【CD購入録】HALESTORM「INTO THE WILD LIFE」(2015)

  • 2018/04/25(水) 00:00:00

【CD購入録】
INTO THE WILD LIFE
HALESTORM「INTO THE WILD LIFE」(2015)

これまでに発表した2枚のアルバムがどちらも優れた歌モノハードロック作品だったHALESTORMの3作目を買いました。前作「THE STRANGE CASE OF...」(2012)が素晴らしい出来だったので本作には期待をしていたのですがリリース当時の評判がいまひとつだったこと、2015年は聴きたいアルバムが他に沢山あったことなどから買うのが遅くなってしまいました。いざ聴いてみると確かに世間の(主に日本での?)評価がさほど高くないというのもわかる気がします。端的に言うならHR/HMらしさが減退し、一度聴いただけで口ずさめそうなメロディも少なくなっているので第一印象が弱く感じられます。過去2作品はキャッチーなサビから始まるIt's Not You、バンド屈指のハードチューンLove Bites(So Do I)といった即効性抜群の曲をオープニングに配していたのに対して、本作の①Screamはゆっくりとアルバムの幕開けを告げるタイプで従来とは違う要素を感じさせます。徐々に激しさを増していく②I Am The Fire、アルバム随一のアグレッションで攻め立てる⑦Mayhemなどもありますが、一聴して胸が空くようなナンバーは少ないのでどうしても地味に感じてしまいますね。といいつつリピートするうちにこれはこれでアリかもと思わせるのはLzzy Hale嬢(Vo)の歌唱力に依るところが大きいかな。ピアノ主体のバラード⑤Dear Daughter、印象的なギターメロディとナーナーコーラスが耳に残る⑨Gonna Get Mineから⑩The Reckoningに繋がる流れも気に入っています。HALESTORMを初めて聴く方には過去作品をオススメしたいですが、本作もスルメ盤的な魅力がありますね。

HALESTORM「THE STRANGE CASE OF...」(2012)

  • 2018/04/21(土) 00:00:00

STRANGE CASE OF
【No.512】
★★★★(2012)
年間ベスト2012年ノミネート作品

2009年にバンド名を冠した1st「HALESTORM」でシーンに登場すると本国アメリカで好調なセールスを記録、翌年のLOUD PARK10出演のタイミングで日本デビューも果たしたハードロックバンドHALESTORMの2ndアルバム。デビュー作の時点で新人離れした完成度を誇っていましたが、今回は更に進化していて「化けた」と言っても過言ではないほどのパワーアップを遂げていますね。元々魅力的だったメロディはキャッチーさを増しているしハードに畳み掛ける曲からバラード、ポップチューン、ブルーズ風などバラエティにも富んでいます。そんな中でも突出しているのが前作にはなかったゴリゴリのハードチューン①Love Bites(So Do I)でしょう。バンドはこの曲で第55回グラミー賞の最優秀ハード・ロック/メタル・パフォーマンスを受賞しています。ちなみに2017年に1stアルバム「AWAKENING FROM ABYSS」をリリースした国産ガールズメタルLOVEBITESのバンド名はこの曲から来ているそうです。

そんな①でガツンとかました後も②Mz. Hyde、③I Miss The Misery、④Freak Like Meとパンチの効いたナンバーを立て続けに繰り出したかと思うと⑤Beautiful With Youからは一転してバラード3連発。前作でもバラードを中盤に2曲続けていましたが今回もメジャー感たっぷりの⑤、曲が進むに連れて盛り上がっていく⑥In Your Room、ピアノでしっとり聴かせる⑦Break Inと各曲のキャラが立っていて飽きさせません。後半もリズミカルな曲調にライヴの楽しさを歌った歌詞が乗る⑧Rock Show、「ナ〜ナ、ナナナ」の力強いコーラスで始まる⑨Daughters Of Darkness、ダーティな歌い回しがカッコいい⑩You Call Me A Bitch Like It's A Bad Thing、土臭い古き良きロックサウンド風に始まりシンガロングを誘うコーラスへ繋がる⑪American Boysときてラストを牧歌的なバラード⑫Here's To Usで本編を締めくくる構成もいいですね。

また僕が持っている国内盤にはボーナストラックとしてバンドが2011年に発表した6曲入りカバーEP「ReAniMate: The CoVeRs eP」からSKID ROW、LADY GAGA、TEMPLE OF THE DOG、HEART、THE BEATLESのカバー5曲を聴くことができます(何故かGUNS N'ROSESOut Ta Get Meだけ未収録)。どの曲もHALESTORMらしい仕上がりとなっていますが、やはり⑬Slave To The Grindが秀逸ですね。ボートラも含めると全17曲と収録曲数は多めながらダレることがないのも好印象。そして特筆すべきはLzzy Hale(Vo)の存在感抜群の歌声で、彼女のボーカルパフォーマンスが作品の格を一段も二段も上げていることは間違いありません。②ではジキル博士とハイド氏を意識した曲名にあるような二面性をボーカルで表現しているほか、吐き捨て系の歌い方を披露したかと思えば、メロウな曲では一転して可憐な表情を見せたりと多彩。Lzzyは現代の女性ロックシンガーの中でも屈指の存在ですね。アルバムトータルで見ても僕にとってはNICKELBACK「THE DARK HORSE」(2008)、SHINEDOWN「THE SOUND OF MADNESS」(2008)と肩を並べるアメリカン・ハードロックの名盤です。

【音源紹介】
Love Bites(So Do I)

【CD購入録】ANGRA「ØMNI」(2018)

  • 2018/04/17(火) 00:00:00

【CD購入録】
ØMNI
ANGRA「ØMNI」(2018)

看板ギタリストで創設メンバーの1人でもあるKiko LoureiroMEGADETHに加入したため、その動向に注目が集まっていたブラジルの至宝ANGRAの9作目を買いました。Kikoの後任に迎えられたのはEdu Falaschi(Vo/ex-ANGRA)のメインバンドでANGRAのFelipe Andreoli(B)もかつて在籍していたALMAHのギタリストMarcelo Barbosa。彼のことはALMAHの2nd「FRAGILE EQUALITY」(2008)を聴いた時から印象に残っていたので順当な人選だと思います。ANGRAとKikoについても良好な関係を維持しているようで⑥War HornsのレコーディングにはKikoも参加していますね。KikoがMEGADETHのギタリストとして長期間活動し続ける可能性はそれほど高くない気がするので、いつかバンドに復帰する線もあると思います。ANGRAとしてはメロディックパワーメタル色を強めに出しつつ、プログレメタルや彼等ならではのブラジリアンテイストを程よく織り交ぜた今回の作風は僕が聴きたいANGRA像に近いですね。オープニングを飾る①Light Of Transcendenceで聴けるスピーディな曲調と耳に残るギターメロディはかなり気に入っています。Fabio Lione(Vo/LIONE/CONTI etc、ex-RHAPSODY OF FIRE)という実力者を擁していながらRafael Bittencourt(G)がリードボーカルをとる曲があることに疑問は残りますがリピート率はかなり高い1枚ですね。

【CD購入録】CIVIL WAR「THE LAST FULL MEASURE」(2016)

  • 2018/04/13(金) 00:00:00

【CD購入録】
LAST FULL MEASURE
CIVIL WAR「THE LAST FULL MEASURE」(2016)

SABATONの元メンバーとNils Patrik Johansson(Vo/ASTRAL DOORS、LION'S SHARE、WUTHERING HEIGHTS etc)が立ち上げたCIVIL WARを3作目を買いました。本作はデビューアルバムから続く「アメリカ南北戦争3部作」の完結編となります。過去2作品は愛聴盤となっていましたが今回もCIVIL WARらしい熱気に溢れたメタルアルバムに仕上がっていますね。それでいて今回はオープニング曲①Road To Victoryのイントロからして煌びやかなキーボードがフィーチュアされていたり、④Tombstoneではフォークメタルっぽいフレーズが登場したりと新しい要素が盛り込まれています。ストレートなメタルチューン⑧Gladiatorの「グラディエーター」というサビが「ニャア〜ディエェイタァ♪」になっているのはNilsらしくてニヤリとしてしまうし、アルバム本編を壮大に締めくくるタイトル曲⑩The Last Full Measureもいいですね。ボーナストラック⑪Strike Hard, Strike Sure、⑫Aftermathも充実していてアルバム中盤に並ぶ曲よりも強力なのでは、と思えるほど。本作でも圧倒的な存在感を放っているNilsは残念ながら本作を最後に脱退、バンドはADAGIOの復活作「LIFE」(2017)でも歌っていたKelly Sundown Carpenter(Vo)を後任に迎えています。Kellyも実力者だと思いますがNilsはバンドの顔だっただけに今後が少し心配ですね…。

【気になるCDリスト】2018年4月

  • 2018/04/09(月) 00:00:00

G-LITTER_201804061410567b1.jpg
GACHARIC SPIN「G-LITTER」(2018)4月11日発売予定

Fuki(Vo/LIGHT BRINGER、UNLUCKY MORPHEUS)と合体したDOLL$BOXXで久々の作品となるミニアルバム「high $pec」(2017)をリリースしたことも記憶に新しいGACHARIC SPINの新作。バンドのオフィシャルサイトを見ても今年はGACHARIC SPINとDOLL$BOXXの両方で精力的に活動していくようなので、このニューアルバムが更なる勢いをもたらしてくれるような内容だと嬉しいですね。

Redline(Short Version)


THE SHADOW THEORY
KAMELOT「SHADOW THEORY」(2018)4月25日発売予定

カリスマシンガーRoy Khanの電撃脱退後も約3年の周期で新作を届けてくれているKAMELOTの12作目。今回もKAMELOTならではのダークでミステリアスな作風となっていそうでMVも制作された②Phantom Divine (Shadow Empire)などはデジャヴ感がハンパないですが、やっぱりこういうサウンドは大好物です。そういえばRoyはKAMELOT脱退後は教会で働いていたそうですが、今年の3月にレコーディングしたFor Allという初のソロ曲を公開しましたね。この曲を聴いてRoyの声質を活かした好バラードだと思いつつも、彼がHR/HMシーンに帰ってくることはもうなさそうだな…という感想を持ちました。

Ravenlight


Phantom Divine (Shadow Empire) feat. Lauren Hart


REVENANT.jpg
MARY'S BLOOD「REVENANT」(2018)4月18日発売予定

数ある国産ガールズメタルバンドの中で僕が最も注目しているMARY'S BLOODの4th。過去作品全てが当ブログの年間ベストにランクインする強者ですが今回も期待を裏切らない仕上がりになってそうなので楽しみです。

トレイラー


【気になるCDリスト】
AMMUNITION「AMMUNITION」(2018)
Freedom Finder
Wrecking Crew

ANGRA「ØMNI」(2018)
Travelers Of Time
War Horns
Insania

ARK STORM feat. MARK BOALS「VOYAGE OF THE RAGE」(2018)

BONFIRE「TEMPLE OF LIES」(2018)5月23日発売予定NEW
Crazy Over You
Stand Or Fall

CROSS VEIN「GATE OF FANTASIA」(2018)
Graceful Gate
トレイラー

EARTHSTREAM「EARTH SCREAM」(2018)NEW
トレイラー

FROZEN CROWN「THE FALLEN KING」(2018)
Kings
The Shieldmaiden

GACHARIC SPIN「G-LITTER」(2018)4月11日発売予定
Redline(Short Version)

HIBRIA「MOVING GROUND」(2018)
Moving Ground

KAMELOT「SHADOW THEORY」(2018)4月25日発売予定
Ravenlight
Phantom Divine (Shadow Empire) feat. Lauren Hart

LIONE/CONTI 「LIONE/CONTI」(2018)
Ascension
You're Falling

MARDELAS「MARDELASⅢ」(2018)5月16日発売予定

MARY'S BLOOD「REVENANT」(2018)4月18日発売予定
トレイラー
World's End(Short Version)

MIKE LEPOND'S SILENT ASSASSINS「PAWN AND PROPHECY」(2018)
Avengers Of Eden
Hordes of Fire

ORPHANED LAND「UNSUNG PROPHETS & DEAD MESSIAHS」(2018)
Like Orpheus feat. Hansi Kursch
We Do Not Resist

PRAYING MANTIS「GRAVITY」(2018)5月9日発売予定
Gravity

REFUGE「SOLITARY MEN」(2018)6月6日発売予定NEW

SATIN「IT'S ABOUT TIME」(2018)
I'll Never Let You Down

VEGA「ONLY HUMAN」(2018)5月9日発売予定NEW
Last Man Standing
Worth Dying For

W.E.T.「EARTHRAGE」(2018)
Watch The Fire
Urgent

陰陽座「覇道明王」(2018)6月6日発売予定NEW

【CD購入録】SABATON「THE LAST STAND」(2016)

  • 2018/04/05(木) 00:00:00

【CD購入録】
THE LAST STAND
SABATON「THE LAST STAND」(2016)

本国スウェーデンでは「サバトン・オープン・エア」というフェスを主催するほどの人気を誇り、ライヴでは戦車などが登場することから「ウォーメタル」、「ミリタリーメタル」と形容されるエピックメタルバンドSABATONの8作目を買いました。つい先日までAMON AMARTHをサポートアクトに迎えて来日もしていたようですね。彼等のことは以前から知っていたのですが「エピックメタル」というジャンルに対して「武骨であるが故にキャッチーさに欠ける」というイメージが強く、購入に至らないまま今に至っていました。ところが本作を聴いてみると予想以上にわかりやすく、勇ましさだけでなく曲によってはメロディアスハードに通じる爽やかさをも兼ね備えていてビックリ。正式メンバーがいないにも関わらず、各曲でキーボードのパートが活躍しているのも意外でした。フロントマンJoakim Brodenの歌唱は漢臭さと威厳に溢れたスタイルで各曲をこれでもかとばかりに盛り上げてくれますね。本作でも「ウォーメタル」の名の通り、曲毎に題材となった歴史上の戦いがあるようで⑨Shiroyamaでは西南戦争の城山の戦いを取り上げているようです。コンパクトに纏められた楽曲を矢継ぎ早に繰り出すスタイルでありつつ「ウゥッ!ハァ!ウゥッ!ハァ!」という漢らしいコーラスからスタートする重厚な①Sparta、オルガンサウンドを纏った軽快なハードロック③Blood Of Bannockburn、心地よく疾走していく⑥Rorke's Driftなど異なる表情を見せてくれるのも好印象。アルバムを通して楽しめる作品ですが、お気に入りは前述の⑨ですね。先日、CD購入録の記事をアップしたKREATORと同じく過去作品も聴いてみたくなりました。

【CD購入録】KREATOR「GODS OF VIOLENCE」(2017)

  • 2018/04/01(日) 00:00:00

【CD購入録】
GODS OF VIOLENCE
KREATOR「GODS OF VIOLENCE」(2017)

ドイツが誇るスラッシュメタルの重鎮KREATORの14作目を買いました。スラッシュメタルをあまり聴かない僕にとってKREATORといえばEDGUYの名盤「HELLFIRE CLUB」(2004)のオープニング曲Mysteriaにゲスト参加していたMille Petrozza(Vo、G)が創設したバンド、程度のことしか知りませんでした(彼等のアルバムで聴いたことがあるのは2005年リリースの「ENEMY OF GOD」のみ)。本作に関しても多くのHR/HMサイトで2017年のベストアルバムに挙げられていることがきっかけで聴いてみたのですが、これは強烈ですね。怒涛のアグレッションと共に突進する②World War Now、④Totalitarian Terror、⑤Gods Of Violenceなどは理屈抜きのカッコよさを誇っていてガツンとやられたし、この手のバンドでは退屈になりがちなミドルテンポの曲もキャッチーとさえ呼べそうなメロディを持っていて③Satan Is Real、⑨Fallen Brother、⑩Side By Sideなどはサビを一緒に歌いたくなるほどです。15年以上の長きに渡りギタリストとしてKREATORに在籍しているSami Yli-Sirnio(BARREN EARTH、WALTARI)のプレイも素晴らしく、邪悪なサウンドの中で光るメロディアスな要素を担う上で大きな役割を果たしています。ここ最近のKREATORはメロディを重視しているそうなので他のアルバムも聴いてみたいですね。

HALESTORM「HALESTORM」(2009)

  • 2018/03/28(水) 00:00:00

HALESTORM.jpg
【No.511】
★★★(2010)

アメリカはペンシルバニア州出身の4人組ハードロックバンドHALESTORMのデビューアルバム。バンドの歴史は意外と長く紅一点のLzzy Hale(Vo、G)Arejay Hale(Ds)のHale姉弟によって90年代後半に結成、当初は2人の父親がベースをプレイするなどしていたようですが、本作のラインナップが固まった2004年から2018年現在に至るまでメンバーチェンジはありません。複数のアルバムを発表していて結成時からメンバーが不変のHR/HM系バンドは結構珍しいですね。安定しているのはラインナップだけではなく作風も同じで超大手レーベルATLANTICからデビュー、プロデューサーはDAUGHTRY、FOOBASTANK、MY CHEMICAL ROMANCEなどを手掛けたHoward Bensonという前評判通りメジャー感バリバリのアメリカン・ハードロックに仕上がっています。

デビュー作とは思えないほどの風格が漂う本作ですが、それをより盤石なものにしているのがフロントウーマンLzzy Haleの歌唱です。女性でありながらAxel Rose(Vo/GUNS N' ROSES)、Sebastian Bach(Vo/ex-SKID ROW)が引き合いに出されることもある彼女の歌声は骨太かつパワフルで聴き応えがありますね。楽曲面も充実していて開始数秒で心を掴まれるキャッチーソング①It's Not You、力強さを前に出した②I Get Offへと続くシングル2曲を冒頭に配した構成は文句なし。③Bet U Wish U Had Me BackはDAUGHTRYを彷彿とさせる大らかなナンバーで、僕にとってはこういう曲こそ典型的アメリカン・ハードロックというイメージが強いですね。中盤は効果的なストリングスが曲を盛り上げるバラード⑤Familiar Taste Of Poison、前曲と同系統ながら歌とメロディの魅力で楽しませてくれる⑥I'm Not An Angelでスローダウンしておいて「ヘイ!ヘイ!」というコーラスをフィーチュアした⑦What Were You Expecting?で再びテンションが上がります。

Lzzyのボーカルパフォーマンスに注目してしまいがちですがバックを支える演奏陣も適度にヘヴィ、それでいて安定感があるので総合的に見ても歌モノハードロックの充実盤だと思います。ほぼ全曲が3分台、アルバム1枚で約37分とコンパクトに纏まっているのも好印象。贅沢を言えば、一度聴いただけで口ずさめそうなサビが印象的な⑩Dirty Workクラスの曲が後半にあと2〜3曲欲しかった気もしますが。2009年にリリースされた本作は全米で50万枚のセールスを記録、アメリカで話題の新人ロックバンドとして紹介されているCDショップの試聴コーナーが僕とHALESTORMの出会いでした。興味半分で試聴したその場でCDをレジに持っていってしまうほどのインパクトがありましたね。僕が持っているのは11曲入りの輸入盤ですがバンドがLOUD PARK10に出演直後のタイミングでライヴ音源2曲を追加した国内盤が発売されています。

【音源紹介】
It's Not You

【CD購入録】KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「OVERTURE OF DESTRUCTION」(2017)

  • 2018/03/24(土) 00:00:00

【CD購入録】
OVERTURE OF DESTRUCTION
KELLY SIMONZ'S BLIND FAITH「OVERTURE OF DESTRUCTION」(2017)

一時の寡作振りが嘘のようにここ最近はハイペースな活動を見せているKELLY SIMONZ'S BLIND FAITHの5作目を買いました。12年振りの復活作となった3rd「BLIND FAITH」(2014)からラインナップに変更はなく今回もKelly Simonz(G)がボーカル、キーボードなどもこなしつつリズム隊には正式メンバーが在籍、ゲストシンガーにYama-B(Vo/ex-GALNERYUS)を迎えるという布陣となっています。Kellyが全パートをこなしてアルバムを作り上げていたことから「一人様式美男」と呼ばれていたデビュー当初が懐かしいですね(笑)。アルバムの中身としてはこれまで同様ネオクラシカルチューンを軸にハードポップ、バラードを織り交ぜながらギターインストもしっかりと聴かせるという作風となっています。文字通りの序曲①Overtureからネオクラ疾走曲②Road To Destructionへ雪崩れ込み、軽快なメロディックロック③Close Your Eyesに繋がる展開は今やKelly Simonzのお家芸ですね。3作品続けてのゲスト参加となるYama-Bが激しいナンバー、Kellyはソフトな曲を歌っているのですが③などはKellyの声量不足が感じられるので、いっそのことYama-Bが正式加入してもいいような気もします。インストで印象的なのはGary Moore愛に溢れた⑤Sea Of Tears、3部構成10分越えの長編⑪"The Wrath Of Gaia" Suite No.1-3ですね。過去作品を凌駕する内容というわけではないものの、いかにもKellyらしい1枚となっています。

【CD購入録】ROYAL HUNT「CAST IN STONE」(2018)

  • 2018/03/20(火) 00:00:00

【CD購入録】
CAST IN STONE
ROYAL HUNT「CAST IN STONE」(2018)

11th「SHOW ME HOW TO LIVE」(2011)でD.C. Cooper(Vo)が復帰して以降、コンスタントに作品をリリースし続けているROYAL HUNTの14作目を買いました。前作「DEVIL'S DOZEN」(2015)の後も2016年に「CARGO」、2017年には「2016」というライヴ盤を発表しているので4年連続で何らかのアルバムを届けてくれていますね。今回も内容的には紛れもないROYAL HUNTサウンドでありつつも、煌びやかなネオクラシカル風の音使いはほとんどなくAndre Andersen(Key)もハードロック風のオルガンの音色で演奏する場面が増えています。②The Last Soul Aliveのようにスピーディーな楽曲もありますがミドルテンポ主体で全体的にメロディが地味なので、即効性は低いですね。また典型的ROYAL HUNTソング⑥A Million Ways To Die、⑦Rest In Peaceを聴いて焼き直しと見るか、これぞROYAL HUNTと見るかで本作の評価は分かれると思います(僕はどちらかというと後者ですが)。気になるのは⑥、⑦のように死を連想させる曲名が多いことでしょうか。個人的にはAndreが以前に「A LIFE TO DIE FOR」(2013)がROYAL HUNTとして最後のアルバムになるとインタビューで語っていたことが今でも頭に残っていて、これらの曲名にバンドの最期という意味が込められているのかも、なんて考えてしまうんですよね…。