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ALHAMBRA「SIEGFREID」(2012)

  • 2019/11/10(日) 00:00:00

SIEGFREID.jpg
【No.536】
★★★★(2012)
年間ベスト2012年ノミネート作品

デビュー当初からGALNERYUSの鍵盤奏者として活躍するYuhkiを中心にLIGHT BRINGERのリーダーでもあるHibiki(B)も在籍するテクニカル系シンフォニックメタルバンドALHAMBRAの4thアルバム。前作「SOLITUDE」(2010)ではそれまでのアルバムに収録されていた大作はなく、歌モノ寄りのコンパクトな作風だったのに対して今回は大仰な世界観が戻っているように感じます。それを象徴しているのが2nd 「FADISTA」(2007)収録の名曲Die Walkureの続編で4部構成、22分に及ぶ組曲Siegfriedの存在でしょう。過去作品全てにゲストとして参加している佐々井 康雄(Vo/ARK STORM)がこれまで以上の存在感を発揮して、オペラティックに歌う世良 純子(Vo)とミュージカルのような掛け合いを見せるこの組曲は圧巻の一言。特にクライマックスを迎える⑨Siegfried Suite #4-All For The Reason「ただ愛のために」はハイライトの連続で大きな感動をもたらしてくれます。

アルバム後半に鎮座する「組曲ジークフリード」が最大の聴きどころなのは事実ながら、前半に収録された楽曲もハイクオリティなものが揃っています。オープニングを飾る①Maze Of Tragedy-水晶の雨 Part.Ⅱ-は第一印象としては地味に感じたもののTarja Turunen(Vo/ex-NIGHTWISH)ばりのソプラノボイスが響くドラマティックチューンで聴く度に味わいが増す1曲です。クラシカルな雰囲気の中でクサメロとYuhkiのオルガンサウンドが躍動する②Perfect Blue、冒頭の泣きのギターと爽やかでありつつもどこか儚いサビが秀逸な③Foreverという疾走曲2連発は実に強力。またバンド初となる梶原 稔広(G) 作のギター主体のインスト④Fleeting Circusを挟んで登場する⑤Dear Friendはバンドのポップサイドに焦点を当てたナンバーで、応援歌のような歌詞も相まって「SOLITUDE」の延長線上にある曲と言えそうです。

ALHAMBRAの作品の中では「FADISTA」が一番好きでしたが圧巻の組曲と名曲②、③を含む本作はそれ以上に気に入っているアルバムですね。作品を重ねる毎に存在感を増している男性ボーカル佐々井の貢献度は大きく「組曲ジークフリード」は彼なしでは成り立たないし、仰々しいその歌唱スタイルはALHAMBRAとの相性も抜群。濃厚で複雑なインストパートが火花を散らす緻密でドラマティックな曲展開でありつつも、難しくなりすぎないキャッチーなメロディの充実振りは過去最高だし、それが結実したのが「組曲ジークフリード」だと思います。そんなメロディの魅力だけでなくサウンドプロダクションも含めて、バンド全体がレベルアップしたと感じさせてくれる高品質な1枚です。

Siegfried Suite #4-All For The Reason

【気になるCDリスト】2019年11月

  • 2019/11/05(火) 00:00:00

NO HALOS IN HELL
CYHRA「NO HALOS IN HELL」(2019)11月15日発売予定

AMARANTHEを脱退したJake E(Vo)Jesper Stromblad(G/DIMENSION ZERO、ex-IN FLAMES)を中心として誕生したCYHRAの2nd。昨年後半辺りから2019年に新作がリリースされるというニュースは入ってきていたものの、具体的な情報がなかったので心配していました。完成した新作はデビュー作の美点を引き継いだ哀愁のメロディが冴えるモダンHR/HMに仕上がってそうなので楽しみです。

Out Of My Life
Battle From Within

SONGS THE NIGHT SINGS
THE DARK ELEMENT「SONGS THE NIGHT SINGS」(2019)11月6日発売予定

Jani Liimatainen(G/CAIN'S OFFERING、ex-SONATA ARCTICA)Anette Olzon(Vo/ex-NIGHTWISH)が立ち上げたTHE DARK ELEMENTの2作目。セルフタイトルのデビュー作がJaniのソングライティング能力の高さを示す充実盤だったので今回も期待しています。

Songs The Night Sings
The Pallbearer Walks Alone

EXHIBITS.jpg
WORK OF ART「EXHIBITS」(2019)11月22日発売予定

前作「FRAMEWORK」(2014)リリース後にはこれがラストアルバムになるかもしれないという噂もあったWORK OF ARTの4thアルバム。中心人物のRobert Sall(G)W.E.T.でも活動していますが、彼のメロディセンスが最も発揮されるのがこのバンドだと思うので無事に活動を継続してくれていることが嬉しいですね。また本作にはJim Peterik(G/PRIDE OF LIONS、ex-SURVIVOR)が作曲面で関与しているナンバーも収録されているようなのでそちらにも注目しています。

Be The Believer
Misguided Love

NOSTALGISM.jpg
ZEMETH「NOSTALGISM」(2019) 11月27日発売予定

哀愁歌謡ノスタルジック・メロディックデスメタルを掲げるZEMETHの3作目。今回もZEMETHならではの泣きメロの嵐または洪水という表現がピッタリのサウンドに仕上がっていそうですね。前作「MONOCHROME BLOOD」(2018)から1年という短いスパンで早くも新作を完成させるハイペース振りにも感心させられます。

トレイラー

WAY OF LIFE
下山 武徳「WAY OF LIFE」(2019)11月13日発売予定

北の凶獣SABER TIGERのリードボーカル下山 武徳の通算3枚目となるアコースティック・ソロアルバム。山本 恭司(G/VOW WOW)木下 昭仁、田中 康治というSABER TIGERのギタリスト2名に加えて、かつてSIXRIDEで活動を共にした青柳 慎太郎(G)らがゲストとして参加しています。個人的には青柳が表舞台に帰ってきてくれたことが嬉しいし、SIXRIDEの名バラード⑨Dec.の再録も楽しみです。

【気になるCDリスト】
ANTHEM「NUCLEUS」(2019)
Black Empire
Immortal Bind

AS I LAY DYING「SHAPED BY FIRE」(2019)
Blinded
Shaped By Fire
My Own Grave
Redefined

ASOMVEL「WORLD SHAKER」(2019)
World Shaker
True Believer

AUTUMN'S CHILD「AUTUMN'S CHILD」(2019)12月18日発売予定NEW

THE BRINK「NOWHERE TO RUN」(2019)
Break These Chains
Save Goodbye
Are You With Me

BLOODBOUND「RISE OF THE DRAGON EMPIRE」(2019)
Slayer Of Kings
Rise Of The Dragon Empire

CONCERTO MOON「OUROBOROS」(2019)
Change My Heart

CRASHDIET「RUST」(2019)
Idiots
We Are The Legion
Reptile
Rust

CYHRA「NO HALOS IN HELL」(2019)11月15日発売予定
Out Of My Life
Battle From Within

THE DARK ELEMENT「SONGS THE NIGHT SINGS」(2019)11月6日発売予定NEW
Songs The Night Sings
The Pallbearer Walks Alone

THE FERRYMEN「A NEW EVIL」(2019)
A New Evil
Bring Me Home

FIND ME「ANGELS IN BLUE」(2019)
No Tears In Paradise
True Believer

FIRST SIGNAL「LINE OF FIRE」(2019)
Tonight We Are The Only
Born To Be A Rebel

FORTUNE「II」(2019)
Freedom Road
Shelter Of The Night

GRAND MAGUS「WOLF GOD」(2019)
Wolf God
Brother Of The Storm

LEVERAGE「DETERMINUS」(2019)
Burn Love Burn
Wind Of Morrigan

LOVEBITES「ELECTRIC PENTAGRAM」(2020)1月29日発売予定NEW

LOVEKILLERS feat. Tony Harnell「LOVEKILLERS」(2019)12月6日発売予定
Now Or Never
Higher Again

MAJESTICA「ABOVE THE SKY」(2019)
Above The Sky
Rising Tide
Night Call Girl

OCTAVIAGRACE「RADIANT」(2019)12月25日発売予定NEW

RAGE「WINGS OF RAGE」(2020)1月10日発売予定NEW
Let Them Rest in Peace

SABATON「THE GREAT WAR」(2019)
Bismarck
Fields of Verdun
The Red Baron
Great War

SKELETOON「THEY NEVER SAY DIE」(2019)
They Never Say Die
I Have The Key

SOTO「ORIGAMI」(2019)
HyperMania
Origami
BeLie

STARBREAKER「DYSPHORIA」(2019)
Pure Evil
How Many More Goodbyes

STEEL PANTHER「HEAVY METAL RULES」(2019)
All I Wanna Do Is Fuck (Myself Tonight)
Always Gonna Be A Ho

TIMO TOLKKI'S AVALON「RETURN TO EDEN」(2019)
Promises (feat. Todd Michael Hall)
Hear My Call (feat. Anneke Van Giersbergen)
Godsend (feat. Mariangela Demurtas)

VICTORIUS「SPACE NINJAS FROM HELL」(2020)1月17日発売予定NEW
Super Sonic Samurai

WORK OF ART「EXHIBITS」(2019)11月22日発売予定
Be The Believer
Misguided Love

ZEMETH「NOSTALGISM」(2019) 11月27日発売予定
トレイラー

下山 武徳「WAY OF LIFE」(2019)11月13日発売予定

中島 卓偉「GIRLS LOOK AHEAD」(2019)
「大器晩成」

摩天楼オペラ「HUMAN DIGNITY」(2019)
トレイラー

【CD購入録】HELLOWEEN「UNITED ALIVE IN MADRID」(2019)

  • 2019/10/31(木) 00:00:00

【CD購入録】
UNITED ALIVE IN MADRID
HELLOWEEN「UNITED ALIVE IN MADRID」(2019)

期間限定ではあるもののMichael Kiske(Vo)Kai Hansen(G、Vo)が復帰して7人体制となったHELLOWEENのPUMPKINS UNITED WORLD TOURの模様を収録した3枚組ライヴアルバム(Disc-3は4曲は入りボーナスディスク)。HELLOWEENは僕がHR/HMを聴くようになるきっかけを与えてくれた重要バンドのひとつなので、僕がHR/HMと出会った1995年時点で既に脱退していたKiskeとKaiが復帰すると知った時は本当に嬉しかったし驚きました。このライヴ作品の大きな特徴は夢のラインナップが実現したことは勿論ながら選曲の素晴らしさにもありますね。多くのファンが期待しているであろうキーパー時代の楽曲を軸にしながらKai、Kiske、Andi Deris(Vo)という各シンガー毎のシングル曲は幅広く収録されているし、メドレー形式ながらDisc-2②Livin’ Ain’t No Crimeのような珍しい曲あり、初めてライヴ盤に収録された超名曲Disc-2⑥Eagle Fly FreeありというセットリストはHELLOWEENの歴史を網羅していると言っても過言ではなく、これまでにバンドがリリースしたライヴ作品を闇に葬り去ってしまうほど充実した内容です。こうして見ると改めてHELLOWEENには名曲が多いことを再認識させられますね。バンドはこの7人編成でニューアルバムを制作することを発表しているので今から楽しみです。

【CD購入録】GALNERYUS「INTO THE PURGATORY」(2019)

  • 2019/10/26(土) 00:00:00

【CD購入録】
INTO THE PURGATORY
GALNERYUS「INTO THE PURGATORY」(2019)

今年の1月にソロアルバム「VORVADOS」を発表したことも記憶に新しいSyu(G)率いるGALNERYUSが早くも完成させた12作目。当初は前々作「UNDER THE FORCE OF COURAGE」(2015)、前作「ULTIMATE SACRIFICE」(2017)に続くコンセプトアルバム3部作の完結編となる予定だったものの、テーマを決めずに自由度の高いアルバムを作りたいという思いから通常の作品を制作することになったそうです。リリース前に公開された⑥The FollowersがGALNERYUSとしては異色でダークな世界観を持っていたため驚きましたが、アルバムとして聴くことで良さが際立つ1曲だと思います。また、これぞGALNERYUS!なスピードチューン②My Hope Is Gone⑦Come Back To Me Again、メロハーテイストが感じられる⑤Never Again、美麗なバラード⑧Remain Behindなどタイプは異なれど彼等らしさに溢れた楽曲が目白押しです。それでいて⑥で聴くことのできる小野 正利(Vo)のオペラティックな歌唱、これまでになかったYuhki(Key/ALHAMBRA)の音使いなど新しい要素があるのもいいですね。GALNERYUSが国産メタルシーンのトップランナーであることを改めて感じさせてくれる1枚です。

【CD購入録】ECLIPSE「PARADIGM」(2019)

  • 2019/10/22(火) 00:00:00

【CD購入録】
PARADIGM.jpg
ECLIPSE「PARADIGM」(2019)

現在のメロディアス・ハードロック界において僕の中で安心ブランドの地位を確立しているECLIPSEの7作目。一時期はアルバムのリリース間隔が空くこともありましたが5th「ARMAGEDDONIZE」(2015)以降は2年のスパンで新作を届けてくれています。しかも中心人物のErik Martensson(Vo、G)はその間にもW.E.T.NORDIC UNIONにも参加していることを踏まえると、かなり精力的に活動していますね。本作も相変わらずのECLIPSE節でフックに満ちたメロディックロックが楽しめます。オープニングを飾る①Viva La VictoriaはMVが制作されたことも納得のメロディアスチューンだし、勢いのある⑥Deliriousやボーナストラックではアコースティックバージョンが楽しめる⑦When The Winter Endsなども気に入っています。溌剌としたサウンドは控えめだし、終盤は失速気味ではあるもののメロディックロックファンなら聴いて損はしない1枚だと思います。

【CD購入録】TUNGSTEN「WE WILL RISE」(2019)

  • 2019/10/17(木) 00:00:00

【CD購入録】
WE WILL RISE
TUNGSTEN「WE WILL RISE」(2019)

SILVER MOUNTAIN、YNGWIE MALMSTEEN、HAMMERFALLといったバンドで活動し、現在はMANOWARに在籍しているAnders Johansson(Ds)Karl Johansson(B、Key)、Niklas Johansson(G)という2人の息子と結成したTUNGSTENの1stアルバム。リードボーカルを務めるのはMike Andersson(PLANET ALLIANCE etc)というラインナップです。MVも制作されたタイトル曲①We Will Riseはフォークメタル調のイントロで幕を開け、Andersがこれまでに在籍したネオクラシカル系や正統派ヘヴィメタルとは一線を画す音楽性となっていますね。楽曲はKarl、Niklasの2人が中心となって書いているようで楽しげな民謡風のフレーズの中に、北欧らしい哀愁のメロディやインダストリアル系のヘヴィパートもあったりしてなかなか新鮮です。曲によっては現代の北欧HR/HMシーンの代表格SABATON、ウイーン出身のポルカメタルバンドRUSSKAJA、スウィングジャズを取り入れたDIABLO SWING ORCHESTRAなどを連想させる要素がありますね。飛び抜けたキラーチューンこそないもののリピートしたくなる魅力を持った1枚です。

【CD購入録】PALADIN「ASCENSION」(2019)

  • 2019/10/12(土) 00:00:00

【CD購入録】
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PALADIN「ASCENSION」(2019)

アメリカはアトランタ出身の4人組パワーメタルバンドPALADINのデビュー作。中心人物のTaylor Washington(Vo、G)はパワーメタル、プログレッシブメタルのファンだそうでお気に入りバンドにGALNERYUSの名前を挙げているだけでなく、リード曲⑧Shoot For The SunMVではTaylorとAlex Parra(G)Syu(G/GALNERYUS)と同じモデルのギターを使用していることもあってかGALNERYUSに通じるスピーディーで濃厚なメロディックメタルが基本となっています。ただしPALADINには鍵盤奏者が不在でグロウルの登場頻度が高いこともあって、より剛直に感じられるしスラッシュメタルばりに猪突猛進な勢いがありますね。アメリカのバンドながら欧州型メロディックメタル然とした楽曲群は僕好みでHIBRIA、LOST HORIZONのような熱さに溢れているし、ギターソロもしっかりと弾きまくっているのが好印象。お気に入りは冒頭のギターメロディの時点で心を掴まれる①Awakeningと前述の⑧ですね。ボーカル、演奏、サウンドプロダクションのどれをとってもヘナチョコな印象がない新人バンドなので2019年のブライテストホープ争いに加わってきそうな予感がしています。

ALHAMBRA「A FAR CRY TO YOU~明日への約束~」(2013)

  • 2019/10/07(月) 00:00:00

A FAR CRY TO YOU 明日への約束
【No.535】
★★★★(2013)

GALNERYUSでもリーダーのSyu(G)に次ぐソングライターとして重要な役割を担っているYuhki(Key)が2003年に立ち上げた自身のメインバンドALHAMBRAの1stアルバム。本作は2005年にリリースされていたものの永らく廃盤状態だったため全曲リ・レコーディング、新曲を2曲追加した仕様で2013年に再発されています。僕は入手困難になっていた本作のオリジナル盤を探し回ってようやく購入したこともあって、その数週間後に再発盤が出ることを知った時はショックでしたね(苦笑)。メンバーはALHAMBRAの声としてこれまでの全作品でリードボーカルを務める世良 純子(Vo)を始めとしてYuhkiが在籍していたMARGE LITCHでも共に活動していたメンバーがほとんどだったオリジナル盤に対して、再録盤は2nd「FADISTA」(2007)から2019年現在まで在籍している梶原 稔広(G)LIGHT BRINGERのリーダーでもあるHibiki(B)も含めたラインナップとなっています。

シンフォニックなプログレハードを基本としつつメロパワの勢いと分かりやすさも取り入れているところがALHAMBRAの強味だと思っているのですが、このデビュー作の時点で既に音楽性は確立されていますね。オリジナル盤の時点から演奏陣はテクニシャン揃いなので濃密なインストパートには圧倒されるし、それに負けない個性的な歌声で奮闘する世良のボーカルパフォーマンスもALHAMBRAの大きな武器となっています。彼女のオペラティックで突き抜けるようなハイトーンは独特の声質なので好みが分かれそうなのは事実ながら、その歌唱力と存在感は一級品です。楽曲的にはプログレッシブでありつつ歌メロは親しみやすくストレートなALHAMBRAらしさが色濃く表れた疾走曲③Missing You、⑤Orionがハイライトになっていますね。その間に挟まれたドラマティックな④Doll's Solitude-人形の家-、世良の清らかなボーカルが映えるバラード⑥Your Favorite Melodies-藍色のエチュード-、演奏陣が火花を散らすインスト曲でありながら終盤は男女ボーカルによるコーラスも登場する⑧God Keeperも気に入っています。

僕は新曲が聴きたくて2005年のオリジナルと2013年のリメイク作の両方を購入したのですがYuhki作の⑩Radiance-星が生まれた日-とHibiki作の⑪Arethaはどちらも強力なナンバーですね。特にGALNERYUSを連想させるヒロイックなメロディがカッコいい⑩はALHAMBRAの全レパートリーの中でも屈指の名曲です。またリメイク盤で感じられた変化は世良の歌声が一段と前にも出ていてハイトーンが耳に突き刺さる、6人目のメンバーと呼んで差し支えないほどALHAMBRAに欠かせない佐々井 康雄(Vo/ARK STORM)によるコーラスの存在感がアップしている、YuhkiがJens Johansson(Key/STRATOVARIUS)っぽい音色を使う場面が増えている、ということでしょうか。再発盤もオリジナルに忠実なアレンジなので作品としては2005年時点で完成の域に達していたのだと思います。これだけの力作が廃盤というのはあまりに勿体ないので、このアルバムが普通に入手できるようになったのは嬉しいですね。

【音源紹介】
Missing You(2005年バージョン)

【気になるCDリスト】2019年10月

  • 2019/10/03(木) 00:00:00

PARADIGM.jpg
ECLIPSE「PARADIGM」(2019)10月2日発売

2020年4月に来日することが早くも決定しているECLIPSEの7枚目。5th「ARMAGEDDONIZE」(2015)以降、アルバムを出す度に来日していますね。先行で公開されている楽曲を聴く限り、今回もErik Martensson(Vo、G)らしい極上のハードロックが楽しめそうです。

United
Viva La Victoria
Mary Leigh

INTO THE PURGATORY
GALNERYUS「INTO THE PURGATORY」(2019)10月23日発売予定

今年の1月にSyu(G)が多彩なゲストシンガーを迎えたソロアルバム「VORVADOS」(2019)をリリースしたので、GALNERYUSの新作は2020年になるかと思っていたところ早くもニューアルバムが完成。ここ最近の2作品がコンセプトアルバムだったのに対して本作は「Syuの天衣無縫なメロディセンスをベースとしたガルネリウス・オリエンテッドな剛球・号泣なへヴィメタルのマスターピース」になっているそうです。現時点で音源は公開されていませんが購入決定です。

UNITED ALIVE IN MADRID
HELLOWEEN「UNITED ALIVE IN MADRID」(2019)10月2日発売

Michael Kiske(Vo)、Kai Hansen(G、Vo)が期間限定で復帰して7人体制となったHELLOWEENのライヴ作品。夢のようなラインナップが実現していることもさることながら、セットリストを見てもHELLOWEENのグレイテスト・ヒッツと言っても過言ではないほどの内容なので聴かない手はありませんね。DVDも検討しましたが自宅でゆっくり鑑賞する時間もないのでCDを購入予定です。

Halloween
Pumpkins United
Forever And One

【気になるCDリスト】
ANTHEM「NUCLEUS」(2019)
Black Empire
Immortal Bind

AS I LAY DYING「SHAPED BY FIRE」(2019)NEW
Blinded
Shaped By Fire
My Own Grave
Redefined

ASOMVEL「WORLD SHAKER」(2019)
World Shaker
True Believer

THE BRINK「NOWHERE TO RUN」(2019)
Break These Chains
Save Goodbye
Are You With Me

BLOODBOUND「RISE OF THE DRAGON EMPIRE」(2019)
Slayer Of Kings
Rise Of The Dragon Empire

CONCERTO MOON「OUROBOROS」(2019)
Change My Heart

CRASHDIET「RUST」(2019)
Idiots
We Are The Legion
Reptile
Rust

CYHRA「NO HALOS IN HELL」(2019)11月15日発売予定NEW
Out Of My Life

ECLIPSE「PARADIGM」(2019)10月2日発売
United
Viva La Victoria
Mary Leigh

THE FERRYMEN「A NEW EVIL」(2019)10月9日発売予定
A New Evil
Bring Me Home

FIND ME「ANGELS IN BLUE」(2019)
No Tears In Paradise
True Believer

FIRST SIGNAL「LINE OF FIRE」(2019)
Tonight We Are The Only
Born To Be A Rebel

FORTUNE「II」(2019)
Freedom Road
Shelter Of The Night

GALNERYUS「INTO THE PURGATORY」(2019)10月23日発売予定

GRAND MAGUS「WOLF GOD」(2019)
Wolf God
Brother Of The Storm

HELLOWEEN「UNITED ALIVE IN MADRID」(2019)10月2日発売
Halloween
Pumpkins United
Forever And One

KELLY SIMONZ「UNLIMITED NEOCLASSICISM」(2019)11月6日発売予定

LEVERAGE「DETERMINUS」(2019)
Burn Love Burn
Wind Of Morrigan

LOVEKILLERS feat. Tony Harnell「LOVEKILLERS」(2019)12月6日発売予定NEW
Now Or Never

MAJESTICA「ABOVE THE SKY」(2019)
Above The Sky
Rising Tide
Night Call Girl

PALADIN「ASCENSION」(2019)
Awakening
Shoot For The Sun

SABATON「THE GREAT WAR」(2019)
Bismarck
Fields of Verdun
The Red Baron
Great War

SKELETOON「THEY NEVER SAY DIE」(2019)
They Never Say Die
I Have The Key

SOTO「ORIGAMI」(2019)
HyperMania
Origami
BeLie

STARBREAKER「DYSPHORIA」(2019)
Pure Evil
How Many More Goodbyes

STEEL PANTHER「HEAVY METAL RULES」(2019)
All I Wanna Do Is Fuck (Myself Tonight)
Always Gonna Be A Ho

TIMO TOLKKI'S AVALON「RETURN TO EDEN」(2019)
Promises (feat. Todd Michael Hall)
Hear My Call (feat. Anneke Van Giersbergen)
Godsend (feat. Mariangela Demurtas)

TUNGSTEN「WE WILL RISE」(2019)NEW
We Will Rise
Misled
The Fairies Dance

WORK OF ART「EXHIBITS」(2019)11月8日発売予定NEW
Be The Believer

ZEMETH「NOSTALGISM」(2019) 11月27日発売予定NEW

下山 武徳「WAY OF LIFE」(2019)11月13日発売予定NEW

中島 卓偉「GIRLS LOOK AHEAD」(2019)
「大器晩成」

摩天楼オペラ「HUMAN DIGNITY」(2019)
トレイラー

【CD購入録】DUAL ALTER WORLD「ALTER EGO」(2019)

  • 2019/09/28(土) 00:00:00

【CD購入録】
ALTER EGO
DUAL ALTER WORLD「ALTER EGO」(2019)

テクノ/トランスサウンドとメロデスを融合させたスタイルで注目を集め、今年に約8年振りとなるフルアルバムを発表したBLOOD STAIN CHILDのソングライターRyuとメタル好きの声優、小岩井 ことりが結成したDUAL ALTER WORLDの1stアルバム。声優と仕事をする機会の多かったRyuが小岩井にオファーしたことがきっかけで誕生したそうです。音楽性としては声優にしては珍しいグロウルも取り入れたメロディックメタルでBLOOD STAIN CHILDとは一味違う仕上がりになっています。シンフォアレンジを纏いながら激しく疾走したり、優しいメロディを聴かせたりするサウンドは僕好みだし、小岩井の歌唱についても流石の安定感と表現力を誇っていて異なる声色を駆使した③CONSOLE1などは声優シンガーとしての強みが表れていると思います。また本作は「遠い未来の世界を舞台に暗殺者の少女が壊れたアンドロイドと出会うことで心境が変化していく」というコンセプトアルバムで、シナリオパートがほぼ1曲置きにUAD 01〜08としてトラックを分けて収録してされているため全19曲という曲数の多さが目に付くものの実際の楽曲パートとしては11曲というボリュームです。セリフパートについては「声優、小岩井 ことりの本領発揮」という印象で思わず聞き入ってしまいます。語りでストーリーを説明するという手法はDRAGON GUARDIANを彷彿とさせますが、曲中にセリフが入り場面説明をしていたDRAGON GUARDIANに対してDUAL ALTER WORLDは楽曲とシナリオがトラック毎に分かれているので曲だけをピックアップして聴けるというのもいいですね。声優がリードボーカルのため色眼鏡で見られるかもしれませんが僕はかなり気に入っています。