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【CD購入録】FROZEN CROWN「THE FALLEN KING」(2018)

  • 2018/10/15(月) 00:00:00

【CD購入録】
THE FALLEN KING
FROZEN CROWN「THE FALLEN KING」(2018)

今月に3rd「EMPRESS」をリリース予定のイタリア産ハードロックバンドBE THE WOLFの中心人物Federico Mondelli(Vo、G)が立ち上げたニューアクトFROZEN CROWNの1stアルバムを買いました。FedericoはX JAPANや日本のアニメやゲームに影響を受けていたりCHILDREN OF BODOM、SONATA ARCTICA(初期)といったフィンランドのメタルバンドもお気に入りだったりするらしく本作では時折グロウルを交えたメロディックメタルが展開されています。オープニングを飾る①Fail No Moreはキラキラサウンドと哀メロは控えめながら曲調はSONATA ARCTICAっぽいし⑨EverwinterNIGHTWISH⑩NetherstormはCHILDREN OF BODOMを連想させますね。お気に入りはFedericoのメロディセンスが光る哀愁のミドル②To Infinity、⑧Across The Sea、MVも制作された③King辺りでしょうか。女性ボーカルGiada "Jade" Etroは強烈な個性こそないものの、聴きやすい声質なのでメロディがストレートに伝わってきますね。2018年ブライテストホープの有力候補が現れました。

【CD購入録】SEVENTH WONDER「TIARA」(2018)

  • 2018/10/11(木) 00:00:00

【CD購入録】
TIARA.jpg
SEVENTH WONDER「TIARA」(2018)

Tommy Karevik(Vo)KAMELOTに加入したことでバンドの知名度がグンと上がったスウェーデン産プログレメタルバンドSEVENTH WONDERの5作目を買いました。カリスマ的シンガーRoy Khanの後任という難しい役割を見事にこなしたTommyでしたがKAMELOTでの活動は多忙を極めたようで、2012年に加入して以降KAMELOTではコンスタントに3枚のフルアルバムを発表したのに対してSEVENTH WONDERとしては8年振りの新作となります。長いスパンが空いてしまったものの今回もSEVENTH WONDERらしいメロディを重視したプログレッシブメタルが展開されていて、中でも②The Everones、⑤Victorious辺りは初めて聴いた時から口ずさめそうなキャッチーなメロディが耳を捉えるし、⑩By The Light Of The Funeral Pyresはメロパワと呼んでも差し支えなさそうな疾走曲となっていて良い意味でこのバンドらしくないですね。また、コンセプトアルバムでもある本作の核となっていると思われる⑥Farewell (Part 1: Tiara's Song)、⑦Farewell (Part 2: Goodnight)、⑧Farewell (Part 3: Beyond Today)の3部作やエンディングの⑬Exhaleも聴き応えがあります。聴き込みを要する作品が多い彼等ですが今回はその中でもとっつきやすい部類に入るのではないでしょうか。

【気になるCDリスト】2018年10月

  • 2018/10/07(日) 00:00:00

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AMARANTHE「HELIX」(2018)10月19日発売予定

DYNAZTYのフロントマンNils Milonが電撃加入したAMARANTHEの5th。作品を重ねる毎にボーカルパートはElize Ryd嬢(Vo)が歌う箇所が多くなっている状況下でNilsがどのような活躍を見せてくれるのか注目しています。②365では存在感が希薄だったNilsも④Countdownではしっかり見せ場が設けられているようですね。DYNAZTYの新作「FIRESIGN」も10月24日にリリース予定ですが僕としてはAMARANTHEの方が気になっています。

365


Cotntdown


LIFE IS NOT BEAUTIFUL
ARION「LIFE IS NOT BEAUTIFUL」(2018)10月17日発売予定

フィンランドの若手メロディック・パワーメタルバンドARIONの2作目。2014年に「LAST OF US」でデビューした時から気になっていましたが、結局聴きそびれていました。本作はチェックしてみようか検討中です。ちなみに本作の国内盤はCDとデジタル配信の2種類が存在するようでデジタル版にはCDには未収録のボーナストラック3曲(いずれもデビュー作のリメイク)が追加されているそうです。

Unforgivable


At The Break Of Dawn feat. Elize Ryd


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SEVENTH WONDER「TIARA」(2018)10月3日発売

すっかりKAMELOTのシンガーが板についてきたTommy Karevikが以前から在籍していたスウェディッシュ・プログレメタルバンドSEVENTH WONDERによる8年振りの新作。ここまでリリース間隔が空いてしまったのはTommyが忙しかったからであろうことは想像に難くありませんが、僕はKAMELOTもSEVENTH WONDERも好きなので2つのバンドが活動を継続、しかも同年に新作を完成させてくれたのが嬉しいですね。

Victorious


Tiara's Song (Farewell Pt. 1)


The Everones


ROCK SHOW
ZIGGY「ROCK SHOW」(2018)10月24日発売予定

ここ最近はバラエティー番組でもその姿を見かけるようになった森重 樹一(Vo)擁するZIGGYのニューアルバム。世間的にも注目度が高くなっているこのタイミングで強力な作品を届けてくれれば再ブレイクするのでは?と期待しています。

「この夜の向こうへ」


【気になるCDリスト】
AMARANTHE「HELIX」(2018)10月19日発売予定NEW
365
Cotntdown

AMMUNITION「AMMUNITION」(2018)
Freedom Finder
Wrecking Crew

ARION「LIFE IS NOT BEAUTIFUL」(2018)10月17日発売予定NEW
Unforgivable
At The Break Of Dawn feat. Elize Ryd

ARK STORM feat. MARK BOALS「VOYAGE OF THE RAGE」(2018)

BEYOND THE BLACK「HEART OF HURRICANE」(2018)
Heart Of The Hurricane
Million Lightyears

BONFIRE「TEMPLE OF LIES」(2018)
Crazy Over You
Stand Or Fall
Temple Of Lies

CROSS VEIN「GATE OF FANTASIA」(2018)
Graceful Gate
トレイラー

DYNAZTY「FIRESIGN」(2018)10月24日発売予定
Breathe With Me
The Grey
Firesign

EARTHSTREAM「EARTH SCREAM」(2018)
トレイラー

ETERNITY'S END「UNYIELDING」(2018)11月21日発売予定NEW

FROZEN CROWN「THE FALLEN KING」(2018)
Kings
The Shieldmaiden

GIOELI-CASTRONOVO「SET THE WORLD ON FIRE」(2018)
Through
Set The World On Fire

GOTTHARD「DeFROSTED 2」(2018)11月21日発売予定NEW

GROUNDBREAKER「GROUNDBREAKER」(2018)
Over My Shoulder
Something Worth Fighting For
Will It Make You Love Me

HALESTORM「VICIOUS」(2018)
Uncomfortable
Black Vultures
Do Not Disturb

HIBRIA「MOVING GROUND」(2018)
Moving Ground

HOLTER「VLAD THE IMPALER」(2018)10月31日発売予定NEW
I'll Die For You

LIONE/CONTI 「LIONE/CONTI」(2018)
Ascension
You're Falling

LORDI「SEXORCISM」(2018)
Your Tongue's Got The Cat

LOVEBITES「CLOCKWORK IMMORTALITY」(2018)12月5日発売予定NEW

MARDELAS「MARDELASⅢ」(2018)
World vs Honor –仁義なき世界-

MICHAEL ROMEO「WAR OF THE WORLDS / PT. 1」(2018)(輸入盤)
Black
Djinn

MIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINS「PAWN AND PROPHECY」(2018)
Avengers Of Eden
Hordes of Fire

THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA「SOMETIMES THE WORLD AIN'T ENOUGH」(2018)
This Time
Lovers In The Rain
Turn To Miami

NORTHWARD「NORTHWARD」(2018)(輸入盤)10月19日発売予定NEW
While Love Died
Get What You Give

ORPHANED LAND「UNSUNG PROPHETS & DEAD MESSIAHS」(2018)
Like Orpheus feat. Hansi Kursch
We Do Not Resist

OUTLOUD「VISUAL HERO SOCIETY」(2018)(輸入盤)
Virtual Heroes
I Am The One
My Promise

PRAYING MANTIS「GRAVITY」(2018)
Gravity
Keep It Alive

PRIMAL FEAR「APOCALYPSE」(2018)
Hounds Of Justice
King Of Madness

REFUGE「SOLITARY MEN」(2018)
From The Ashes
Mind Over Matter
The Man In The Ivory Tower

RIOT「ARMOR OF LIGHT」(2018)
Victory
Messiah
Angel's Thunder, Devil's Reign
Heart Of A Lion

SABER TIGER「OBSCURE DIVERSITY」(2018)10月10日発売予定
The Worst Enemy

SEVENTH WONDER「TIARA」(2018)10月3日発売
Victorious
Tiara's Song (Farewell Pt. 1)
The Everones

SUNSTORM「ROAD TO HELL」(2018)
Only The Good Will Survive
The Road To Hell

TERRA NOVA「RAISE YOUR VOICE」(2018)11月21日発売予定NEW

TWO OF A KIND「RISE」(2018)
Naked

UNLUCKY MORPHEUS「CHANGE OF GENERATION」(2018)NEW
Knight of Sword

VALENTINE「THE ALLIANCE」(2018)
Eleanor Robyn

VEGA「ONLY HUMAN」(2018)
Last Man Standing
Worth Dying For
All Over Now

VOLCANO「DARKER THAN BLACK」(2018)
トレイラー

W.E.T.「EARTHRAGE」(2018)
Watch The Fire
Urgent
Kings On Thunder Road

WITHIN TEMPTATION「RESIST」(2018)12月14日発売予定NEW
The Reckoning

ZEMETH「MONOCHROME BLOOD」(2018)11月21日発売予定NEW

ZIGGY「ROCK SHOW」(2018)10月24日発売予定
「この夜の向こうへ」

【CD購入録】HARDCORE SUPERSTAR「YOU CAN'T KILL MY ROCK 'N' ROLL」(2018)

  • 2018/10/03(水) 00:00:00

【CD購入録】
YOU CANT KILL MY ROCK N ROLL
HARDCORE SUPERSTAR「YOU CAN'T KILL MY ROCK 'N' ROLL」(2018)

今年の11月には約7年振りとなる来日公演も決定しているHARDCORE SUPERSTARの10作目を買いました。まずはアルバムタイトルがいいですね。これだけで聴きたくなります。本作については昨年の段階でタイトルと2018年秋にリリース予定というニュースが届いていて、それ以降バンドは収録曲の半数にあたる6曲ものMVをアルバム発売に先駆けて公開するなど力が入っていました。実際に公開された①AD/HD、②Electric Rider、⑤You Can’t Kill My Rock N’ Roll、⑦Have Mercy On Me、⑨Baboon、⑩Bring The House Downはいずれも好感触だったので期待していましたが、これらの楽曲にはMVを制作するだけの魅力があったんだなというのが率直な感想です。それ以外の曲については「なぜこれがシングルカットされなかったの?」と思うものはないように思いますね。全体的にメタリックな質感は減退、そのかわりバンド初期にあった軽快なノリの良さが戻ってきている感じでしょうか。個人的にはここ最近のアルバムに物足りなさがあったので、今回の変化は嬉しいですね。

SEVENTH WONDER「THE GREAT ESCAPE」(2011)

  • 2018/09/29(土) 00:00:00

THE GREAT ESCAPE
【No.523】
★★★(2011)

DREAM THEATERがシーンに残した名盤「IMAGES AND WORDS」(1992)の流れを汲むスウェーデン産プログレメタルバンドSEVENTH WONDERの4作目。2nd「WAITING IN THE WINGS」(2006)、3rd「MERCY FALLS」(2008)がいずれも素晴らしい内容だったにもかかわらず、国内盤リリースに至らなかったことにヤキモキしていた僕にとっては待望の日本デビュー盤ですね。本作と同時に国内盤が発売された「MERCY FALLS」はアルバムを通してひとつの物語を描くコンセプト作品だったのに対して今回はそれぞれの楽曲が独立した構成で、本編ラストに配された30分越えの超大作⑦The Great Escapeはスウェーデンの詩人でノーベル賞作家のハリー・マーティンソンの「アニアラ」というSF小説を題材にしているそうです。

テクニカルでありつつも分かりやすいメロディが楽しめた「WAITING IN THE WINGS」でこのバンドのファンになった僕としては、コンセプトアルバムでもあるせいか前作では複雑なサウンドに変化したと感じていました。今回も基本的には「MERCY FALLS」の延長線上にある1枚と言えそうで数回聴いただけでは覚えられない、それでいて繰り返し聴きたくなる不思議な魅力に溢れたプログレメタルが展開されています。初めて聴いた時は重厚感に満ちた①Wisemanのイントロにテンションが上がったものの、キャッチーさを抑えた曲調に煮え切らない印象が残りました。それ以降も時折ハッとさせられる美旋律が登場しつつも、聴き終えた時には頭にメロディが残っていなかったため取っ付きにくさを感じたのは事実ですね。

そんなもどかしさを感じながらもリピートしたくなる魔力を持った本作は聴くほどに味わいが増してくる典型的なスルメ盤。独特のグルーヴ感とAOR風のメロディが融合した②Alley Cat、複雑な構成の中で美メロが効いている③The Angelmakerなどは中毒性が高いし本作の中ではキャッチーな部類に入る④King Of WhitewaterTommy Karevik(Vo)の妹Jenny Karevikが客演したバラード⑤Long Way Homeなど、購入して1年近く経つ頃に本作の良さがわかってきました(苦笑)。後にRoy Khan(Vo)の後任としてKAMELOTに加入することになるTommyはKAMELOTでは見せないような力強い歌声を披露するなど豊かな表現力を発揮、インストパートも相変わらずの充実振りでニヤリとしてしまいます。⑦は素晴らしいメロディが随所に登場するものの、あまりの長さに聴き疲れしてしまう感は否めませんね。素材としては優れたものが多そうなので、この30分を何曲かに分けてくれた方が個人的には嬉しかったかな…(元々20分を超える曲は苦手なので)。個人的には前作、前々作の方が好きですが一般的には本作の評価はかなり高いようなのでプログレメタルファンにとっては必聴の1枚かもしれません。

【音源紹介】
Alley Cat

【CD購入録】TREAT「TUNGUSKA」(2018)

  • 2018/09/25(火) 00:00:00

【CD購入録】
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TREAT「TUNGUSKA」(2018)

スウェーデン産メロディックロックのベテランバンドTREATの8作目を買いました。18年振りの復活アルバムとなった前々作「COUP DE GRACE」(2010)に比べると、前作「GHOST OF GRACELAND」(2016)は一撃のインパクトはさほど大きくないものの円熟味を感じさせる作品でした。今回もその延長線上にあると言えそうな作風で、一度聴いただけで頭から離れなくなってしまうようなキラーチューンはない一方で味わい深いメロディックロックが楽しめます。先行で音源が公開されていた④Rose Of Jericho、⑧Build The Loveは流石の出来だし、重厚なオープニング曲①Progenitorsや即効性高めの⑨Riptide、そして本編ラストをカッコよく締めくくる⑫Undefeatedなどもお気に入りですね。派手さはなくともバンドの魅力がしっかりと発揮された1枚だと思います。

【CD購入録】浜田 麻里「GRACIA」(2018)

  • 2018/09/21(金) 00:00:00

【CD購入録】
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浜田 麻里「GRACIA」(2018)

今年でデビュー35周年を迎える大ベテランでありながら、そのハイトーンボイスは衰えるどころか一段と冴え渡っている浜田 麻里の26作目を買いました。前作「MISSION」は2016年にリリースされた新譜の中でも頭ひとつ抜きん出た名盤だったので今回も期待していましたが、それにしっかりと応えてくれる力作に仕上がっています。一聴して感じるのは前作以上にメタル度をグッと増しているということですね。特に若井 望(G/DESTINIA)が作曲に関わった①Black Rain、②Disruptor、③Orienceの冒頭3曲が強力なメタリックチューンで心を鷲掴みにされました。ゲスト演奏陣に関しても豪華さはそのままにギタリストにはPaul Gilbert(MR.BIG etc)Chris Broderick(ex-MEGADETH)、Michael Romeo(SYMPHONY X)、Chris Impellitteri(IMPELLITTERI)といったプレイヤーが新顔として参加していて楽曲に華を添えています。またアルバム中盤に配された歌謡曲風のメロディアスチューンも胸に沁みるし、終盤もハードな⑩Dark Triadから凄まじいハイトーンが響く⑪Mangataで締めくくる圧巻の流れです。今回もかなりのお気に入り盤になりそうな気がしています。

SEVENTH WONDER「BECOME」(2005)

  • 2018/09/17(月) 00:00:00

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【No.522】
★★(2012)

ノルウェーのCIRCUS MAXIMUSとともに北欧プログレメタル界のホープとして注目しているSEVENTH WONDERの1stアルバム。彼等に関しては今や「KAMELOTのシンガーでもあるTommy Karevikが在籍するバンド」と言った方が通りが良さそうですがTommyは2nd「WAITING IN THE WINGS」(2006)からの加入(厳密には本作完成後)なので、このアルバムでは後にSILENT CALL、THAURORODでもリードシンガーを務めるAndi Kravljacaが歌っています。メロディ重視のプログレメタルというSEVENTH WONDERの根幹部分は本作で既に固まっているものの、ネオクラシカルサウンドが色濃く表れているのが他のアルバムとの差別化ポイントですね。

オープニングを飾る①Day By Dayのイントロからして母国スウェーデンの御大YNGWIE MALMSTEENを彷彿とさせるし、③The Damnedもチェンバロサウンドとギターの絡みがネオクラテイストを強く感じさせてくれます。またAndreas Blomqvist(B)が自己主張の強いベースを弾いているため故Marcel Jacob(B/TALISMAN etc)在籍時のYNGWIEを連想させることもしばしば(実際AndreasはMarcelのレッスンを受けたことがあるそうです)。シンガーのAndiも高音域ではGoran Edman(Vo/ex- YNGWIE MALMSTEEN etc)、優しく歌うとBenny Soderberg(Vo、Key/ex-FORTUNE、CLOCKWISE)のように聴こえるなど北欧メタルを象徴する歌い手に似た側面があって北欧らしさを強調する一因となっていますね。

プログレメタルにカテゴライズされるSEVENTH WONDERですが、本作では①や③のようなシンプルに駆け抜けていく楽曲の方が気に入っています。なおシークレットトラックとして収録されている①のバラードバージョンも味わい深くてグッド。ただし垢抜けなさが残っているのも事実だし、メロディの充実度も2nd以降の作品には及ばないので、そのポテンシャルの高さは感じつつも物足りなさもありますね。奇しくも本作はCIRCUS MAXIMUSのデビュー作「THE 1ST CHAPTER」と同年にリリースされていますが、この時点ではCIRCUS MAXIMUSに軍配が上がるというのが正直なところです。バンドはこのアルバムで時折見せていた煌めきを次作「WAITING IN THE WINGS」で一気に開花させることとなります。

【音源紹介】
The Damned

【CD購入録】ECLIPSE「MONUMENTUM」(2017)

  • 2018/09/13(木) 00:00:00

【CD購入録】
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ECLIPSE「MONUMENTUM」(2017)

FRONTIERS RECORDSお抱えのソングライターとして多くの作品に関わり多忙を極めるErik Martensson(Vo、G)率いるECLIPSEの6作目を買いました。Erikは年々忙しくなってそうなのにECLIPSEのアルバムとしては約2年振りと、これまでで最も短いスパンでのリリースとなっていますね。彼のワーカホリック振りは素直に凄いと思います。いかにもECLIPSEらしい①Vertigoで幕を開ける本作も躍動感溢れる溌剌としたハードロックが堪能できます。過去2作品と同系統のサウンドなので新鮮味は希薄ながら、ここまで上質なアルバムにはなかなか出会えないと思いますね。そういう意味では非常にFRONTIERS RECORDSらしい作品だし、その中でも上位に来そうな充実盤です。

CIRCUS MAXIMUS「HAVOC」(2016)

  • 2018/09/09(日) 00:00:00

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【No.521】
★★★(2016)

2005年にデビュー、2nd「ISOLATE」(2007)以降は不動のメンバーで活動を続けるノルウェー出身のプログレメタルバンドCIRCUS MAXIMUSの4作目。初期2作品は一度聴いただけで口ずさめそうな歌メロが話題となっていたのに対して前作「NINE」(2012)では、わかりやすさが減退した一方で深みを増したサウンドに変化していました。今回も基本的に3rdの延長線上にある音楽性で楽曲のシンプル化は更に進み、これまで収録されていた10分越えの曲も姿を消しています。それだけでなく本作のタイトル曲③HavocMARILYN MANSONが引き合いに出されるようなヘヴィロック調で驚きました。この曲はアルバムリリースに先駆けて公開されていたため、購入前に「HAVOC」という作品に対して不安がよぎったのは事実ですね(苦笑)。

いざ聴いてみるとアルバム前半には③を筆頭にダークな楽曲が多いものの、冒頭の①The WeightはCIRCUS MAXIMUSらしいメロディが盛り込まれているし、⑥Loved Ones以降は僕がこのバンドに期待する美しいメロディが前面に出ていて一安心。特に⑧Rememberは「NINE」収録の名曲Last Goodbyeを彷彿とさせるメロディアスチューンで、この手の楽曲をもっと聴きたかったというのが本音ですね。また本編を締めくくる⑨Chivalryは3分近く続くアウトロが胸に沁みるナンバーで、この⑧から⑨に至る流れは本作の中で一番気に入っています。これら2曲の影に隠れがちですがスケール感のあるキーボードとMichael Eriksen(Vo)の美声が相乗効果をもたらしている⑥、DREAM THEATER風のインタープレイを織り交ぜたドラマティックチューン⑦After The Fireもなかなかの佳曲です。

メロディアスなHR/HMを好む僕としてはアルバム前半を聴いて戸惑うものの後半に持ち直すので聴後感はそれほど悪くありません。このアルバムを経てCIRCUS MAXIMUSがどのように進化していくのか要注目ですね。そんな本作を語る上で欠かせないのがバンドの初来日公演となったLOUD PARK 12から8曲を収録した初回限定盤ボーナスCDの存在です。セットリスト的にもLast Goodbyeを始めとした「NINE」の楽曲を中心に初期2作品からはAlive、Abyss、Arrival Of Loveといった名曲をしっかり押さえているので「HAVOC」本編にらしさを感じつつモヤモヤ感が拭いきれなかった僕にとしてはこちらをリピートすることの方が多かったりします(笑)。ちなみにライヴでは全9曲が演奏されていてI Amのみ本編のボーナストラックに収録されています。通常盤を買ったファンにもライヴ音源を聴いてもらいたいという意図なのかもしれませんが、初回限定盤を買った身としては全曲を通して聴きたかったかな…。ちなみに初回限定盤には本編に⑩Loathというボーナストラックが追加されていますが可もなく不可もなくという印象です。

【音源紹介】
Remember