FC2ブログ

【CD購入録】下山 武徳「WAY OF LIFE」(2019)

  • 2020/05/10(日) 00:00:00

【CD購入録】
WAY OF LIFE
下山 武徳「WAY OF LIFE」(2019)

「魂のシンガー」と称される下山 武徳(Vo/SABER TIGER、SIXRIDE、ex-DOUBLE DEALER)の通算3枚目となるソロアルバム。本作はアコースティック作品となっていて山本 恭司(G/VOW WOW)が演奏で、SABER TIGERの両ギタリスト木下 昭仁田中 康治、かつてSIXRIDEで下山と活動を共にした青柳 慎太郎(G)が作曲と演奏でゲスト参加しています。なお全10曲中新曲は5曲で、1stソロ「ACOUSTIC〜ALWAYS LIVE ON」(2000)の代表曲を新たな歌詞で歌い直し山本 恭司が客演した①Always梶山 章(G/GOLDBRICK)とのコラボ作品「INTO THE DEEP」(2008)の収録曲Motherの日本語バージョン⑤「母へ」SIXRIDEの名バラードをスパニッシュ風にアレンジした⑨Dec.は既発曲のリメイク、③Autumn Leaves⑧Halleljahは洋楽のカバーです。余談ですが「枯葉」の邦題で知られるシャンソンの有名曲③はLANA LANE「BALLAD COLLECTION Ⅱ」(2000)のバージョンが個人的に大好きですね。新曲に関してはSIXRIDEの曲と言っても通用しそうな④「手のひらの蝶」、SABER TIGERの御大 木下 昭仁が書いたとは思えないピースフルな曲調と下山が16年間飼っていた愛猫の視点による歌詞が新鮮な⑦「あなたと出会えて幸せだった猫の詩」、下山が作詞作曲を手がけた⑩「確かな真実」などが特に気に入っています。

【CD購入録】中島 卓偉「アコギタクイー共鳴新動ー」(2012)

  • 2015/10/19(月) 00:00:00

【CD購入録】
アコギタクイ-共鳴新動-
中島 卓偉「アコギタクイー共鳴新動ー」(2012)

中島 卓偉によるアコースティックアルバム第2弾を買いました。本作と同時期にレコーディングが進められていたという前作「アコギタクイー記憶再生ー」 (2012)がアコースティックリメイク盤だったのに対して今回は書き下ろし新曲のみで構成され、卓偉と縁のあるつんく♂、広沢 タダシ、FRIED PRIDE、森重 樹一(Vo/ZIGGY)、米倉 利紀、和田 唱(Vo、G/TRICERATOPS)という6組のアーティストとのコラボ曲が収録されています。ZIGGYファンの僕としては卓偉が書いた曲に森重が詞を乗せてデュエットする⑬「今は何も言わずに」が聴きたくて購入したのですがUniversalityという曲を当ブログで2004年のベストチューンに選出させてもらったジャズユニットFRIED PRIDEと共演した⑩「古い教会」も目を引きます(勿論⑬は期待を裏切らないロッカバラードに仕上がっています)。畑違いのお気に入りアーティストがこうしてコラボしてくれるのは嬉しいですね。またこの⑩は曲調、歌詞の両方でこれまでの卓偉にはなかった世界観を表現していて不思議な魅力に溢れています。作品の性質上、コラボソングに注目が集まりがちですが卓偉のソロ曲も負けていないという点も好印象。アコースティック作品でありつつも、ゲスト陣の影響もあって前作以上に多彩な表情を見せてくれるアルバムで聴き応えがありますね。

【CD購入録】中島 卓偉「アコギタクイー記憶再生ー」(2012)

  • 2015/10/16(金) 00:00:00

【CD購入録】
アコギタクイ-記憶再生-
中島 卓偉「アコギタクイー記憶再生ー」(2012)

2部作「ULTRA SLACKER」(2009)リリース後に「明日への階段」、「ユラリユララ」、「3号線」といったシングルを経て発表された中島 卓偉のアコースティックセルフカバー作品を買いました。アコースティックアルバムと聞くと静かな作品をイメージしがちですが、本作には定番のバラードやアカペラだけでなくアコギを激しくかき鳴らしたロックチューンや観客と一体になったライブ音源も収録されていてアレンジが多彩です。全15曲の中にはシングルや定番曲に加えて①Dearest Friends、⑦「あなたの笑顔が見たいから」、⑨ALL ALONE、⑬「めぐり逢えた二人」といったレアトラックも含まれているのが嬉しいですね。逆に意外というか残念だったのはアコースティックバージョンがYouTubeなどにアップされているSTAY TOGETHERが入っていないことでしょうか。そして⑩Calling Youは文句なしの名曲だと改めて感じました。アルバム全体として見ても何度もリピートしたくなる味わい深い1枚だと思います。

【CD購入録】下山 武徳「アコースティック・マキシシングル四部作『地水火風』」(2009~2010)

  • 2015/04/04(土) 00:00:00

【CD購入録】
SABER TIGER、DOUBLE DEALER、SIXRIDEといったバンドで活動してきた下山 武徳(Vo)のデビュー10周年を記念するアコースティック・マキシシングル四部作「地水火風」を買いました。各作品ともにオリジナルの新曲3曲、ライブ音源1曲(2006年発表の2ndソロ「SINGER」より)という構成となっています。

今回はそれぞれのジャケットと気に入った楽曲の一言コメントを書いていきます。

一期一会 「地」
下山 武徳「一期一会~『地』~」(2009)
①「一期一会」
フォークソングのようなシンプルな演奏であるがゆえに一層引き立つ下山の熱唱が胸に響きます。
②「記憶の土」
アコギをかき鳴らしながら歌われるメロディがキャッチーで良いです。

白い軌跡 「水」
下山 武徳「白い軌跡~『水』~」(2009)
①「白い軌跡」
静かな歌い出しから徐々に盛り上がっていく展開が感動的。
③Freedom Cry
下山の情感のこもったボーカルが炸裂。「哀しきは自由♪」というサビが耳に残ります。

焔丿鳥「火」
下山 武徳「焔丿鳥~『火』~」(2009)
①「焔丿鳥」
「火」というテーマから連想される激しさが感じられる1曲。アレンジ次第ではカッコいいメタルチューンにもなりそうです。
③「ともしびのうた」
「焔丿鳥」が「動」だとすれば、こちらは「静」の歌。メロディを丁寧に紡いでいく穏やかなバラード。

風音舞う「風」
下山 武徳「風音舞う~『風』~」(2010)
①「あなたへの風」
演奏を一切排除したアカペラソング。押し寄せてくる下山の歌声にただ酔いしれるのみです。
③「風音舞う」
四部作のラストを締めくくるのに相応しいスケールの大きな1曲。「風」というテーマに合ったリコーダーをフィーチュアしているのもいいですね。

オリジナル曲はどれも5分越えとアコースティックにしては長尺でありながら、間延びしている感はなく聴き応えがあります。またライブ音源については音質が今ひとつではあるものの「生」ならではの魅力に満ちていて好印象。ただ、こういう音源は1つのライブ作品としてじっくり聴きたいし、4枚のマキシという形態を取っているため出費がかさむ(1,500円×4枚)のが痛いですね…。そんな不満点はありますが十分楽しめる内容であることは間違いありません。今回の四部作リリース後の下山はSABER TIGERでの活動を軸にしていますがソロ名義でのアルバムも聴きたいですね。

FIREHOUSE「GOOD ACOUSTICS」(1996)

  • 2014/01/25(土) 00:00:00

FIREHOUSE G ACOUSTICS
【No.391】
★★★★(1996)
年間ベスト1996年第4位

デモテープを聴いたJon Bon Jovi(Vo/BON JOVI)がとても気に入り、Jonのバックアップもあっていきなり大手レーベルのEPICと契約、1990年(日本では1991年)にバンド名を冠したデビュー作をリリースするやDon't Treat Me BadLove Of A Lifetimeが全米トップ10入りを記録するなど90年代のアメリカンハードロック史にその名を刻んだFIREHOUSEの4thアルバム。一般的に本作は4枚目のフルレンス作品と見なされているようですが新曲はアルバム冒頭に並ぶ3曲のみで、それ以外は過去3枚のアルバムに収録されていたヒットソングをアコースティックリメイクした7曲にEAGLESのカバー⑪Seven Bridges Roadを加えた内容なので企画盤と呼んでも差し支えない構成となっています。1996年当時はアンプラグドブーム(の後期?)だったこともあり「ハードロックバンドが流行に乗って一儲けしようとした作品」という批判もあったそうですが、僕にとってはこのアルバムこそがFIREHOUSEの最高傑作だし、これまでに聴いたアコースティックアルバムの中でも本作とGOTTHARD「D FROSTED」(1997)は飛び抜けて素晴らしい出来だと思っています。

本作の特徴は新曲も含めて全てがアコースティックナンバーでありながら、ソロパートでは必要に応じてエレクトリックギターを用いてロックバンドらしさをきっちり保っている点でしょうか。まずはアルバムの掴みとなる新曲が強力で、澄み渡る青空が似合う爽やかなメロディが素晴らしい①You Are My Religionと大人っぽい曲調が魅力的な③In Your Perfect Worldが特にお気に入りです。それ以降に並ぶバンドの代表曲に関しては⑤Love Of A Lifetime、⑦When I Look Into Your Eyes、⑨Here For You、⑩I Live My Life For Youといったバラード系が秀逸で、各曲のメロディがアコースティックアレンジによって一段と胸に響いてきますね。中でも⑨、⑩の2曲は大学時代から付き合っていた奥さんとの想い出が詰まっていることもあって今でもよくリピートしています。元々はロックソングだった⑥All She Wrote、⑧Don't Treat Me Badにも果敢に挑戦し、楽曲の新たな魅力を引き出している点も見逃せません。全体的な傾向としてアレンジがカントリーっぽくなっていてオリジナル以上にC.J Snare(Vo)の甘い歌声と珠玉のメロディが堪能できる作風となっています。

バンドは本作を発表した後レーベルを移籍してフルアルバムを3枚、ライブアルバムを1枚、そしてリメイクベスト「FULL CIRCLE」(2011)をリリースしていますがオリジナルアルバムは「PRIME TIME」(2003)が最後となっています。主要メンバーの近年の動向を調べてみたところBill Leverty(G)はソロをメインに活動、C.Jの方はなんとChris Green(G/FURYON、ex-PRIDE)RUBICON CROSSというプロジェクトを結成してデジタル配信でシングルを発表しているようですね。試聴してみたら結構良さげでした。BON JOVIと浅からぬ関係にありジャンル的にも同じカテゴリーに含まれるこのバンドですが、少なくともバラードでは彼等の方がBON JOVI以上に僕好みのメロディを聴かせてくれるし今年の1月にはY&T、WINGERと共に来日するなどFIREHOUSEとしてのライブは精力的に行っているようなので、もう一花咲かせてもらいたいですね。

【音源紹介】
・You Are My Religion

【CD購入録】森重 樹一「NAKED SUN」(2012)

  • 2013/11/12(火) 00:00:00

【CD購入録】
NAKED SUN
森重 樹一「NAKED SUN」(2012)

THE DUST'N'BONEZ、THE PRODIGAL SONSの2バンドから脱退(ZIGGYは活動休止中)して活動をソロ一本に絞ることを決断した森重 樹一(Vo)のアコースティック・ミニアルバム(6曲入り)を買いました。本作は「静のSUN×動のMOON」というコンセプトでリリースされた2作品の第1弾にあたります(第2弾のタイトルは「ELECTRIC MOON」)。アコースティック作品というとバラード主体というイメージが強いですが、本作ではノリのいい②DICE、ダークで退廃的な③「支配者の声」なども楽しめます。といいつつ、お気に入りは④「夜明け前風は強く」、⑤「まんざら捨てたもんでもないぜ」といったバラード系なんですけどね(苦笑)。

GOTTHARD「D FROSTED」(1997)

  • 2009/08/26(水) 00:00:00

D FROSTED
【No.173】
★★★★★(1997)
年間ベスト1997年第2位

これまで骨太なハードロックサウンドというスタイルで人気を博してきたGOTTHARDによる初のアコースティックライブ盤。このバンドの作品は当時の最新作である3rd「G.」を聴いて「バラードは好きだけど、ブルーズっぽいハードロックチューンは苦手かも」という印象でしたが、各方面で高く評価されているGOTTHARDを手っ取り早く知るのにはライブ盤がいいかな、という軽い気持ちで本作を買ってみました。これが僕の予想を大きく上回る素晴らしい1枚で、これまで聴いたライブアルバムの中でも最高の部類に入る名盤というべき仕上がりとなっています。改めてこのバンドの力量を思い知らされました。

元々、本作購入の決め手は「G.」の中でも大好きな③Father Is That Enough?、④Let It Be、⑫One Life, One Soulが収録されてるということでした。これらの楽曲に見事なアコースティックアレンジが施されて新たな魅力を発散しているだけでなく、本作に収められている新曲4曲が実に素晴らしいんですよね。中でも、アットホームな空気が優しく包み込んでくれるカントリーソング②Out On My Own、一緒に口ずさみたくなるポジティブなメロディと歌詞に元気付けられる⑧Love Soul Matter、極上のメロディを堪能させてくれるバラード⑪Somedayの3曲は文句なしの名曲です。このバンドの強みは楽曲の良さに加えて、名シンガーと呼ぶに相応しいSteve Lee(Vo)がいること。特に⑮I’m On My Wayでの絶品歌唱は何度聴いても鳥肌ものです。シンガーとしての実力は勿論、②や⑩Hush、⑯Mighty Quinnのように観客を盛り上げ、合唱を誘うことで会場に一体感を生み出すスキルも含めて希代のフロントマンだと思います。

また、本来のバンドメンバーに加えてキーボード、パーカッション、アディショナルギタリストを加えた総勢8人体制という大所帯となっているだけあって、アコースティックサウンドながら音の厚みがあるのも特徴です。特に、オルガンサウンドとパーカッションは本作から滲み出る温かみの肝となる重要な役割を担っていますね。本作をきっかけにGOTTHARDはこれまでの骨太ロックサウンドから、よりソフトな方向へシフトし、メロディ重視の傾向が強まっていくこととなります。この後も優れたロックアルバムをリリースし続けてくれているGOTTHARDの作品の中でも、本作が間違いなく僕の一番のお気に入りです。これまでGOTTHARDのトレードマークだったハードで骨太なサウンドが影を潜めているかわりに、幅広いリスナーにアピールできそうな普遍的名盤。

【音源紹介】
・Someday(Live)