【ニュース】泣きのギターの名手Gary Moore(G)死去

  • 2011/02/08(火) 00:00:00

「ギタークレイジー」「人間国宝」「泣きのギタリスト」など数々の異名を持つギタリストGary Mooreが休暇先のスペインにて急逝したそうです…。享年58歳。

僕はGaryについては完全に後追いで聴いていて、最初に聴いたアルバムが「BALLADS & BLUES」(1994)だったこともあり泣きのギタリストという印象が非常に強いですね。Still Got The Blues、Empty Rooms、Parisienne Walkways、One Dayなどなど、彼独特のフィーリングで紡ぎ出される泣きのメロディに何度この胸を熱くさせられたことか…。

僕がHR/HMに目覚めた1995年の時点でGaryは既にハードロックから離れていてブルーズ、その後はテクノサウンドに傾倒していたため80年代にリリースされた過去作品を何枚か聴いていただけですが、今回のニュースはショックでした…。

Still Got The Blues(Live Version)

THE ANSWER「EVERYDAY DEMONS」(2009)

  • 2009/04/20(月) 08:12:07

EVERYDAY DEMONS
【No.127】
★★★(2009)

2007年に日本デビューを果たし、カナダ出身のPHILIP SAYCEと共に僕がそれまで聴くことがあまりなかったブルーズベースの70年代風ハードロックに興味を持つきっかけを与えてくれたTHE ANSWERの2ndアルバム。2008年には同系統でサザンロック色を前に出したBLACK STONE CHERRYも好きになり、これからはこの手のバンドも積極的に聴いてみようという気持ちになっていたので2009年最初の注目盤でもありました。

そんな期待に応えるかのように、僕の心をガッチリ掴んでくれるオープニングに最適のロックナンバー①Demon Eyes、力強い骨太サウンドがカッコいい②Too Far Gone、そしてシングルにもなった③On And Onと続くアルバム序盤は文句なしの出来栄えです。特にデビュー作のハイライトチューンCome Follow Meと同じく3曲目に配されたOn And Onは早くも2009年お気に入り曲トップ10に入りそうな素晴らしいロックンロール曲です。それ以降も無骨でパワフルなハードロック曲がズラリと並ぶ充実作といえる内容なのですが、前作ほどの満足感が得られたかというと、そうでもないというのが本音です。というのも、これまでHR/HMの中でもメロディアスな要素が強いバンドを好んで聴いてきた僕にとって、本作のサウンドは渋いブルージー路線に傾き過ぎているように思えるからかもしれません。一度聴いたら口ずさめるようなメロディライン、アコースティックギターや女性コーラスもあり、とっつきやすい印象だった前作に比べて、とことんハードかつ実直にロック道を邁進する本作は少し窮屈に感じてしまうんですよね。これは2nd「FOLKLORE AND SUPERSTITION」でメロディアスかつメタリックになってきて好感触だったBLACK STONE CHERRYと逆の方向に進化したといえるかもしれませんね。

勿論、バンドとして見れば順当な成長作だと思うし、Cormac Neeson(Vo)の歌声は相変わらず素晴らしく、Paul Mahon(G)も太いギターを響かせてくれているので聴いてて気持ちのいい1枚であることに間違いありません。LED ZEPPELINFREEなど、THE ANSWERのルーツとなっているバンドや70年代サウンドに慣れ親しんでいる方にしてみれば別の感想になるのだと思いますが、欧州メタル/メロディアスハードを主食とし、レトロなクラシックロックをかじったばかりの僕にとってはキャッチーでメロディアスな印象の前作の方が好みですね。

【音源紹介】
・On And On

【CD購入録】THE ANSWER「EVERYDAY DEMONS」(2009)

  • 2009/01/29(木) 08:19:27

【CD購入録】
EVERYDAY DEMONS
THE ANSWER「EVERYDAY DEMONS」(2009)

2007年に「RISE」でデビューを飾った60~70年代のテイストが強いアイルランド出身ハードロックバンドTHE ANSWERの2ndを買いました。前作発表後には来日も果たし、その勢いに乗るバンドのエネルギーが満ち溢れています。前作を気に入った僕は、すぐに本作も好きになりました。第一印象としては前作よりノリのいいロックナンバーが並んでいて、聴いてるとぐんぐんテンションが上がってきます。数回聴いた現段階で一番好きな曲は、シングルにもなっていた③On And Onかな。デビュー作のCome Follow Meといい、このバンドは3曲目にハイライトナンバーを持ってきますね。「RISE」も繰り返し聴くほどにはまっていった作品なので、本作もリピートするうちに更に味わいが増しそうな予感がしています。しばらくヘヴィローテーションとなりそうです。ちなみに僕が買ったのは、PVや各メンバーがバンドの歴史やアルバムについて語るインタビューが収録されているDVD付き初回限定盤で、なかなか見応えがありました。

THE ANSWER「RISE」(2007)

  • 2009/01/24(土) 14:15:35

RISE
【No.092】
★★★★(2007)

英国をはじめとする海外メディアやBURRN!誌上でも大絶賛された、アイルランド出身の骨太でブルージーな味わいを持ったハードロックバンドのデビュー作。最近、僕が聴いたアーティストの中ではPHILIP SAYCEと同じ方向性ですね。とにかく、このバンドはデビュー前から話題になっていたらしく、このジャンルの伝説的バンドLED ZEPPELINのギタリストJimmy Page、FREE~BAD COMPANYPaul Rodgersらからも一目置かれるような存在のようです。

この手の音楽的魅力であるグルーヴィーサウンドの中で、わかりやすいメロディが躍動する楽曲群が実に美味しい。溢れんばかりのエナジーを詰め込んだ①Under The Sky、②Never Too Lateというアルバムの冒頭2曲もいいけど、ハードポップ風のメロディで勢いよく駆け抜ける③Come Follow Meは文句なしの名曲!一方で激シブのブルージーソング⑤Memphis Waterもカッコよくて、このタイプの曲が苦手な僕にさえすごく魅力的に響いてきます。アルバム後半も③に通じる雰囲気を持った疾走感のある⑦Into The Gutter、キャッチーなサビが印象的な⑧Sometime Your Love、ゴスペル風コーラスを取り入れた⑩Preachin’などのロックチューン、そして⑪Alwaysといったバラードナンバーもお見事な充実度の高いアルバムに仕上がってます。

このバンドは楽曲がいいだけでなく、シンガーCormac Neeson(Vo)の卓越した歌唱力が素晴らしいのもポイント。ソウルフルに歌え、ハイトーンでも力強くしっかり伸びる彼の歌声はDavid Coverdale(Vo/WHITESNAKE)Eric Martin(Vo/ex-MR.BIG)といった一流シンガーを髣髴させるほど。そして存在感抜群のPaul Mahon(G)のギターも①のイントロでの火の出るようなディストーションサウンド、⑤の間奏での熱いソロパートなど楽曲のハイライトとなる瞬間を生み出してます。今後の更なる飛躍に期待できる凄い新人が出てきましたね。

【音源紹介】
・Come Follow Me