ANCESTRAL ROMANCE
DARK MOOR「ANCESTRAL ROMANCE」(2010)

先日更新した6th「TAROT」(2007)と合わせてDARK MOORの8作目を買いました。バンド初期のクサメタル路線は薄まってきていて、近作ではクラシックを大胆に導入したシンフォニックサウンドが持ち味となっているようですね。前任女性ボーカルElisa C. Martin時代の方がインパクトはあったと思いますが現任Alfred Romero(Vo)のナルシスト歌唱は、豪華絢爛という言葉がピッタリな今のDARK MOORサウンドに合っていると思います。不安定さが拭いきれなかった彼のボーカルが成長している点も見逃せません。壮大なシンフォアレンジが効いたミッドテンポを軸にバンド初期を彷彿とさせるクサ疾走曲③Alaric De Marnac、バンドイメージからすると曲調、タイトルともに異色な⑤Just Rock、スペイン語歌詞が見事にはまっている⑦Cancion Del Pirataなどメロスピ一辺倒ではない楽曲群がいいですね。これ!というキラーチューンこそないものの繰り返し聴きたくなる1枚です。

【CD購入録】DARK MOOR「TAROT」(2007)

  • 2012/12/02(日) 00:00:00

【CD購入録】
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DARK MOOR「TAROT」(2007)

3rd「THE GATES OF OBLIVION」(2002)を最後に、しばらく聴いていなかったものの7th「AUTUMNAL」(2008)がなかなか良かったスペイン産シンフォニックメタルバンドDARK MOORの6作目を買いました。前任の女性シンガーElisa C. Martin(Vo)の後任に男性ボーカルAlfred Romeroを迎えての3枚目となる本作はアルバムタイトルにもあるように占いで使われるタロットカードがテーマの作品となっています。「タロットカード」というと僕は「ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スタークルセイダーズ」を思い出しますね。余談ですが、最近なぜか自分の中でジョジョ熱が再燃していて、最新シリーズも読んでみようかと思ってみたり…。話をDARK MOOR「TAROT」に戻すと本作は疾走系が半分以上を占め、クサメロも冴え渡っているのですんなり楽しめました。次作「AUTUMNAL」以上に即効性が高いかも。女性コーラスやデス声を交えつつ⑦Deathでアグレッシブに迫ってきたかと思えば、⑧Loverはメロウに聴かせたりと曲名に合わせて楽曲も異なる表情を見せてくれています。今のお気に入りは③The Star、⑥Devil In The Towerといったところですね。Elisa脱退に端を発する分裂騒動後にバンドは迷走期に突入していたらしい(僕は4thと5thは未聴)ですが、このアルバムは僕のメロスピ心をくすぐってくれる良盤だと思います。

【CD購入録】ANKOR「MY OWN ANGEL」(2011)

  • 2012/07/10(火) 00:00:00

【CD購入録】
MY OWN ANGEL
ANKOR「MY OWN ANGEL」(2011)

女性ボーカルRosa De La Cruzを擁するスパニッシュ・パワーメタルバンドANKORの2作目(輸入盤)を買いました。デビュー作「AL FIN DESCANCER」(2007)がなかなかよかったので本作を注文した直後に、ボーナストラック2曲を追加した国内盤がリリースされると知り「もう少し待てば良かった」とも思いましたが後の祭り。まぁ、仕方ないですね。第一印象としては、2枚目のアルバムにして比較的大きな路線変更をしてきたなという感じでしょうか。まず、前作ではスペイン語で歌っていたのに対して今回は歌詞が全編英語となっています。スペイン語の歌詞が醸し出す独特の雰囲気が失われていますが、世界的な活動を視野に入れるならば英語で歌う必要性があったんでしょうね。そのような変化が音楽面にも影響を与えたのか、時折キーパー系のメロパワサウンドも顔を出していたデビュー作から今回はメタルコアっぽい要素も取り入れた作風になっています。前作以上に男性コーラスやグロウルが多用されているのも本作の特徴で、この辺りはAMARANTHEを連想させますね。そんな新生面を垣間見せつつ、Rosa嬢のキュートな声質で歌われるメロディの親しみ易さは健在なので聴きやすいメタルアルバムだと感じました。遂に日本デビューを果たした彼等の今後に期待したいですね。

【CD購入録】DARK MOOR「AUTUMNAL」(2008)

  • 2009/03/09(月) 08:16:56

【CD購入録】
AUTUMNAL
DARK MOOR「AUTUMNAL」(2008)

スペイン産シンフォニックメタルバンドDARK MOORの7thアルバムを買いました。このバンドについてはBURRN!誌上で藤木さんが「異臭騒ぎが起きる」と評したクサメタルの傑作「THE HALL OF THE OLDEN DREAMS」でファンになったものの、3rdアルバム(結構人気のある作品のようですが…)がピンと来ず、バンドの分裂騒動があったりしたのでそれ以降はスルーしてました。本作の第一印象としては2ndの頃のような疾走感と殺傷力の高いクサメロはないものの、壮麗なアレンジで聴かせるパワーメタルの数々はなかなか魅力的。チャイコフスキーの「白鳥の湖」を大胆にアレンジした①Swan Lake、オペラ座の怪人のメロディを拝借した②On The Hill Of Dreamsといったクラシックカバーで幕を開け、それ以降のオリジナル曲も充実しています。即効性という点では「THE HALL OF THE OLDEN DREAMS」に一歩、二歩譲りますが、クラシカルなアレンジが活きたシンフォニックパワーメタル作品としてアルバムトータルで楽しめそうな予感です。

DARK MOOR「THE HALL OF THE OLDEN DREAMS」(2001)

  • 2009/03/08(日) 11:22:37

THE HALL OF THE OLDEN DREAMS
【No.108】
★★★★(2001)
年間ベスト2001年第10位

BURRN!誌上で「異臭騒ぎになるほどクサい」と評されたスペイン産クサメタルバンドDARK MOORの2ndアルバムにして、日本デビュー盤です。HELLOWEENの明快なメロディラインやBLIND GUARDIANのクワイアといったジャーマンメタルサウンドを基盤に、YNGWIE MALMSTEENっぽいネオクラフレーズ、そしてRHAPSODYのファンタジックな雰囲気など先輩バンドの美味しいトコを押さえたメロパワ好きにはたまらない内容となっています。僕が「クサメタル」と聞いて連想するのはキャッチーかつ濃厚なメロディライン、ちょっぴり安定感に欠けるボーカル、B級っぽさの残る垢抜けないサウンドといった要素なんだけど、本作はその全てを満たしていて正に「This Is XaMETAL」という1枚です。

とにかくアルバム冒頭の序曲から10分に及ぶ日本盤ボーナストラック⑪The Fall Of Melniboneまで、どこを切ってもドラマティックなパワーメタルサウンドで満たされていて、次から次へと溢れ出す濃くて大仰なメロディに飲み込まれてしまいます。勇壮なメロディが耳を捉えて離さない②Somewhere In Dreams③Maid Of Orleansという疾走クサメタルから始まる序盤からして強力。アルバム終盤も、とことんドラマティックに攻めてくる疾走曲⑧Beyond The Fire、典型的ジャーマンメタルな明るいメロディラインとクラシカルな展開がたまらない⑨Quest For The Eternal Flame、民謡調のフレーズとラストのピアノが感動を増幅させる本編ラスト⑩Hand In Handとスキがありません。

そんなEnrik Garcia(G)を中心とする一級品の作曲能力とは対照的に、愛すべきB級テイストの大半を担っているのが女性ボーカルElisa Martin(Vo)の歌唱です。一聴しただけでは男性ボーカルかと思えるほど中性的なElisaのボーカルは、特筆すべき点はないものの、時折見せる女性らしさや本作唯一のバラード⑦The Sound Of The Bladeでの丁寧な歌唱はなかなか魅力的です。ひたすらにドラマティックな曲展開で迫る楽曲群の中で派手に舞うギター、サウンドに輝きをもたらすキーボードとシンフォニックなアレンジが効いた本作はDARK MOORというかスパニッシュメタルの最高傑作だと思ってます。

【音源紹介】
・Quest For The Eternal Fame

【CD購入録】ANKOR「AL FIN DESCANSAR」(2007)

  • 2009/02/24(火) 08:19:45

【CD購入録】
ANKOR AL FIN DESCANSAR
ANKOR「AL FIN DESCANSAR」(2007)

このブログによくコメントを下さるWIDOWのファンさんの推薦で知った女性ボーカルRosa、ツインギター、キーボードにリズム隊という6人編成のスペイン出身メロディック・スピードメタルバンドANKORのデビュー作(2007年発表)を買いました。歌詞は全編スペイン語で日本盤はリリースされていないのですが、これは掘出物と呼ぶに相応しい1枚です。まずギターメインのイントロ①LaTormentaに導かれて始まるスピードチューン②Frio Adiosからして僕のツボを刺激してくれます。この曲を試聴して購入を決めました。また疾走系だけでなく、WIDOWのファンさんがおっしゃる通りバラードも良いし、アコギやピアノをしっとり聴かせるインストや、プログレメタルっぽい展開もあり、アルバムトータルで楽しめるのも高ポイント。今のところのお気に入りは②と明るくキャッチーなクサメロを持った⑪No Mas Dolorですね。

バンドのマイスペースはこちら

ちなみに本作はメタル系専門店でも見つけられなかったのでROCK AVENUE RECORDSというお店の通販で購入しました。なかなか品揃えが豊富なので、今後もお世話になるかもしれないです。最後になりましたがWIDOWのファンさん、素晴らしいバンドを紹介していただき、ありがとうございます!次はルーマニアのMAGICAを狙ってみます。