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【CD購入録】WITHIN TEMPTATION「RESIST」(2019)

  • 2019/02/15(金) 00:00:00

【CD購入録】
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WITHIN TEMPTATION「RESIST」(2019)

ヨーロッパを代表するシンフォニックメタルバンドの名に相応しい傑作アルバム「HYDRA」(2014)をリリース後、燃え尽き症候群のような状態に陥り解散も意識したというWITHIN TEMPTATIONの7作目。バンド史上最大と言ってもいいくらいの危機を乗り越えて完成させた本作は、相変わらずハイクオリティで大物の風格を感じさせる極上のサウンドです。彼等にしては珍しいアップテンポDangerousも収録していた前作に比べると地味な作風ですが、ついリピートしたくなる不思議な魅力がありますね。印象的なキーボードのフレーズが曲を引っ張っていく①The Reckoningからラストに相応しい壮大な雰囲気を持つ⑩Trophy Hunterまで、このバンドらしい楽曲が並んでいます。惜しむらくはミドルテンポの曲が続くためHR/HMならではの高揚感が希薄な点でしょうか。解散の危機をなんとか乗り切ったバンドの今後に注目したいですね。

LIGHT BRINGER「TALES OF ALMANAC」(2009)

  • 2019/02/10(日) 00:00:00

TALES OF ALMANAC
【No.526】
★★★(2010)

今や日本のメタルシーンを代表する歌姫となったFuki(Vo)ALHAMBRAなどにも在籍しているHibiki(B)の2人が結成したメロディックメタルバンドLIGHT BRINGERの1stアルバム。僕はDRAGON GUARDIANの3rd「DRAGONVARIUS」(2009)でFukiの歌を初めて聴きLIGHT BRINGERに興味を持ちました。次作「MIDNIGHT CIRCUS」(2010)でメタル度を増す彼等ですが、本作ではアニソン風の突き抜けたメロディや90年代J-POPを連想させるアレンジが特徴的なサウンドに仕上がっています。そこにDREAM THEATER好きのHibikiが持ち込んだと思われるプログレメタル要素が加わることで、他のバンドでは聴けないLIGHT BRINGERならではのスタイルとなっていますね。

イントロも何もなく唐突にキャッチーなサビから始まる①Diamond、晴れ渡る青空が目に浮かぶ躁系メロディで駆け抜ける②Upstream Childrenという2つのアップテンポチューンで掴みはバッチリ。その後は勢いで押し切るのではなくJ-POPテイスト強めのキャッチーソング④We're All In This Together、優しいメロディに酔いしれる⑤「Frothy Summer〜真夏の夜の夢〜」⑥Red Spider Lilyから⑧「Closed Sister〜雪待月の妹〜」までのフックに満ちたミドル3連発なども聴き応えがありますね。そして終盤に配された「これぞLIGHT BRINGER!」な名曲⑪Hearn's Heavenも輝いています。12曲を収録している本作は1年12ヶ月をテーマにして1曲ずつ作ったアルバムだそうで、たしかに季節を連想させる曲名がチラホラありますね。

まずはデビュー作にしてここまで魅力的な楽曲群を揃えていることに脱帽。作曲クレジットを見るとHibikiだけでなくKazu(G)、Mao(Key)も作曲に関わっていて複数のソングライターを擁するバンドならではの強みが感じられますね。看板シンガーであるFuki嬢についても2019年現在のような凄みはないものの、あどけなさが残るひたむきな歌唱だからこその味があります。LIGHT BRINGERの作品の中でもポップな部類に入るとメンバー自身が語っている通り、他のアルバムとは異なる作風ですがバンドのルーツが垣間見える1枚だと思います。ちなみに本作は既に廃盤となっているため中古市場で1万円以上の高値がついているようです。

【音源紹介】
Diamond

気になるCDリスト【2019年2月】

  • 2019/02/06(水) 00:00:00

FROM HELL WITH LOVE
BEAST IN BLACK「FROM HELL WITH LOVE」(2019)2月8日発売予定

Anton Kabanen(G /ex-BATTLE BEAST)が立ち上げたBEAST IN BLACKの2作目。今月は大物アーティストの新譜が集中していますが、僕が一番楽しみにしているのは本作です。

Sweet True Lies


Die By The Blade


DISTANCE OVER TIME
DREAM THEATER「DISTANCE OVER TIME」(2019)2月22日発売予定

2枚組、2時間10分という超大作だった「THE ASTONISHING」(2016)に続くDREAM THEATERの14枚目。このバンドにしてはソフトな印象が強かった前作に比べると、今回は激しさを取り戻しているようなので気になります。

Untethered Angel


Fall Into The Light


MOONGLOW.jpg
TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「MOONGLOW」(2019)2月15日発売予定

Tobias Sammet(Vo/EDGUY)が主催するメタルオペラ・プロジェクトTOBIAS SAMMET'S AVANTASIAの新作。ゲストシンガーにはMichael Kiskeなどの常連組に加えてCandice Night(BLACKMORE' S NIGHT)、Hansi Kursch(BLIND GUARDIAN)、Mille Petrozza(KREATOR)が初参加しているようです。初期に比べると僕の好みから微妙に外れてきているような気もしますが、毎回ハイクオリティな作品を届けてくれるので今回も楽しみにしています。

The Raven Child


Moonglow


【気になるCDリスト】
BATTLE BEAST「NO MORE HOLLYWOOD ENDINGS」(2019)3月22日発売予定
No More Hollywood Endings

BEAST IN BLACK「FROM HELL WITH LOVE」(2019)2月8日発売予定
Sweet True Lies
Die By The Blade

CHILDREN OF BODOM「HEXED」(2019)3月8日発売予定
Under Grass And Clover
This Road

DREAM THEATER「DISTANCE OVER TIME」(2019)2月22日発売予定
Untethered Angel
Fall Into The Light

FIND ME「ANGELS IN BLUE」(2019)2月13日発売予定
No Tears In Paradise
True Believer

FROZEN CROWN「CROWNED IN FROST」(2019)3月20日発売予定NEW

LEVERAGE「DETERMINUS」(2019)4月10日発売予定NEW
Burn Love Burn

RHAPSODY OF FIRE「THE EIGHTH MOUNTAIN」(2019) 2月22日発売予定
The Legend Goes On
Rain Of Fury

STARBREAKER「DYSPHORIA」(2019)
Pure Evil
How Many More Goodbyes

TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「MOONGLOW」(2019)2月15日発売予定
The Raven Child
Moonglow

TOBY HITCHCOCK「RECKONING」(2019)
Promise Me

WITHIN TEMPTATION「RESIST」(2018)2月1日発売
The Reckoning
Raise Your Banner feat. Anders Friden
Firelight feat. Jasper Steverlinck

摩天楼オペラ「HUMAN DIGNITY」(2019)2月27日発売予定
トレイラー

【CD購入録】SYU「VORVADOS」(2019)

  • 2019/02/02(土) 00:00:00

【CD購入録】
VORVADOS.jpg
SYU「VORVADOS」(2019)

デビュー15周年を迎えたGALNERYUSのリーダーSyu(G)が完成させた通算3枚目となるソロアルバム。1st「CRYING STARS-STAND PROUD!-」(2010)は海外バンドのカバー集、2nd「YOU PLAY HARD」(2016)がインスト作品だったのに対して今回はFuki(FUKI COMMUNE、UNLUCKY MORPHEUS、DOLL$BOXX)、苑(摩天楼オペラ)、Haruka(TEARS OF TRAGEDY) 、Akane Liv(LIV MOON)、Dougen(THOUSAND EYES)、団長(NoGoD)、小野 正利(GALNERYUS)といった日本メタル界屈指のシンガー達がゲスト参加した歌ものアルバムに仕上がっています。基本的に各シンガーが1曲ずつ歌う中、2曲でボーカルを取っているFukiの②REASON、⑧AndroiDedication、Harukaの④「暁」、⑩「未完成の翼」が特に気に入っています。また団長が歌うダンサブルな⑤Euphoria、Akane LivとDougenによる美女と野獣コンビをフィーチュアした⑥Chaotic Reality、Syu自らがリードボーカルを担当した⑦CACOTOPIAなどはソロならではの楽曲と言えそうです。こうして各シンガーに合わせた楽曲を書きつつ、自身のボーカル曲も収録するという構成はMAGNUS KARLSSON'S FREE FALLを連想させますね。またアルバムの最初と最後にインストを配しているのも作品としての纏まりが感じられて好印象。Syuというギタリスト/ソングライターが日本の宝であることを再確認させてくれる1枚ですね。

【CD購入録】CORE LEONI「THE GREATEST HITS PART 1」(2018)

  • 2019/01/29(火) 00:00:00

【CD購入録】
THE GREATEST HITS PART1
CORE LEONI「THE GREATEST HITS PART 1」(2018)

スイスを代表するハードロックバンドGOTTHARDの中心人物Leo Leoni(G)がバンド名を冠したデビュー作の発売25周年を記念して立ち上げたプロジェクトCORE LEONIの第1弾アルバム。内容はというと1st「GOTTHARD」(1992)から3rd「G.」(1996)までの曲を中心としたGOTTHARDのリメイク作品でリードボーカルはRonnie Romero(Vo/LORDS OF BLACK、RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW)が務めています。Nic Maeder(Vo)加入後のGOTTHARDは渋めのブルーズロック色が強くのめり込めなかった僕としては、ここ最近の本家以上に楽しめました。Ronnieの熱唱もお見事で今は亡きSteve Lee(Vo)が歌っているのかと錯覚してしまう場面もあるほど。新曲⑨Walk On WaterもSteve在籍後期のGOTTHARDを彷彿とさせる佳曲です。Nicをフロントマンに迎えた体制で順調に活動していると思っていたため、別のシンガーを迎えてGOTTHARDのリメイク作をリリースしたLeoの真意はわかりませんがCORE LEONIのラインナップでオリジナルアルバムを出してくれるなら大歓迎ですね。

【CD購入録】LORDS OF BLACK「ICONS OF THE NEW DAY」(2018)

  • 2019/01/24(木) 00:00:00

【CD購入録】
ICONS OF THE NEW DAY
LORDS OF BLACK「ICONS OF THE NEW DAY」(2018)

再結成RAINBOWのシンガーに大抜擢されたことで知名度が大きく向上したRonnie Romero(Vo)がRAINBOW加入前から在籍していたものの、今年の1月に彼の脱退が発表されたスペイン産ヘヴィメタルバンドLORDS OF BLACKの3作目。一躍、時の人となったRonnieはMagnus Karlsson(G/PRIMAL FEAR etc)THE FERRYMENLeo Leoni(G/GOTTHARD)CORE LEONI若井 望(G)DESTINIAなど多くのバンド、プロジェクトを掛け持ちしていましたがLORDS OF BLACKは彼のホームだと思っていたので脱退は予想外でした。今後Ronnieが音楽活動の軸足をどこに置くのか要注目ですね。このバンドについてメロディ重視ではないメタルという漠然としたイメージを持っていたのですが、本作では適度な哀愁を纏った正統派メタルサウンドが展開されていてアップテンポの①World Gone Madなど、どこかNOCTURNAL RITESを彷彿とさせる要素がありますね。Ronnieのボーカルは相変わらずの熱さだし、Tony Hernando(G/ex-SARATOGA)のプレイも聴きどころとなっています。お気に入り曲が多い本作の中でも11分越えの長編⑫All I Have Leftはこのバンドの魅力が凝縮されていて本編ラストを見事に締めくくっていますね。

【CD購入録】FROZEN LAND「FROZEN LAND」(2019)

  • 2019/01/20(日) 00:00:00

【CD購入録】
FROZEN LAND
FROZEN LAND「FROZEN LAND」(2019)

フィンランドから現れたメロディックパワーメタル界のニューカマーFROZEN LANDのデビューアルバム。端的に言うと90年代パワーメタルの黄金期を彩ったTimo Tolkki(G)が在籍していた頃のSTRATOVARIUSや初期SONATA ARCTICAを彷彿とさせるサウンドが堪能できるアルバムです。オープニング①Loser's Gameで聴くことのできる高揚感たっぷりのサビメロには思わずニヤリとしてしまいました。またJens Johansson(Key/STRATOVARIUS)が使いそうな音色が飛び出す⑤The Rising、ストラト愛に溢れまくった⑧Mask Of The Youthを筆頭に良くも悪くも初めて聴いた気がしない疾走曲は自然とテンションが上がりますね。スピードチューンだけでなく⑥Unsung Heroesのようなキャッチーミドルも収録している点にメロディセンスの非凡さを感じさせます。オリジナリティが希薄であることは否定できないし、メンバーがYouTubeで発見してバンドにリクルートしたというイタリア人シンガーTony Meloniは不安定な場面もありますが僕は許容範囲内ですね。1月にして早くも2019年のブライテストホープ候補が現れました。

【CD購入録】SOILWORK「VERKLIGHETEN」(2019)

  • 2019/01/16(水) 00:00:00

【CD購入録】
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SOILWORK「VERKLIGHETEN」(2019)

前作「THE RIDE MAJESTIC」(2015)リリース後も去年、一昨年とTHE NIGHT FLIGHT ORCHESTRAでアルバムを発表し、精力的な活動を続けているBjorn“Speed”Strid(Vo)、David Andersson(G)のメインバンドSOILWORKの11作目。バンドが持つ攻撃性は保ちつつ今回はキャッチーな歌メロだけでなく、バッキングにおいても耳に残るメロディが増量されていて僕としては嬉しい方向性ですね。Bjorn自身はインタビューで否定してしていましたが、レトロなハードロックを追求するTHE NIGHT FLIGHT ORCHESTRAでの活動がSOILWORKの作風にも影響を及ぼしているように思えます。メロディの印象度としては⑤The Nurturing Glanceを筆頭に即効性が高いものが多いし、⑦Stalfagelは曲調とMVの世界観の両面でTHE NIGHT FLIGHT ORCHESTRAっぽさが感じられますね。また本編ラストの⑫You Aquiverの跳ねるサビはいい意味でSOILWORKらしくなくて新鮮。2019年の初買いCDとしてはなかなか好印象で幸先のいいスタートが切れたと言えそうです。

【気になるCDリスト】2019年1月+2019年の展望

  • 2019/01/12(土) 00:00:00

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SOILWORK「VERKLIGHETEN」(2019)1月11日発売

昨年はTHE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA名義でアルバムをリリースしていたので、まだ先になるかと思っていたSOILWORKの新作。広い意味ではエクストリームメタルバンドではありますが今回はメロディ重視の作風になってそうです。

Arrival


Full Moon Shoals


Stålfågel


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SYU「VORVADOS」(2019)1月23日発売予定

多数のゲストを迎えて制作されたSyu(G/)GALNERYUSのソロアルバム。GALNERYUSとは異なる名義でSyuがどんな歌もの作品がどんな仕上がりなっているのか本当に楽しみです。

【2019年の展望】
2019年はDREAM THEATER「DISTANCE OVER TIME」、SOILWORK「VERKLIGHETEN」、TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「MOONGLOW」を筆頭にプログレ、エクストリーム系、メロディックメタルの各ジャンルにおけるビッグネームの新作発表が早くも決定していますね(SOILWORKはリリース済)。また大御所といえばMichael Kiske(Vo)、Kai Hansen(G、Vo)を含む夢のラインナップでツアーを敢行したHELLOWEENの映像作品、パワーメタル界の王者STRATOVARIUSの新作も年内に聴けそうです。発売日が決定している作品の中で特に注目しているのが、先行で公開されている曲を試聴してすぐに購入しようと決めたBEAST IN BLACK「FROM HELL WITH LOVE」Dougen(THOUSAND EYES)Akane Liv(LIV MOON)、Haruka(TEARS OF TRAGEDY) 、Fuki(UNLUCKY MORPHEUS)といった豪華なゲストシンガーが参加したSyu(G/GALNERYUS)のソロ作品「VORVADOS」の2枚ですね。BEAST IN BLACKといえば母体(?)だったBATTLE BEASTも3月に「NO MORE HOLLYWOOD ENDINGS」をリリースするようなので2016年に続きBEAST対決が実現しそうで楽しみ。「対決」という意味ではLuca Turilli(G)Fabio Lione(Vo)が再合流して誕生したTURILLI / LIONE RHAPSODYAlex Staropoli(Key)率いるRHAPSODY OF FIREにも注目したいですね。またデビュー作が素晴らしい出来だったCYHRA、THE DARK ELEMENTもレコーディングに入っているようなので年内には新作を届けてくれそうです(CYHRAからはJesper Strombladが離脱してしまったようですが)。

国内バンドではSyuがソロを発表予定なのでGALNERYUSの新譜は2020年以降になる可能性が高そうですがDOLL$BOXX、LIV MOON、OCTAVIAGRACE、TEARS OF TRAGEDY、THE UNCROWNED辺りにはそろそろニューアルバムを期待したいところです。あとはSCRAMBLED SOUL CIRCUSでの活動以降、動向が見えない天才ソングライターKazuには何らかの形で復活してほしいし、以前から噂になっているSIXRIDEの再始動も実現したら嬉しいですね。このところ熱い盛り上がりをみせている日本のメロデスシーンですが、僕のお気に入りバンドはここ1〜2年でアルバムを発表しているので2019年に新作が聴けるとすればリリーススパンが短いZEMETHくらいかなと思っています。2019年も素晴らしい音楽と出会えますように。

【気になるCDリスト】
BATTLE BEAST「NO MORE HOLLYWOOD ENDINGS」(2019)(輸入盤)3月22日発売予定NEW

BEAST IN BLACK「FROM HELL WITH LOVE」(2019)2月8日発売予定
Sweet True Lies
Die By The Blade

CHILDREN OF BODOM「HEXED」(2019)3月8日発売予定
Under Grass And Clover

DREAM THEATER「DISTANCE OVER TIME」(2019)2月22日発売予定
Untethered Angel

FIND ME「ANGELS IN BLUE」(2019)2月13日発売予定NEW
No Tears In Paradise

FROZEN LAND「FROZEN LAND」(2019)1月9日発売NEW
Delusions Of Grandeur
Mask Of The Youth

RHAPSODY OF FIRE「THE EIGHTH MOUNTAIN」(2019) 2月22日発売予定
The Legend Goes On

SOILWORK「VERKLIGHETEN」(2019)1月11日発売
Arrival
Full Moon Shoals
Stålfågel

STARBREAKER「DYSPHORIA」(2019)1月9日発売
Pure Evil
How Many More Goodbyes

SYU「VORVADOS」(2019)1月23日発売予定

TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA「MOONGLOW」(2019)2月15日発売予定
The Raven Child

TOBY HITCHCOCK「RECKONING」(2019)1月16日発売予定NEW
Promise Me

WITHIN TEMPTATION「RESIST」(2018)2月1日発売予定
The Reckoning
Raise Your Banner feat. Anders Friden
Firelight feat. Jasper Steverlinck

摩天楼オペラ「HUMAN DIGNITY」(2019)2月27日発売予定

【年間ベスト】2018年

  • 2019/01/08(火) 00:00:00

「舞い降りてきた音楽の記録」というブログタイトルに則って、僕が本格的に音楽を聴き始めた1995年以降の年間ベストランキング記事を更新していきます。
選出基準等はこちら
僕が2018年に買ったCDはこちら
ちなみに2018年はこんな年になるのでは?と予想していました。

新譜
覇道明王
1.陰陽座「覇道明王」
表情豊かな作風だった前作「迦陵頻伽」(2016)とは対照的に陰陽座のメタル的な要素に焦点を当てた1枚。聴けば聴くほどに味わいを増す本作はバンドのとしての懐の深さ、円熟味に溢れていて2018年に最もリピートしたアルバムです。
大好きな1曲:⑨「鉄鼠の黶(てっそのあざ)」

METAL SOULS
2.Nozomu Wakai's DESTINIA「METAL SOULS」
優等生的なHR/HMという印象があった過去作品と比べて楽曲の魅力が大幅にアップ!初めて聴いた現代メタルシーン屈指のワーカホリックシンガーRonnie Romero(Vo/LORDS OF BLACK、RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW)の熱唱もアルバムの完成度アップに大きく貢献していますね。
大好きな1曲:①Metal Souls

THE SACRAMENT OF SIN
3.POWERWOLF「THE SACRAMENT OF SIN」
海外のパワーメタル作品としては本作が2018年のナンバーワンでした。デビュー作からブレない作風で毎回魅力的なアルバムを届けてくれる彼等の存在は頼もしい限り。
大好きな1曲:⑧The Sacrament Of Sin

THE SHADOW THEORY
4.KAMELOT「THE SHADOW THEORY」
Tommy Karevik(Vo/SEVENTH WONDER)加入後も安定感抜群のダークなメロディックメタルを量産してくれているKAMELOTが今回もやってくれました。前作「HAVEN」(2015)以上にわかりやすいメロディが多いのも高ポイントです。
大好きな1曲:⑤Burns To Embrace

GRACIA.jpg
5.浜田 麻里「GRACIA」
デビュー35周年を迎えた今でも冴えまくっているハイトーンボイスが素晴らしい。メタリックな前半もさることながら歌謡曲風のナンバーが並ぶ中盤が個人的にツボでした。
大好きな1曲:⑥Lost

DAY OF SALVATION
6.THOUSAND EYES「DAY OF SALVATION」
活況を見せている国産メロデスシーンの中でもやはりTHOUSAND EYESは突出していますね。ブルータリティと泣きのギターが融合したこのバンドのスタイルは僕の大好きなサウンドです。
大好きな1曲:②Day Of Salvation

CHANGE OF GENERATION
7.UNLUCKY MORPHEUS「CHANGE OF GENERATION」
ドラマティックでクサいメロディをFuki(Vo)が日本語で歌い上げる本作を聴いて往年のDORAGON GUARDIANを思い出しました。僕は本作で初めてUNLUCKY MORPHEUSを聴きましたがバンドのブレイン紫煉(G)にはこれからも注目していきたいですね。
大好きな1曲:②Knight of Sword

MONOCHROME BLOOD
8.ZEMETH「MONOCHROME BLOOD」
聴いているこちらがビックリするほどクサい慟哭のメロディが満載だった1stアルバム「ROUGE NOIR」(2017)から僅か1年で完成させた新作でもそのメロディセンスに衰え無し!今回はネオクラシカルテイストが増量されているのも嬉しかったですね。
大好きな1曲:①MONOCHROME BLOOD

WAR OF THE WORLDS PT 1
9.MICHAEL ROMEO「WAR OF THE WORLDS / PT. 1」
今は亡きゼロ・コーポレーションからリリースされたインスト作品「THE DARK CHAPTER」(1995)以来となるMichael Romeo(G/SYMPHONY X)のソロアルバムは映画音楽の要素も取り入れた歌もの作品。ゴリゴリ感の薄いSYMPHONY Xと呼びたくなるサウンドで個人的には本家以上に気に入ったのですが、このクオリティで日本盤が未発売というのが残念でなりません…。
大好きな1曲:③Black

ECSTASY.jpg
10.KISSIN' DYNAMITE「ECSTASY」
KISSIN' DYNAMITEはアルバムを重ねる毎にメジャー感を増している反面、メタル度は低下していて寂しさを感じるのは事実ですが今回も良曲揃いでよくリピートしていました。飛び抜けたキラーチューンこそないものの魅力的なアルバムとして楽しめる1枚です。
大好きな1曲:⑤Still Around

旧譜
VOICE MAIL
1.JOHN WETTON「VOICE MAIL」(1994)
ASIAの2代目シンガーJohn Payneが歌うDUKES OF THE ORIENTがきっかけで故John Wetton(Vo/ASIA、ex-KING CRIMSON etc)のソロ作が聴きたくなってチェックしてみたところ、これが大当たりでした。極上のメロディックロック/AORが並ぶ本作の中でもJim Peterik(G/PRIDE OF LIONS、ex-SURVIVOR)とJohnが共作したというSpace And Timeは出色の出来!
大好きな1曲:⑧Space And Time

BYTE THE BULLET
2.BONFIRE「BYTE THE BULLET」(2017)
僕の中で正統派ハードロックバンドというイメージのあったBONFIREですが本作は予想外にメタリックな幕開けに驚きました。Fredrik Bergh(Key/STREET TALK、BLOODBOUND)やAlessandro Del Vecchio(Key)が関わっていることもあって流石のクオリティに仕上がっています。
大好きな1曲:①Power Train

WAR OF DRAGONS
3.BLOODBOUND「WAR OF DRAGONS」(2017)
「BLOODBOUNDって、こんなにメロパワの王道をひた走るバンドだったっけ?」というのが率直な感想です。他のバンドからの拝借フレーズも散見されますが、こういうサウンドは大好物なんですよね。
大好きな1曲:⑫Dragons Are Forever

GODS OF VIOLENCE
4.KREATOR「GODS OF VIOLENCE」(2017)
多くの方が2017年のベストアルバムに本作を挙げているのを見て聴いてみたところ、これも大当たりでした。スラッシュメタルをあまり聴かない僕でも理屈抜きでカッコいいと思ってしまう1枚です。
大好きな1曲:②World War Now

月牙の地獄列伝
5.地獄カルテット「月牙の地獄列伝」(2017)
日本メタルシーン屈指のプレイヤーによる圧巻の演奏とそれに負けないNOV(Vo/VOLVANO)のド迫力ボーカルがぶつかり合う地獄カルテットを本作で初めて聴きました。アルバムタイトルやジャケットからお遊び的なバンドというイメージがあってスルーしていたことを後悔してしまうほどストイックな作品です。
大好きな1曲:⑪「風樹の塔」

【楽曲】
1.Metal Souls(Nozomu Wakai's DESTINIA)from「METAL SOULS」
先行で公開されていたこの曲を聴いてアルバムを買おうと思わせるだけのインパクトがありました。曲名が示す通りのメタル魂を鼓舞するこの曲は2018年を代表するメタルチューンです。


2.「鉄鼠の黶(てっそのあざ)」(陰陽座)from「覇道明王」
アルバムの終盤に配された哀愁のメロディが冴え渡るミドルチューン。この曲と「覇王(はおう)」は今の陰陽座のバンドとしての充実振りを如実に表していると思います。

3.Burns To Embrace(KAMELOT)from「THE SHADOW THEORY」
この曲の「We Are The Last To Walk The Earth~♪」というサビは初めて聴いた時から口ずさんでしまうほどの中毒性がありました。曲の終盤では子どものコーラスをフィーチュアして聴かせるアレンジも◎。

4.Borrowed Time(OUTLOUD)from「VIRTUAL HERO SOCIETY」
印象的なサビを奏でるギターメロディで始まるOUTLOUDお得意のスタイルによって生み出された新たな名曲。2018年に聴いたメロディックロックの中ではこの曲が一番のお気に入りです。

5.World's End(MARY'S BLOOD)from「REVENANT」
MARY'S BLOODに期待するメタルサウンドをギュッと凝縮したアルバムのオープニングチューン。アルバムとしてはメタリックな質感が控えめだっただけに一層際立っていますね。

6.Addicted(LOVEBITES)from「CLOCKWORK IMMORTALITY」
アコギで静かに始まり伸びやかなサビに繋がっていく高揚感が気持ちいい1曲。アルバム全体としては前作「AWAKENING FROM ABYSS」(2017)に軍配が上がりますが、国産ガールズメタルバンドの中でもLOVEBITESは注目してきたい存在です。

7.Have Mercy On Me(HARDCORE SUPERSTAR)from「YOU CAN'T KILL MY ROCK 'N' ROLL」
前のめり気味に駆け抜けるメロディがカッコいいハードロックンロール。「YOU CAN'T KILL MY ROCK 'N' ROLL」からは6曲もMVを制作するという気合の入りようでしたが、その中でもこの曲が一番好きですね。

8.At The Break Of Dawn(ARION)from「LIFE IS NOT BEAUTIFUL」
現代のメタルシーンを代表する歌姫Elize Ryd(Vo/AMARANTHE)をゲストに迎えたキャッチーメタル。2016年にシングルとしてリリースされたていたことにも納得のクオリティを誇っています。

9.King(FROZEN CROWN)from「THE FALLEN KING」
クセのない女性ボーカルをフィーチュアして駆け抜けていくメロディックメタルナンバー。BE THE WOLFのリーダーFederico Mondelli(Vo、G)がX JAPANやCHILDREN OF BODOM、初期SONATA ARCTICAも好きだというのは意外でした。

10. Fourth Of July(7月4日~新たなる未来)(DUKES OF THE ORIENT)from「DUKES OF THE ORIENT」
Erik Norlander(Key/LANA LANE、ROCKET SCIENTISTS etc)が奏でるメインテーマがインパクト抜群。それを受けて温かみのある歌唱を響かせるJohn Payne(Vo)も流石でベテランならではの味わいに満ちています。

【他に印象に残った曲】
Light Of Transcendence(ANGRA)from「ØMNI」
War Horns(ANGRA)from「ØMNI」
Unforgivable(ARION)from「LIFE IS NOT BEAUTIFUL」
Blood We Shed(IN VAIN)from「CURRENTS」
Be A Hero(Nozomu Wakai's DESTINIA)from「METAL SOULS」
Fire & Forgive(POWERWOLF)from「THE SACRAMENT OF SIN」
Demons Are A Girl's Best Friend(POWERWOLF)from「THE SACRAMENT OF SIN」
End Of The World(RIOT)from「ARMOR OF LIGHT」
San Antonio(RIOT)from「ARMOR OF LIGHT」
The Everones(SEVENTH WONDER)from「TIARA」
Day Of Salvation(THOUSAND EYES)from「DAY OF SALVATION」
「逃避行」(ZIGGY)from「ROCK SHOW」
WONDERFUL FEELING(ZIGGY)from「ROCK SHOW」
「覇王(はおう)」(陰陽座)from「覇道明王」

【期待の新人】FROZEN CROWN
2018年は新人アーティストの作品を聴く機会が少なく候補があまり多くなかったのでFederico Mondelli(Vo、G/BE THE WOLF)が新たに立ち上げたメロディックメタルバンドFROZEN CROWNに自然と決まりましたね。次点はJohn Payne(Vo/ex-ASIA)とErik Norlander(Key/LANA LANE、ROCKET SCIENTISTS etc)が新たに立ち上げたDUKES OF THE ORIENTでした。

【アルバムジャケット】SEVENTH WONDER「TIARA」
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物語の詳細は明らかになっていないもののアルバムで展開されている幻想的なSFストーリーへのイマジネーションを膨らませてくれる美麗ジャケットですね。

【2018年を振り返って】
2018年は佳曲揃いのアルバムが多く平均レベルが高い作品が多かったですね。また年間べストに選んだ10作品のうち国内バンドが6枚を占めていて、ここ数年と同じく日本アーティストの活躍が目立つ1年でした。ジャンルを見ても僕が主に聴いているメロディックメタル、正統派メタル、メロデスに加えてあまり馴染みのないメタルコア系でもHER NAME IN BLOOD「POWER」のような良作にも出会えました。ベストアルバム10選の中では陰陽座「覇道明王」が頭一つ抜きん出ていたし、Nozomu Wakai's DESTINIA「METAL SOULS」から浜田 麻里「GRACIA」までは年間ベストを考え始めた時から確定、THOUSAND EYES「DAY OF SALVATION」以下は結構迷いましたね。MARY'S BLOOD「REVENANT」、OUTLOUD「VIRTUAL HERO SOCIETY」、SEVENTH WONDER「TIARA」、ZIGGY「ROCK SHOW」なども有力候補でした。聴く前の期待値が最も高かったのは24年振りの新作リリースとなったCLIF MAGNESS「LUCKY DOG」でしょうか。いざ蓋を開けてみるとメロディ作りの上手さは見せつつも予想以上にロックした作品で、洗練されたAORを想像していた僕としては意外な作風で驚きましたね。

楽曲部門に関してはベストアルバムに選出した作品と被らないようにしようと考えたこともありましたがMetal Souls、「鉄鼠の黶(てっそのあざ)」、Burns To Embraceの3曲はインパクトが大きかったので外せませんでした。また旧譜に関しては新譜以上に豊作だったので迷った末に故John Wetton(Vo/ASIA、ex-KING CRIMSON etc)の2ndソロ「VOICE MAIL」(1994)をベストアルバムに決定。それ以外は全て2017年の作品なので、今年も2018年にチェックしきれなかった充実盤との出会いを楽しみにしています。なお旧譜についても選出した5枚以外にお気に入り作品は多数あってBEYOND THE BLACK「LOST IN FOREVER」(2017)、CIVIL WAR「THE LAST FULL MEASURE」(2016)、FREEDOM CALL「MASTER OF LIGHT」(2016)、LOVEBITES「AWAKENING FROM ABYSS」(2017)、SABATON「THE LAST STAND」(2016)、VIENNA「STEP INTO…」(1988)など例年以上に充実していました。

また2018年で印象的だったのはTommy Karevik(Vo/KAMELOT、SEVENTH WONDER)、Nils Molin(Vo/AMARANTHE、DYNAZTY)、Ronnie Romero(LORDS OF BLACK、Nozomu Wakai's DESTINIA、RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW)といったバンドを掛け持ちするシンガーの活躍ですね(Ronnieは先日LORDS OF BLACKから脱退してしまいましたが)。個人的に「掛け持ちが本当にできるのかな?」と疑問視していたTommyのKAMELOT、SEVENTH WONDER、NilsのAMARANTHE、DYNAZTYが揃って2018年に新作をリリースしてくれたこと、特にSEVENTH WONDERはTommyがKAMELOTに加入してからでは初のアルバムとなる新作でバンドが健在であることを示してくれたことが嬉しかったです。複数のバンドでリードシンガーを務めるという活動形式はFuki(Vo)UNLUCKY MORPHEUSDOLL$BOXXで実践しているので日本でも増えてくるのかもしれませんね。そして2018年はこのブログを開設して10年の節目にあたる年でもありました。ブログを始めた頃は、ここまで長続きするとは思ってもいなかったのでこの機会に何らか企画記事を書こうと思いつつも、2018年は引越しや転職など実生活の方が非常に慌ただしかったこともあり実行に移せなかったことが残念です…。普段の生活が忙しくなってくると、僕のような素人が書く音楽感想ブログにどれほどの需要があるのかな…という思いが頭をよぎることもありましたが10年の節目を経たこれからも自分が聴いた音楽の記録としてブログを続けていければと思っています。